2011年9月30日(金)、県立丹波並木道中央公園の恐竜化石発掘調査結果について記者発表を行いました。
1 趣旨
県立丹波並木道中央公園における工事残土の発掘調査を本年7月20日(水)から同月31日(日)までの期間実施しました。その結果、恐竜の四肢骨を含有する砂岩岩塊2点、小型脊椎動物骨破片を含む砂岩岩塊1点、トカゲ類部分骨格を含む泥岩岩塊1点が残土中より産出しました。これにより、昨年発見の物も含めると恐竜を含む岩塊は4個あり、3個体分に相当します。これら化石含有岩塊の存在および公園造成地の工事記録からみて、脊椎動物化石を複数含有する砂岩層および泥岩層が同公園内に存在する可能性があるといえます。
2 内容
(1) 発掘実施期間 平成23年7月20日〜同年7月31日(12日間)
(2) 発掘実施地点 県立丹波並木道中央公園管理棟南ののり面直下
(3) 発掘面積 約280平米
(4) 発見された脊椎動物化石含有岩塊
デイノニコサウルス類の後肢(脛骨、腓骨、中足骨)を含有する砂岩岩塊(25cm x15cm x15cm)、
基盤的ネオケラトプス類の部分骨格(前顎骨、大腿骨、肋骨)を含む砂岩岩塊 25cm x15cm x10cm)、
小型脊椎動物の骨片を含む砂岩岩塊1個(15cm x5cm x5cm)、
トカゲ類の部分骨格を含む泥岩岩塊1個(15cm x10cm x8cm)
3 意義
(1) 公表済みの平成22年発見のデイノニコサウルス類と今回の物は同一個体である可能性あり。クリーニングの結果、平成22年には基盤的ネオケラトプス類の部分骨格(肋骨と椎骨)も発見されていたことが判明。それと今回発見の物は別個体。従ってデイノニコサウルス類1個体、基盤的ネオケラトプス類2個体が埋まっていたことになる。これら岩塊は全て公園の造成で生じたもので、篠山層群下部層由来。公園内に化石密集層が伏在する可能性大。
(2) 平成19年篠山市宮田発見の基盤的ネオケラトプス類の前顎骨と今回の物は酷似。同一種である可能性大。
発見された化石は、10月1日(土)から10月30日(日)まで、ひとはく3階 丹波の恐竜化石コーナーにおいて展示します。