オープンセミナー「恐竜の組み立てを見よう!」~謎の恐竜デルタドロメウスの全身復元骨格がやってくる~
1 主旨
1996年、モロッコに分布する白亜紀後期の地層であるケムケム層から発見された部分的な恐竜化石は、新属新種のデルタドロメウス・アギリスと命名され、大人になるとティラノサウルスに匹敵する大きさに達し、その後ろあしのプロポーションから足の速い恐竜であったと考えられました。近年、デルタドロメウスに近縁と考えられる恐竜が新たに報告されたり、再研究されたりしたことで活発な議論がなされています。
今回のオープンセミナーでは、デルタドロメウス・アギリスの発見時の情報に基づいて復元された全身骨格の組み立ての様子を公開しながら、これまでの研究史を振り返ります。
2 概要
(1) 日 程:平成29年9月2日(土)10:30~12:00(予定) ※ 組立作業が終わり次第、終了
(2) 場 所:兵庫県立人と自然の博物館4階 ひとはくサロン
(3) 概 要:ふだん見ることができない、全長8メートルの肉食恐竜デルタドロメウスの骨格が
組み立てられるようすを見学できます。
3 関連展示
(1) 展示内容:デルタドロメウスの全身復元骨格1点、パネル3点
(2) 期 間:平成29年9月2日(土)~ 平成30年8月31日(金)
(3) 場 所:兵庫県立人と自然の博物館4階 ひとはくサロン
4 協力
国立科学博物館
5 担当
兵庫県立人と自然の博物館 自然・環境評価研究部 地球科学研究グループ
事業推進部長 佐藤 裕司
恐竜化石総合ディレクター 久保田 克博
6 展示予定資料
デルタドロメウスの全身復元骨格(展示予定)