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哺乳類のさまざまな立場


 哺乳類は人間との関係によってさまざまな立場に追いやられてきました。あるものは個体数管理の対象となり(ニホンジカなど)、また、あるものは被害管理が行われつつ絶滅回避の対象ともなっています(ツキノワグマ)。さらに人為的な餌付けが行われて社会問題化しているもの(六甲山のイノシシ)や、移入種となってしまったもの(ヌートリアなど)もいます。彼らの多くは、人間活動の影響から、今日のような立場に追いやられました。


調査のためにテレメトリー発信機をつけたタヌキ
(撮影 野生動物保護管理事務所関西分室)
心音をモニターされながら身体計測されるイタチ
(撮影 野生動物保護管理事務所関西分室)
調査のために麻酔をかけて眠らせ身体計測中のツキノワグマ
(撮影 三輪敬祐)



餌付けをされた六甲山のイノシシ
(撮影 三谷雅純)
兵庫県では分布情報のきわめて乏しいキクガシラコウモリ
(撮影 中川 明)



夜に姿を見せたニホンジカの親子
(撮影 野生動物保護管理事務所関西分室)
狩猟対象獣だが、きわめて狩猟数が少ないアナグマ
(撮影 野生動物保護管理事務所関西分室)
兵庫県の代表的な移入種、ヌートリア
(撮影 三谷雅純)



(文 自然・環境マネジメント研究部 三谷雅純)

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Copyright(C) 1999, Museum of Nature and Human Activities, Hyogo
Revised 2001/11/21