「にわ」と呼べるほどの庭でもないのですが、ガレージの上から屋根にかけて、野生のブドウ「エビズル」を這わせています。夏は日よけになるし、葉から水が蒸発することによって、絶えず打ち水をするのと同じ効果があるに違いありません。秋はこの実で、ジャムを作ったりワインを醸造します。このツルには、ブドウスカシバ(エビズル虫)の幼虫が巣くい、これが早春のヤマメ釣りの絶好の餌となります。
(生態研究部 田中哲夫)
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Revised 2000/01/22