ダナンバレーでの記念撮影
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熱帯林に行ってきました
1998年7月22日から28日まで、小学5年生から高校3年生の24人がボルネオジャングル体験スクールに行ってきました。今回訪れたのは、ボルネオ島のマレーシア、サバ州にあるダナンバレー自然保護区です。現地の中高生8人とマレーシア国立サバ大学の先生や学生たちにも特別参加してもらい、日本の子供たちと一緒に生活し、熱帯雨林で自然を観察しました。子供たちはツノが3本ある大きなかぶと虫や木の葉そっくりのコノハムシを捕まえたり、夜のジャングルを探検して光るキノコをみつけたりとさまざまな体験をしました。 ボルネオジャングル体験スクール この講座は、子供たちに「生き物でいっばいの」熱帯雨林を体で感じてもらおうと、今年から人と自然の博物館がサバ大学と共同ではじめたものです。熱帯雨林は地球上の生物種の半分以上が住んでいる場所です。熱帯雨林が無くなってしまうと、たくさんの生物が死んでしまうだけでなく、地球の平均気温が上がったりして、わたしたちの生活にも困ったことがたくさんおこります。テレビや本の中でしか知らない熱帯雨林を、子供たちに現地で見て、聞いて、におって、さわって、味わって体感してもらい、熱帯雨林のすばらしさやそれを守る大切さに気づいてもらうことがスクールのねらいのひとつです。 またジャングルに来たいね 帰りの飛行機の中で子供たちは、「帰りたくないね」、「7日じゃ短すぎるよ」と口々に言い合い、最後には「またジャングルに来たいね」と言っていました。熱帯雨林にまた来たいという気持ちがあれば、友達や家族の人たちに熱帯雨林のすばらしさが伝わるでしょう。これば地球の美しい自然を守る力となっていくのです。 (系統分類研究部 橋本佳明) |
サバ大学のマリアッティー博士と ジャングルで昆虫採集
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最終日にはマレーシアの友達と いっしょに発表会 |