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レファレンスルームおすすめの本
野ネズミの森
今泉吉晴著
フレーベル館発行
１５００円
森にはいろんな動物が住んでいますが、その姿を私たちに見せてくれることはほとんどありません。ちょっとした工夫で彼らと出会い観察することができます。この小さな生き物たちは、ドングリやクルミを食べると同時にその種をばらまいて、森の再生に大きな役割を果たしていることも明らかになってきました。
（生態研究部 田中哲夫）
カワネズミの谷
北垣憲仁著
フレーベル館発行
１５００円
ネズミと名がついていますが、実はモグラの仲間です。この小さな動物も兵庫県のあちこちの渓流に住んでいますが、その姿を見た人はあまりいないでしょう。実に器用に水の中を泳いで、サワガニや魚をねらいます。常設展示の「渓流の生物」と合わせて見て下さい。
（生態研究部 田中哲夫）
ひょうごの野生植物
絶滅が心配されている植物たち
福岡誠行編
神戸新聞総合出版センター発行
１５００円
兵庫県産の種子植物とシダ植物の絶滅危惧種のうち半数近くの260種余りについて、その詳細な現状を生育環境や分布範囲に注目して報告しています。その種にまつわる様々なエピソードも知らず知らずのうちに興味深く読まされてしまいます。生物になじみの薄い開発・計画サイドの人にとっても便利な入門書です。
（生物資源研究部 鈴木 武）
ひょうごの野生動物
絶滅が心配されている動物たち
兵庫県自然保護協会編
神戸新聞総合出版センター発行
１５００円
ツキノワグマ、オオサンショウウオから小さなハッチョウトンボに至るまで、兵庫県で絶滅が心配されている動物を写真で紹介。種を保全するためには、その種の生活を成り立たせている生息場所を含めた生態系全体を保全しなくてはならないという難題を抱えていますが、問題意識を持つきっかけとしてはおおいに役立ちます。
（生態研究部 田中哲夫）
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Copyright(C) 1998, Museum of Nature and Human Activities, Hyogo
Revised 1998/01/23
