開館後のできごと

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開館記念講演会
 10月18日、ホロンピアホールで開館記念講演会が行われました。テーマは「風景との対話」。まず、奈良女子大学教授の千田稔氏の基調講演「風景の創造」に始まり、続いて先頃兵庫県の教育委員に就任した日本モンキーセンター所長、河合雅雄氏が「人と自然の風景」と題して講演されました。シンポジウムでは、国立民族学博物館教授の端信行氏を座長に、京都大学教授の井上民二氏、国際日本文化センター助教授の白幡洋三朗氏、基調講演をされた千田稔氏、大阪大学教授の鳴海邦碩氏、姫路工業大学教授・人と自然の博物館主任研究員の中瀬勲氏が、「共生の風景」をテーマとしたパネルディスカッションを行い、最後にはまたこういった討論の機会を持とう、という同意を確認して閉会しました。

 開館後も日本でいちばん新しいこの博物館には、色々なお客様をお迎えしています。10月24日、以前から兵庫県教育委員会と文化交流のある、中華人民共和国陜西省社会科学院から学術訪日団の王成譲さんと李三槐さんが見学にこられました。10月25日には紀宮さま、清子内親王殿下がお越しになりました。紀宮さまはご見学中、終始よくお話になり、加藤館長は、「大変人なつこい方」という印象をうけたそうです。また、10月28日にはトルコ・イスタンブール考古学博物館館長、アルパイ・パシンリ氏の訪問がありました。パシンリ氏は展示の見学だけでなく、博物館の規模や運営方針など、熱心に質問して行かれました。

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Copyright(C) 1998, Museum of Nature and Human Activities, Hyogo
Revised 1998/03/20