「第9回生物多様性協働フォーラム」開催のお知らせ
兵庫県立人と自然の博物館、特定非営利活動法人西日本自然史系博物館ネットワーク)は、「第9回生物多様性協働フォーラム テクノロジーが切り拓く生物多様性の未来」を以下の通り開催します。
>>チラシはこちら
1 開催目的
本フォーラムは、生物多様性の保全と持続可能な利用の実現を目指して、関西からその先行事例や先進的な提案を発信することを目的に、2011年度から関西各地でシンポジウム等を開催し、様々な角度から議論を重ねてきました。第9回を迎える今回は、「テクノロジーが切り拓く生物多様性の未来」をテーマに、生物多様性の保全や利活用の現場にある課題に対して、それを解決する最新技術の必要性や異業種からの技術転用について取り上げます。具体的先行事例を紹介しつつ、従来の産業の枠組みを越えた技術と課題のマッチングの重要性を示唆し、生物多様性保全の解決に向けた、新たな社会環境づくりの可能性を示します。
当日は、兵庫県立大学の横山真弓氏による獣害管理を支える多様な技術事例紹介のほか、植物由来の凝集剤を用いた食品排水の高度処理技術事例、樹脂製品が果たす暮らしの中の環境技術事例など、具体的な先進技術事例を取り上げ、生物多様性保全の最前線で効果を発揮している技術の紹介と、これから求められる技術について整理します。
さらに、これまで生物多様性との関わりが薄かった他産業の技術を転用することによる効果的な生物多様性の保全や活用の可能性や、既存技術をいかに社会実装するか、といったソーシャルイノベーションに係る課題解決の方法について、科学コミュニケーションや環境ビジネス創出分野のパネリストを加えて議論します。
2 開催主体
主 催:生物多様性協働フォーラム事務局(三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社、
兵庫県立人と自然の博物館、特定非営利活動法人西日本自然史系博物館ネットワーク)
協 力:国際自然保護連合日本委員会(IUCN-J)、地球環境関西フォーラム、
生物多様性かんさい、生物多様性わかものネットワーク、
一般財団法人大阪科学技術センター
後 援:公益社団法人関西経済連合会、関西広域連合、大阪府、
地方独立行政法人大阪府立環境農林水産総合研究所
3 開催概要
【テーマ】 テクノロジーが切り拓く生物多様性の未来
日 時:2015年12月23日(水・祝) 13:30~17:00 (開場13:00) 終了しました。
会 場:大阪科学技術センター 8F大ホール (大阪市西区靭本町1-8-4)
参 加 費:無 料
参加者 規 模:約250名
【プログラム】 (敬称略)
(1) 開会あいさつ 13:30~
山西 良平(特定非営利活動法人西日本自然史系博物館ネットワーク 理事長)
(2) 話題提供 13:45~ <約80分>
★ 3氏より、優れたテクノロジーの導入による生物多様性保全の先進成功事例紹介など
「獣害管理を支える多様な技術 ~捕獲から資源化まで」
横山 真弓(兵庫県立大学自然・環境科学研究所 教授/兵庫県森林動物研究センター研究部長)
「植物由来の凝集剤が水質汚濁を防ぐ ~でんぷん等を分離する技術」
福井 佳和(八紀産業株式会社 研究室 室長)
「自然資本へのリターンを実現する技術開発」
三浦 仁美(積水化学工業株式会社 CSR推進部 環境経営グループ 担当部長)
(3) パネルディスカッション 15:15~ <約90分>
★ 生物多様性保全の現場には様々な技術のニーズがあることを取り上げつつ、一方で、
異業種に眠っている多様な技術がまだ十分に保全の現場と結びついていない点をど
う乗り越えるか、といった問題提起を行い、様々な角度から議論を深めます。
◆ コーディネーター
三橋 弘宗(兵庫県立大学 講師/兵庫県立人と自然の博物館 主任研究員)
◆ パネリスト
池辺 靖(日本科学未来館 科学コミュニケーション専門主任)
弓場 雄一(三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 コンサルティング・
国際事業本部 大阪本部革新支援部 チーフコンサルタント)
横山 真弓(兵庫県立大学 自然・環境科学研究所 教授/兵庫県森林動物研究センター研究部長)
福井 佳和(八紀産業株式会社 研究室 室長)
三浦 仁美(積水化学工業株式会社 CSR推進部 環境経営グループ 担当部長)
(4) 閉会あいさつ 16:45~
藤井 秀延(三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 取締役社長)
【お申し込み方法】 以下のwebサイトのお申し込み専用ページよりお申し込みください。
お申し込みURL:http://www.murc.jp/forum/BDC.html
締め切り:12月22日(火)12 時までにお申し込みください。 終了しました。
※定員250 名。定員に達し次第締め切ります。
自社・団体の生物多様性に関する取り組みを紹介したパンフレット等を会場スペースで展示・
配布していただけます。チラシ配架をご希望の方は12月15日(火)までにお申し込みください。(先着順)
【本件に関するお問い合わせ】
三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株) 政策研究事業本部(大阪) 研究開発第2部
前田 滋、西田貴明、田路理子、竹谷多賀子
〒530-8213 大阪市北区梅田2-5-25 ハービスOSAKA19F
E-mail bio-kansai(アット)murc.jp ※(アット)を@に変換してください。
【生物多様性協働フォーラム事務局】
◆ 三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
三菱UFJフィナンシャル・グループの総合シンクタンク。東京・名古屋・大阪の3大都
市を拠点に、国内外のさまざまな分野の課題に対応できる多彩な人材を 配し、総合的
な視点から、コンサルティング、政策研究、国際関係業務、マクロ経済分析、教育研修
など幅広い事業分野において多様なサービスを展開。同社の基幹業務を担う政策研究
事業本部は、国や自治体等の政策立案支援等の機能を持ち、地域に密着した企業や行政
との幅広いネットワークにより、ソリューションとコンサルティングを提供している。
U R L : http://www.murc.jp/
創 立: 1985年10月
資本金: 20億6千万円
代表者: 藤井 秀延 (取締役社長)
事業所: [本 社] 東京都港区虎ノ門五丁目11番2号 オランダヒルズ森タワー
[名古屋] 名古屋市東区葵1-19-30 マザックアートプラザ
[大 阪] 大阪市北区梅田二丁目5番25号 ハービスOSAKA
◆ 兵庫県立人と自然の博物館
愛称『ひとはく』。貴重な資料標本と優れた研究者などが核となり、生涯学習に機能的
に対応できる「人と自然の共生博物館」を目指す。地域の自然・環境情報の一元管理を
すすめ、それらを活用した自然・環境に関する総合的なシンクタンク活動を組織的に実
践しており、行政・企業などから生物多様性に関する研究を受託するなど、地方自治体、
民間企業の生物多様性活動の支援も積極的な活動を展開している。
U R L : http://www.hitohaku.jp/
代表者: 中瀬 勲 (館長)
所在地: 兵庫県三田市弥生が丘六丁目
◆ 特定非営利活動法人西日本自然史系博物館ネットワーク
環瀬戸内地域(中国・四国地方)自然史系博物館ネットワーク推進協議会がNPO法人化し、
西日本自然史系博物館ネットワークと改称(2004年4月27日付けで認証)。21世紀の日本
における自然史系博物館が社会に果たすべき役割の重要性と潜在的可能性を再認識し、自然
史系博物館を活用した市民学習の支援、自然科学の振興、自然環境管理に必要な基礎情報の
収集と研究、博物館と諸機関・諸団体との広汎な連携の構築といった諸課題を推進するとと
もに、併せてまちづくり、国際交流及び情報化社会の発展にも寄与することを目的として設
立された。
U R L : http://www.naturemuseum.net/blog/
代表者: 山西 良平 (理事長/大阪市立自然史博物館 前館長)
事務所: 大阪市東住吉区長居公園一丁目23番
【これまで開催したフォーラム】
◆第1回 2011年8月25日(木) 会場:兵庫県立人と自然の博物館(兵庫県三田市)
テーマ:企業・地方自治体をとりまく生物多様性の最新動向と事業インフラを活用した生物多
様性CSRの展開
◆第2回 2011年10月17日(月) 会場:大阪銀行協会(大阪府大阪市)
テーマ:企業の持続性を高める生物多様性の理解
◆第3回 2012年2月12日(日) 会場:兵庫県公館(兵庫県神戸市)
テーマ:社会の『つながり』を活かした取り組みの展開
◆第4回 2012年8月26日(日) 会場:徳島県教育会館(徳島県徳島市)
テーマ:『農・林・海』の場における生物多様性を維持・利活用し続けるためのしくみ
◆第5回 2012年11月11日(日) 会場:大阪市立自然史博物館(大阪府大阪市)
テーマ:グリーンビジネスでつなげる『都市生活』と『生物多様性』
◆第6回 2013年1月12日(土) 会場:ピアザ淡海(滋賀県大津市)
テーマ:共生のビジョンを広域的な視点から考える
◆第7回 2013年12月21日(土) 会場:京都劇場(京都府京都市)
テーマ:いのちにぎやか、文化ゆたか。~いのちと文化の共鳴をよみがえらせる~
◆第8回 2014年12月23日(火・祝) 会場:グランフラント大阪北館4Fナレッジシアター(大阪府大阪市)
テーマ:ウナギの未来をつなげよう~うまいもんが結ぶ人の縁、水のつながり、生きもののくらし~