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「第8回生物多様性協働フォーラム」開催のお知らせ

8th_forum.jpg生物多様性協働フォーラム事務局(三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社、兵庫県立人と自然の博物館、特定非営利活動法人西日本自然史系博物館ネットワーク)は、「第8回生物多様性協働フォーラム ウナギの未来をつなげよう ~うまいもんが結ぶ人の縁、水のつながり、生きもののくらし~」を以下の通り開催します。

当日は、和歌山県立自然博物館の(かじ) (よし)(つぐ)氏、大阪歴史博物館の伊藤廣之氏による基調講演や、ウナギの保全に関わる事例紹介の他、ウナギの保全を足がかりに関西各地の河川環境保全と私たちのくらしをつなぎ直すことをテーマとするパネルディスカッションを行います。
また、会場内において、市民団体、企業、博物館、大学等の30以上の団体がブース等を出展し、水辺の生物多様性・文化保全の取組を紹介するサイドイベント「水でつながる生物多様性縁日」を開催します。


  ブース・パネル出展団体と出展内容のリストを掲載いたしました。詳細はこちら


1 開催目的

本フォーラムは2011年度より関西各地で計7回開催されており、生物多様性と社会のかかわりについて、様々な角度から議論を重ねてきました。第8回を迎える今回は「ウナギの目から見た淀川流域全体のつながり」に注目し、河川環境の保全と食文化に関わる川の生物多様性の価値を発信し、既存の枠組みを超えた新たな連携や、市民や企業の参画のあり方を意見交換します。

ウナギ(ニホンウナギ:Anguilla japonica)は、里山を流れる小川から平野部の大河川、湾岸の湿地まで、私たちの生活のそばにある様々な水辺に暮らす、日本の代表的な川魚の一つです。そのウナギは絶滅が心配され、今年、国際自然保護連合に絶滅危惧種として指定されるに至りました。ウナギの気配が私たちの身近な河川から薄れていった時期は、ウナギ一種にとどまらない川魚全体の衰退時期、あるいは、川魚と私たちとの関わりが薄れていった時期とも重なります。かつては関西でも身近に見られたウナギが、いつのまに激減してしまったのでしょうか。

また、ウナギは私たちの食文化を支える重要な食べ物でもあります。この食文化を後世に伝えていくには、ウナギを保全し持続可能なかたちで利用する知恵が求められます。今年11月から養殖に使用する稚魚(シラスウナギ)の量を前年比で2割削減するなど、国際的な取り組みも始まりました。

そこで今回のフォーラムでは、謎の多いウナギの生態の最新知見と大阪の川魚文化について紹介します。また、淀川を例として、ウナギの目を通して、川と私たちの暮らしのあり方を見直し、豊かな川と暮らしの価値を取り戻すための協働について議論します。さらに、会場内では水辺における生物多様性・文化保全や持続的な利用に関わる団体がその取り組みを紹介するブースを出展し、交流を図ります。

2開催主体

主催

生物多様性協働フォーラム事務局(三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社、兵庫県立人と自然の博物館、特定非営利活動法人西日本自然史系博物館ネットワーク)

協 力

生物多様性民間参画パートナーシップ、IUCN日本委員会、一般社団法人CEPAジャパン、公益財団法人京都市都市緑化協会、一般社団法人ナレッジキャピタル、地球環境関西フォーラム、生物多様性かんさい、認定特定非営利活動法人大阪自然史センター、生物多様性とくしま会議、京都大学生態学研究センター、徳島大学環境防災研究センター、大阪市立自然史博物館、和歌山県立自然博物館、滋賀県立琵琶湖博物館、株式会社三菱東京UFJ銀行

後援

環境省、農林水産省、関西広域連合、大阪府、京都府、滋賀県、大阪市、京都市、堺市、近畿環境パートナーシップオフィス(きんき環境館)、公益社団法人関西経済連合会、大阪生物多様性保全ネットワーク 













3 開催概要

【テーマ】ウナギの未来をつなげよう~うまいもんが結ぶ人の縁、水のつながり、生きもののくらし~
日時 2014年12月23日(火・祝) 11時00分~17時00分 終了しました
会場 グランフロント大阪 北館4F ナレッジシアター
参加費 無 料 (事前申込、定員300名350名に増やしました、先着順、
     申し込み〆切 12月19日(金)22(月) 12時まで)延長しました!
     ただし定員に達し次第終了いたします。
講演 13:15~14:45
揖 善継(和歌山県立自然博物館 学芸員)
「ここまでわかったウナギの生態&関西の現状~河川調査の現場から」
伊藤廣之(大阪歴史博物館 副館長兼学芸課長)
「近世の大坂、豊かな川魚文化と、それを支えた人々の暮らし」

パネルディスカッション

15:00~16:30
「2050年の子どもたちは、鰻重を知っているか?」
【パネリスト】
柵瀬信夫(鹿島建設株式会社 環境本部)
高崎正風(鹿児島県内水面漁業協同組合連合会 会長)
上原一彦(大阪府立環境農林水産総合研究所 水生生物研究センター 主幹研究員)
西田貴明(三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株) 副主任研究員/
              徳島大学環境防災研究センター 客員准教授)
揖 善継、伊藤廣之(事例報告者)
【コーディネーター】
三橋弘宗(兵庫県立大学自然・環境科学研究所 講師/
     兵庫県立人と自然の博物館 主任研究員)
サイドイベント 11:00~17:00
「水でつながる生物多様性縁日」
自治体、企業、研究機関、市民団体など水辺の保全や文化保全に関わる約30団体による、ブース展示、パネル展示、生物多様性に貢献する物品、食品等の販売


【お申し込み方法】
申し込みの受付けは終了しました。

 

自社・団体の生物多様性に関する取り組みを紹介したパンフレット等を会場スペースで展示・配布していただけます。また、会場内には、保育ルームを準備しております(生後6か月以上対象)。ご希望の方は、参加申し込みの際に、それぞれ該当欄に記載ください(先着順12月12日(金)まで)


【本件に関するお問い合わせ】

三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株) 政策研究事業本部(大阪) 研究開発第2部
眞々部 貴之、田路 理子、西田 貴明
〒530-8213 大阪市北区梅田2-5-25 ハービスOSAKA19F
     TEL 06-7637-1480     E-mail bio-kansai(アット)murc.jp
                                         ※(アット)を@に変換してください。


【生物多様性協働フォーラム事務局】
◆ 三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
三菱UFJフィナンシャル・グループの総合シンクタンク。東京・名古屋・大阪の3大都市を拠点に、国内外のさまざまな分野の課題に対応できる多彩な人材を配し、総合的な視点から、コンサルティング、政策研究、国際関係業務、マクロ経済分析、教育研修など幅広い事業分野において多様なサービスを展開。同社の基幹業務を担う政策研究事業本部は、国や自治体等の政策立案支援等の機能を持ち、地域に密着した企業や行政との幅広いネットワークにより、ソリューションとコンサルティングを提供している。
  ≫ URL  : http://www.murc.jp
  ≫ 創立  : 1985年10月
  ≫ 資本金 : 20億6千万円
  ≫ 代表者 : 藤井 秀延 (取締役社長)
  ≫ 事業所 :[本 社]  東京都港区虎ノ門五丁目11番2号 オランダヒルズ森タワー
                [名古屋]  名古屋市東区葵1-19-30 マザックアートプラザ
                      [大 阪]  大阪市北区梅田二丁目5番25号 ハービスOSAKA


◆ 兵庫県立人と自然の博物館
愛称『ひとはく』。貴重な資料標本と優れた研究者などが核となり、生涯学習に機能的に対応できる「人と自然の共生博物館」を目指す。地域の自然・環境情報の一元管理をすすめ、それらを活用した自然・環境に関する総合的なシンクタンク活動を組織的に実践しており、行政・企業などから生物多様性に関する研究を受託するなど、地方自治体、民間企業の生物多様性活動の支援も積極的な活動を展開している。
  ≫ URL    : http://www.hitohaku.jp/
  ≫ 館長    : 中瀬 勲
  ≫ 所在地 : 兵庫県三田市弥生が丘六丁目


◆ 特定非営利活動法人西日本自然史系博物館ネットワーク
環瀬戸内地域(中国・四国地方)自然史系博物館ネットワーク推進協議会がNPO法人化し、西日本自然史系博物館ネットワークと改称(2004年4月27日付けで認証)。21世紀の日本における自然史系博物館が社会に果たすべき役割の重要性と潜在的可能性を再認識し、自然史系博物館を活用した市民学習の支援、自然科学の振興、自然環境管理に必要な基礎情報の収集と研究、博物館と諸機関・諸団体との広汎な連携の構築といった諸課題を推進するとともに、併せてまちづくり、国際交流及び情報化社会の発展にも寄与することを目的として設立された。
   ≫ URL  : http://www.naturemuseum.net/
     ≫ 理事長 : 山西 良平 (大阪市立自然史博物館 館長)
     ≫ 事務所 : 大阪市東住吉区長居公園一丁目23番


【これまで開催したフォーラム】
◆第1回  2011年8月25日(木) 会場:兵庫県立人と自然の博物館(兵庫県三田市)
テーマ:企業・地方自治体をとりまく生物多様性の最新動向と事業インフラを活用した生物多様性CSRの展開

◆第2回  2011年10月17日(月) 会場:大阪銀行協会(大阪府大阪市)
テーマ:企業の持続性を高める生物多様性の理解

◆第3回  2012年2月12日(日) 会場:兵庫県公館(兵庫県神戸市)
テーマ:社会の『つながり』を活かした取り組みの展開

◆第4回  2012年8月26日(日) 会場:徳島県教育会館(徳島県徳島市)
テーマ:『農・林・海』の場における生物多様性を維持・利活用し続けるためのしくみ

◆第5回  2012年11月11日(日) 会場:大阪市立自然史博物館(大阪府大阪市)
テーマ:グリーンビジネスでつなげる『都市生活』と『生物多様性』

◆第6回  2013年1月12日(土) 会場:ピアザ淡海 (滋賀県大津市)
テーマ:共生のビジョンを広域的な視点から考える

◆第7回  2013年12月21日(土) 会場:京都劇場 (京都府京都市)
テーマ:いのちにぎやか、文化ゆたか。 ~いのちと文化の共鳴をよみがえらせる~


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