運営
博物館の事業を効率的かつ計画的に推進するために、将来の達成目標(ビジョン)を定めて、年度ごとの事業の運営にあたっています。当館のこれから5年~10年の方向性を見据えて整備したものが「ひとはく将来ビジョン」です。博物館の研究や資料の収集、生涯学習のあり方、地域との連携などについての考え方が整理されています。また、単年度の事業に関する点検とそれを踏まえた短期的な事業計画について、外部を交えた検討の場が、「博物館協議会」です。達成して効果的であった点や不足している点について、さまざまな見地からご指摘して頂いています。
また、現在の博物館の運営スタイルは、一朝一夕にできたものではなく、過去の中期計画などが礎となって出来上がっています。これらの資料も下記に掲載しておりますので、参考にして頂ければと思います。
将来ビジョン2032
平成24年度の将来ビジョン策定から約10年が経過し、社会状況は大きく変化しました。令和4年度に策定した将来ビジョン2032は、新展開やこれまでに策定してきた将来ビジョンなどを土台に、新たな検討結果を積み重ね理念・活動方針を再規定したものであり、今後目指すべき将来像とその実現のために必要な取り組みの内容をまとめています。
博物館協議会
博物館が実施してきた事業に対して、外部の様々な分野の委員の方々に参画いただき、ともに議論して、博物館の課題や今後の事業展開の方向性等について外部評価をいただく会合です。年に1度の開催となっています。
過去の事業計画は以下のとおりです。これまでの計画が、現在の事業計画の基盤となって発展しています。
将来ビジョン
平成24年度に計画策定した当館がめざす将来のすがたについて記したものです。博物館がめざす生涯学習施設としての機能とその到達点、組織や地域との連携のあり方について記されています。
ひとはく20年のあゆみ
人と自然の博物館では、20年という節目にさまざまな事業を展開しました。20年の節目にあたり、人と自然の博物館のおかれている立場を、初心に戻って再確認し、20年にわたって活動してきた内容について、項目を細分して記録しました。
20周年事業
当館は、平成24年度に開館20周年を迎えました。この20周年を節目として、これまでの振り返りを行い、あらたな展開を模索するための事業を行いました。こうした取り組みがもととになって、将来ビジョンの作成に至っています。
ネクストミュージアム
これまであった基本構想を刷新して、平成15年度に設定した「新たな人と自然の博物館基本構想」です。現在、実施している事業の多くがこの基本構想に基づいて計画されています。
活動点検報告書
平成12年度に博物館活動のあるべき方向を定めた「人と自然の博物館の新展開」に関する自己評価の報告書となります。
中期計画
平成14年度から5年間の事業計画についてとりまとめたものです。このときに、数値指標を用いた目標管理型の事業評価を導入しました。こうしたマネジメント体制は、国内の博物館では先進的なものであり、博物館業界において注目されました。
新展開の5年間をふりかえる
「人と自然の博物館の新展開」にもとづいて策定した中期目標にしたがて、平成14年度から平成18年度までの5年間の博物館事業についておさらいした自己評価書となります。