ひとはくプロジェクトレポート
ひとはくプロジェクトレポートとは
『ひとはくプロジェクトレポート』は、ひとはくで実施しているプロジェクトの概要を紹介する冊子です。ひとはくでは独自に中期目標を設定し定量的な指標を用いて評価を行っていますが、定量的に把握できないパフォーマンスを質的に評価する仕組みとして作成しました。
プロジェクトとは
研究員になじみのある研究プロジェクトの方法を、事業等にも適用したもので、各研究員が自由に新規に立ち上げることができます。構成員は代表者、分担者、協力者で、ひとはくの職員に限らず、外部と協力して行うことができます。また外部資金の導入も積極的に進めています。ひとはくの活動を網羅する内容になっており、国際交流事業やシンクタンク、生涯学習プログラム、収蔵資料、学術研究など多岐にわたっています。
プロジェクト導入の経緯
ひとはくでは、2002年度の「新展開」以後、館長辞令による館独自の職制を導入し、研究員が事業部やタスクフォースを兼務する体制で事業を推進してきました。さらに2012年度に「ひとはく将来ビジョン」をとりまとめ、組織体制・マネジメントのあり方の一つとして、「適時チームビルディングを行う柔軟な組織体制」を掲げました。変化の激しい社会情勢に柔軟に対応するため、課題やミッションに合わせ、チームづくりや事業等のリストラクチャリングをフレキシブルに行うことができるしくみが必要であり、2014年度より、「プロジェクト制」の導入を開始しました。
タイトル | プロジェクト名 | 代表者 | No |
ひとはくの国際交流プロジェクト− ひとはくとフランス アベロン県「ミクロポリス」の国際交流活動報告展開催 | ひとはくの国際交流プロジェクト | 橋本佳明 | 1 |
篠山層群脊椎動物発掘調査 | 篠山層群脊椎動物発掘調査事業 | 三枝春生 | 2 |
植物標本庫の充実と、標本活用/データ公開 | 生物標本庫(植物)の資料整理とデータの公開 | 高橋 晃 | 3 |
ひとはくのイノベーション・プロジェクト−展示空間の改修と資料収蔵・演示空間の更 なるイノベーションを推進する | 館内展示空間のリノベーションと演示プロ グラムの総合運営 | 橋本佳明 | 4 |
ひょうご・ふるさとミュージアムプロジェクト | ひょうご・ふるさとミュージアムプロジェクト | 上田萌子 | 5 |
移動博物館車 "ゆめはく" が行く | 移動博物館車 "ゆめはく" が行く | 高橋 晃 | 6 |
小さな学校キャラバン | 小さな学校キャラバン | 藤本真里 | 7 |
第1日曜日は、「ひとはくKidsサンデー」 | 「Kidsサンデー」の実施(キッズ活動支援事業) | 小舘誓治 | 8 |
幼稚園との連携によるプログラム開発 | 大型老人福祉センターや児童館、幼稚園等との連携による人材育成とキッズプログラ ム開発(キッズ活動支援事業) | 小舘誓治 | 9 |
「Kidsキャラバン」で年配者と子どもをつなぐ | 大型老人福祉センターや児童館、幼稚園等との連携による人材育成とキッズプログラ ム開発(キッズ活動支援事業) | 小舘誓治 | 10 |
みんなで何でもできる公園をつくろう | 有馬富士公園 人材育成 | 藤本真里 | 11 |
加東市の学校教育における環境学習支援 | 加東市連携推進会議 | 佐藤裕司 | 12 |
佐用町での薬草による地域づくりの支援 | 農地の低管理手法の開発 | 上田萌子 | 13 |
地域資源を活かした「明延」のまちづくり支援 | 古写真の活用プログラム開発 | 大平和弘 | 14 |
古写真の活用プログラムの開発 | 古写真活用プロジェクト | 大平和弘 | 15 |
収蔵コレクション展2014-2016 | 2014年~2016年までの展示計画2 コレクション展示 | 展示マネージャー 高野温子 | 16 |
活動成果をタイムリーにお届け:トピックス展示 | 2014年~2016年までの展示計画1 トピックス展示 | 展示マネージャー 高野温子 | 17 |
県指定天然記念物「白いヒスイ輝石岩」を受贈・展示 | 地学系収蔵庫の資料整理の推進 | 半田久美子 | 18 |
博物館研究紀要の編集と発行 | 博物館研究紀要「人と自然 Humans and Nature」の編集・発行 | 研究紀要編集 委員長 三谷雅純 |
19 |
隔離分布する蘚苔類を調査する | 広域分布する蘚苔類における地域集団間分化の解明 | 秋山弘之 | 20 |
兵庫ゆかりの絶滅危惧植物の生きざまを探る | 兵庫県産植物を中心とした植物分類学的研究 | 高野温子 | 21 |
山陰海岸ジオパークの学習プログラム開発 | 山陰海岸ジオパークにおける学習プログラム開発の研究 | 高野温子 | 22 |
生物多様性創出機構の解明−アリ類の多様性が高い熱帯林でアリ擬態はア リグモの高い多様性を創出しているのか | 生物多様性創出機構の解明 | 橋本佳明 | 23 |
ミツカンよかわビオトープ倶楽部 支援 | ミツカンよかわビオトープ倶楽部支援 | 藤本真里 | 24 |
北摂里山博物館構想の進展に向けて | 北摂里山博物館構想の支援 | 石田弘明 | 25 |
乾燥種子標本の収集・活用 | 乾燥種子標本の収集・活用 | 藤井俊夫 | 26 |
たつの市鶏籠山の照葉樹林の保全に向けて | たつの市鶏籠山の照葉樹林の保全 | 石田弘明 | 27 |
三田市皿池湿原の保全に向けて | 三田市皿池湿原の保全 | 石田弘明 | 28 |
山陰海岸における海浜植物・海浜植生の保全推進 | 山陰海岸における海浜植物・海浜植生の保全推進 | 黒田有寿茂 | 29 |
生物多様性を育む環境づくりを推進するジーンバンク事業 | 生物多様性保全に資するジーンバンク事業の展開 | 橋本佳延 | 30 |
過去の植生の姿を後世に伝える~植生調査資料データベースの構築と公開を目指して | 植生資料データベースの構築・公開 | 橋本佳延 | 31 |
生きた教材・ひとはく生物多様性の森 | ひとはく生物多様性の森を活用した市民活動・環境学習支援 | 橋本佳延 | 32 |
「まちなか里山ブイブイの森」いつまでも親しむために | 三田市南公園 まちなか里山保全プロジェクトの支援 | 橋本佳延 | 33 |
港町に、生きものゆたかなススキ大草原を! | 東お多福山草原保全・再生プロジェクトの推進 | 橋本佳延 | 34 |
関西における生物多様性の主流化に挑む~生物多様性協働フォーラムの挑戦 | 生物多様性協働フォーラムの枠組みを活 用した生物多様性の普及・啓発、研究開発 | 橋本佳延 | 35 |
都市公園と里山林の植物相の保全と活用 | 都市公園と里山林の植物相の保全と活用 | 藤井俊夫 | 36 |
丹波地域の貴重植物の探索と保全活動 | 丹波地域の貴重植物の探索と保全活動 | 藤井俊夫 | 37 |
兵庫県の在来黄花のタンポポ〜タンポポ調査・ 西日本2015から〜 | タンポポ調査・西日本2015〜コミュニケー ションツールとしての市民調査1 | 鈴木 武 | 38 |
全国各地で木を伐り、木材標本にする | 日本産木材標本の収集保管 | 高橋 晃 | 39 |
コミュニケーション障がい者にもわかりやすい展示解説技術の開発 | DAISY を応用したコミュニケーション障が い者にもわかりやすい展示解説技術の開 発 | 三谷雅純 | 40 |
高次脳機能障がい者にわかりやすい放送音声の視聴実験 | 高次脳機能障がい者にわかりやすい放送音声の視聴実験 | 三谷雅純 | 41 |
アフリカ中央部の霊長類が採食する植物 | アフリカ中央部(カメルーン、コンゴ共和国など)の既存収集品の整理 | 三谷雅純 | 42 |
昆虫少年は、博物館で育ち合う | 昆虫を介したコミュニケーションの創出 | 八木 剛 | 43 |
むしむしたいけんで、最初の一歩を | 昆虫を介したコミュニケーションの創出 | 八木 剛 | 44 |
虫とりが育む、生き物リテラシー、地域愛 | 昆虫を介したコミュニケーションの創出 | 八木 剛 | 45 |
植物の多様な性−シソ科アキギリ属の事例から | 日本産アキギリ属における性表現の進化を探る | 高野温子 | 46 |
ジャワ島パンガンダランのルトンの長期研究 | ンドネシア・パンガンダラン自然保護区のシルバールトン長期データの解析 | 三谷雅純 | 47 |
福島県棚倉町の里山の再生・活用に向けて | 棚倉町里山再生・活用プロジェクト | 石田弘明 | 48 |
兵庫県産クモ類標本の収集・整理・活用 | 兵庫県産クモ類標本の収集・整理・活用 | 高木 俊 | 49 |
セアカゴケグモの生態系への影響解明と被害 防止にむけた普及啓発 | セアカゴケグモの生態系への影響解明と 被害防止にむけた普及啓発 | 高木 俊 | 50 |
ひとはくのハチ類コレクション・プロジェクト− 世界に誇れるハチ類コレクションのさらなる充実と活用を目指す | ひとはくハチ類コレクションプロジェクト | 橋本佳明 | 51 |
虫の目で探る里山環境プロジェクト−竹筒トラップを用いた管住性ハチ類の多様性生物学研究 | 虫の目で見る里山環境プロジェクト | 橋本佳明 | 52 |