トピックス展「小さな化石の拡大模型 製作と活用」
1 主旨
丹波の恐竜化石とともに篠山層群からはさまざまな化石が産出していますが、それらの中には小さなものが多く、それ自体非常に貴重なものなので、取り扱いも難しいものです。
そして、身近な石ころであるチャートにはプランクトンの一種である放散虫の化石が多数含まれています。
以上の小さな化石を正確に拡大した模型を製作して、展示やセミナー等で活用することで、小さな化石に対する理解や関心を高め、自然への理解を深めていただきたいと思います。
今回の展示では、小さな実物化石や、製作した3D拡大模型、展示やセミナー等での活用例を紹介します。
その中には恐竜の歯化石の拡大模型を原型として製作したチョコレート製レプリカや、放散虫化石の300倍拡大模型を原型として製作したプラスチック粘土製レプリカなどが含まれます。
2 展示概要
(1) 期 間:平成27年 10月31日(土)〜 平成28年1月5日(火)終了しました。
(2) 場 所:兵庫県立人と自然の博物館 3階トピックス展示コーナー
(3) 展 示 物:篠山層群産化石3D拡大模型、放散虫化石3D拡大模型、拡大模型をもとに製作された
レプリカ用の型、チョコレートやプラスチック粘土で製作されたレプリカ
(4) 主 催:兵庫県立人と自然の博物館
3 担当
兵庫県立人と自然の博物館 自然・環境評価研究部 主任研究員 古谷 裕
4 展示予定模型
曲竜の歯10倍拡大模型 放散虫化石300倍拡大模型
(右はチョコレート製) (右はプラスチック粘土製)