兵庫県立人と自然の博物館では、平成28年2月11日(木・祝)から5月7日(土)まで、「六甲山のキノコ展2016」の展示会を開催します。この展示は、平成21年から数えて今年で8回目の開催となります。今年は毒キノコに注目して、その多様性や出現パターンについて調べてみました。
展示概要 ◆ 期 間 : 平成28年2月11日(木・祝)~ 5月7日(土)終了しました。 →注意)ゴールデンウィーク最終日の5/8は片付けしてます。良かったら見に来て下さい。 ◆ 場 所 : 兵庫県立人と自然の博物館 2階ひとはく多様性フロア ◆ 展示内容 六甲山には、多数の種類のキノコが生育していますが、身近な自然であるものの、あまり多くの人には知られていません。今回の展示では、これまで8年間かけて御影高等学校が総合学習等の一環として調査研究を進めてこられた結果、四季を通じて採取した標本約500種600点余りを得ることが出来ました。これらをすべて展示いたします。これだけの種類のキノコが一堂に展示される機会は、国内はもとより海外でもほとんどありません。この標本は、凍結乾燥と特殊樹脂の含浸といった特殊な技法を用いて製作されており、生育時と近い状態で保存することができます。 展示するキノコは、良く見られる種類やきわめて希少なものなどに区分して配置するほか、その特徴や発生時期、気温や雨量との対応関係に関する研究成果の報告を中心として、今回は毒キノコに着目して、その出現時期と傾向についての分析結果を紹介します。 体験コーナーとして、4種類のキノコの香り体験コーナーも設けます。こうした展示を通じて、身近な山である六甲山のキノコの高い多様性を県民に知ってもらうと同時に、野生のキノコの面白さを伝え、身近な自然の豊かさを実感してもらうことを目的としています。
◆主な展示物 神戸市北区に位置する六甲山系・再度公園(修法ヶ原)において、平成20~27年に採集したキノコを特殊処理した含浸標本および樹脂封入標本について、約500種類、600点を展示します。 六甲山で特徴的な4種類のキノコの匂い体験コーナーもあります。
開催ポスター(rokko_kinoko2016poster.pdf)
※代表的な種類:ヤマドリタケモドキ、ヒトクチタケ、マツカサタケ、サンコタケ、スッポンタケ、ノウタケ等 ※毒キノコだけを1つのケースにあつめて、その特性や出現パターンを紹介。 ※珍しいものとして、国内でも数件しか確認されていない「セイタカノウタケ」や「ワカクサウラベニタケ」、「イカタケ」、「ヤグラタケ」をはじめ、大型のキノコ「ハナビラタケ」、「マイタケ」などを展示。 ※キノコの写真や標本を使ったジオラマ、4種類のキノコのにおい体験コーナーも設置。
◆主 催 : 兵庫県立御影高等学校・兵庫県立人と自然の博物館 ◆協 力 : 兵庫きのこ研究会
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