ミニ企画展と観察会「あ~らふしぎ! 植物シモバシラから氷がのび~る」
1 主旨
世にも不思議な植物シモバシラ。冬に茎から氷が伸びて様々な形の氷の芸術作品をつくります。氷をつくる現象が、地面にできる霜柱と同じことから、この名前で呼ばれます。氷は、夜間に外気温が氷点下になると、土壌水が茎を伝って吸い上げられ、木部の表面から様々な形に伸びます。昼間融けて夜間に繰り返しできた後、地上の茎は分解してなくなり、地下茎が残って春に芽を出します。シソ科の多年草で木陰に生育し、関東以西の本州・四国・九州の太平洋側に分布します。本企画は、一般の来場者に写真展を通じてシモバシラがつくる美しい氷の世界を見てもらい、植物の秘めた魅力や不思議な現象から科学に興味をもってもらうことが狙いです。また、観察会を通じて氷の実物を観察し、写真を撮って面白さを体験してもらい、科学の話で氷の不思議についてなぞを解き明します。
2 企画概要 終了しました。
(1) ミニ企画展
ア 期 間 : 平成30年12月8日(土)~平成31年1月6日(日)
イ 場 所 : 兵庫県立人と自然の博物館 4階 ひとはくサロン
ウ 展示物 : 植物写真パネル 15点、TVモニター
(2) 観察会
ア 期 間 : 平成31年1月5日(土)、6日(日) 両日とも同一内容
イ 場 所 : 兵庫県立人と自然の博物館および敷地内
ウ 内 容 : 7:45 受付 人と自然の博物館 エントランスホール前
8:00 シモバシラの氷観察会(晴れて霜が降るような寒い朝のみ実施)
9:00 シモバシラの氷ふしぎを解き明かすお話(人と自然の博物館 中セミナー室)
10:00 解散
* 事前申込制。申込方法等はこちらから
3 担当
兵庫県立人と自然の博物館 自然・環境再生研究部 藤井俊夫
4 展示予定資料(一部)