「標本でたどる アンモナイトの歴史展」
アンモナイトは、一度は掘ってみたいと思う化石であり、最も人気の高い化石の1つです。このアンモナイトは今から約4億年前にオウムガイ類から分かれて誕生しました。そして、白亜紀末の大絶滅で絶滅するまでの間、幾度となく大量絶滅をくぐり抜け、実に3億年以上も地球上で生存した絶滅生物です。今回の企画展では、このアンモナイトにスポットを当て、人と自然の博物館に収蔵されるアンモナイト化石を展示し、アンモナイトの誕生から絶滅までの歴史を眺めます。
今回の企画展を通して、絶滅生物であるアンモナイトの歴史を眺めることにより、生物の進化と絶滅について理解を深め、地球環境と人類の未来を考える機会にしたいと思います。
1 展示概要
(1)期 間:平成27年7月18日(土)〜 10月12日(月・祝)終了しました。
(2)場 所:兵庫県立人と自然の博物館 1階地球・生命と大地
(3)展 示 物:人と自然の博物館が収蔵するアンモナイト化石(約70点)を展示する。50cmを超えるゾルンホー
フェンのアンモナイト石板、北海道から産出した大型のアンモナイト(70cm)も展示する。
2 関連講座
(1)化石のできかた(ひとはくセミナー)終了しました。
日 時:平成27年7月25日(土)13:30~15:00
場 所:4階実習室
対 象:小学校高学年~大人
定 員:30名
受 講 料:一般700円(観覧料込)、中学生以下600円
※申込締切は7月23日(木)まで 申込はこちらから
(2)地球の誕生から生命の歴史(オープンセミナー)終了しました。
日 時:平成27年9月22日(火)、9月23日(水)14:00~14:30
場 所:1階地球・生命と大地(4階ひとはくサロン集合)
参 加 費:無料
3 担当
兵庫県立人と自然の博物館 自然・環境評価研究部 研究員 菊池直樹
4 関連する展示物
・初期のアンモナイトと古生代のオウムガイ
・古生代のアンモナイト(ゴニアタイト類・プロレカニテス類)三畳紀のセラタイト類
・ジュラ紀のアンモナイト類
・白亜紀のアンモナイト類
・異常巻アンモナイト
・兵庫県産アンモナイト(三畳紀・白亜紀アンモナイト)
・ゾルンホーフェン産大型アンモナイト(50㎝)
・北海道産大型アンモナイト(メソプゾシア(65㎝)・パキディスカス類(50㎝))
・世界最大のアンモナイトの復元タペストリー(4階ひとはくサロン予定)
北海道産大型アンモナイト ゾルンホーフェンの大型アンモナイト
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