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 今日は10月11日、3連休の真ん中です。

今日も朝からいい天気、絶好の行楽日和です。耳を澄ませば遠くから祭りの太鼓なども聞こえてきます。エントと秋の空10.11

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 空を見上げると...すっかり秋ですね

 

 読書の秋、スポーツの秋、芸術の秋、食欲の秋と、それぞれの「秋」の楽しみ方がありますが、ひとはくでは『恐竜の秋』を楽しんでください。

 来る10月24日(土)からは、特別企画展「竜と獣の道展〜太古の兵庫を歩いた生き物たち〜」が開催されます。詳しくはこちらを ▼

http://hitohaku.jp/exhibits/program_exhibition/2009/ryu_index.html

 この日まで待てないという人!!、10月の毎日曜日には、オープンセミナー「実演、解説!恐竜ラボ」が開催されています。当館の研究員が、恐竜化石の展示や化石のクリーニング作業の様子を、直接解説します。オープンセミナーは、申し込み不要です。その場で誰でも参加できます。

 ☆☆☆ きょう開催されたこのセミナーの様子を紹介します。 ☆☆☆ 

 博物館3階「丹波の恐竜化石展示室」に集合、研究員の先生から解説を聞きます。この展示室には、発掘された肋骨や歯の化石、化石が埋まっていた様子を再現した「産状レプリカ」、化石発掘現場の情報などが展示されています。

 また、第3次発掘で見つかったティラノサウルス類の歯の化石も展示されています。

 「産状レプリカ」はこの夏千葉県の幕張で開催された恐竜博に出展していましたが、戻ってきました。 

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 産状レプリカの前で解説を聞いています。

 

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 本日の講師は、三枝春生先生です。

 

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「恐竜は次々に歯が生えてきます。」ティラノサウルス類の歯の化石の解説を聞いています。

 

 展示室の解説の後は、「ひとはく恐竜ラボ」に移動し、化石のクリーニングについて説明を聞きます。化石のクリーニングとは、化石を岩石の中から取り出し、表面の余分な岩石や石灰質を取り除く作業のことです。場所はエントランスホールの脇にあります。

 今こうしている瞬間にも、化石がクリーニングされ、本当の姿を現しつつあります。

 ティラノサウルス類の歯の化石もここで見つかりました。

DSC_1624.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

ガラス越しに化石のクリーニング作業を見学できます。大変繊細で地道な作業です。

 

 化石のクリーニング作業は、丹波竜化石工房(丹波市山南町谷川1110 山南住民センター1F)でも行っています。 ▼

 http://www.tambaryu.com/studio.html

  ひとはくでは、恐竜化石以外にもたくさんのセミナー・イベントを実施しております。詳しくは「うきうきカレンダー10月」をご覧ください。 ▼

http://hitohaku.jp/top/09ukiukicalen/ukiuki0910.pdf 

(生涯学習課 西岡敬三)

 

イチゴノキ

2009年2月13日


ずいぶん前に、博物館の近所のひとが持ってきた植物です。

マンションの入口に植えてある低木で、アセビみたいな花が咲くけれども
イチゴみたいな実ができるといってもってきました。

こんなものは見たことがないので全然わかりません。
アセビの花の形だし、ツツジ科であることは間違いありません。

園芸業者が植えていったということで、
園芸植物大図鑑のツツジ科を最初から順にみていくと......
ありました!!! 「イチゴノキ」が!!

ヨーロッパ南部の植物とのことです。
こんなのがあるんですね。
いい勉強になりました。

(生涯学習推進室 鈴木武)

今日1/20の昼、大阪城の堀に浮いている赤い浮草の取材で
テレビ大阪の夕方の「ニュースBIZ」の一行がひとはくまでやってきました。

取材陣はまずはエントランスで撮影をしています。
左から二人目の人が吉田ジョージさん(気象予報士)です。
よく見ると手に何かビンを持っています。

これがそのビンです。
大阪城の内堀にあった赤いものが浮いています。

拡大してみたものです。

シダ植物で、アカウキクサ科の植物です。
日本産のアカウキクサ、オオアカウキクサは絶滅危惧種ですが、
最近は外来のもの(『外来アゾラ』)の姿が目立つようになっています。

吉田ジョージさんに説明をしているところを収録しています。
正確には遺伝子レベルまで調べなければならないのですが、
顕微鏡でかたちを見ることで見当がつきます。
『外来アゾラ』です。


ちょうど2年前、2007年1月20日大阪城の南堀の外側の池の様子です。

ややわかりにくいですが、水面に赤いものがあります。
これは遺伝子レベルですでに調べてあり、
農業用に日本に持ち込まれた雑種アゾラ(アイオオアカウキクサと仮称)でした。

この外来アゾラ、毒性はないのですが、真っ赤になるので人々を驚かせます。
また水面をおおい尽くすため、
暖かい時期には池が酸欠になって、魚が死んだ場所もあります。
生態系に与える影響はあまり調べられていません。

現在は南堀には姿は見かけません。
おそらくこれが水鳥の足に付いて内堀に運ばれたと思われます。
数年のうちに消えることが多く、当面は様子を伺うところでしょう。

(自然環境再生研究部 鈴木武)

ジーンファームは,ひとはくの建物から150 mほど離れたところにあります(写真1)。
ジーンは遺伝子(いでんし)、ファームは農場(のうじょう)という意味の英語。つまり
ジーンファームとは、遺伝子という資源を守り、保存するという役割をもった施設で
す。といっても植物なら何でも保存する...というわけではありません。
ジーンファームは、主として、絶滅が心配されている野生植物、また最近急に減っ
てきている野生植物を対象としています(写真2)。
人工的な環境下で野生の植物を維持していくのはなかなか大変です。参考となる
情報も少ないため、毎日が試行錯誤の連続です。

ジーンファームでは貴重な野生植物を保存しているため普段は非公開ですが、4月,
5月,9月,10月,3月の毎月第3日曜日「はくぶつかんの日」には、午後に見学会を
開催しています。
次回は10月21日(日)の14:00〜15:00に開催します。
ジーンファームを覗いてみたいという方はぜひご参加ください。

                           黒田 有寿茂(自然・環境再生研究部)



写真1 ジーンファーム


写真2 フジバカマ

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