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2012年5月アーカイブ

トライやる3日目!

2012年5月31日
3日目、まだ緊張しているようですが、ひとはくにも慣れてきたかな?

0531_3030.JPGのサムネール画像
昆虫の標本作り

一昨日に採集した昆虫を乾かした後、
小さいものは体長2〜3mm、
分類しながら箱に入れ、昆虫とラベルを
針に刺していました。







0531_3031.jpgのサムネール画像のサムネール画像


採集した時とは違い、乾燥している分、
慎重さが必要とのことです。

それぞれの箱には、ハチ、ハエ、ゾウムシ
テントウムシ、ハムシ、アブラムシ、アリ、
等が体長の大きさ順にきれいに並べられて
いました。
0531_3029.JPG




来週日曜日に行われるセミナー「人と自然

親子ピクニック」にむけて用の旗作りに励んで
います。

それぞれ昆虫のイラストを加えたり、
個性豊かな旗ができていました。

今日は中学校の先生も激励に駆けつけてくれ、
ホッとひと安心の表情・・・でした。


フロアスタッフが育てているカブトムシの幼虫は順調に成長しており、その様子は4月17日のブログでもご紹介しました。

 さて、その後の幼虫ですが・・・

4月21日                          4月27日

s-2012042109240001.jpg

s-2012042716260000.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4月28日                                  5月10日

s-2012042817170000.jpg   s-2012051012470001.jpg

 

5月26日

s-2012052609040000.jpg   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 無事、羽化に成功!!

 

 

地上デビューはもうすぐ・・・

飼育ケースを用意しなくちゃ(^^♪

 

                                     フロアスタッフ ありむらむつこ     

 

 

                     

トライやる2日目!

2012年5月30日
トヤイやる2日目、今日はどのように過ごしているのでしょうか?
ひとはくでは10名(5校)を3班に分かれて行われています。

0530_3025.jpgまずは鎌で草刈り
草刈鎌の使い方は大丈夫かな?

顔を防護しているのは、ミツバチの近くなので...ご安心を!









0530_3022.jpg
西洋ミツバチ 巣内部の観察

日本ミツバチとの違いは、一般には幼虫では判断が難しいですが、成虫は腹に白い縞(しま)があるのが特徴だそうです。








0530_3023.jpg
この1枚から約2kgの蜂蜜が採取できるそうです!
蜂の巣1つ1つを観察すると、きれいな6角形が隙間なくきれいに形成されていました。

西洋ミツバチは3000年の改良を得て、日本ミツバチの約10倍の蜂蜜がとれるとのこと。

ということは日本ミツバチの蜂蜜はかなり貴重!

0530_3026.jpg
ひとはく20周年スペシャルプログラムの1つであるラッピングデザインコンテストに向けて、ひとはく移動博物館車のイメージ車両を紙模型で制作しています。

デザインに興味ある方、自信のある方、無い方も是非、応募お待ちしています。
あなたのデザインが、街を走る!
詳しくはこちら → http://hitohaku.jp/20th/WrappingDesign.html



DSC_3028.JPG

終わりは、全員集合して日誌の記入です。
それぞれ一日の実施内容や感想を書いてくれています。
お疲れ様でした。明日も頑張ってください!
 







                                             情報管理課  さかうえ


トライやる1日目!

2012年5月29日
今年もトライやるウィークとして、西谷中学、ゆりのき台中学、長坂中学、八景中学、富士中学から10名の生徒さんがやってきました。学校とは違い、慣れないことも多いと思いますが頑張ってください。
トライやるウィークが始まりました。まずは、職員の前で元気よく自己紹介からスタートです。

0529_3011.jpg
0529_3017.jpgのサムネール画像

カビや虫を除去するために年に1回の虫干しを手伝ってもらっています。
アルコールを湿らせた布で、資料(本)の周囲を拭いてもらっています。








0529_3019.jpgのサムネール画像標本作りのため昆虫採集に取り組んでいます。
今日は、ケヤキの先端を食う幼虫が成虫になったアカアシノミゾウムシが多いとのことです。
1週間違うと生態も変わる・・・

0529_DSC01959.jpgのサムネール画像




アカアシノミゾウムシがいる特徴は、
ケヤキの葉から出てくると葉が縮れてるのが特徴だそうです。








0529DSC_3020.jpg            ちょっと見づらいけど、これはヨコヅナサシガメでカメムシの1種
         サシガメとしては日本中で最大級!他の虫の体液を吸って成長するとのこと

              よく見ると周りにはいろんな虫がいるのですね・・・

                                           情報管理課 さかうえ






トライやる・ウイークです

 ひとはくは、今日からトライやる・ウイーク

 宝塚市立西谷中学校・三田市立ゆりのき台中学校・三田市立長坂中学校・三田市立八景中学校・三田市立富士中学校 の5校から中学校2年生が来ています。

 ひとはくにお越しになって体験中の中学生を見かけられたら、是非励ましのお声掛けをお願いいたします。

 

生涯学習課:トライやる・ウイーク担当 

5月26日土曜日 丹波市山南町「ちーたんの館」で行われた化石発掘報告会に行ってきました。

第6次発掘調査結果では、発掘面積7平方メートルに対して、2011年12月11日から2012年1月15日までの25日間、のべ139名を動員して、6点の化石が確認されたとのことです。詳しくはひとはくのHPをご覧ください! →  http://hitohaku.jp/top/kaseki_20120526news.html

DSC_0526.jpgのサムネール画像これまでに篠山層群で確認された恐竜化石の種類は
 獣脚類 3種類(ティラノサウルス類、テリジノサウルス類、その他獣脚類)
 鳥脚類 1種類
 角竜類 1種類
 竜脚類 1種類
 曲竜類 1種類  の計7種類が確認されているそうです。

また、個人的にはかつての通勤経路を6年ぶりにR176で丹波方面へ北上、風景が懐かしく感じられました。

帰りには「たんば竜パイまんじゅう」を手土産に帰りました。味は粒あんとしっとりしたパイ生地の相性が絶妙と評判です!

                                             情報管理課 さかうえ











福知川の護岸修復工事の時に、工事現場に入らせていただき、福知泥炭層の調査をしました。このときに地層のはぎとり標本を作りました。地層の標本とはどんなものでしょう。

 

201205hagitori1.jpg

川岸を重機で掘ったところの写真です。地層の断面に黒い層があらわれました。よく見ると、人の身長よりも高くまであります。この黒い層が泥炭層です。

 

201205hagitori2.jpg

1m、高さ2mの大きさで地層の標本を作ることに決めました。はじめに表面を平らにけずってととのえます。高い所がとどかないので、両わきにはしごを立てました。

 

きれいにけずったら、しましまが見えてきました。白いところはけずるとじゃりじゃりします。これは砂の層です。黒い泥炭層がたまる途中で、くりかえし何度も砂が流れてきてたまったことがわかります。

 

 

 

201205hagitori3.jpg次に、地層の表面にはけで樹脂をぬっていきます。これはトマックといい、水と反応して固まる接着剤です。上から順番に、いちばん下まできれいにぬります。加藤研究員、両手をはなして作業しているけれど、落ちないでね!

 

いちばん下まで樹脂をぬったら、次に補強用のうすい布を同じ樹脂で1枚ずつはりつけます。少しだけ重なるようにはるのがコツです。大きな布1枚をはりつけてもいいのですが、小さい布のほうが手早くきれいにつけられます。

201205hagitori4.jpg全面にきれいにはりつけたら終了です。あとは乾くのを待つだけ。

 

さあ、乾いたら上からはがしていきましょう。やぶれないように、少しずつ慎重に!

 

201205hagitori5.jpg白い樹脂の裏側に、地層がきれいについてきています。やったー!

樹脂の量はちょうどよかったようです。布もやぶれずにうまくはがせそう。

 

201205hagitori6.jpgカッターで切っているのは木材です。泥炭層に木材化石が入っていました。そのまま引っぱると木材がはぎとり標本からはがれてしまうので、はぎとり標本のほうに木材が残るように切りました。

 

201205hagitori7.jpgはぎとり標本をはがし終わったあとです。この地層の表面の厚さ数ミリが、はぎとり標本についているわけです。

はぎとり標本は、博物館に持ち帰り、洗って表面を整え、板にはりつけました。

ミニ企画展「宍粟市でみつかった9000年前のタネ・はっぱ・虫」では、このはぎとり標本を展示します。できばえの気になるあなた、はぎとり標本を見にきませんか。

 

自然・環境評価研究部 半田久美子

 

ユニバーサル・ミュージアムをめざして7

 

さまざまな色覚−2

 

 


 今回書くことは、クラスでプリントを配ったり、色チョークを使ったりする学校の先生にも、きっと役立つはずです。先生が配色を考慮してくれたら、しなくてよい苦労をせずにすむ生徒は、どこのクラスにもいるのです。前回から書いていることは、博物館に関係した方だけでなく、まだ色覚のことにくわしくない学校の先生にも、読んでいただきたいのです。

 

 

 さて、

 

 インドネシア、ジャワ島のパンガンダランという海岸近くの森に住むカニクイザルは、たいていは3色型色覚ですが、たまに2色型色覚のオスがいます。2色型色覚では、光の具合によって赤と緑の区別が難しいのです。皆さんは、そんなカニクイザルは、さぞかし緑の木の葉の中からでは赤い実を見つけるのに苦労していると思ったことでしょう。ところがそのカニクイザルは、3色型色覚のカニクイザルと同じように、何の不自由もなく、赤いおいしい実をじょうずに選んで食べていたそうです。2色型の色覚は、森で生きていくのに、たいして問題にはならないのでしょうか?

 

male97Jan31.jpg 

 ヒトの色覚は遺伝的な多様性を示します。血液型と同じことです。ヒトは霊長類ですが、カニクイザルをはじめ多くの霊長類の仲間でも基本は同じです。多くの3色型色覚の個体がいて、少しだけ2色型の個体がいる。ヒトの2色型色覚は男に多く、女には少ないのですが、それも同じだと思います。この色覚の多様性は、自然の中では問題になりません。

 

 ヒトは、長い間、狩猟採集生活をしてきました。その生活は、何万年か、何十万年か、ことによると、何百万年よりももっと長い間続けてきたのかもしれません。チンパンジーはさまざまな動物を捕(つか)まえて食べてしまいますが、チンパンジーの〈狩り〉を「狩猟」と呼ぶのなら、ヒトの狩猟もチンパンジーの時代から続いてきた事になるからです。そんな長い時間を、ヒトは色覚を意識せずに暮らしてきました。農耕が起こってからも同じです。

 

 くわしく説明しましょう。ものごとの性質は色だけで決まるわけではありません。つややかな光沢や新鮮な匂い、触った時の張りのある感触でも、おいしいか、おいしくないかがわかります。役に立つか、立たないかがわかるのです。ヒト本来の狩猟採集生活や農耕生活では、このような色以外の手がかりがあって、3色型色覚であるとか、2色型色覚であるとかに関わりなく、生活ができたのです。

 

 それではなぜ、現代に生きる人は2色型色覚を問題にするのでしょうか? それは、印刷したりテレビやコンピュータの画面に映ったものには、色以外の手がかりがないからです。

 

 いくらおいしそうに印刷してあっても、印刷物は実物とは違います。料理をテレビやコンピュータの画面に映しても、おいしそうな匂いまでは再現できないのです。

 

 わたしたちの回りには、印刷したものや画像があふれています。人と自然の博物館も同じです。パンフレットや展示解説にしても、情報端末(じょうほう・たんまつ)と呼ばれるコンピュータの画面にしても、2色型色覚を意識しなければ、きっと見にくい来館者がいるのです。そしてそんな人は、多数者が想像する以上に多いのです。

 

 3色型色覚の人が2色型色覚の人の見え方を体験する事は可能でしょうか? 3色型色覚の人用に2色型色覚の人の見え方を、擬似的(ぎじてき)に体験できるコンピュータ・ソフトがあります。わたしがよく使っているのは、Windowsで使えるカラードクターというソフトです。

 

カラードクター 2.1 for Windows

 

 これ以外にも、さまざまな色覚シミュレーション・ソフトが公開されています。有料のものや無料のものがあります。お好きなものをお使い下さい。

 

いろいろな色覚シミュレーション・ソフト

 

 ためしに、わたしが撮った博物館での野外活動のようすを、色覚を変えて見てみましょう。写真の左側が3色型色覚の人が見た時のようす、右側が2色型色覚の人が見た時のようすです。

 

comparison_Color vision.JPG 厳密には、2色型色覚といっても、びみょうに異なる色覚があるのでますが、ここでは代表的な色覚を取り上げました。くわしくは、カラー・ユニバーサルデザインの解説を見て下さい。

 

カラーユニバーサルデザインとは?

 

 このふたつの図の比較で、2色型色覚の人は、(1)赤が黒っぽくなって目立たないこと、(2)緑の葉は黄色く見える事、一方、(3)中央の青いブラウスの色はそのまま見えているがわかります。つまり、赤と緑は区別しにくいが、黄と青は見やすいのです。

 

 この色の特性を考えて、色づかいのユニバーサルデザイン、つまりカラー・ユニバーサルデザインでは、どういう色を使えば多くの人に見やすくなるかが岡部正隆さんと伊藤啓さんの書かれた論文(岡部・伊藤,2002 細胞工学 21)に載っていました。紹介します。

 

岡部・伊藤,2002 細胞工学 21: 1080-1140

 

 実際、どう見えるのかは2色型色覚の方に聞いてみるのが一番ですが、要は、色づかいでは、赤や紅色は避ける。使う場合はオレンジや赤紫をつかう。緑は避けて、使いたい場合は青や水色をつかう。青緑は灰色と混同しがちなので、青にしてしまう、といった事がポイントとして載っています。

 

color_Barrier free.JPG 

Barrier free.JPG わたしはこのような注意点だけでは不安なので、念のために色覚シミュレーション・ソフトを使っています。色のついたプリントを配るのなら、皆さんもシミュレーション・ソフトを使って、自分とは違う色覚の人がどのように見えているのかを確かめてみるといいと思います。

 

三谷 雅純(みたに まさずみ)

野外で生まれて、野外で育ち、野外で次世代が誕生するようになりました

fukuda_sutou20120522.jpg 県立コウノトリの郷公園がコウノトリの試験放鳥を実行に移したのは2005年.2007年には放鳥したペアが初めて繁殖に成功しヒナを巣立させました.それから5年たった今年2012年に,野外で育ちの新たな世代が誕生したことになります.このことは,コウノトリ野生復帰事業の歴史に残る1ページであり,野生復帰の確かな進展を裏付けるものだと郷公園は位置付けています.

詳しくは、県立コウノトリの郷公園のHPもご覧ください。ライブ情報がもりだくさん掲載されています。

ニュース記事:神戸新聞朝日新聞東京新聞毎日新聞

(江崎保男)


5月19日 晴天の午後2時  黒田隊長を先頭に 隊員16名が深田公園へ 出発しました!


さっそく タンポポ発見!タンポポタンポポの茎を ハサミでちょきんと切り くち先を押さえて 吹くと 笛の出来上がりです。


ヤマボウシの葉っぱで 釣りに挑戦〜ちぎれないように何匹釣れるかな?


枯れたクヌギの葉っぱに つまようじをさして ふう〜と吹くと風車も でスギナきました。


隊員のみんなも 夢中に なってふう〜ふう〜(*^_^*)

 

 

草あそびは まだまだ続きます〜

 

 


チガヤのにおいも かぎました〜 <なんと桜餅のようなにおい>


アカツメ草の花をちぎって 口にふくむとあま〜い!

アカツメグサ

 

 

           

           スギナの継ぎ目はどこでしょう?

スギナ

 

ススキの矢を飛ばしたり クズてっぽうもパーンと鳴らしました。

 
最後は フジの葉っぱで 恋占い〜 すき〜きらい〜すき? 隊長の恋の行方は???

 

ひとはくサロンに戻って ふかたん地図も描きました。


ふかたん

地図

あ〜楽しかった〜♪≪隊員の嬉しい感想のことばを いただきました〜≫(^O^)/


次回のふかたんは6月10日(日)「虫をさがそう!」です。

深田公園には どんな虫がいるかな?

みんなで探しに出かけましょう!

ご参加お待ちしています。

                    フロアスタッフ おの まゆみ

その4

2012年5月22日

金環ではありません

 食の最大時頃の様子(2012/5/21 7:30 丹波市)

 あたりは薄暗くなり、気温も下がり「冷んやり」としました。この後、食が満ちて行くにしたがって気温も上がり明るさも戻ってきました。この感覚は、TVでは体験できないですね。実際、自分自身も体験してみて、改めて驚いた次第です (゚ε゜;)

 

 写真撮影データ(その1〜その4ほぼ共通)  SS:1/125s  F:11.0    ISO:100  ND-100000  300mm X 2 ( X1.6)  シャッターはリモートケーブルで切りました。ピントはライブビューで微調整。

 

 以上、金環日食ではありませんが、部分日食に関する話題提供でした。

生涯学習課:やお 

本当は、金環が見たかった(x。x)゚゚゚

 

   近頃 不安定な空模様ですね〜 (−−〆)

  このまま梅雨に突入?・・・ちょっと気が早いかな?

  

  でも大丈夫!
    
  雨でも ひとはくは ぬれずに楽しめますよ〜(*^_^*)  

  館内は ひろびろ たくさんの展示やイベントをご用意しています。   

                    
    
           これからのフロアスタッフとあそぼうのイベントをご紹介しましょう!

            
   5月26日(土)・27日(日)…「リサイクルコースターをつくろう」

     <チラシやポスターをおってオリジナルコー ス タ ーをつくるよ>

   
カエルとコースター   6月 2日(土)・ 3日(日)…「おさんぽ♪でんでんむし」 
      
     <かわいいでんでんむしをつくって おさんぽしよう♪>


   6月 9日(土)・10日(日)…「なりきり☆きょうりゅうハット」

     <みんなできょうりゅうにへ〜んし〜ん!>
      
   6月16日(土)・17日(日)…「画はくの日」

     <絵を描く場所は 当日のお楽しみ〜>

     
       
              
      晴れても雨でも みなさまのお越しをお待ちしています。

                    フロアスタッフ おの まゆみ

その3

2012年5月21日

 単品その1 

 かけ始めの頃の様子 黒点の様子も写ってます。

右上から欠けていきました

(上の写真をクリックすると大きく表示されます)

 

実は、かけ始めの時間を間違えてました!?

その2

2012年5月21日

これは見にくいだけかも・・・・(゚_゚;)  そのうち単品で掲載します

下から上に時間の経過です

まずは、これをどうぞ

左から並べました

カチューシャリングが回って移動するように見えますね♪

撮影場所は、兵庫県丹波市です

 

(上の写真をクリックすると、大きく表示されます)

 

生涯学習課:やお約3時間の天体ショー

鈴木武研究員が、兵庫県佐用町で「とても大きなテントウムシをみつけた!」と、つかまえてきてくれました。

ハラグロオオテントウです。兵庫県やその近辺では、いちばん大きなテントウムシです。

ふつうのテントウムシ(右:ナミテントウ)とならんでいると、その大きさがわかりますね。
親子ほどのちがいがあります。
IMG_0546.jpg


おなかが黒いので「ハラグロ」という名前がつきました。
「腹黒い」というわけではありません。
IMG_0556.jpg


ふだんは、クワの木にいるクワキジラミという昆虫を食べていますが、ほかの昆虫も食べます。
アブラムシを入れると、食べました。
IMG_0554.jpg


いっしょに入れていたナナホシテントウが、食べられてしまいました。
このナナホシテントウは、羽化してすぐで、体がやわらかかったので、おそわれてしまったようです。
IMG_0542.jpg


ハラグロオオテントウは、どこにでもいるものではありません。
しばらくは、博物館4階カウンターにいますので、この機会に、ぜひごらんになってください。
IMG_0563.jpg


八木 剛(自然・環境評価研究部)

 

 ゴールデンウィークには大勢のお客様に来ていただき、私たちフロアスタッフも楽しい

時を皆様と一緒に過ごすことができて、とてもうれしく思っています(^_^)❤

 

「こどもの日スペシャル」と題しておこないましたイベントの楽しいひとコマを・・・

 

「万華鏡づくり」

 

                    P1120295.jpg

               

P1120296.jpg               万華鏡・・・きれいに見えたかな?

 

 「こいハットをつくろう」

 

P1120322.jpgP1120354.jpg

  

P1120330.jpg

 

P1120357.jpg      マイ「こいハット」をかぶって・・・みんなすてきな笑顔だね (^_^)v

 

  「ミニこいのぼり」

 

こいのぼりをつくる前に、クイズもありましたょ(^_^;)

s-P1120369.jpg s-P1120410.jpg    

 みんなのステキな ♪ ミニこいのぼり  ♪

mini2.jpgmini1.jpg

 

ご参加くださったみなさま、 本当にありがとうございました(*^_^*)

      

                              フロアスタッフ一同                      

                                                

 

 

まじめな研修会なんだけど・・・・・?! 

さあ、5月14日、いよいよ鳴く虫の季節がはじまり姫路にぎっちょん君が帰ってきたギッチョン!

 

 

  西播磨地区の高校事務職員研修会に現れ、「タヨウな文化をタヨウに伝える」というテーマで珍元斎と一緒に出演したギッチョン! ハチなんですけどね(゚ε゜;)  カマキリです

 今回のぎっちょん君はなかなかのジェントルマンのぎっちょん君で、老体?にムチうち鳴く虫族の代表キリギリスの暮らしを体で伝えたでギッチョン。カマキリのカマエモンとの決闘やキュート?なミツバチのハチリーナとも共演、鳴く虫の聞き分けにも挑戦し、すっかり、事務職員の研修会も珍元斎のタヨウ性ワールドにつつまれたギッチョン!  決闘だそうです これも決闘シーン

    

 

 そろそろ、われら鳴く虫族の仲間が鳴き始め、夜の草むらはキンヒバリ、クビキリギスなどでにぎやかだギッチョン。

 みんなもキリギリス、カネタタキ、ケラなどの鳴く虫の聞き分けができるようになると、いつもの夜の散歩の風景がドラマチックに豊かになるギッチョン!

 ひとはくの八木研究員と大谷研究員の鳴く虫インストラクター講座に参加するときっと聞き分けできるようになるギッチョン。

幼虫 

 さあ、われら鳴く虫族とともに初夏からはじまる鳴く虫ワールドへいざ、ゆかん!

 みんな下記セミナーに申し込むギッチョン!

      http://www.hitohaku.jp/education/12syousai/C05.html

  

タヨウ星人会員NO7 ギッチョン君

人づかいが荒いギッチョン(・o・) 

金環日食ですぞっ

2012年5月18日

 今、日本中で話題になっている「金環日食」ですが、観察の準備はすんでいますか?

 
 日食メガネなど市販されているものも多くありますね。そして、観察する時の注意も忘れずに守ることが自分の体や目を守ることになりますから、十分に配慮してください。

NDフィルター ↑ これは、今度の日食をデジタルカメラで撮影するために準備したフィルターです。
 ND-100000と書いてあるのが読めるでしょうか。これは光を1/100000にするということを示しています。

真っ黒だよぉーん なので、ほぼ真っ黒にしか見えません。太陽以外見えないと言ってもいいくらい減光されるものです。

 これをデジカメの望遠レンズの先端につけて撮影に挑む予定です。しかしこのような減光フィルターを使用していても、直接ファインダーを覗くのは好ましくないそうです。みなさんも目を痛めないように十分注意して観察してください。

 運良く撮影できた時には、またこのblogで紹介したいと思います。

 

生涯学習課:やお晴れれば見えるかなぁ☀

 

 

 

ちなみに、5月22日は「スカイツリー」のグランドオープンのようです♪

みなさんこんにちは\(^∇^)/

深田公園の緑色がまぶしい季節になりました。

とある日のひとはく。

この日は朝から大勢の小学生のみなさんがご来館されていました。

転地学習や林間学校、遠足など、それぞれ目的はさまざまですが、特注セミナーやスタンプラ

リーなど、ひとはくならではの体験をされて、とても楽しそうでした。(●^o^●)

その中のひとつに、お部屋の様子がオープン(ガラス窓越しに中が見える)になっていた八尾

主任指導主事の特注セミナー「かんたん化石のレプリカづくり」がありました。

 

            ちょっと失礼させていただき撮影!ー☆

 

かんたん化石のレプリカ      小学校4年生3クラスの児童のみなさんたちが2班に分かれて受講します。

 

  後半の班の人たちは前半の班の作業に興味津々♪ とても待ちきれない様子でした。

 

 

トライやる・ウィーク午後からは、今年度のトライやる・ウィークでひとはくに来られる中学2年生と打ち合わせ。

八尾先生〜 どうもお疲れ様でした(^◇^)


   フロアスタッフ てらお ゆみこ(*^_^*)

 さて、5月13日、ゾウさんの絵に会いに行ってきたゾウ。
 行ってみてゾウゾウ以上、イヤ想像以上でびっくりしたゾウ。

   eletok01.jpg   eletok03.jpg
 ホンゾウに、イヤ、本当に、徳島県立近代美術館でゾウさんたちの絵は輝いていたんだゾウ。
 はー、さすが美術館。すごいゾウ。担当の森さんはすごいゾウ!
 ほんまにアートだゾウ。故増井光子園長(注)もきっと喜んでるゾウ!

     (注:ゾウの絵展の経緯http://hitohaku.jp/blog/2012/05/post_1514/

  ゾウさんの筆までいっそう立派に見えるゾウ。 eletok02.jpg

eleek02.jpg

 ゾウさんになって絵をかこうのワークショップもおおにぎわいで、大阪教育大学の学生さんたちのコマール&メラミッド役は完璧な演技で大ウケだったゾウ。大谷研究員のセミナー「ゾウは鼻が長い」も大盛況だったゾウ・・・順番待ちでたくさんの子どもたちがゾウさんになってのお絵かきに挑戦し、たくさんのゾウさんになった子どもたちの絵ができたゾウ。 大谷研究員、がんばるぞう

 

 

 

 

 

 

 

       eleko01.jpg   eleko02.jpg

eleko03.jpg

 徳島県立近代美術館の特別展「どうぶつ集まれ」展は6月24日まで、みんな徳島へ急ぐんだゾウ!

  http://www.art.tokushima-ec.ed.jp/article/0008116.html

 

 

ひとはく地域研究員 河南堂珍元斎讃岐うどんは大好物だゾウ

 池田市立呉服(くれは)小学校4年生のみんなと化石のレプリカづくりをしました。
 ひとはくのレプリカは、本物のアンモナイトの化石から、シリコン樹脂で「型」をとって、元の化石と全く同じ形・大きさに作ります。

カラフルアンモナイト!! 今日は、「オルソスフィンクテス」と「リエリセラス」のレプリカを作りました。 呉服小学校のおともだち

 最初に作り方の説明を聞いて、おゆまるの色を自由に2つ選び、ホットプレート(!!)に乗せたビーカーのお湯でで熱します。プニプニに柔らかくなったところで、型にていねいに押し込みます。

熱いので注意!!
 型はどちらか1つを自分で選びます。

  どっちにしよう??  

後は、バケツの水で冷やして固めて出来上がり♪  やったぁ!! できたっ♪

 

 特注セミナーは、来館される団体を対象にした[特]別[注]文セミナーです。

 人数や部屋の利用状況にもよりますが、「おゆまるを使った化石のレプリカづくり」や「葉脈標本作り」、研究員による「講義」系、またはフロアスタッフによる「デジタル紙芝居」系や「クラフト」系などのメニューがありますので、団体観覧のお申し込みの時に、お問い合わせください。

 

生涯学習課:やおおもしろいよ


 

 こんにちは ひとはくです!!

 突然ですけど、「高校連携セミナー」ってご存知ですか?


 博物館研究員の一般セミナーを高校生と一緒に受講するスタイルのセミナーです。先週5月11日(金)に
ひとはくで開催されました。
 この日は、秋山主任研究員の「環境とともに生きる−小さな植物の戦略に学ぶ−」を県立有馬高等学校の人と自然科1年生40名が受講しました。  秋山主任研究員のセミナー

 次回は、6月8日に「有馬富士公園で活躍する人々」(藤本研究員)が計画されています。


 また、高橋研究部長の「木材化石による9000年前の植生復元」連続セミナー(3回)を県立三田祥雲館高等学校の1年次理数系進学希望者6名が、一般の方と一緒に受講しました。
高橋研究部長のセミナー

 2回目は5月25日(金)、実際に木材切片を作成し、樹種を同定する実習を計画しています。

 

生涯学習課:やおセミナー情報です

ひとはく4階ひとはくサロンでは、こどもの日スペシャルと題してフロアスタッフの方々と作ったコイのぼりが多数泳いでいます。皆さんが手塩にかけて作ったコイのぼりはどこを泳いでいるのでしょうか?
「ひとはくをコイのぼりでかざろう!」をテーマに5月31日まで泳いでいます。ぜひ、探しに来てくださいね!

koinobori.JPGのサムネール画像                                             情報管理課 さかうえ



本日の深田公園は…とっても、にぎやかですよ(^^)/

深田公園

 

4階ひとはくサロンに、『ひとはく池』ができました☆

4階にきてね☆ 池のはずなのに、なぜか…ジョーズも気持ちよさそうに泳いでいます^^;

池にはどんないきものがいるかな?

みなさんの作品を楽しみにしています♪

笹山由利子(フロアスタッフ)

 

 さて、帰ってきた「ゾウが描いたぞう…」の一席でございます。

 はい、ゾウさんの絵が徳島県立近代美術館の特別展「どうぶつ集まれ」展に登場!久々に帰ってきたのでございます。

   http://www.art.tokushima-ec.ed.jp/article/0008116.html

  ズーラシア

 国際生物多様性年だった2010年にひとはくが企画した「ゾウさんの描いた絵」展は三田から今治、豊岡、橿原と巡回し、今治タオルで出来たゾウのぬいぐるみやコウノトリ、ゾウムシとさまざまな場所でさまざまなアレンジをされ、タヨウに展開してきました。

 なんと、今回は初の本格的美術展として、ヒトによる「描かれた動物の絵」とゾウによる「ゾウさんの描いた絵」の共演と相成りました。

 13日は大谷剛研究員と河南堂珍元斎、任名斎がゾウさんになって絵を描こう!のワークショップに行きます!四国400万人のひとはくファンのみなさま、いざ、徳島へ!

  

  

  http://www.art.tokushima-ec.ed.jp/article/0008115.html

 

ゾウの絵展については以下のブログにて!
 http://hitohaku.jp/blog/2010/08/post_818/  その1
 http://hitohaku.jp/blog/2010/08/post_850/  その2(増井光子さんのメッセージ)

 http://hitohaku.jp/blog/2010/09/post_864/  その3(ゾウの絵展誕生秘話)
 http://hitohaku.jp/blog/2010/10/post_894/  その4(ゾウの絵展誕生秘話)
 http://hitohaku.jp/blog/2010/09/post_869/  その5(ゾウが描いたぞうイベント)
 http://hitohaku.jp/blog/2010/10/post_906/  その6(ひとはくゾウの絵展おわったゾウ

 http://hitohaku.jp/blog/2010/11/post_954/  ゾウの絵 旅に出る。 今治編

 http://hitohaku.jp/blog/2010/11/post_955/  ゾウの絵 旅に出る。 豊岡編

 http://hitohaku.jp/blog/2011/01/post_1065/ ゾウの旅に出る。 橿原編

 

 

河南堂珍元斎  ゾウが描いたぞう!!

ゴールデンウィーク最終日の5月6日(日)、ひとはくではKidsサンデーが開催され
キッズ(小さな子どもたち)も参加できるイベントやオープンセミナーが
博物館のあちこちで一日中開催されました。

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←大きなシャボン玉ができたかな? 

 

 

 

 

 

そしてKidsサンデーに合わせ、  「Kidsひとはく大使」の中から選ばれた16名が
一日だけの「Kids館長」になってお仕事をしました。

まずは今日一日のお仕事の予定を確認。
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本物の館長室で記念撮影をしました。ちょっぴり緊張気味かな?
ニコニコ館長や女性館長もステキですね!

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 次のお仕事はいつもは入ることができない
研究室や収蔵庫があるバックヤードの巡回です。

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「では巡回に出発しましょう!」

 

 

 

 

 

 

研究員が使う分厚ーい専門の本が並ぶ図書室で調べもの。

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「次に巡回していただくのはこちら、『収蔵庫』です。
 この扉の中には博物館の宝もの、『標本』が入っています。」             

120506kidssunday (19).JPG  「どきどき!わくわく!」

いろんな鳥の標本がいっぱい!

120506kidssunday (22).JPG    120506kidssunday(30).JPG

 「ちょっとこわいな〜」             「あ、大好きなヤマセミ!」

 

 ここは大きな荷物を運ぶ時に使う荷解き場です。

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「この扉の向こうはどこだろう?」

 

 

 

 

 

無事に巡回は終了。バックヤードは異常なし!

最後のお仕事は・・・博物館の入口でお客様をお出迎え。
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 「ようこそひとはくへ!」 「今日はキッズサンデーでーす!」

 

Kids館長のみなさん、お仕事お疲れさまでした!
今日発見したことをみんなに教えてくださいね!

かわいいKids館長も登場する
次回のKidsサンデーは、6月3日(日)です。
みなさまぜひ遊びにきてくださいね!

 

                             <キッズひとはく推進室 高瀬 優子>

 

 

 

 

 


 

ユニバーサル・ミュージアムをめざして6

 

さまざまな色覚−1 

 

 

 もともと地球上のいくつかの動物では、4色型色覚とか、それ以上の色覚を持っている(今井啓雄,2012: 『新・霊長類学のすすめ』(丸善)という本の中の「ポストゲノム霊長類学」に載っています)のが普通だそうです。たとえばモンシロチョウの羽根は、われわれヒトが見ても白いだけですが、モンシロチョウ自身が見ると色が付いているのだそうです。ミツバチが紫外線を色として感じるというのも同じです。

 

 ところがほ乳類になると、大部分は2色型色覚になってしまいました。ゲノム解析という技術が進歩して、そんなことまでわかるようになりました。昔、イヌやネコは色覚のない、白黒の世界に生きていると信じている人がいたのですが、そうではありませんでした。

 

 別に言い方をすると、「昆虫は目に頼った生活をするものがいる」ということになります。でも、コオロギやスズムシやセミなどはよく鳴きます。「目に頼った生活をするもの」とは違うようです。視覚重視の生活をするモンシロチョウやミツバチと、聴覚重視と考えられるコオロギやスズムシやセミは、いったいどこが違うのでしょう?

 

 ひとつの違いは昼行性と夜行性ではないでしょうか? 昼間、やかましく鳴くセミは別ですが、視覚重視の昆虫は昼行性、聴覚重視の昆虫は夜行性と分けられるのかもしれません。それに、昼行性のモンシロチョウやミツバチは鳴きませんが、夜行性のコオロギやスズムシはよく鳴きます。鳴くものと鳴かないものとで分けられそうです。

 

 それでは、どうしてほ乳類は2色型色覚になってしまったのでしょう? それはたぶん、ほ乳類も夜行性が関係していそうです。夜、恐竜の足もとをすばやく動き回る生活です。鳴き声もあまり多くはありません。第一、夜はあまり色が見分けられないでしょう? 色の情報はあまり必要なかったようです。それよりも、匂いをかいで食物を探し、恐ろしい動物が忍び寄るのを聞きわけられるような敏感な耳が大切だったのではないでしょうか?

 

 でも、それなら、昼間活動するウシやウマは、どうして2色型色覚のままなのでしょう? ウシやウマは草の新芽や若葉が大好きです。草や葉なら、色は見えなくても、舌で触ったり、匂いをかいだりすればおいしい食べ物かどうかがわかります。肉食獣のヒョウやライオンも、さほど色に頼った生活はしてなさそうです。ほ乳類の生活 には、2色型色覚でじゅうぶんだったのかもしれません。

 

 その色覚が、霊長類になって3色型色覚になりました。中南米にいる新世界ザルは、オスとメスで色覚の異なる種類がいるので事情がちょっと複雑ですが、アジアやアフリカに住む旧世界ザルと類人猿――チンパンジーやゴリラ、オランウータンなどがいます――は、ヒトと同じ色覚です。ですから、人と自然の博物館の4階にある、フロア・スタッフの方がいるコーナーのそばにある京都大学霊長類研究所のチンパンジー・アイの描いた絵は、何となくヒトが描いた絵と同じに見えます。どうでしょうか?

 

ai_picture.jpgのサムネール画像 どうして霊長類だけが3色型色覚になったのでしょうか? わたしは果実が好きな霊長類だから、緑の葉っぱの中で赤い実がよく見えるように3色型色覚になったのだと信じていました。つまり、サルやホミニッド――類人猿とヒトを合わせたグループのことです――は、鳥のまねをして、赤い木の実がよく見えるように3色型色覚になったのだと思っていました。でも、本当でしょうか?

 

 

map_pangandaran.GIF Macaca_fascicularis.jpg 

 インドネシア、ジャワ島のパンガンダランというところに住むカニクイザルに、2色型色覚のオスが見つかりました。ヒトの血液型にA型やB型があるように、カニクイザルには3色型色覚が多いのですが、当然、2色型色覚もあります。色覚は「○○は○型色覚」という言い方をしてきましたが、正確には遺伝的な多型なのです。チンパンジーやヒトも同じです。このカニクイザルは赤い実を探すことができないのでしょうか? 実は、何の不自由もなく赤い実を取って食べているそうです。続きは、また今度書きます。(つづく)

 

 

三谷 雅純(みたに まさずみ)

スーパームーン

2012年5月 6日

スーパームーン

 昨日は「スーパームーン」ということで、月が最も地球に接近していたそうです。普段よりも14%大きくて30%明るいそうです。

 しかし、普段の満月と同じ条件で撮影してないし、トリミングのサイズも異なるので、それだけで見ても、大きさや明るさが比べられません(゚_゚;)

満月

 

  昨年度のスクールから

 今年もボルネオジャングル体験スクールの募集が始まりました!!

 詳しくはこのURLをクリックしてください  http://hitohaku.jp/bjs/2012bjs.html

 

 期間は、平成24年7月25日(水)から8月1日(水)までの7泊8日間!! 日本からは、小学6年生〜高校3年生まで28名の友だち。そして、マレーシアの同年代の友だちもジャングル体験スクールに現地で合流します。ダナンバレー自然保護区とタビン野生生物保存区、それぞれを訪れます。

 このスクールが人生のターニングポイントとなり、現在ボルネオ島で熱帯の動物や植物の研究を続けている先輩もいます。とても中身の濃い、専門性の高い体験スクールです。

 

 興味のある方は是非、ひとはくにお問い合わせください。お申し込みの資料等をお送りいたします。

 また、facebookでは昨年度のスクールの写真をアップロードしていますので、是非写真も楽しんでください。  https://www.facebook.com/BorneoJungleSchool

 生涯学習課:八尾まずは、問い合わせてね 

 先月の4月26日(木) 兵庫県立大学附属中学校のプロジェクト学習が始まりました。これは附属中学校とひとはくとの間で交わされる「総合的な自然・環境学習プログラムの研究開発・実践研究に関する協定」に基づいて実施される学習で、第1学年時は春先にガイダンスキャンプでひとはくを訪れます。

 第2・第3学年では、ひとはくの研究員が附属中学校に出向いていき、少人数によるグループごとの課題探求型学習を展開します。 

田原所長のお話

 開会式では、自然・環境系研究所の田原所長から、「わからない」を大切にすること。科学とは、その合理的な答え。等の話を聞きました。

 その後、3人の研究員の「研究と私」のセミナー受講。ジュラシックパークやインディージョーンズ。野うさぎとヘビとイヌワシ。大阪のおばちゃんの話など、それぞれの研究員からのとても楽しい話をとおして、科学することについて教えてもらいました。

  布野研究員   池田研究員   赤澤主任研究員

 午後は、顕微鏡を使った花の観察実習と収蔵庫の見学。

 高野主任研究員   生物系収蔵庫

 環境系収蔵庫   地学系収蔵庫

 今回は、生物系収蔵庫に加え、環境系・地学系の収蔵庫も見学したため、時間が足りなくなりましたが、博物館の心臓部をしっかり見ることができました。

 

 1年次のプロジェクト学習はほぼ今回の学習で終わりますが、2年次3年次についてはまもなく連休明けから始まりますが、課題別の学習になります。

 

 県立大学附属中学校のみなさん、よろしくお願いいたします。

 

生涯学習課:八尾 これからです!!

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現在開催中の「六甲山のきのこ展2012」に、たくさんの方に見て頂きありがとうございます。
じっくりとケースに張り付いて見ていただいた方、ニオイを体験された方、イラストを書いてくれた方など、みなさん色んな形で楽しんで頂けたようでなによりです。
kinoko2012illust.jpg さて、このゴールデンウィークの最終日となる5月6日(日)が「六甲山のキノコ展2012」の最終日となっています。グランドフィーナーレを飾るべく、最終日には特別イベントを開催します。

題しまして、「キノコでサイエンス・カフェ」で、高校生をはじめキノコ業界で活躍されている方にお越しいただき、お話していただきます。お茶をすすりながら、気楽にキノコの話を聞いて頂ければと思います。

 日時は、2012年5月6日(日) 15時〜16時30分 です。
 場所は、兵庫県立人と自然の博物館  4Fひとはくサロン となります。 
 参加は無料ですが、入館料は必要です。どなたでも自由に参加いただけます(小さい子もOK)。
 もちろん、申し込み不要で、出入りも自由でのんびり過ごして下さればと思います。

話題提供は、展示を製作した県立御影高校の生徒さん、兵庫きのこ研究会の奥田さん、神戸在住のきのこ少年和田君です。キノコ展や六甲山のきのこについて、スライドや標本を交えながらのお話となります。

さらに、今回は特別ゲストとして、作家で芸術家でキノコライターの堀博美さんにもお話頂きます。堀さんは、注目の本「きのこる」の作者で、キノコと文化、歴史、映画、芸能、音楽、神秘、信仰と文系キノコ研究家としても有名です。

キャラのたつ方々が、きのこをたっぷり解説してくれます。

繰り返しになりますが、
 5月6日でもって「六甲山のキノコ展2012」が終了です。
 お見逃しのないようによろしくお願いします。

(みつはしひろむね)

4月30日,「被災自然史標本の修復技法と博物館救援体制を考える研究集会」が,大阪市立自然史博物館で開催されました(→プログラムなど詳細はこちら)。

自然史系博物館・大学博物館を中心に,日本各地からいろいろな立場の方が集まり,三陸の自然史文化及び博物館の復興と,今後の災害に備えて確立しておくべき体制・技術的手法などについて,議論されました。

午前中は実際に標本修復に関与した博物館関係者によるポスターセッション。

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各館から,昆虫,植物,貝類,化石,地質系標本などの作業方法や課題などが紹介されました(→ポスタータイトル一覧はこちら)。

午後はセッションと総合討論。「自然史系の専門学芸員集団としてこれまでの救援活動を総括し,今後の活動の方向性を見出すこと」を目的として,参加者とディスカッションしながら進められました。

セッション1は「津波被害標本処理の技術的な課題とその記録」,セッション2は「自然史系博物館のレスキュー体制を巡る課題」がテーマです。そして,最後に総合討論が行われました。

自然史系の専門学芸員のみならず,いろいろな立場におられる方からの情報提供と議論が行われれ,とても有意義な会であったと思います。

ひとはくからは八木主任研究員と布施が出席し,八木主任研究員が総合討論の指名討論者,布施がセッション1の指名討論者として,参加させていただきました。 また,ポスターを出展し,ポスターセッションに参加させていただきました。

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研究会の内容はもちろん,陸前高田市立博物館の学芸員さん達らにお会いできたこと,いろいろな立場・環境で自然史標本修復に携わってこられた自然史系博物館関係者のみなさんと情報交換ができたことなど,この研究会に参加できて良かったです。この研究会の企画者および西日本自然史系博物館ネットワークの事務局のみなさまらに御礼申し上げます。

 下に,関連する情報のリンク先を記しておきます。興味のある方はぜひクリックしてみてください。

◆当館で行われた被災植物標本の修復手順などについて
 →兵庫県立人と自然の博物館研究紀要No.22の記事へ

◆徳島県立博物館で行われた被災植物標本の修復手順などについて
 →徳島県立博物館研究報告No.22の記事へ

◆「津波被害にあった標本を救おう」展で展示されたパネルの内容について
 →こちら  

◆植物標本の修復作業の様子
 →ブログ記事「津波被害にあった標本を救おう」へ

 

(自然・環境評価研究部 主任研究員 布施)

 

4月29日(日)、汗ばむほどの陽気のなか、

「KIds(キッズ)ひとはく大使任命式」が行われ、

大使に応募してくださった2歳〜小学3年生までの

145名が晴れて大使になりました!

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←記念撮影では

「ひとはく大使ぃ〜!」と元気な声が

会場に響き渡りました。

 

 

 

 

 

 

岩槻邦男館長のごあいさつでは

「自然について学んで、地球の未来をよりよいものにしてください。」

とのメッセージがあり、

大使代表の小学3年生のお姉さんお兄さんが

館長より「任命証」を受けとりました。

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大使全員に館員や研究員から「任命証」が手渡されました。

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←「任命証」と「大使バッジ」

  

 

 

 

 

 

みんな使命感に燃えている様子!

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ひとはくについてのクイズにもみんな元気に答えてくれました。

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任命式の後は、お祝いに駆けつけてくれた

「ひとはく博士」と「はばタン」との記念撮影が大人気。

ハイポーズ!

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午後は大使向け特別プログラムが行われ、

佐用町・西はりま天文台公園の時政先生から

金環日食のお話をお聞きして、

自分だけのオリジナル「日食めがね」を作りました。

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120429 kidsWS (2).JPG    120429 kidsWS (6).JPG  

5月21日の金環日食が楽しみ!!

 

キッズひとはく大使のお仕事は

ひとはくといっしょに自然科学を楽しんで、

まわりのみんなにひとはくのことを伝えていくこと。

これからの大使の活躍にご期待ください!

 

                             <キッズひとはく推進室 高瀬 優子>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初夏を思わせる陽気が続いていますね。虫たちの姿も多く見かけるようになりました。

さて,ご自宅でカブトムシを育ててみませんか?

「NPO法人三田武庫が丘グリーンクラブ」様から提供していただいたカブトムシの幼虫を,ご希望の方先着30名様に,一匹づつプレゼントします。

詳しくは下の「ごあんない」をごらんくださいね。

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<ごあんない>======================

●日時と場所:2012年5月2日(水) 13:00〜
 ひとはく4階「実習室」
 八木主任研究員より育て方のお話があります。

●整理券の配布:当日12:30から「実習室」前で配布します。
 ※なくなり次第終了します。

●ご用意していただくもの:
 幼虫の飼育容器または2リットルの空きペットボトル1本
 ※土(昆虫マット)はこちらで用意します。

================================

昨年の様子はこちら→http://hitohaku.jp/blog/2011/05/post_1190/

 

キッズひとはく推進室

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みなさ〜ん!(^^)!

ゴールデンウィーク半分過ぎましたが・・・

いかがおすごしですか? 

428日(土)29日(日)のフロアスタッフとあそぼうは・・・

「こいのぼりをとばそう」でカラフルなこいのぼりがいっぱい!!

 

材料は・・・カラフルな花紙と口の芯になる画用紙。後は目をつけて、色紙でうろこを貼れば完成(*^_^*

 

親子で仲良く!ご家族で!  

うろこどうしょうかな? みんなできたかな?

 

 

 

 

    

 

 

 

 

 

ボールみたいに投げると・・・こいのぼりが飛びまーす。!(^^)!

 

飛ぶかな?

飛んだね!

 完成!

完成2!

    

 

 

 

 

 

後半のゴールデンウィークのイベントは♪

53日(木・祝)4日(金・祝)は「こいハットをつくろう」

55日(土)  6日(日)  は「ミニこいのぼり」 

 

ぜひ!!!ひとはくに遊びにきて♪(^^)♪こいのぼりをつくってね ☆

 

 

 

フロアスタッフ   おの・つじ・にしぐち

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