3月3日から開催の「みんなの福島展」、4月8日をもって、終了しました。
東日本大震災から、はや、1年が経過しました。
この1年、ひとはくは、標本レスキューやKidsキャラバンなど、さまざまな震災復興支援活動を行ってきました。
地震・津波に加え、原発事故に風評被害と、四重に苦しむ福島の人々。
「みんなの福島展」では、福島は私たちと同じ日本にあり、同じように人々が暮らしているという、ごくあたり前のことをお伝えしようと考えました。
「ビッグパレットふくしま避難所記」写真展では、同名の書籍から、子どもたちの写真を中心に、ピックアップしました。当館での展示を快諾くださった同刊行委員会さま、ありがとうございました。
巡回パネル展「放射線とエネルギーの科学」もお借りし、あわせて展示しました。原発事故で関心が高まっている「放射能」や「放射線」って何なのか、わかりやすく親しみやすい内容でした。
「福島のミュージアムから」のコーナーでは、各館の職員さんの生のメッセージを、顔写真入りでお伝えしました。急なお願いにも関わらず、資料をご提供くださった館ならびにご担当のみなさま、ありがとうございました。
「メッセージ交流ひろば」では、たくさんのメッセージが寄せられました。
「福ちゃん」が、温かいメッセージを促してくれたものと思います。
寄せられたメッセージの一部は福島の施設に展示され、お返しのメッセージも、たくさん寄せられました。
手書きのメッセージは温かいですね。
しばらくの間、3階オープンギャラリーに展示しておきますので、ご覧ください。見ている方も、心が温まります。
その一部はこちらのページでもご紹介しています。
私自身、今まで「人」を中心とした展示をしたことがなかったので(虫ばっかり)、今回の企画は、とてもよい勉強になりました。
諸々の事情で急ごしらえの企画であったにもかかわらず、快く協力くださった関係のみなさまに、厚くお礼申し上げます。
ひとはくでは、2012年度も、福島をはじめ、東北地方各地への支援活動を、引き続き行っていきます。
(八木 剛)