3月3日から開催中の「みんなの福島展」で活躍してくれているマスコットキャラ「福ちゃん」です。
福ちゃんは、何でしょう? 雪だるまかな・・・?
そこで、デザインしてくださった、i2アソシエイツの伊従さんにきいてみると、
福ちゃんは、雪だるまではなくて、「お餅」だったのでした!!
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福ちゃんを活躍させてくださってありがとうございます。
福ちゃんは、餅は餅でも、凍み餅(しみもち)なのです。
凍み餅とは福島の農村で保存食として作られてきた伝統食品です。
冬の間にたくさん作って春の田植えで忙しい時期に食したりするのだそうです。
いまでも毎年農家の軒先に凍み餅を始めいろいろなものが吊るされますが、
原発によりその風物詩は消えている、とのことでした。
わたしは餅好きなので、福島の物産を調べていたらおのずと目に入ったのがきっかけです。
凍み餅のかたちは半円、長方形、作り手によっていろいろなのですが、
凍み餅を使った揚げドーナッツの「凍天」が福島では人気だとわかり、
食べたい!これだ!と思って丸っこいフォルムになりました。(半円はチラシの飾りへ)
その後、ふと●●さんが浮かんで、●●さんは意外と(!?)お洒落な人だったな〜、
と思い出して帽子が足されます(本人には言えません…)
雪国の要素として肌は白、頬にピンク、となりました。
長靴もはいているし雪だるまでもおかしくないのですが、福ちゃんは とけないのです(笑)
多少のびたり食べたりするんですかね。
最初は半円頭で江頭みたいな案もありましたが、一人立ちしてくれて本当に嬉しいです。
4パターンしかなかったのに、あんなに成長していてひとはくのパワーに脱帽です!!
会場はもちろん福ちゃんパネルと子どもが一緒に写ってる写真や、がんばって描いてくれたメモ帳メッセージは私の宝にもなりました。
ありがとうございます!!
伊従
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福ちゃんのおかげで、「メッセージ交流ひろば」には、たくさんの温かいメッセージが寄せられています。
みんなのメッセージはポスターにして、震災一周年となる3月11日、福島市子どもの夢を育む施設 こむこむさんと、郡山市ふれあい科学館 スペースパークさんへ、届けられました。
みんなの思いが、福島のみんなに伝わればいいですね。
みんなの福島展は、4月8日までです。
(八木 剛@自然・環境評価研究部)