今日は,楊津(ようしん)小学校で,1年生から3年生を対象としたセミナーを開催しました。
楊津小学校では,1月31日まで,「キッズミニミニひとはくキャラバン」が開催されています(→準備の様子はこちら)。展示会場では,子ども達が熱心に昆虫標本を見ていました(^ ^)。
さて, チャイムが鳴り,3時間目のはじまりです。今回は「身近な哺乳類」と「植物の種子散布」がテーマ。まずは,デジタル紙芝居「うりんぼのごちそう」からスタート!野生動物との共生について,やさしく学びます。
デジタル紙芝居の後は,本物のイノシシの頭蓋骨が登場!イノシシをはじめ,ニホンジカ,タヌキ,アライグマの毛皮を実際に触って,毛皮の違いを確かめました。
一人ひとり毛皮を触った後は,哺乳類によって運ばれる植物の実について学びます。ひっつきむしがイノシシの毛皮にしっかりひっつく様子も体験。
ところで,ひっつきむしはどうして「ひっつく」のでしょう?拡大していみるとその理由が良く分かります。サイエンススコープを使って,「ひっつくしくみ」を調べてみました。「おぉ〜,(トゲの先が)やじるしみたいになってる!」
そして4時間目。植物のいろいろな種子散布方法について,お話を聞きます。その後は「ひっつきむしダーツ」。イノシシの的に向かってオナモミの実を投げます。誰が優勝かな〜?
「ひっつきむしダーツ」班の隣では,「くるくる回るタネを作って飛ばそう」班が,紙とクリップで工作。どうやったらきれいに回るかな?上手にできた友達にコツを聞きながら,改良を重ねます。
最後に,「ひっつきむしの絵」と「分かったこと・気づいたこと」を書いてもらいました。オナモミだけでなく,アメリカセンダングサ,ノブキなどいろいろなひっつきむしの絵を描いてくれ,曲がったとげや腺体を描き込んでいる子どもたちも多く見られました。
今回のセミナーを受講する前に描いてもらった「ひっつきむしの絵」と比べてみると,その差は一目瞭然。
生き物はとってもおもしろい!これからも色々なものに興味を持って観察してね。
ではまた,博物館で会いましょう(^ ^)。
(キッズひとはく推進室 布施・清水)