琴引浜の鳴き砂文化館にて、有孔虫の観察会が実施されました。
観察会では、小林主任研究員に有孔虫のお話をして頂き、みんな、浜辺に打ち上げられた「小さな生き物の不思議」を実感しました。
小林研究員によると・・・
有孔虫は、わずか「1個の細胞」で生きているそうです。この点は、皆さんご存じの「アメーバ」と一緒です!
しかし、アメーバとちがって、自分の体の周りに「殻」をつくるとことが有孔虫の不思議です。
(写真は有孔虫の殻)
わずか1個の細胞でも、ここまで見事な「殻」が作れるのですね!! ちょっと感動でした!!!
ここからは、みんなで有孔虫を探しました。
有孔虫はとーっても小さいため、顕微鏡を使って大捜索です。
みんな頭をさげて、とっても丁寧に捜しています。まさに、砂の中の宝探しといった雰囲気でした!
そして、やっと見つかりました!!!
とっても小さいですが、顕微鏡では殻の模様がはっきり見えます!!
他にも、いろいろな形の有孔虫が見つかりました。
どれも「1つの細胞」なのですよ! やっぱり不思議ですよね!!
自分で見つけた有孔虫は、みんな、大切に持ち帰りました。
地元の方にとっては、いつもと違う琴引浜を実感できる観察会になったのではないでしょうか。
自然・環境マネジメント研究部 布野 隆之