2週間後に迫った、「ノジギク観察会」の募集案内です。
参加募集の締め切りは今日(12月2日)までですが、まだ定員まで余裕がありますので、お知らせします。
場所は姫路市の東南部にある的形海岸です。
小赤壁公園に地元の子供たちが10年くらい前に植えたノジギク。大きく成長し、満開です(去年の観察会:12月19日)。
兵庫県の県花です。
海岸の崖に咲き乱れる自生のノジギク日本にはノジギクの仲間が50種以上(ノコンギクなどを含めて大きくみた場合)が生育しています。
そのうち、海岸性のノジギクは15種ほどです。
兵庫県では、瀬戸内海にノジギク(セトノジギクともいう)、日本海側にリュウノウギクの変種とされるワカサハマギクが分布しています。
内陸の山野に分布するリュウノウギクは、葉をちぎるとリュウノウ(ボルネオール:二環式モノテルペン:C10H18O)という揮発成分に似たにおいがするためです。リュウノウは東南アジアの熱帯に産するリュウノウジュ(ラワン材の仲間)の種子や樹液から取れる香料で、樟脳によく似た化学構造を持っています。
ノジギクとリュウノウギクの違いは、
ノジギク:頭花の総苞外片は、内片より短く、瓦重ね状に並ぶ。
リュウノウギク:頭花の総苞外片は長く、内片とほぼ同じ長さ。
そのほか、葉の形状、葉裏の毛の密度などがありますが、相互に雑種をつくるため、混生している地域では、雑種をつくり、区別が困難になります。
セミナーの参加申し込みは、ここからできます (再生研:ふじい)