2011年12月アーカイブ
12月27日にKidsキャラバンで,神戸市兵庫区の兵庫児童館へ行ってきました。
冬休み中ということで,13時からの開催です。
まずは,身近な動物のお話を聞いて,ほ乳類の種類や体のつくりを学びます。クイズに参加したり,実物標本に触ったりもして,どんどん気分が盛り上がってきます(^ ^)/。
次はいよいよ「シカの全身骨格」の組み立てです。今回は5チームに分かれて実施。5体分のシカの骨はすべてが本物です。肩の骨はどれかな〜?
各チームに児童館の先生方がお1人づつ入ってくださいました(^ ^)。
上あごと下あご,関節のつなぎ目など,とっても面白いです。百聞は一見にしかずですね!
ほ乳類のプログラムの後は「カタツムリ」。ひとはくからやってきた大量のカタツムリに,子ども達の目は釘付け。「こんなにたくさんの種類がいるんだ〜」。
兵庫児童館の先生方には,会場設営など,いろいろとお世話になりました。また,子ども達への広報やチーム分けなどもしてくださいました。本当にありがとうございました。それでは,良いお年を!
(キッズひとはく推進室 布施静香)
12月27日岩手県久慈市の「もぐらんぴあ・まちなか水族館」を訪問し、キッズキャラバンを開催しました。もぐらんぴあは久慈市の海岸近くにあった水族館なのですが、3月11日に発生した津波で全壊してしまいました。その後8月に久慈駅前の空き店舗を利用して「もぐらんぴあ・まちなか水族館」として営業の再開にこぎつけています。もぐらんぴあ・まちなか水族館(以下「もぐらんぴあ」)は、タレントのさかなクンが応援団長として支援をしている施設としても知られています。
ひとはくもそんなもぐらんぴあを応援し、久慈の子供たちに少しでも元気になってもらおうと、キッズキャラバンを開催させていただきました。27日のメンバーは、キッズひとはく推進室の3人(古谷、小舘、塚本)と八木の4名です。
朝9時にもぐらんぴあをおとずれ早速準備開始です。
中央に畳を8枚敷き、むしむし体験コーナーとぬりえのコーナー、それに、化石のコーナー。周囲にはひとはくの化石のレプリカ作りとタネで遊ぼうのブースが設置され。イカ飛行機作りやちりめんモンスターなど、もともともぐらんぴあにあったブースが周囲にあります。化石のコーナーでは、当日の朝、久慈川で採集した放散虫化石の入ったチャートを、顕微鏡を使って見てもらうこともできます。
10時になると早速、子どもたちが来てくれましたいろいろなプログラムの始まりです。。
二日前の八戸に比べると、ご来場いただいたみなさんの数はやや少なめでしたが、その分、スタッフがしっかり対応させていただくことができました。海洋底の「プレート」のことなど、いろいろなことをよく知っている4年生の男の子と話をしたり、スタッフ一同、充実した時間を過ごすことができました。
参加したスタッフ全員で記念撮影をし、夕闇が迫る中、ひとはく号への荷物の積み込みを行いました。28日に少しでも早くひとはくに帰り着くため、27日は仙台まで走ります。
ご来場いただいた久慈の皆さん、一緒に活動していただき大変お世話になった、もぐらんぴあのスタッフの皆さん、応援に駆けつけてくださった、岩手県立博物館の藤井さん、ありがとうございました。今回のキャラバンを機会に、これからもさまざまな形で交流させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
(2011年12月27日 きっずひとはく推進室 古谷 裕)
今年のクリスマスも、みなさんのおうちにサンタさんはやってきましたか?
ひとはくでもクリスマス限定のイベントがたくさんあり、館内は大にぎわいでした。
4階にはなんだか、あまーい香りが…
こちらは、24日の「うきうきワークショップ・チョコでつくる化石レプリカ作り」の様子です。
最初にアンモナイトのお話を聞いてから、実際の化石に触ってじっくり観察します。
その後は、どのアンモナイトの型にするか選んで、いよいよチョコレートを注いでいきます。
出来たら、メッセージカードを書いたり、ラッピングを選んだりして、アンモナイトチョコレートのできあがり♪
そしてクリスマスの25日は、カラフルなおゆまるを使ったレプリカ作りです。
これは好きな色のおゆまるを選んで、世界に一つだけのアンモナイトのレプリカが作れます。
明日、12月28日(水)〜1月2日(月)まで博物館はお休みいたしますが、3日からは楽しいイベントがもりだくさん!!
うきうきワークショップ「とっても簡単!アンモナイト化石のレプリカ作り」も、1月3日(火)・4日(水)はお正月スペシャルバージョンで行います!
みなさまのご来館をお待ちしております。
フロアスタッフ 美濃 杏奈
」および 「 龍→蛟→鰐」の2種類のワニがいたそうです。「鼉」は現在も見られるヨウスコウアリゲーターで,クロコダイルと違い,人畜無害のおとなしいワニだそうです。
クリスマスの今日,青森県八戸市児童科学館にて「ひとはくキッズキャラバンin八戸」が開催されました!
午前9時頃,ひとはくの6名(小館・清水・中瀬・布施・古谷・八木)が会場に到着.クリスマス寒波で身を切るような寒さです.
メイン会場は1階のロビーと講義室です.
児童科学館のスタッフの方々にお手伝いいただきながら,ブースを作っていきます.
10時からの開催にもかかわらず,9時半頃から家族連れがちらほら.
寒い中,来てくれてありがとう!
それでは,最初のブース「むしむしたいけん」です.オオクワガタやアカハライモリなど,小さな生き物たちに歓声があがります.
講義室の中には,「化石のレプリカ作り」「タネで遊ぼう」などのブースがあります.
化石ゾーンでは,顕微鏡で微小化石を見たり,本物の化石を手にとって観察します.アンモナイトのレプリカ作りでは,サンタ帽を被った児童科学館スタッフの方にも助っ人に入っていただきました.
植物ゾーンでは,くるくる回るタネをクリップと色紙で作ったり,ひっつきむしでダーツをしました.ところで”ひっつきむし”はどうして”ひっつく”のでしょう?ダーツで遊んだ後は,実態顕微鏡で”ひっつく仕組み”を観察しました.
そして昆虫ゾーンでは,体色の不思議を考えたりしながら実物標本を観察. その後は,昆虫標本をじっくり見ながらのお絵かき&塗り絵.みんなとっても上手に描いていました.
八戸の子どもたちはとっても素直.キラキラした目で楽しんでくれていました.
八戸でのひとはくキッズキャラバンは無事終了.八戸市児童科学館をはじめ,今回のキッズキャラバン実現に大きく寄与してくださった,青森の関係者のみなさまに,深く御礼申し上げます.これを機に,交流を深めていきましょうね!
そうして,明後日の「ひとはくキッズキャラバンin久慈」にむけて,岩手へ向かう準備をする我々でありました.
兵庫へ帰るのはもう少し先になります.
(キッズひとはく推進室 布施静香)
ひとはくキッズキャラバン in 東北のため、23日早朝ひとはくを出発したひとはく号は、はるばる1200kmの道のりを走破して、日付の変わった24日0時30分頃岩手県二戸市のホテルに到着しました。二戸市の国道4号線では気温が−4°と表示されていました。
なれない雪道の運転。途中で地吹雪のため前者のテールランプが見えなくなったりすることもあり、ドキドキの経験でした。
24日朝ホテルを出発し、午前中は、27日のキャラバンを予定している久慈市のもぐらんぴあ・まちなか水族館を訪問しました。
午後には25日のキャラバン開催地の八戸市児童科学館を訪問し、打ち合わせと荷物の搬入をさせていただきました。
キッズひとはく推進室 古谷 裕
琴引浜の鳴き砂文化館にて、有孔虫の観察会が実施されました。
観察会では、小林主任研究員に有孔虫のお話をして頂き、みんな、浜辺に打ち上げられた「小さな生き物の不思議」を実感しました。
小林研究員によると・・・
有孔虫は、わずか「1個の細胞」で生きているそうです。この点は、皆さんご存じの「アメーバ」と一緒です!
しかし、アメーバとちがって、自分の体の周りに「殻」をつくるとことが有孔虫の不思議です。
(写真は有孔虫の殻)
わずか1個の細胞でも、ここまで見事な「殻」が作れるのですね!! ちょっと感動でした!!!
ここからは、みんなで有孔虫を探しました。
有孔虫はとーっても小さいため、顕微鏡を使って大捜索です。
みんな頭をさげて、とっても丁寧に捜しています。まさに、砂の中の宝探しといった雰囲気でした!
そして、やっと見つかりました!!!
とっても小さいですが、顕微鏡では殻の模様がはっきり見えます!!
他にも、いろいろな形の有孔虫が見つかりました。
どれも「1つの細胞」なのですよ! やっぱり不思議ですよね!!
自分で見つけた有孔虫は、みんな、大切に持ち帰りました。
地元の方にとっては、いつもと違う琴引浜を実感できる観察会になったのではないでしょうか。
自然・環境マネジメント研究部 布野 隆之
今日は12月24日 クリスマス・イブ!! よい子のお家には,サンタクロースがプレゼントをもってやって来るかも?!
昨夜から気温が下がり,今朝は家の周りはうっすらと雪化粧でした。みんなの住んでいるところはどうだったかな?明日も雪かな? WhiteChristmas(ホワイト・クリスマス)になるのかな?
ひとはくの建物の影で、お昼になってもお日様が当たらないところにある池。
やっぱり、お昼休みに見に行くと,氷が張ったままでした!!寒いはずです(・・・・・写真をクリックすると大きな画面になります)。
でも、ひとはくでは今日も明日もうきうきワークショップやフロアスタッフと遊ぼうなど、楽しいコーナーでみなさまのお越しをお待ちしております。
今年最後の週末は是非ひとはくでお過ごしください。待ってまぁぁぁす (o^^o)
12月22日に琴引浜鳴き砂文化館ではじまるジオキャラバンの搬入に行ってきたジオ
うわー。激しくあられが降ってきたジオ。さすが「弁当忘れても傘忘れるな」の丹後の天気だジオ。
まずは道の駅てんきてんきで、ジオキャラバン開催中のパネルを、湖山池ジオキャラバンの報告展示に張り替えたジオ。
なんと!ジオサイト百選の地図がシールで埋まっているジオ!琴引浜と経ヶ岬が多いジオ。ジオキャラバンのチラシも結構なくなっているジオ。
いよいよ琴引浜鳴き砂文化館でジオキャラバンの展示設営だジオ。といっても私は見ているだけジオ(笑)。はってなQ便への質問お待ちしているジオ。
ジオキャラバンの展示の目玉、魚のプラスチネーション標本と一緒にぱちり。
もう一つ、琴引浜ジオキャラバンの展示の目玉、琴引浜ネイチャークラブハウスを運営している安松先生の展示だジオ。力作だジオー。
琴引浜鳴き砂文化館でのジオキャラバン開催は12月23日ー1月15日までだジオ。みんなカニを食べに来るついでに遊びに来てくれたら、うれしいジオ。
by ジオバク (代筆 高野温子 自然・環境評価研究部)
本日午前8時過ぎ、
キッズひとはく推進室の古谷先生、小舘先生が
青森県に向けて旅立って行きました。
詳細はコチラ
↓
http://www.hyogo-c.ed.jp/~board-bo/kisya23/2312/2312151.pdf
(生涯学習課 西岡敬三)
いよいよ12月も終わりに近づき、子どもたちにとっては楽しみなクリスマスやお正月がやってきますね。
ひとはくでも、新しい企画展や、新作紙芝居の上映が始まり、冬休みやお正月に備えての準備が進められています。
今年も1年間、多くの方にひとはくにお越しいただき、フロアスタッフのイベントにご参加いただきました。
フロアスタッフにとって一番嬉しいことは、ひとはくに来てくださったみなさまの笑顔です。
新しい発見があった時の喜び、一生懸命に向き合っている時、がんばった達成感でいっぱいの時、そういう瞬間を一緒に感じられることが、一番の幸せです。
そして、みなさまとの出会いによって私たちが学ばせていただけることがたくさんあります。
ひとはくへお越しくださったみなさま、本当にありがとうございました。
12月28日(水)〜1月2日(月)までは休館いたしますが、年明けの1月3日からは、楽しいイベントもりだくさん♪で、みなさまをお迎えします。
♪1月のフロアスタッフとあそぼう(土日祝15:00〜)
1月3日(火)・4日(水)「りゅうをつくってみよう」
1月7日(土)・8日(日)「お正月たこづくり」
自分だけのかっこいいたこをつくってとばしてみよう!
1月9日(月・祝)「動物すごろく」
森の動物に変身して、大きなすごろくに挑戦しよう!
♪うきうきワークショップ(10:30〜16:00※時間内はいつでもご参加できます!)
1月3日(火)・ 4日(水)「とってもかんたん化石のレプリカづくり」参加費100円
カラフルなおゆまるを使って、アンモナイトのレプリカをつくろう!
くわしくはうきうきカレンダー1・2月合併号をごらんください。
http://hitohaku.jp/top/11ukiukicalen/ukiuki1212.pdf
お正月は、ご家族そろってひとはくで新しい発見や感動に出会いませんか?
みなさまのお越しを心よりお待ちしております。
フロアスタッフ 美濃 杏奈
2001年6月に淡路島の津名町(現淡路市)で水揚げされたナガスクジラを覚えていますか?ひとはくが採集後に骨格標本に加工し、昨年の企画展示「瀬戸内海VS日本海」で初めて公開しました。このナガスクジラが、10年ぶりに淡路島に里帰りします。
2011年12月23日(金・祝日)から淡路島の国営明石海峡公園で、ひとはくとの共催になる「あわジオフェスティバル」が開催されます。ここで、ナガスクジラの骨格標本が展示されます。骨だけですが、長さ10m近い雄大な姿を楽しんでください。淡路島を代表するアンモナイトの化石や、さわれる化石も展示しますね。
⇒ あわジオフェスティバルのチラシはここから (おもて うら)
自然・環境評価研究部 主任研究員 加藤 茂弘
地震の神さま ナマズウシ →
加東市滝野図書館で行われた「加東市ノーベル大賞授与式」に参加してきました。
この「加東市ノーベル大賞」は、加東市の小・中学生の夏休み自由研究から、
優秀な作品に与えられる賞です。
▲滝野図書館 ▲授与式の会場となった3階会議場
下記のように大賞1点、最優秀賞1点、優秀賞3点、審査委員賞4点が選ばれ、
安田市長から、賞が授与されました。
(市内の小・中学校からの93作品うち、42作品が入賞・入選しました。)
■大賞:「メキシコサラマンダーとの出会いから始まった変態する生物の研究」
社小学校6年 上月理彩さん
■最優秀賞:「福田のサギについて」
福田小学校4年 土井聡一郎くん
■優秀賞:「みぢかにさく くさばな」
滝野東小学校1年 高見瑛真くん
■優秀賞:「東条川の水質調査」
東条東小学校4年 石田江里奈さん
■優秀賞:「植物を使った大気汚染の研究」
社中学校2年 福田智毅くん
■審査委員賞:「ぼくのまちのかめ調べ」
東条東小学校2年 藤原岳くん
■審査委員賞:「アブラコウモリの生態」
東条西小学校4年 井上蓮也くん
■審査委員賞:「加東市の自然と生きもの博物館」
東条西小学校5年 若浦勇樹くん
■審査委員賞:「身近にある民間薬 十薬の研究」
東条中学校2年 飯田杏奈さん
この審査には、佐藤主任研究員をはじめ当館のスタッフも委員と
して参加しました。
▲安田 加東市長から賞が授与されました ▲ 授賞した皆さん
▲講評をする佐藤主任研究員
滝野図書館の2階では、それぞれの作品が展示してありました。
▲作品の展示会場となった滝野図書館2階ギャラリー
自分の作品の前で ハイ ポーズ!
▲ひとはくの展示の前でも
授賞された皆さん、おめでとうございます!!
これからも、生き物や自然、環境のことに好奇心をもって、観察したり、
調べたりしてくださいね。
(自然・環境再生研究部 小舘 誓治)
陽射しはあるものの、風は冷たい.......。
朝からそんなお天気でしたが、お昼頃から、ここ三田でも雪が舞い始めました。
ひょっとして、今年の初雪?
が、
ひとはくでは週末も楽しいセミナー等を用意して、みなさまのご来館をお待ちしております。是非、週末はひとはくでお過ごしください。
2011年の12月に神戸市垂水区にある小束山児童館へおじゃましました!
児童館には、学校が終わると、たくさんのお友達(小学校1〜3年生)が集まってきます。
この日は「ひとはKidsがやってくる!」ということで子どもたちも
楽しみにしてくれていたと思います^^
1階の ゆうぎしつ では・・・・
さぁ みんな 研究員の話を聞いて〜
2年生・3年生のみんなは いろいろな知識があるようで研究員
の質問に すぐに いろいろと答えちゃいます!!
研究員が
「では このタネと同じように くるくる まわりながら落ちていくタネの模型を
作ってみたい人〜」と聞くと、
「は〜〜〜い。」と
一斉に手が上がりました☆^∇゜) ニコ♪
好きな色を順番に選び、研究員の説明を聞きながら、みんな一生懸命 折ります。
。。。 むずかしい?? これでいい?? これであってる??
みんな あれこれ悩みながら クリップをつけたら・・・
ポンポンと、天井に向けて タネをとばします!
くるくるとまわるのをみて 「わ〜〜〜」 「飛んだ〜〜〜」
何度も チャレンジしてくれてました〜 あいにく くるくると舞う作品の撮影が
難しくて 写真がないのが残念。
1年生のお友達は 初めて聞く話の内容だったようで、研究員の話を
一生懸命聞いて うなずいてました〜
☆^∇゜) ニコ♪
そして お兄ちゃんたち同様、 「くるくる まわる タネを作る?」と聞かれ、
「つくる〜」というときには みんな真剣^^
タネを飛ばすのも ちょこっと小さいお友達は あまり高くとばすことは
できなかったりしたけど 上手に飛ばして タネのとぶ秘密を
わかってくれたのではないかしら^^
2階の図書室では、 デジタル紙しばい の「スミスネズミと100年の森」
が行われました!!
みんな デジタル紙しばい に聞き入ってましたヾ(@~▽~@)ノ
森の中で 小さな生き物は 小さなタネの恵みで
成長するんですね〜
自然のつながりも わかってもらえたかな^^
1時間しか時間はありませんでしたが
ひとはくの1コマをぎゅって凝縮した キャラバン^^
最後にはみんなで記念撮影!
また ひとはくで!!とお声かけして 終わりました(●^o^●)
(キッズひとはく推進室)
NPO法人 人と自然の会・カワセミの会がひとはくを舞台に三田市から委託された初めての対外イベント、自然環境セミナー『鳥とあそぼう!』を12月4日(日)に実施しました。ひとはくから深田池を通り、五大力菩薩までの観察コースも入念に下見を実施しました。
当日のセミナー参加者は10名(大人9名、子供1名)でした。最初に『とりはどこから飛んでくる?』のタイトルで、留鳥・冬鳥・夏鳥たちのことを簡単に説明し、さあ出発!
ところがです。ここに大きな落とし穴がありました。
植物観察と違い、鳥はジッとしていません。入念に下見をしたコースを歩いていても鳥たちは突然、現れます。また、参加者が通り過ぎた後で、現れたりします。
そんなこんなで予定時間が大幅に過ぎてしまい、結局、予定していた五大力菩薩までは行けず、田んぼのケリを観察できないまま、下深田の集落から引き返しました。
急いで引返す途中、ジーンファーム近くで、枝にモズがとまっているのを発見!あわててモズにスコープをあわせる。とても綺麗なモズだ。参加者の方々も順番にスコープをのぞきながら、「モズってこんなに綺麗なんや」と歓声をあげる。
急いでひとはくに帰り、観察できた鳥の名前を参加者みんなで確認する鳥合わせ。事前に今年は鳥が少ないです、と参加者にお知らせしていましたが、迎えてくれた鳥は予想を越える16種にのぼりました。
観察会後はひとはくからの協力で初公開のイヌワシを始め、10数体の本剥製を展示し、さらに三田市在住の岩橋徹さんからバードカービングを出展していただき、参加者に本剥製とバードカービングをじっくり観察してもらう。
最後にかわせみの会会員の作成の紙芝居と鳥のとんちクイズをやって笑いが続く中、カワセミの会初めての対外イベントは無事に終了しました。
※ひとはくのブログによく載る鳥は何でしょうか?→答はキジ=記事です
来年の2月19日(日)の人と自然の会のドリームスタジオはカワセミの会が実施します。深田公園周辺の鳥たちと遊びませんか?どんな鳥が待っているかな?ひとはくへぜひいらしてください。
NPO法人 人と自然の会・カワセミの会 能勢 公紀
いかがでしたか? ふたご座流星群☆彡
冬の夜空を彩る天体ショー、見ることができたでしょうか?
12月14日深夜23時過ぎ、寒い中いつものお気に入りのスポット(丹波市青垣町某所)へ車で向かったのですが、昨夜は霧が深過ぎました。
何も見えません(x。x)゚゚゚ 道路のセンターラインも見えづらい状況。
このお気に入りスポットは、今回は諦めることにしました。
峠を一つ越え、多可町加美区へ移動することに。周辺の光量が少なく、空が広く見える場所・・・・・・を求めてウロウロ。高圧電線の下でしたが、田んぼのあぜ道で観測することに。時計を見ると、日付は15日0時を回っていました。月がだんだん高くなり、条件が悪くなってきます。(こんなことなら、もっと月の低い、早い時刻にしていればよかったかも?と、若干の後悔)
でもまぁ、1時過ぎまでのおよそ1時間で20数個肉眼では観測することができました。最後は、霧が出てきて、月も明るくなってきて、そしてなんと言っても寒くなってきたので、そこそこで切り上げました。
今回写真にハッキリ写り込んでいたのはこの1枚。
ちょうど画面の中心付近に流れています。判りますでしょうか? (上の画像をクリックすると、少し大きな画像が表示されます。)
おまけ
30分間ほどの写真を合成するとこんな風になります。右の方に動かない部分、北極星があることがよく判ると思います。左の山際の明るい星は、木星です。
いよいよ今年も残すところ半月あまりとなりました。兵庫県内でも雪の便りも聞こえてきましたね。冬になると、空気が澄んで星が見えやすくなります。
先日10日にも皆既月食がありました。その皆既月食になる直前頃の写真を並べてみました。
同じ設定で撮影できていないので、色も大きさもバラツキがあります。なので、記録写真としてはあまり値打ちはありません。しかし、並べると「うわぁっ!!」と思えるので掲載します。画像をクリックすると大きく表示します。なんだか、たこ焼きかカエルの卵に見えてきませんか!!
そして、皆既月食を見逃してしまったあなたに朗報です!!
来る12月14日(水)深夜から15日(木)にかけて、ふたご座流星群が最もよく見えるといわれています。15日の午前2時頃がMaxといわれているので、その前後に、頭の真上を見上げてください。天気がよければ、星が降ってくるはずです。必ず防寒対策をしてください。それと家から離れて観測に出かける場合は、行き帰りの交通安全等にも十分ご注意ください。
写真は去年の12月14日の写真です。
夕べは、皆既月食で午前2時頃まで眠れず・・・・・寒くて風邪ひきそうだし。
そして今朝は、丹波市山南町上滝の恐竜化石発掘現場へ。今朝も寒い!!
いよいよ今日から、ボランティアの方々による発掘調査が始まります。8時過ぎから続々とボランティアの方々が参集されます。
名簿で氏名の確認をしながら名札を渡します。池田研究員の恒例お昼のお弁当引換券の説明。
今回の現場はかなり狭く深いエリアとなっています。
なので、中に(下に)入るのは研究員のみで、ボランティアの方は危険が伴うので入りません。上から今回の現場付近の様子について説明を聞きます。底が見えないくらい深いのです。
作業の途中で丹波市辻重五郎市長が現場にお越しになり、「寒い中での作業ごくろうさま。」という言葉と寒中お見舞いをいただきました。その後、第一発見者の一人村上氏と今回の発掘調査に寄せる期待などを話されていました。
今回は、範囲が狭いこともあり、ほぼ年内に予定に達する見込みです。大きな発見があればさらに延長ということもあり得ますが・・・・・。
辰年(竜の年)にむけて、ぜひ恐竜にちなんだ大きな発見があることを祈ります。
12月23日に琴引浜鳴き砂文化館で、ジオキャラバンセミナー「ジオパークの大地の模型をつくろう」をやります!
7月から始まり、鳥取・兵庫のジオパーク拠点館を巡ってきたジオキャラバン。いよいよ琴引浜鳴き砂文化館での開催が最後となります。クリスマスの連休には各種セミナーを開催します。セミナー第1弾は、12月23日開催予定の「ジオパークの大地の模型をつくろう」です。先山研究員が張り切って、全てのジオキャラバン会場で実施しているセミナーです。どんなセミナーかって?過去に実施した模型作りセミナーの様子をご紹介しましょう。
等高線が描いてある地図に、等高線にあわせて「大地」を切っていきます。
きった「大地」をぺたぺたと、等高線にあわせて地図の上に貼っていきます.
そうそうその調子!
やったあ、できました!
とこんな感じのセミナーを、12月23日(金・祝)の10-12時に、琴引浜鳴き砂文化館で開催します。出来上がった大地の模型は、ジオキャラバンの期間中(12月23日〜2012年1月15日)、鳴き砂文化館で展示します。琴引浜周辺の地図を準備して皆さんの参加をお待ちしております。地元のみなさん、クリスマス連休に丹後にカニを食べに来る予定のみなさん、是非、琴引浜鳴き砂文化館にお立ち寄りください。セミナー参加のお申し込みは琴引浜鳴き砂文化館(電話・ファックス0772-72-5511)までお願いします。
23日はもう一つ、申し込み不要のセミナー「ジオパークと地震〜建物の揺れ方や液状化をためそう」も実施しています。地震が起こると建物はどう揺れるのか、東日本大震災でも起こった液状化現象を、実験装置を触って体験してみましょう。ところで、実験装置ってどんなの?
こんなのです。
12月23日は琴引浜鳴き砂文化館に遊びに来てくださいね。
高野温子(自然・環境評価研究部)
12月6日にKidsキャラバンで、神戸市中央区の生田川児童館へ行ってきました。
まずは準備。
生田川児童館は他の児童館とは違って、親子連れの利用が多いようです。
赤ちゃんも安心して転がれるように、プレイルームにはカラフルなマットが敷き詰められています。
しかし、この日はたまたま、学校で懇談会があったらしく、小学生もたくさんきてくれました(*^_^*)
開始して最初のプログラムは、デジタル紙芝居「これなぁに?」です。
スクリーンに虫や動物の体の一部が出てくると、スタッフが「これなぁに?」と質問します。
答えがわかったら、子ども達が元気よく答えるというクイズです。
小学生にはちょっと簡単だったかな?
未就学の小さいお子さんも自分が知っているものがあると、大きな声で答えていました。
クイズの最後は、うたあそび。
歌いながら振付をするのですが、さすが子どもは覚えるのも早く、
みんな上手に動けていました♪
クイズの後は、布施研究員による植物の話。
生田川児童館の周りにある植物を、サイエンススコープという拡大装置を使って拡大してみたり、どんな植物があるのかなどの話がありました。
「ウツギ」の葉を拡大すると、星のような毛が見え、子ども達も「すごい!」と感動した様子でした。
話が終わると自由時間。
顕微鏡コーナー、標本コーナー、塗り絵コーナーを自由に回れる時間 です。
何が見えるかな?
植物の葉の表面に毛が生えているのが見えたり、実がどんな形かがわかったりと、今まで見たことのないものばかりだったと思います。
植物についている何かの卵や、アブラムシなどの小さな虫を見つけてはとても喜んでいました(^▽^)
塗り絵も大盛況!
ツリーやトナカイなどのクリスマスの絵も人気でしたが、サザンカやツバキなどの植物の塗り絵も人気で、植物の話で興味が湧いたのだなぁと思いました。
子どもから完成した塗り絵と一緒に写真を撮ってほしいとお願いされることもしばしば(笑)
標本コーナーも人気でした。
児童館の先生もお母さん方も、モルフォ蝶はなぜ色褪せないのかなどの説明を、興味深く聞いてくださいました。なお、この写真の標本は、12月22日まで生田川児童館に置かせて頂いてます。
ひとはくにはこの標本以外にももっと多くの標本がありますので、良かったら見に来てください♪
生田川児童館の皆様、ありがとうございました!
キッズひとはく推進室 荒川育未
12月といえば・・・楽しいクリスマス。
ただいま博物館4Fひとはくサロンに「クリスマスコーナー」を設置しております。
期間は本日〜12月25日(日)のクリスマスまでです。
↑ 好きなかざりをつくってクリスマスツリーにはりつけてね!
4Fひとはくサロンでは、こんなに素敵なクリスマスツリーも飾ってありますよ。
また12月は新作デジタル紙芝居「アンモナイトものがたり」を上映しております。
恐竜がいた時代に海のなかにすんでいたアンモナイトのものがたり。
アンモナイトが化石になってどうやって皆さんのところにやってきたか?
ぜひご覧ください!
(時間:平日15:00〜、土日祝11:00〜、14:30〜 場所:3Fアースシアター)
フロアスタッフ松田
10月25日から、スズメバチの2匹オスを飼いはじめました。
夜は冷え込むため、夜勤担当の警備さんに預かってもらっています。
朝、出勤すると、警備さんや受付の方からハチを受取って私の1日が始まります。
今朝、受付の安藤さんからハチを受取ると1匹、ひっくり返って動かなくなっていました。Σ(T▽T;)
このハチは、ハチ博士の大谷主任研究員に標本にしていただきます。
体も大きく、去年飼っていたアシナガバチより運動量が多く、ケースの中で激しく飛ぶため翅が破れてしまい、元々の大きさの半分になってしまっていました。そのため、飛ぶことも難しくなっています。動かない方が寿命が延びるとハチ博士聞いていたので、こりゃまた春ぐらいまで飼えるかなと思っていたところでした。
生涯学習課の両角さんと大本さんに木の枝を拾ってきてもらい、ケースの中に入れてみました。
飛ばなくても、これで上の方にもいくことができます。v('▽^*)
残った、この1匹は、年末年始自宅へ連れて帰れるといいな、と見つめています。
専門的なことは、今後ハチ博士に研究いただくことにしましょう。
小林美樹(生涯学習課)
兵庫県で70年ぶりに発見された幻の植物「シロシャクジョウ」が12月2・3日に丹波文化活動交流会で展示され、昨日ひとはくへやってきました。
そして、今日からひとはくで「丹波のシロシャクジョウ展」が始まり、「シロシャクジョウ」が見ることができます。
早速、テレビ局の取材が。インタビューにこたえる鈴木研究員。
「見つけた人もすごいけど、こんな小さな植物の生命力もすごい。」と真剣に見つめる小中学生。とっても綺麗な色で小さな花です。ここではお見せしませんので、ひとはくへ見にきてください。
そして、70年前に「シロシャクジョウ」を発見したのは、当館の岩槻館長の小学校時代の先生だったとか!!こちらも、ビックリ。
世界に1つしかない「シロシャクジョウ」の封入標本も展示されています!
この「丹波のシロシャクジョウ展」は1月9日(月・祝)までです。
次の土曜からは、恒例の干支展「辰(たつ)さんようこそ」が始まります。
こちらもお楽しみに♪
小林美樹(生涯学習課)
12/3(土)・4(日)の15:00〜FSとあそぼうイベント「クリスマスオーナメント」をおこないました。
↑作ったのは、こちらのクリスマスリースです。
博物館にいる森の動物たち、イノシシ・ウサギ・ツキノワグマなどをはりつけて
素敵なオリジナルリースができあがりました。
ぜひお家にかざって楽しいクリスマスを過ごしてくださいね☆
次回のFSとあそぼう12/10(土)・11(日)は「年賀状づくり」をおこないます。
(時間15:00〜、4Fひとはくサロン、定員20名)
他にも楽しいイベントをご用意していますので、ぜひうきうきカレンダーをチェックしてください。(ひとはくHPからも見られます。)
FS瀬良・西口・松田
今回は神戸市西区の玉津児童館に行ってきました。
テーマは化石。
プログラムの内容は
(1)フロアスタッフによるデジタル紙芝居「アンモナイト物語」
(2)古谷研究員による化石の話
(3)おゆまるで化石のレプリカ作り
の3つです。
まずは紙芝居。
音あり、動きありの紙芝居に、児童も児童館の先生もくぎ付けです。
古谷研究員からは、玉津児童館付近に転がっている石から、
実際に取り出した化石の話がありました。
具体的には化石が含まれていた石は「チャート」と呼ばれる石であることや、
化石を取り出す方法などの話でした。
古谷研究員から大きなアンモナイトの化石を見せてもらうと「わぁ〜」と驚きの声が。
児童たちは話を聞きながら、本物の化石も順番に触れたので目も耳も手も化石づくしでした(*^^)v
化石のレプリカ作りでは熱いお湯を使うため、
今回から児童館の先生にも協力していただき児童たちを順番に呼んで、
レプリカを作ってもらうことにしました。
キャラバン開始時間からおゆまるに興味深々の児童には長い待ち時間だったかもしれませんが、
みんなおとなしく順番を守ってくれたおかげで、安全にレプリカ作りを進めることができました。
先に作った子が、後から作るお友達に作り方を教える場面もありました。
レプリカが作れた人から、顕微鏡をのぞいて小さな化石を見てみたり、塗り絵をしたり、
古谷研究員に質問してみたり、思い思いに楽しんでくれました。
塗り絵も、みんな化石の塗り絵を手にとり、おゆまるの影響もあるのか、
カラフルにきれいに塗ってくれました。
最後は集合写真。
みんな自分が作ったレプリカを自慢気に掲げています(*^_^*)
玉津児童館のみなさま、後片付けも手伝っていただきありがとうございました。
ひとはくを知っている児童は少なかったけれど、
またいつかひとはくでみなさんに会えたらいいなと思っています。
次の児童館ではどんな子ども達に会えるかな〜♪
キッズひとはく推進室 荒川育未
2週間後に迫った、「ノジギク観察会」の募集案内です。
参加募集の締め切りは今日(12月2日)までですが、まだ定員まで余裕がありますので、お知らせします。
場所は姫路市の東南部にある的形海岸です。
小赤壁公園に地元の子供たちが10年くらい前に植えたノジギク。大きく成長し、満開です(去年の観察会:12月19日)。
兵庫県の県花です。
海岸の崖に咲き乱れる自生のノジギク日本にはノジギクの仲間が50種以上(ノコンギクなどを含めて大きくみた場合)が生育しています。
そのうち、海岸性のノジギクは15種ほどです。
兵庫県では、瀬戸内海にノジギク(セトノジギクともいう)、日本海側にリュウノウギクの変種とされるワカサハマギクが分布しています。
内陸の山野に分布するリュウノウギクは、葉をちぎるとリュウノウ(ボルネオール:二環式モノテルペン:C10H18O)という揮発成分に似たにおいがするためです。リュウノウは東南アジアの熱帯に産するリュウノウジュ(ラワン材の仲間)の種子や樹液から取れる香料で、樟脳によく似た化学構造を持っています。
ノジギクとリュウノウギクの違いは、
ノジギク:頭花の総苞外片は、内片より短く、瓦重ね状に並ぶ。
リュウノウギク:頭花の総苞外片は長く、内片とほぼ同じ長さ。
そのほか、葉の形状、葉裏の毛の密度などがありますが、相互に雑種をつくるため、混生している地域では、雑種をつくり、区別が困難になります。
セミナーの参加申し込みは、ここからできます (再生研:ふじい)
12月24日は琴引浜鳴き砂文化館でジオキャラバンセミナー「琴引浜の砂に入っている有孔虫を観察しよう」を実施します。鳴き砂として名高い琴引浜、その砂の中にはたくさんの有孔虫の殻が混ざっています。肉眼では砂粒にしか見えませんが、顕微鏡で拡大してみると白い殻の上に様々な模様が浮かび上がって、とてもきれい!
先日、鳴き砂文化館の館長さんの案内で、セミナーで使用するための砂を琴引浜で採取しました。
琴引浜。白砂がとても美しいです。
セミナーを担当する小林研究員によれば、琴引浜の砂には沢山有孔虫が入っており、幾つか異なる種類のものが確認できたとのこと。セミナーでは、小型顕微鏡を覗きながら砂の中から有孔虫を取り出し、小さい箱のなかに並べて自分だけの標本箱をつくります。つくった標本箱はお持ち帰りできますよ。クリスマスイブの日に、小さくて美しい有孔虫の世界に浸ってみてはいかがでしょうか。地元のみなさん、クリスマス連休に丹後にカニを食べに来る予定のみなさん、是非、琴引浜鳴き砂文化館にお立ち寄りください。セミナー参加のお申し込みは、琴引浜鳴き砂文化館(電話・ファックス0772-72-5511)までお願いします。
高野温子(自然・環境評価研究部)