なんと、明日2011年10月31日 世界の人口は7,000,000,000人に達するそうです。
0が多すぎてわかりませんが、70億人ですって!!
私が生まれた頃は30億人とか40億人だったから、2倍近くになってるんですね。驚きです。
なので、国連人口基金東京事務所では、世界人口が31日に70億人に達するのを記念し、31日に国内で誕生する赤ちゃん全員を「70億人目の赤ちゃんたち」の一人として祝福し、希望者に認定証を贈ることを決められたそうです。
なんと、明日2011年10月31日 世界の人口は7,000,000,000人に達するそうです。
0が多すぎてわかりませんが、70億人ですって!!
私が生まれた頃は30億人とか40億人だったから、2倍近くになってるんですね。驚きです。
なので、国連人口基金東京事務所では、世界人口が31日に70億人に達するのを記念し、31日に国内で誕生する赤ちゃん全員を「70億人目の赤ちゃんたち」の一人として祝福し、希望者に認定証を贈ることを決められたそうです。
さて、河南堂珍元斎でございます。
ひとはくとの共催で好評開催中の徳島県立博物館企画展「描かれた地震」に行って参りました。
徳島文化の森総合公園に向かう橋で、まず、ナマズウシ君が出迎えてくれます。
どんな展示かと申しますと、活断層のしくみや地形や地層に残された地震のあとなどの紹介をはじめ、ひとはくの加藤茂弘研究員のなまず絵コレクション、ちんげんさいのタヨウ星人原画コーナー「ナマズウシ七変化」などもあわせて展示。会期は10/21日(金)から11/27(日)までとなっております。
23日は、「ナマズウシ大作戦!講談+立版古ぬりえ」と題したワークショップを開催。
講談ナマズウシ七変化!を聞いて、自分だけのオリジナルナマズウシ立版古をつくりました。
日本では地震を起こすといわれているのはナマズでございますが、お隣台湾ではなんとウシ。大地がゴーっとうなる音がウシのモーと鳴くのとが似ているからだそうです。
講談を聞いてイメージした自分だけのナマズウシ立版古をぬって、つくって・・・
この展示の担当の中尾学芸員をはじめ、徳島県立博物館のたくさんのスタッフにもお手伝いいただき、参加者はご満悦!いろんなナマズアワオドリウシができました!
まだやりたい人はナマズウシ立版古セットをお持ち帰り! そしてそしてなんと、良い子にはナマズウシ短冊もプレゼント!
11月3日(祝)には「動く断層ペーパークラフトをつくろう」と題して、ひとはくの加藤茂弘研究員がワークショップを行いまーす。10:30〜13:00〜14:00〜15:00〜の4回、当日受付となっております。乞うご期待!珍元斎はいませんがお持ち帰り用ナマズウシ立版古もまだあります。
四国400万人のひとはくファンのみなさま、ぜひ、徳島県立博物館へ!
http://www.museum.tokushima-ec.ed.jp/default.htm
みなさま、こんにちは。
秋も深まってきましたね。
さて11月の「フロアスタッフとあそぼう」のイベントをご紹介します。
年に一度の最大イベント・ひとはくのスペシャルなお祭りは…
◆11/6(日)ひとはくフェスティバル
11/6日(日)は『うきうきFSイベント大集合!わくわくフェスティバル』を行います。デジタル紙芝居やクイズ大会がもりだくさん!
場所:3階アースシアター ※詳しい時間は当日プログラムをご覧ください。
他にも、楽しい体験型プログラムがたくさんありますよ。
ひとはくフェスティバルの日は「無料開館日」となっておりますので、博物館を無料でご入館、ご観覧いただけます!
毎日行っているイベントは…
◆『デジタル紙芝居』
(時間:平日15:00〜/土日祝11:00〜、14:30〜・場所:3階アースシアター)
デジタル紙芝居のタイトルは「スミスネズミと100年の森」。
六甲山に住んでいるスミスネズミのお話です。
◆『展示室ツアー』(時間:平日14:00〜/土日祝11:30〜)
展示室ツアーはクイズをまじえながら博物館をご案内するツアーです。
どこをご案内するかは当日のおたのしみ♪
土・日・祝の15:00〜から行っているイベントは…
◆『フロアスタッフとあそぼう』いずれのイベントも参加費無料です。
3日(木)・5日(土)『 動物すごろく 』場所:3階展示室
12日(土)・13日(日) 『 うきうきおりがみ〜ゾウをおろう〜』場所: 4Fひとはくサロン
19日(土)・20日(日) 『 画はくの日〜ボルネオジャングル〜』場所:1F展示室
23日(水・祝)『あしあとかるた 』場所:4Fひとはくサロン
26日(土)・27日(日) 『 木の実でクリスマス 』場所:4Fひとはくサロン
10:30〜16:00の時間内、いつでも参加できるイベントは…
◆うきうきワークショップ
13日(日)「はくぶつかんペーパークラフト」場所:4階ひとはくサロン
◆深田公園うきうき探検隊(ふかたん)
探険テーマは「ドングリと色づいた葉っぱをさがそう!」。
ひとはくの研究員の先生と一緒に、深田公園を散策してみましょう!
時間:14:00〜 集合場所:4Fひとはくサロン
イベントの詳しい内容は「うきうきカレンダー11月号」にのっていますのでチェックしてください。
(うきうきカレンダーはひとはくHPからもご覧いただけます)
みなさまに楽しんでいただけるイベントを毎日ご用意しておりますので、ぜひお越しください!
(フロアスタッフ 松田)
第6回丹波恐竜化石発掘等連絡調整協議会が終了しました。
今年で6回目になりますが、毎回多くの方の協力があって発掘調査がすすめられています。ありがとうございます。
ちなみに、今日の連絡調整協議会の出席者名簿からその関係団体をみると・・・・・・丹波県民局恐竜まちづくり課・丹波土木事務所・兵庫県教育委員会社会教育課・加古川漁業協同組合・上久下自治協議会・上久下恐竜委員会・上滝自治会長・上滝土地改良区・(財)兵庫丹波の森協会・近畿農政局川代ダム管理所・丹波警察署・丹波市恐竜を活かしたまちづくり課(順不同・敬称略)など、かなりの数であることがわかります。
そしてマスコミ関係者も参加します。
ひとはくでもビデオに記録します。
連絡調整協議会に先立ち、午前中には発掘現場のあります、上滝地区において住民に対しての説明会も行われました。 地元の方々の協力がなくては調査はできません。 この先、発掘調査に関わる多くのボランティアの方々にもお世話になります。
さて、今回はどんな発見が待っているのでしょうか?
情報管理課:八尾
吾輩はジオバクだジオ。
今日はこそっと山陰海岸ジオパークから抜け出してきたジオ。
そう、僕の生まれたひとはくに帰ってきたジオ。
仲間のイカジイたちもいたジオ。うれしいジオ・・・
OH!だれもいないジオ!そっと総務課の部屋へはいったジオ!
なんか荷物があるジオ。徳島の博物館に仲間のナマズウシたちが行くって聞いたジオ・・・そうか、
徳島県立博物館で10月21日からはじまる企画展「描かれた地震」の荷物だジオ!
http://www.museum.tokushima-ec.ed.jp/default.htm
10月23日には、ちんげんさいのナマズウシ立版古のワークショップがある・・・うーん、行きたいジオ!
http://www.museum.tokushima-ec.ed.jp/fukyu/2011/10.htm
当日参加もOKだジオ!
カトちゃん(加藤研究員)のナマズ絵コレクションはもちろん、ナマズウシたちの原画展もやってるジオ。
もう少しひとはくの奥の方を探検してみるジオ・・・
そして、一回座ってみたかった館長のイスに・・・
やった!座ったジオ!
と喜んだのもつかの間・・・
警備のおっちゃんにつかまったジオ・・・
小舘研究員に助けてもらったジオ。おおきに・・・
たまたま通りかかったイヌに乗っけてもらって、いざ、山陰海岸へもどるジオ!ハイドー!イヌちゃん!
山陰海岸でまた会おうジオ!http://hitohaku.jp/geo/index.html
ジオバク 代筆:河南堂珍元斎
昨日は琴引浜ジオキャラバンの先行展示ということで、道の駅てんきてんき丹後(http://tenkitenki-mura.jp/)さんに展示物を持っていってきたジオ
てんきてんきさんの場所は赤く示した現在地のところだジオ
あれえ?僕が後ろを向いているジオ
こちらがてんきてんきさんの入口だジオ。自立できないので塚本さんにおんぶに抱っこだジオ
早く大きくなって自分で歩けるようになるジオ
搬入風景だジオ。京丹後市の能勢さんも搬入作業を
手伝ってくれているジオ
僕も手伝っているジオ。って邪魔してるだけ??
展示物を並べ終わって、最後のチェックをしているところだジオ
ああつかれたジオ。お昼ごはんも終わって眠いジオ。でもこれから琴引浜鳴き砂文化館さんに展示やセミナーの打ち合わせにお邪魔するジオ
こちらが琴引浜鳴き砂文化館(http://www.nakisuna.jp/)さんだジオ
鳴き砂に関する展示がいっぱいあるジオ。こじんまりしてるけど、こんな手作り感あふれる展示もあったり
なんか落ち着くジオ。琴引浜ジオキャラバンは12月23日-2012年1月15日まで開催だジオ(http://hitohaku.jp/geo/pdf/kotohiki.pdf)。丹後にカニを食べにくるついでに遊びに来てくれたら、うれしいジオ。
byジオバク 代筆 高野温子 自然・環境評価研究部
神戸市北区大沢町のアオノリュウゼツランの「その後」の「その後」です。
10月も半ばになり,例のアオノリュウゼツランはこのような状態になりました。
開花していた2ヶ月前(2011年8月)と比べると,ちょっと寂しい感じになりましたね(開花中の様子はこちら)。
花序をもう少し拡大して見てみましょう。
右端に着いている丸い黄緑色の物が若い果実です(この写真には2つ写っていますね)。
でも,殆どの果実がすでに落ちています。やっぱり大沢町では,種子をつくるのが難しいようです。
地面に落ちていた若い果実を切ってみました。
左と中央は縦割り,右は輪切りです。
未熟な白い種子がぎっしりとつまっています。
種子にある翼もお見せしたかったのですが・・・未熟すぎて上手く撮影できませんでした( T _ T )。
葉の様子はこちら。だんだん枯れてきましたね。
アオノリュウゼツランは多年生植物ですが,一回結実性なので,開花した株は枯死します。
この株は50歳。
最期の約半年におきる劇的な変化を目の当たりにすると,改めて生き物の「すごさ」に感じずにはいられません。
<写真:もりまさあき(次長),文:布施静香(主任研究員)>
前のブログで紹介しておりました『シロシャクジョウ』の封入標本が完成しました。
上の写真はコンパウンドによる磨き上げが完了した状態です。
残すはケイ素ポリマーによる無機ガラスコーティング処理とフッ素コーティングだけです。ガラスコーティングの前に写真を撮らないと、反射がきつくてきれいに撮影できません。
これは、別の観点から説明すると、表面のかすかな傷をポリマーが穴埋めして、より透明性を確保すると同時に、鏡面効果により紫外線カットの役割を果たします。そのことで、樹脂や標本の劣化を抑えます。そのあと、フッ素樹脂によるコーティングを行います。これは、表面の摩擦係数を低下させて、ハンズオン展示の際の『すり傷』を減らす役割を果たします。
ときどき、各地の博物館でみかけるプラスティック封入標本ですが、このように細かな配慮がなされて展示されています。みなさん、ハンズオン展示といえども、丁重に取り扱ってくださいね。
この標本ですが、シロシャクジョウの発見者であり、採集の案内をしてくださった『丹波自然友の会』の皆さんとの共同で、12月のはじめに披露したいと思います。また、日程と場所が決まりましたら、ご報告いたします。
ここで宣伝です!
11月19日に当館にて『封入標本づくり』の実習講座があります。
http://www.nat-museum.sanda.hyogo.jp/education/11syousai/F08.html
10月30日までが締め切りですので、関心のある方は早めにお申し込みください。
小学校の授業で限られた時間でも完成させる迅速な製作法の紹介から、博物館の常設展に利用するレベルの本気テクニックも交えながらの実習となります。
毎年、まったくはじめての方から、展示会社のプロの方まで参加されていますので、どなたでもお申し込みして頂いて問題ありません。
当日は、製作した標本をお持ち帰りいただけます。
ちなみに、昨年はこんな面白いものをつくった方もおられました。
*壊れやすいカエルの骨格標本が手にとってじっくり観察できる
*ある海岸の貝類を一堂にあつめて一挙に見ることができる
半数ぐらいの方が、標本持参での参加です。気合いが感じられます。
ちゃんと封入用の標本も用意しておりますので、手ぶらでの参加も大丈夫です。
(過去には北斗の拳のラオウのフィギュアを封入してた人もいましたが・・・)
自然史博物館の役割は、素朴に自然とのふれあい体験をお手伝いするだけでなく、一手間をかけて(実は身近にあるのだけれど)非日常的な体験や理解を提供すること、できれば、標本だけでなく、その”技法”をお持ち帰りできるようにダウンサイジングすることにあります。
この『お持ち帰りできる技法』という部分がとても大切です。もっと言うと、『お持ち帰り』して、まわりの方に自慢していただく、自らが生物多様性の『語り部』になって頂くことです。そして、その方が地域での展示会や観察会に活用していただくことが、博物館の到達目標のひとつです。
こうした普及プロセスを促進するためにも、展示技法のイノベーションが重要となります。そのひとつが封入標本づくりの技法であり、現在も、「より手を抜いて作る方法」や、「よりきれいに作る方法」、「これまで封入できなかったものを封入する方法」、「傷が付きにくいコーティング方法」等の研究開発を続けています。これに加えて、効果的な講座の開催方法や、学校教育でのカリキュラム化や環境政策のなかでどのように組み入れるのか、といった活用の機会と場についてもあわせて社会実験や研究を行っています(例えば豊岡市のコウノトリに関する普及教育/ VIDEO ・ HP )。
セミナーでは、こうした側面についても、多様な分野の知を集積し、実践的に再構築する体系としての「博物館学」を解説しますので、博物館活動に関心のある方も、ぜひご参加頂ければと思います。
(来年度から博物館学芸員養成課程のカリキュラムが大幅に変わりますので、博物館展示論を担当される実務経験ゼロの大学教員の方の参加もウエルカムです!)
(みつはしひろむね)
今回のインドネシア滞在中、唯一、森を訪れることができたGede Pangrango National Parkという国立公園を紹介します。最高峰は3000mを超えており、公園の玄関口となる町チボダスでも1250mあります。週末になると避暑地として利用する人が多く、私たちが移動した土曜日は、早朝からボゴールやジャカルタからチボダスへ向かうたくさんの車で渋滞していました。
途中、朝食を食べに立ち寄った食堂からは眼下に茶畑がたくさん見えました。ジャワ島で茶畑を見ながらいただくホントのジャワティー?
2時間半ほどのドライブで目的地であるチボダスに到着し、9時から登山を開始しました。一日で山頂まで登るのはちょっと難しいので、今回は2100mにあるAir Panas(インドネシア語でAirは水、Panasは熱いという意味で、お湯が出ている)を目指して歩きました。
登山といってもひたすら写真撮影しながら登るので、ゆっくりしたスピードです。わたしも果実を見つける、これ何が食べるのだろうか?と思いながらついつい写真を撮ってしまいます。熱帯山地林を訪れるのは初めての経験でしたので、普段、調査を行っている森との相違点を楽しみながら上を目指しました。林冠を構成するのは、ツバキ科のイジュSchima wallichiiやマキ科のDacrycarpus imbricatusなど。これらの樹木の幹には、着生植物やコケがたくさん見られる森でした。
途中に昼食休憩をはさみ、調査候補地の下見などを行いながら13時ごろに目的地であるAir Panasに到着。熱いところは45度くらいの温泉がわき出ているそうで、登山客の中には、お湯につかっている人もいました。
湯気でいっぱい。
帰りはサクサクと歩いて下山したので、ふもとに到着したのは午後5時ごろ。ほぼ一日歩き続けて熱帯山地林を堪能しました。でも着生植物まで含めた調査はなかなか大変そうです。
北村俊平
人と自然の博物館では、みなさまに楽しんでいただけるイベントを毎日ご用意しております。
毎日実施しているイベントは…
◆『デジタル紙芝居』
(時間:平日15:00〜/土日祝11:00〜、14:30〜・場所:3階アースシアター)
デジタル紙芝居のタイトルは「コウちゃんの60日間」。
コウノトリが生まれてから、巣立ちをするまでの60日間のものがたりです!
◆『展示室ツアー』(時間:平日14:00〜/土日祝11:30〜)
展示室ツアーはクイズをまじえながら博物館をご案内するツアーです。
どこをご案内するかは当日のおたのしみ♪
1F展示室・共生の森をご案内する「ボルネオジャングル探検ツアー」や、
2F展示室をご案内する「海のなかまたちツアー〜大きな骨はなんの骨?〜」などを実施しています♪
今週15日(土)・16日(日)15:00〜からのイベントは・・
フロアスタッフとあそぼう「画はくの日〜化石集合!〜」です。
3F展示室の恐竜化石展示を見ながら、恐竜や化石の絵をかいてみましょう。
色鉛筆など道具は貸出いたします。
参加される方は、3F展示室・丹波の恐竜化石展示室前におこしください。
「ひとはくに恐竜フィギュアがやってくる〜恐竜復元作家・徳川広和の世界〜」展が開催中!
恐竜フィギュアがい〜っぱいです。10/23(日)までの展示です。
ぜひ恐竜に会いにひとはくへ来てください!
(フロアスタッフ 松田)
上の写真は、武庫川の下流域、武庫大橋のすこし下流です。意外と水がきれいで心地よいところです。2011年
10月8日、兵庫県阪神北県民局さんが中心となって開催されている「むこがわ探検隊」に講師として参加しました。このイベントでは、川の水生生物の観察会とアユの産卵床整備(川を耕す!)が目的です。昨年も、川を耕すことでたくさんのアユの産卵が確認できました。
(神戸新聞さんの記事はコチラをクリック!)
この会合は、武庫川流域環境保全協議会が主催となり、県土木事務所、里山・環境課さんをはじめ、武庫川漁業組合さんといった多彩なメンバーが参画しています。これに、地元の中学生や高校生、武庫川流域連携を考える会の皆さんにも参加いただき、総勢で60名を超える賑やかな会となりました。
武庫川漁協さんから丁寧な説明がありました。トンボやスコップなどがずらり。
作業風景は、こんな感じです。まるでプール掃除のようです。川底はサクサクに。
これで一雨くると、細かい砂が流れて、アユの産卵に適した川床に。
全体の作業風景は、こんな感じで、遠くからみると不思議な風景です。
でも、アユ漁がさかんな地方にゆくと、よく見られる風景です。
これからしばらくしてからが楽しみです。
川を耕す作業のまえには、みんなで生き物の採集も行いました。
各自で採集したものを持ち寄ります。
さて、この観察会では、あまり珍しいものは採れないだろうと思っていたのですが、そんな予想は9才の女の子によって、あっさりと覆されました。
棒みたいな魚が捕れてるから見に来て欲しいと言われて行ってみると、ヨウジウオの仲間が水槽に。
一緒にいた高校の理科の先生も驚き。
さすがに、見慣れない生物なんで、カワヨウジかな、ぐらいで種名までは自信がありませんでしたが、持ち帰って調べてみると、「テングヨウジ」でした。武庫川では初記録です。
調査でも、あまりお目見えしないようで、複数の知人に尋ねても、「採ったことない」とのことで、決して数が多い種ではないようです。
この種は、大きくはタツノオトシゴの仲間で、ヨウジウオ科で房総半島〜南西諸島の河川下流域〜河口域に生息し、純淡水域まで入り込むようです。産卵は、川で行うことが報告されており、仔魚は海域に移動してゆくものと思われますが、良く分かっていません。
兵庫県内の記録を調べてみると、千種川の河口域、洲本川の河口域で採集されています。このほか、淀川や紀ノ川でも採れることがあるようです。ですが、記録は圧倒的に少ないことから考えて、おそらく武庫川やその周辺での再生産は困難なのだと予想されます。
そんなわけで、今回、武庫川で採れたのは、かなりの偶然です。武庫川には、下流に潮止め堰があって、多くの回遊魚の遡上が阻まれています。魚道はついてはいるのですが、下の写真にあるように、小さな魚や遊泳能力が低い魚にはのぼれる代物ではありません。では、どうしてこの遊泳能力がなさそうな魚がのぼれたのでしょうか。
おそらく、ここ1ヶ月は台風のために水位が上昇し、この潮止め堰の堰板がバタンと倒れて(水位が増すと倒れる仕組みになっています)、上下流がつながった時期が長かったからではないかと想像しています。あるいは、数週間前から異常潮位になることもあり、満潮位がとても高かったことも関連するかも知れません。真実は分かりませんが、上の写真の場所を越えてきてきたことは確かでしょう。
上の写真にある潮止め堰ですが、数年後に撤去が予定されています。
おそらく、この規模での既存潮止め堰を撤去することは、国内では初の試みでしょう。撤去されると、アユやウナギ、モクズガニだけでなく、今回初お目見えした「テングヨウジ」のような珍しい魚や底生動物も武庫川をのぼってくることが期待されます。武庫川の下流域の自然は、ここ数年で劇的に改善されるでしょう。都会のオアシスになるのでは。
この時期、アユの産卵だけでなく、大きなモクズガニもたくさん採れます。
ぜひ、秋の川遊びにチャレンジしてください。
●なお、今回の取り組みは神戸新聞さんも取材に来ていただきました。
記事は下記のリンクをクリックしてください。
http://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/0004534928.shtml
みなさま 大変お待たせしております。
【第2回 ひとはく いきものかわらばん】今回661点の力作が寄せられました。兵庫県外からも応募がありました。ひとはく館長・研究員や新聞記者の方々に審査をお願いし、館長賞・三田記者クラブ賞・研究員賞を選考しました。
10月8日(土)からの全作品展示に向け作業がすすめられています。
明日の公開をお楽しみに! ぜひ、ひとはくに足をお運びください。
先日、新聞に掲載されました腐生植物の「シロシャクジョウ」ですが、封入標本の製作に挑戦しています。もちろん、花もついた完品状態の標本です。
布施さんからの依頼で製作することになりました。
シロシャクジョウの再発見で、研究員の布施さん、鈴木さんのテンションがとても高い。
それもそのはず、兵庫県RDBのAランクで、70年ぶりの発見ということです。
http://www.hitohaku.jp/blog/2011/08/post_1326/
こちらも標本づくりモードのテンションがちょっとあがります。
シロシャクジョウは、超希少種で、しかも栽培も難しいうえ、さく葉標本にすると変色&変形してしまいます。これを一般の方に、鑑賞に堪えうる状態で見て頂けるようにするためには、もはや封入標本しかありません。
無事に封入標本が完成すれば、おそらく「世界初!」でしょう、多分。
(すでに製作している方がいればお知らせ下さい!)
文字通り「世界で一つだけの花」状態です。
先日から、タイマーとピンセットと有機溶剤を両手に、封入標本の製作を開始。
時間とともに変化する樹脂の粘性を見計らって、液体を注入してゆきます。
これまでに製作してきたどの標本よりも、難易度が高い代物です。
今までに最も難題だったのはコウノトリの羽(羽毛)と、伊丹昆虫館さんからの依頼で作ったセアカゴケグモ。これらは失敗しても拾ってくれば済むのですが、シロシャクジョウは予備なしで失敗が許されません。こういう難易度の高いものは業者さんも引き受けてくれないので自力でやるしかありません。
なんとか無事成功!
本日、組織を透徹させることなく、立体構造を崩すことなく、破損せず、泡が入ることなく、封入することが出来ました。
こんな感じで、今は100円ショップの容器のなかに入っています。これから研磨して仕上げます。
この標本を見ることができるのは、きっと「ひとはく」だけです。
近いうちに、ひとはくで展示したいと思います。乞うご期待。
ちなみに、昨年度に展示していた「キヨスミウツボ」も、きっと世界初でしょう。
こちらは、春に展示をご覧になられた方もおられるかと思います。植物愛好家の方々からも、生きているときと遜色ないとのご意見をいただきました。
できるだけ実物に近いかたちで、【本物】を実感できる標本製作技術を開発することも、博物館の役割の一つです。 その一貫として、海産魚類のプラスティネーション標本も作成し、現在、ジオキャラバンで展示しています(10/23までは鳥取県岩美町の渚交流館で展示)。
トロ箱を展示ケースとして配置して、そこに魚や貝類のプラスティネーション標本とプラスティック製の氷(ニセ氷)をいれています。魚屋さん風の展示スタイルで仕上げてみました。
興味のある方は、移動展示として実施している「ひとはくジオキャラバン」にお越し下さい。
9月中旬に九州大学が中心となった調査チームの一員として、インドネシアのジャワ島を訪れる機会がありました。今回は調査許可申請やインドネシアの共同研究者との打ち合わせが多く、調査地を訪れる時間は余りありませんでした。ただ、宿泊先がボゴール植物園という東南アジアを代表する植物園内のゲストハウスでしたので、そこに植栽されていた植物から目に付いたものを紹介します。
ボゴール植物園は、インドネシアの首都ジャカルタから車で1時間ほどの距離にあり、面積は80ヘクタールほどです(深田公園の4倍以上!)。
園内図。中には巨大な樹木も植えられています。
こちらは幹生花という熱帯でよくみられるタイプの花です。樹木の幹から花が咲き、そこに実がなります。お菓子に使われる植物ですが、ご存知でしょうか?
カカオです。大きな果実は長さが30cmほどになります。これはまだ若く小さい実ですが、熟すと黄色や赤色になるそうです。
こちらの色とりどりの果実は、いずれもサトイモ科。植物園内は科ごとに植栽されているので、同じ科内の植物を比較して観察することができて便利です。
巨大な果実がぶら下がっているのは、ソーセージノキというノウゼンカズラ科の樹木です。この仲間はアフリカゾウが種子散布することが知られており、個人的に見てみたい果実の一つでした。
北村俊平
【第2回ひとはくいきものかわらばん】に多数ご応募いただきありがとうございました。おかげさまで今回も600点を超えるかわらばんがひとはくに届けられました。
現在、館長賞や研究員賞などの賞を審査中です。 選考の結果は、ご応募いただいた方全員にお知らせしますが、ひとはくホームページでもご紹介します。
そして、ご応募いただいたかわらばんはすべてひとはくに展示します。
詳しいことが決定すればまたホームページ等でお知らせしますので、楽しみにお待ちくださいね
特別企画の「昆虫の世界2011」が終了しました.
期間中ぶっ通しで3Dスライドショーをしていた5台の3DSも無事生還.コンテンツの一部は3Dスペシャルサイト,[昆虫の世界3D]に置いてあります.期間の終盤に追加したものもありますので,興味のある方は再度ごらんください.
オオヤマトンボ(これはプルプル版)
ネットにつながっている3DSからだと,画像を長押しするだけで上画面に3Dで表示されます.検索する場合は[昆虫の世界3D]で見つかります.
昆虫共生:沢田
まずは、海の文化館での撤収作業にやってきたジォ。
香美町の緒方さんもお手伝いにきてくれたジォ。
最後にテトラを積んで撤収完了だジォ。のるかな・・・
なんとか、入ったジォー!!
岩美町の渚交流館まで移動して、設営作業だジォ。
ジオキャラバンは、兵庫県、鳥取県、京都府の7会場を巡回するんだジォ。
だいぶ、できてきたジォ。
渚交流館をそとから見たところだジォ。僕のノボリが目印だジォ。
今回は、海のなかみたいに、いろんなものが浮かんでいるジォ。
ジオバクも浮かんでみたジオ〜〜〜
完成したジォ!
実物大エチゼンクラゲも浮かんでいるジォー!
そして、巨大テトラの組み立てにも参加してきたジォ。
ジオバクも手伝うジォー。どっこいジォ!
大人たちがだんだん本気になってきたジォ。
大人たちがますます本気になってきたジォー。
子どもたちがすっぽり入ってしまうくらい大きいジォ。
やったー!ついに完成したジォー。これはでっかいジォ!
最後は、記念品をもらって、みんな大満足だジォ。
渚交流館での展示は、10月23日までだジォ。
期間中はいろいろなプログラムも開催されているので、ぜひ来てほしいジォ。
(ジオバク)
先日、テレビ・新聞で記者会見の様子が報じられましたが、今ひとはくでは「兵庫県立丹波並木道中央公園」で発見された恐竜等の化石を含む岩塊を一般公開しています。場所は、ひとはく3階展示室です。
今回一般公開している化石は、平成22年9月〜平成23年7月に発見されたデイノニコサウルス類の化石や基盤的ネオケラトプス類の化石などです。 デイノニコサウルス類の上腕骨・橈骨・尺骨が関節した状態の化石や大腿骨・脛骨・腓骨が関節した状態の化石。基盤的ネオケラトプス類の胴椎が数個連結した状態の化石や肋骨、さらには前顎骨の一部など、保存状態が良好で貴重な化石が含まれています。
公開期間は10月30日(日)までと限定されていますので、是非この機会にひとはくにお越しください。研究員の丹波の恐竜化石の解説やセミナーなども行われています。
この秋は、ひとはくへ【ホンモノ】を見にお越しください。
情報管理課:八尾