tai_chiku_landscape.jpg今年度も、「ENEOSわくわく生き物学校」を10月29〜30日にかけて開催いたしますので、ぜひご応募ください。当館は、この講座に協力者の一員として参画いたします。
開催場所は、兵庫県の一番北の端にある豊岡市田結地区です。講座の対象は、小学校高学年の児童と保護者の方の計2名のペア−で15組30名が定員となります。

この講座は、JX日鉱日石エネルギー株式会社(旧:ENEOS)さんのCSR事業の一環として、豊岡市が協賛を受けて開催いたします。企業と行政と市民と地域と博物館が連携した取り組みです。
田結地区は、写真にあるように、典型的な田園風景がまとまって残された地域で、湿地にすむ生き物も豊富です。今回は、この放棄水田の一角と小さな小川にて、生態系のしくみについて学ぶとともに、参加者の皆さんと一緒に、実際にスコップやクワを使って小さな自然再生(小規模な湿地づくりや魚の隠れ家づくりなど)を行います(詳しくはこちらへ)。
関心のある方は、ぜひご参加下さい。宿泊は、田結地区の民宿となります。
あわせて、日本海の美味しい魚介類も満喫して頂ければと思います。

「ENEOSわくわく生き物学校」

(1) 日時  平成23年10月29日(土)〜30日(日) 

        ・集合:JR豊岡駅29日(土)午後1時
        ・解散:JR豊岡駅30日(日)正午

(2) 場所  兵庫県豊岡市内
         県立コウノトリの郷公園および豊岡市田結(たい)地区

(3) 対象  小学4〜6年生の児童と保護者各1 名によるペア(計2名)

(4) 申込方法
    参加申込書に記入の上、郵送またはファックスで申し込みください。
    申し込み先は、以下のとおりです。
  
    〒668-8666 兵庫県豊岡市中央町2−4
            豊岡市コウノトリ共生課 「ENEOSわくわく生き物学校」事務局宛
            TEL:0796-21-9017 FAX:0796-24-8101
            e-mail:
kounotorikyousei@city.toyooka.lg.jp

    ■申込期限  10月5日(水) 
    ■参加申し込み書や詳細については下記のHPをご覧ください。
      「ENEOSわくわく生き物学校の開催について」(豊岡市コウノトリ共生課)
     PDFファイルのダウンロードはこちら→ 「チラシ」 ・ 「要項と申し込み書」

(5) 主催など

    ■主催  兵庫県豊岡市
    ■協賛  JX日鉱日石エネルギー株式会社
    ■協力  コウノトリ湿地ネット、豊岡市田結区、兵庫県立人と自然の博物館
    ■後援  環境省近畿地方環境事務所

 

●田結地区について

田結地区は、湿地状になった放棄水田が広がり、多様な水生生物が見られます。カエルやヘビも豊富で、放鳥したコウノトリの餌場として重要な地域となっています。ここ数年は、この地域の方々と一緒に、様々な自然再生事業に取り組んでいます。豊岡市役所を筆頭に、兵庫県但馬県民局コウノトリ湿地ネット東京大学の野外実習JALの社会貢献活動日本経団連の支援などを通じて、多くのセクターが参画し、地域の活性化と生物多様性の保全と再生が展開されている大変ホットな田園空間です。当日は、コウノトリが餌が食べにくるところを見れるかも知れません。
また、田結地区は山陰海岸ジオパークの一角に位置するとともに、ラムサール条約登録湿地の候補地における重要な拠点にもなっています。余談ですが、田結地区でとれるワカメは、神水わかめと呼ばれており、大変歯ごたえと味がしっかりとした高級食材として有名です(このワカメを食べて育つアワビはもっと美味しい)。
taideanahori1.jpg(みつはし ひろむね)


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