何やら怪しげな積荷も見えるが 出てきたのは黒い物体。発泡ウレタンの塊だろうか?2つの大きなパーツに分かれているようだ。それよりも、荷物室の天井から吊り下げられている「魚(リュウグウノツカイ)」が気にはなっているが・・・・・
コロコロがついているようなので、手で押して 巨大エレベーターに乗せられひとはくの展示室に運ばれていく。 何階まで運ばれるのか・・・・?
到着したのは本館2階 企画展示室前 コンテナに入れられた新聞包み。めちゃようけある!! 新聞紙を一つ一つていねいに剥がすと・・・・・・中から出てくるのはクジラの骨です。 一つ一つに番号をラベリング。「ナガスクジラ(♀)27」と表記されています。これはナガスクジラの脊椎の27番目ということで、順番に先ほどの黒い塊にはめ込んでいきます。
脊椎だけで40数個組み込んでいきます。背骨(脊椎)がすんだら、脇腹というか肋骨をはめ込んでいきます。
左右にそれぞれ10数本ずつの肋骨を組み込みます。専用の六角レンチ(骨格レンチではありません!!)でネジをしめます。展示中に外れないように慎重に締め付けています。
肋骨が組み上がると、次は肩胛骨と手(!!)です。
魚でいうところの胸びれのようにも見えますが、こうして骨格をみると「手肢」ですね。
そして、およそ1時間後にナガスクジラの全身骨格標本の設営が完了しました。