博物館の標本も参加(?)しているクワガタ図鑑がいよいよ出るようで,出版宣伝のポスター
とカレンダーが送られてきました.カレンダーは収蔵庫内の標本ダンスでカールとり中です.
磁石のシートで貼り付けて伸ばしてます
よく見ると[新種]の赤印がついた種が多数あり,人の名前が付いています.有名な”モーレン
カンプオウゴンオニクワガタ”とか”ダールマンツヤクワガタ”みたいな感じで,日本人の名前が付
いたクワガタが新登場しています.
クワガタの[新種]が続々登場
いわゆる献名で,その種の発見などに貢献のあった方の名前が付いているわけです.活躍中
の方も多いですが,何十年も前に亡くなって,コレクション標本が各地の収蔵庫に保存されてい
る,という場合も少なくありません.
クワガタに自分の名前が付くなんてステキ♪
そう思う方は標本を集めて博物館に寄贈してください.何十年か後にマイ・クワガタとして名前
が付くかもしれません.ただし自分自身がクワガタの研究家になってしまうと,自分には献名し
にくいです.ご注意ください.
あと,クワガタはかなり研究も採集もされているので,これから新種は出にくいかもしれませ
ん.図鑑じたいが出てないような(出ている図鑑には詳しく載ってないような)マイナーな虫がお
勧めです.名前が分からない虫,小さくて地味な虫こそチャンス大です. なに? そんな虫に
自分の名前つけてほしない,てか.
昆虫共生 沢田佳久