今回は、いつも博物館のセミナーなどでお世話になっております清水文美さんと一緒に山梨大学付属病院に授業に行って参りました。そのときのレポートを清水さんが作成してくださりましたので、掲載いたします。いつもありがとうございます(感謝!)。・・・・・・・・・(みつはしより)
病院で長期間、病気と闘っている子どもたちに「自然の神秘」をほんの少しでも感じてもらえることができたら〜という試みがはじまっています。
院内学級というので 殺菌対策とか こちらの健康状態や服装とか・・・いろいろ考え、緊張しました。が、今回おじゃました山梨大学付属病院小児科病棟の院内学級はほぼ通常の子どもたちと同じような感じでした☆^∇゜) ニコ♪そしてみんなとなかよくお話しながら、三橋先生のプラスティック標本を使って「森からのおくりもの」を先生のお話とスライドを見ながら、『みんなと森へ 川へ出かけていくような時空』を共有してきました。
反省すべきことは、子どもたちの多くは点滴をつけていて、電源が必要なため教室内を自由に動きにくいということ。実際に自由にプラスチック標本をさわってもらおう〜と思っていたのが、車いすのために思うように動きづらかったようです〜。
そしてもうひとつ。これは院内学級ということではなく、それぞれの地域性の問題だと思いますが、三橋先生が子どもたちに「川の始まりはどこだろ?」と投げかけると子どもたちは「山の中」「森のなか〜」という具合に反応してくれましたが、「では川の終わりは?」というと「。。。」「川の終わりはおわり〜^^」という感じになりました。なるほど、子どもたちは「海」を知らないわけではないのですが、日常的に「海」を感じることがなかったようです。地域性は事前準備の一つとして不可欠でした。
これがきっかけとなって、少しずつ自然の不思議を感じてくれるような院内学級への協働、また学級の来れなかった子どもたちのために院内キャラバンへ〜とつながっていくようになれば 素敵だな〜と思いつつ岐路につきました。
今回も 博物館のネットワークにより多くの素敵な方々とめぐり会い、つながりができたので、この新しい試みもきっと成功するのではと期待しています♪山梨大学医学部小児科の犬飼岳史先生はじめ院内学級の長田先生がた多くのバックアップで大変貴重な経験をすることができました。
ありがとうございました!
詳細は山梨大学付属病院小児科のHPでも紹介されるそうです。
(清水文美)