2006年8月、丹波市山南町で足立洌氏、村上茂氏によって発見された丹波の恐竜化石。
その後、毎年冬に発掘調査が進められ、これまでに竜脚類ティタノサウルス形類の恐竜のつながった尾の部分(「尾椎」、「血道弓」)や「腸骨」、「坐骨」などの腰の部分、並んだ状態で見つかった十数本の「肋骨」、それに頭の一部「脳函」、第一頸椎の「環椎」、多数の「歯」などが見つかっています。
そして今年も、いよいよ第5次となる発掘調査が始まろうとしています。
今日は発掘調査を前に「第5回丹波恐竜化石発掘等連絡調整協議会」が丹波の森公苑で開催されました。
化石を含む泥岩層の上の部分(砂岩、礫岩などの地層)の掘削作業が来月10日(水)から始まります。
▲会議の様子
下の写真は、昨年度の第4次発掘調査で発見されたものの現場から引き上げられなかった「胴椎(いわゆる背骨)」です。
今回の発掘調査で引き上げてクリーニング作業を行う予定です。もし、丹波の竜脚類の「胴椎」であれば、その形状から、また新たなことがわかるかもしれません。
今年の発掘調査では、このほかにどのような大発見があるのでしょうか(^^)
これからもひとはくの情報は、このホームページ、ブログで紹介していきます。
ご期待ください!!
人と自然の博物館にも、ぜひ、お越しください。
丹波の恐竜化石や、クリーニング作業を見学できる「ひとはく恐竜ラボ」
さらには、今「化石大集合2010−過去に起こった大量絶滅事件」を展示公開中です。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(恐竜タスクフォース&生涯学習課長 平松紳一)