ご利用案内

交通アクセス

利用案内(観覧料金)

団体でのご利用

ひとはくの展示

セミナー情報


ひとはく活用術

移動博物館車 ゆめはく

自然・環境科学研究所

恐竜化石

ひとはくKids

行政や企業の方へ「シンクタンク事業」

学校関係者の方へ「学校教育支援」


2010年6月アーカイブ

切手に見る多様性?

2010年6月30日

 何度かこのblog記事で外国の切手などの話題にふれましたが、切手つながりでこんな切手を見せていただきました。

 

 1974(昭和49)年から1978(昭和53)年にかけて発行された自然保護シリーズ5集のうちの第1集哺乳類(4種類)を紹介します。

イリオモテヤマネコ  ニホンカワウソ

1974(昭和49)年3月25日 イリオモテヤマネコ  同年6月25日 ニホンカワウソ

アマミノクロウサギ  オガサワラオオコウモリ

 1974(昭和49)年8月30日 アマミノクロウサギ  同年11月15日オガサワラオオコウモリ

 

 自然保護シリーズ 第1集 哺乳類 の4種類です。現在では絶滅してしまったと思われるニホンカワウソや絶滅が危惧されている希少な動物たち。ひょっとすると何年か先には、切手でしか姿を見ることができなくなっているかも知れません。生物多様性を考える時、絶滅していく(させられる)動物もいることを忘れないで欲しいです。

 

20100630(切手はフロアスタッフ瀬良さんから提供していただきました)

7月17日から開催する「ひょうごの生物多様性:瀬戸内海VS日本海」の準備を進めています。

二つの海に面している兵庫県の生物多様性を紹介する当企画展をぜひお楽しみに!

詳細は、こちらから

今日は、巨大なクジラの骨格を運び込む作業。

IMG_0270.JPG

廊下を通って・・・

 

 

 

 

 

 

 

IMG_0275.JPG

扉を抜けれるか・・・

 

 

 

 

 

 

 

IMG_0276.JPG

よっこいしょっと!

 

 

 

 

 

 

 

IMG_0280.JPG

パズルのように組み立てます。

 

 

 

 

 

 

 

組み立てられたクジラの全身を見に、ぜひ博物館へお越しください。

開会までの間も、作業過程を「演示」として、公開して準備を進めています。

CIMG2881.JPG CIMG2883.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

囲いの向こうに見ているのは・・・

準備作業の様子をのぞきに来てくださいね。

自然・環境マネジメント研究部 武田

先日、「博物館に寄贈したコルクの木はありますか?」という問い合わせが
ポルトガル人の方を含むお客様からありました。
そして今日、その際の対応の御礼の手紙もいただきましたので紹介します。

実はひとはくが開館するとき、神戸コルク株式会社から寄贈を受けています。
たまたま近くまでこられた神戸コルク株式会社の代表取締役の方が、
ポルトガルから来日していたアモリン社の方をお連れして来館されたのです。

062901.jpg

さっそく3人を1階展示室「世界の木材」コーナーにご案内しました。

062902.JPG

▲ちゃんと「神戸コルク(株)寄贈と表示していました(^^)

062903.JPG

▲樹皮のコルク層もよくわかります

062904.JPG

▲床もコルクです

博物館で大切に展示されていることにご満悦の様子でした。
ポルトガルと言えば、コルクの生産では世界一!!50%を超えるシェアを誇るそうです。

みなさんも、ひとはくに来館されたら、ぜひコルクの木をご覧ください。


ひとはくは今、生物多様性大作戦!展開中です。
ぜひ、ひとはくにお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

カタツムリを探すには、雨の日、特の雨上がり直後がいいです。まわりに木や草がある古いコンクリートのへいが見つけやすい場所です。古くてちょっと黒っぽくなっているところをよく見てみましょう。黒い中に。白くうねった線があちこちにみかけることがあります。これは表面の黒い藻類をカタツムリが食べていった跡です。ついでにコンクリートもちょっとかじって自分の殻の材料にしています。

 動いているかたつむりを見つけたら、角のあたりを観察してみましょう。角は何本あるでしょうか?小学生に質問すると「2本!」が圧倒的に多いです。たしかに長いのが2本あります。その下によくみると短いのが2本あります。

正解は『4本』です。長いのは「大触角(だいしょっかく)」といって、先端の丸い部分は眼です。眼は光を感じていますが、形まではわかっていないだろうといわれています。短いのは「小触角(しょうしょっかく)」です。臭いを嗅いでいるようです。

 カタツムリは梅雨のイメージが強いですが、夏でも夕立のあととか、秋雨のころでも活動しています。探してみてはいかがしょうか?

 

 

suzuki629-1.jpg 

          写真1:カタツムリのはった跡

 

 

 

suzuki629-2.JPG                  写真2:カタツムリの触角は4本

 

 

 

                                   鈴木 武(自然・環境再生研究部)

 26日,島根大の端山さんと神戸大の藤原さんが浜辺にいる陸生ガムシの標本
調査に来られました.
 ガムシというと,ゲンゴロウ並に存在感のある淡水性のガムシを思い浮かべ
ますが,小型で陸生のものも多く,一分には海浜性のものもいるそうです.

1030-am.gif 1030-il.gif
(プルプル3D版と偏光板方式PC版)

 当館収蔵ガムシの標本箱は三箱.見ていただいたところ,対象種(三種いる
らしい)が何個体か含まれているようです.多くは故高橋寿郎先生の収集品で,
ラベルに書かれた採集地名が山陽電車の古い駅名だったりします.その場で同
定しつつ,採集データをPCに入力して居られました.

昆虫共生 沢田佳久

もうすぐ夏がやってきますね〜
皆さんはお出かけの計画はもう立てていますか?
まだの人はもちろん、もう立ててしまった人も
今年の夏は ひとはくへ来てみませんか?

私たちフロアスタッフは楽しいプログラムを用意していますよ(*^_^*)

★ふかたん★ 7月10日(土) 14:00〜
 「セミをさがそう!」 隊長は昆虫博士の大谷主任研究員!
   深田公園にでかけて、博士にいろいろ質問しちゃおう!
  

★うきうきワークショップ★ 10:00〜16:00(時間内はいつでも参加できるよ)
              4Fひとはくサロン

 7月          3日(土)   「恐竜おりがみ」             参加費:無料
                    丹波竜をおりがみで作ってみよう!

           17日(土)   「バルーンアート」            参加費:無料
                    わらないように気をつけて風船でかたちをつくるよ

        19日(祝)・31日(土)   「とっても簡単!化石のレプリカづくり」  参加費:100円
                    おゆまるを使ってレプリカを作ろう!


P1000866.JPG   

★フロアスタッフとあそぼう★ 毎週土日祝 15:00〜 定員先着 20名

    3日(土) ・  4日(日)   「オオムラサキのペーパークラフト」 3階展示室
                   きれいな色のオオムラサキをつくってはばたかせてみよう

   10日(土)・11日(日)   「動物たまいれ」  4階ひとはくサロン
                   チームに分かれて玉入れ合戦   
        
     17(土)・18日(日)・19日(祝)    「画はくの日」 2階企画展示室
                   〜企画展ひょうごの生物多様性〜をみながら絵をかいてみよう

 

P1020327.JPG   24日(土)・25日(日)   「苔のテラリュウム」  4階ひとはくサロン
                   ビンのなかに苔を植えてオリジナルのテラリュウムをつくろう

   31日(土)・ 1日(日)   「川でさかなつり」  2階展示室
                   川には、どんな所にどんなさかなが住んでいるかな?

 

DSCF5944.JPG イベントに参加すると、タヨウ星人ポイントカードに1ポイントもらえるよ!
 ポイントについて詳しくは、当サイト内 ひとはく生物多様性大作戦!をクリックしてね。
 楽しく学びながら、ポイントを集めていろんなグッズをゲットしちゃいましょう!

  
                                                          フロアスタッフ せらゆうこ
         

第156回ドリームスタジオ

『動物の ウンチを 封入してみよう!』

NPO法人 人と自然の会・封入標本サークル

 

どんな形かな どんな色かな どんな大きさかな・・・。

20100629hitotosizenn.jpgのサムネール画像

受付け開始直後にこの人だかり、すぐに定員に達する

201006292hitotosizenn.jpg

兵庫県内の野生動物のウンチ、ムササビやテンも展示・説明

将来は3階入り口の動物標本と一緒にウンチの封入を展示したい。

 

 

201006293hitotosizenn.jpgのサムネール画像のサムネール画像 顔は見えないが、人の多さに緊張気味か、リーダー。

 

 

 

201006294hitotosizenn.jpg

今日封入するウンチたち。左の大きい奴はイノシシ、ヤギ・バンビ・ウサギ。

ヤギの下のウンチはシカです。どれが人気あるかな?

イノシシのウンコが参加者の数より少ないので足らなくなると心配したが、

たくさん余ってしまった。

イノシシのウンチは少し大き過ぎ敬遠されたかな?

 

 

 

201006295hitotosizenn.jpg

どの動物のウンチを封入しようかなぁー?

どのウンチにするか迷ってしまう・・・

 

 

 

201006296hitotosizenn.jpg

二つの溶液の配合を間違うと標本が割れてパァになってしまうので使用方法と使用の注意を詳しく説明。大人も子供もみんな真剣な顔・・・

 

 

 

 

201006297hitotosizenn.jpg

教えられた手順どおりに封入液を慎重に注いでいく

 

 

 

201006298hitotosizenn.jpg

浮き上がったウンチがないか、液が少ない標本はないか等最後の点検。

この後、埃を被らないように新聞紙で覆いをして保存場所へ移動。

出来上がりが楽しみだ。

ウンチの標本の引渡しは来月のDSの日です。

 

人と自然の会・封入標本サークル(木村公之・能勢公紀・瓜生恒子他) 

 

人と自然の博物館では、以下のとおり、7月31日に、シンポジウム『小さな自然再生のすすめ』を開催しますので、ご案内を差し上げます。今回のシンポジウムでは、小規模&ローテクな方法で自然を再生させる活動で、先駆的な活動をされている方々をお招きいたしました。このような取り組みを一同に集めたシンポジウムは、国内でもはじめてのことだと思いますので、ぜひ皆様お誘い合わせの上、ご参加頂ければと思います。

シンポジウム: 「小さな自然再生のすすめ」 →こちらもご覧下さい!

tai.jpg日時: 2010年7月31日(土) 
場所: 兵庫県立人と自然の博物館 ホロンピアホール
    http://www.hitohaku.jp/top/visitor_info.html 
時間: 13時〜17時30分
費用: 800円 (観覧料および資料代込み)


申し込み(締切 7月28日

 ○電子メールの場合

  mizubefmk@gmail.com  (水辺のフィールドミュージアム研究会)宛に、

  「小さな自然再生のすすめ参加」と明記のうえ、

  氏名、連絡先(住所・電話・FAX・電子メール)を送信ください。


 ○はがき及びFAXの場合

  兵庫県立人と自然の博物館「小さな自然再生のすすめ参加」と明記のうえ、

  氏名、連絡先(住所・電話・FAX・電子メール等)をご記入ください。

  住所:兵庫県三田市弥生が丘6丁目 FAX 079-559-2033

 *申し込み頂きましたら、こちらから返信させていただきます。

  (電子メールの場合、数日たっても返信がない場合は再度お申し込みください)

 
 なお、電話での申し込みは受け付けておりませんのでご了承ください。

【特典! オールカラーの冊子をプレゼント】 
 先着100名様には、小規模な自然再生を特集した

 「ローテク&エコテク風土記〜川もまちも元気になる!」
 (リバーフロント整備センター・2010年3月刊行) 

 を配布いたします。

----------------------------------------------------------------

【趣旨】自然再生には行政主導の大掛かりなものから、地方行政や市民団体等による小規模な活動までたくさんあります。しかし、予算規模、周辺との調整事項、実行体制のことを考えれば、大規模なものはそうそうできるものではありません。現状では、小規模で容易に、多様な主体が取り組むことできる方法論の開発が、生物多様性の保全には欠かせない、ということになりますが、そういった方法論は普及していません。地域の人々によって、「努力のしかたが分かる」実践活動と、それを支える方法論が必要とされています。今回、この「小さな自然再生のすすめ」シンポジウムでは、市民団体が地域の自然再生に貢献しうる大きな可能性を示すとともに、自然再生や修復の技術共有を目的とした事例紹介を行います。より効果的で成果をもたらす活動は、各地の団体による成功事例および失敗事例の情報交換から始まります。このシンポジウムでは、現場にて、実践的な活動を展開されている方々に講演していただき、各地でこうした自然再生の取り組みを普及させるための基盤をつくることができればと思います。

【講演者、講演内容】

■基調講演
○浜野龍夫(徳島大学)

タイトル:「水辺の小わざ」 

 川づくりの新理念「水辺の小わざ」は、多自然工法や近自然工法のことでは

 ありません。流域全体の生態系をより豊かにするために、川の中のいろいろな

 生きものの一生や川全体の特性を把握し、小規模でありながらもその水辺に

 ふさわしい効率的な改善策を様々な視点で工夫する取り組みです。

 山口県発の川づくりの平成維新と紹介され、今や全国に波及している

 水辺の小わざを紹介します。

○佐竹節夫(コウノトリ湿地ネット)
タイトル:「市民の力でコウノトリの餌場づくりに挑戦中―湿地再生あれこれ―」
 

 肉食で大飯喰らいのコウノトリが里で暮らすには、並みの自然では

 おぼつかない。 畦に囲まれた水田が最適だが、基盤整備が隅々まで施された

 生産農地では自然再生に限界がある。

 そこで、休耕田に水を張り、放棄田に堰を設けて水を溜め、草地に穴を掘って

 水を引き込んでいる。小さな湿地でも数が多けりゃネットワークもできるだろうと。


■事例報告
○服部泰樹(里山レンジャー)
タイトル:「都市公園内の放棄水田を復活させる」 
 三田市の郊外にある有馬富士公園内に残された放棄水田を再生し、それらを
 活用した自然体験プログラムを実施している。再生にあたっては、草刈り、広葉樹の
 植林を行い、周縁にのこされた水路や畦などの希少種に十分に配慮した。
 放棄水田の水利は、ソーラーパネルを用いて排水路からポンプアップするほか、
 沢水を導水・貯留している。また、カスミサンショウウオの産卵場の創出を参加型の
 学習プログラムで実施した。

○大山謙(上流武庫川ルネッサンス懇談会)
タイトル:「オオサンショウウオとタナゴの通り道づくり」
 
三田市を流れる羽束川には、特別天然記念物のオオサンショウウオの遡上を
 阻害する堰が複数みられる。そこで、武庫川上流の自然再生を考える懇談会が
 中心となり、“重機を用いない低予算”での階段づくりを2箇所で試みた。
 第1基は、近隣の小学生とともに鉄線カゴで製作したところ増水によって
 変形したため、第2基では、コンクリートの会所枡を用いることにより、
 階段の強度を高めた。両階段ともに、施工後遡上が確認された。

○三木進(こどもとむしの会・佐用町昆虫館)

タイトル:「災害復旧は、小さな自然の再生から」

 「佐用町昆虫館」は、県の昆虫館を引き継ぎ、昨年4月にNPOによって再開。

 自然の中での観察が人気を呼んだが、8月、台風による土石流で、多くの

 貴重植物や昆虫を育む園庭が、深さ1mもの土砂に埋まった。

 スコップ1本、手作業による復旧が始まり、延べ450人が、8カ月間に

 わたって奮闘。

 館を埋めた流木や石を逆に利用し、並べて花壇や橋にした。

 一部は土を入れ替え、昆虫の食草を植え、井戸を活用し水辺も復活させた。

○久加朋子(水辺のフィールドミュージアム研究会)
タイトル:「都市近郊に残存する小規模な水辺生態系の再生」 

 都市近郊あるいは市街地内には、生物の生息環境としての機能が劣化した

 自然環境が多数認められる。 人々にとって身近な地域に生きる生物の

 生息環境を取り戻すにはどうすれば良いのか?

 講演では、当団体が水辺生態系の再生にむけて実施してきた2事例

 “ソーラーパネルを活用した水田魚道”と”コンクリート3面張り河川のホタル再生”
 の失敗から成功までを紹介する。

■先進事例から学ぶ
○岩瀬晴夫(北海道技術コンサルタント)
タイトル:「小技術からはじまる“見試し”」
 

 身近な自然への意識の高まりに呼応するがごとく、

 旧建設省は「多自然型川づくり」通達(1990)を出しました。

 蛇行・瀬淵・水際が大事だと言われ続け、過剰なお題目の先行に苛立ちながら、

 はや20年。小さな技術による“見試し”が技術向上に通じると信じ、

 野生生物の生息場づくりを試行錯誤してきた背景(計画論)と実践例を提示いたします。

主催:水辺のフィールドミュージアム研究会兵庫県立人と自然の博物館
助成:花王株式会社
このシンポジウムは、「花王・コミュニティミュージアム・プログラム2009」の

助成を受けて開催いたします。

アジサイが見頃に

2010年6月29日

 

 梅雨の季節、毎日雨模様で外出がおっくうになりがちですが、今の季節『アジサイ』が見頃ですね。

 

たくさんのアジサイ アジサイにはさまざまな種類があるそうですが、上の写真のように、一般的には丸い球状に花がつくものと周縁部に花がつくもの(下の写真)とがあるようです。詳しく調べるとまた脱線しそうなので簡単に紹介すると、日本原産のガクアジサイ系と園芸用に品種改良を施した西洋系らしいです(詳しくはお調べください)。

ガクアジサイ みなさんは、どちらがお好みですか?

 

 それはさておき、このアジサイの写真を撮っている時に小さな生き物に遭遇しました。

 

  カマキリの子ども   ホソアブ(?)の交尾

 「こんな小さな生物もたくましく生きているんだなぁ。」と感じるひとときでした。雨で外出をひかえがちになりますが、外に出ると楽しい発見も待っていますよ。

 

 近所の公園に出かけるもよし、里山へ出かけるもよし。

 ひとはくに出かけるのは、なおよし!! 舞鶴若狭自動車道は高速道路無料化実験区間ですよ。

 

20100629

 

 (本文中のアジサイは丹波市氷上町で撮影したものです。)

今日のひとはくは、昨日の雨も上がって朝から大勢のお客様で賑わっています(^^)
さて、5月22日から始まった「タヨウ星人スタンプカード」、今日、ポイントを24個すべて達成した「ゴール達成第1号」のお客様が来られました。

達成者は博物館の近くの三田市立狭間小学校3年生の福田けいさん。
ありがとうございました。これからもひとはくに来てくださいね。

062701

▲認定証がどんなものか見たくて今日までなにもグッズをもらわず来てくれました。認定証は記念すべき「第1号」大切に飾ってくださいね(^^)

062702

▲24ポイントは、特製フィールドノートとオリジナル缶バッジ、タヨウ星人シールに交換されました。ライオンタンポポがとっても可愛らしくて好きだそうです。チンゲンサイ先生もきっと喜ぶでしょうね(^^)

ひとはくの生物多様性大作戦!!
タヨウ星人スタンプカードにスタンプを集めて、あなたもひとはくオリジナルグッズをゲットしてください!

さあ、今年の夏はぜひ、ひとはくにお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

20100316171607_00004.jpg

 今年の1月1日午前3時頃から部分月食がありました。

 そして、明日6月26日(土)にも部分月食が見られるかも?です。お天気が気になるところですが、条件がよければ見えるはずです。

 月の出は、神戸近辺では19:14 月食の始まりは19:16といわれていますから、ひょっとすればかけながら月が昇って来る様子が見えます。 

月の出の頃の様子 最も食が進むのは20:38頃 月も少し見上げれば見えるくらいの位置まで昇っていると思います。天気さえよければ、バッチリ見える!!はず。月の出は19:14ですが、日の入りも191:6ということで、空はまだ明るいと思います。 

食の最大の頃 20:38頃には暗くなっていることでしょう。おおよそ半分程度が欠けるといわれています。 

食の最大の頃の月の様子 こんな風に見えるといいですね。左の上の方が欠けるようです。それ以後また元の月に戻っていき、月食の終わりは22:00頃です。おおよそ3時間の天体ショーです。あとは天気だけですね。

20100625

 画面の画像は Stellarium (http://www.stellarium.org/)フリーソフトを使ってシミュレートした画像です。一部日本語が消えてますが。

 そして、まだ少し先ですが、12月21日は皆既月食も起こります。

 

 

  抜けるような青空 清々しい深田公園 

 

 今日は朝から梅雨とも思えないような晴天。暑い暑い一日でした。そして、小野市立小野東小学校の3年生120名も、暑い(熱い)午前を過ごしました。

 今日は、鈴木研究員と沢田研究員のスーパー『むし』びんご です。 びんごかーど

 びんごのルールは簡単です。深田公園にいるムシをつかまえ、ビンゴシートに書き込みながら、つかまえたムシを観察します。深田公園に来なくても、学校の校庭や家の近くの公園でもできますよ(危険な所がないか十分に確認してから行ってください)。

 深田公園は広いですから、班ごとに行動しました。 

さぁ、出発!!   どこに行こうか? つかまえたムシたちはチャックのついたビニル袋に入れ、博士に鑑定してもらった後、ホロンピアホールのガラスの壁面にペタペタ貼っていきました。今日は「むしびんご」のはずでしたが、なぜだか「オタマジャクシ」の袋がたくさん貼られていました?!

鑑定する鈴木研究員と子どもたち  ガラス壁面に貼ります

オタマジャクシ?!  ドンドン貼ります 

 テントウムシ・コガネムシ・アリ・ハチ・チョウ・バッタ・カメムシ・カマキリ・カミキリムシ・トンボなどのほかにも、チビクワなどの生きものも見つかったようです。沢田研究員から、ムシを見つけるコツやポイントも教えていただきました。

ムシのいるポイントの説明をする沢田研究員 班でつかまえられるムシの種類にも限りがあるので、他の班の友達がつかまえたムシも観察します。みんな本当にいろんな発見をしたようです。 

コレは何だ?  こんなちっちゃいバッタ!! 

 

 最後は、今日のふりかえりとまとめをシートに書き込みます。みんな身近い時間だったけれど、いろんな発見ができたようです。今度はぜひ自分のたちの学校の周りや家の近くでやってみてください。

まとめ1  まとめ2

まとめ3  まとめ4 

 

 それと、大事なこと → ムシも生きもの。当然、命があります。命の大切さ不思議さを感じながら、どんどん自然と関わってください。

  

20100624 

 

tetora.jpg7月17日(土)からはじまる「ひょうごの生物多様性 〜瀬戸内海VS日本海〜」の展示特別企画では、テトラポッドの展示が予定されています。
テトラポッド? どうしてこの企画展と関係あるのでしょうか。
実は、日本海と瀬戸内海で、設置されているテトラポッドの大きさがかなり異なります。日本海のほうが波当たりが強いので、大きさがずいぶんと大きくなります。もちろん、どちらにも大きいモノから小さいモノまでありますが、日本海の外海に面したところでは、なんと4m近いものがあります。それに比べると、瀬戸内海のものは、約2mのサイズで、写真にあるようなものです。

実際に、大小をくらべていただくために、「実物大」で展示しようと考えました。
ですが、コンクリート製の本物や鋼製型枠などをつかって展示すると、何十トンとなるので、とても移動できませんし、博物館の床底が抜けてしまいます。そんなわけで、テトラポッドや消波ブロックを実物大で展示することはこれまで、ほとんどの博物館で出来ませんでした。

そこで登場するのが、ペーパークラフトです。段ボールを加工して、接着材不要で解体可能なものを製作しました。
製作には、テトラポッドのオリジナル・クラフト用展開図を作成されている「仮想ブロック」の作者であるMcguffinさんによる協力をはじめ、段ボールアートと加工で国内トップクラスの技術を誇る「矢野紙器株式会社」さん、そして本家本元の「株式会社不動テトラ」さんらの協力を得て、たぶん「世界初」の実物大の段ボール製のテトラポッドが完成しました。ちょっと変わった、4者の異種コラボレーションとなりました。特に、Mcguffinさんの技術力の高さ、3次元を捉える構成力には、ただただ脱帽です。
作戦会議では、圧倒されるばかりでした。下の写真をご覧下さい。試作品も素晴らしいです。
(左のスケルトンタイプは美しすぎます)

R0011399.jpgこの段ボールでつくるテトラポッドを体験していただくために、以下のようなオープンセミナーを企画しました。

題しまして・・・

段ボール製のテトラポッドをつくろう! 【海の日特別企画】

紙を切り抜いて手のひらサイズのテトラポッドをみなさんと一緒につくります。
そのあと、巨大なテトラポッドを参加者と一緒に組み立てたいと思います。
ぜひ関心のあるかたはご参加ください。申し込みは不要で無料です。
詳細は以下のとおりです。

   開催日: 2010年7月19日 (祝・海の日)
   場所: 4Fひとはくサロン
   時間: 13:30 - 16:00 (手のひらサイズは適宜開催。所用時間は約30〜60分)
          14:00 -          巨大テトラポッドの組み立てショーを行います
   定員: 手乗りテトラポッド: 定員なし(紙がなくなり次第で終了)
        巨大テトラポッドの組み立ては、ご覧の方々に適宜お手伝いを募ります   
   その他: 参加者には、不動テトラさんから記念品プレゼントがあります!

現在、展示の完成にむけて鋭意制作中です。みなさんのお越しをお待ちしております。

(みつはしひろむね)

ユニバーサル・ミュージアムをめざして

 

 

全国(ぜんこく)の 失語症(しつごしょう)

(みな)さんと ご家族(ご・かぞく)

人と自然の博物館(ひととしぜんのはくぶつかん)

お見え(お・み・え)になりました。

 

 

この原稿(げんこう)は、失語症者(しつごしょうしゃ)にとって 理解(りかい)しやすい 文章(ぶんしょう)を めざして、兵庫県(ひょうご けん) 三田市(さんだ し)にある 失語症(しつごしょう) 当事者(とうじしゃ)の 小規模(しょうきぼ)作業所(さぎょうしょ) 「トークゆうゆう」の 皆(みな)さんと 共(とも)に、三谷 雅純(みたに まさずみ)が 作成(さくせい)したものです。文責(ぶんせき)は 三谷(みたに)にあります。

 

100612_museum01.jpg外出介助(がいしゅつ かいじょ)ボランティア「かけはし」

前田 隆(まえだ たかし)さん撮影(さつえい)

 

 全国(ぜんこく)の 失語症(しつごしょう)の 皆(みな)さんが、6月(がつ)12日(にち)に 人と自然の博物館(ひととしぜんのはくぶつかん)が 展示(てんじ)している ティタノサウルス形類(−・けいるい)と 呼(よ)ばれる 首(くび)の長(なが)い 恐竜(きょうりゅう)の 化石(かせき)を 見(み)に来(こ)られました。

 

三田市(さんだ し)で6月(がつ)13日(にち)におこなわれた 「第4回(だい4かい) 言語(げんご)リハビリ 交流(こうりゅう)の つどい イン 兵庫(ひょうご)」に 参加(さんか)されるために 来(こ)られたのですが、12日(にち)は 三田市(さんだ し)のようすを 見学(けんがく)して 回(まわ)られたのです。

 

 失語症(しつごしょう)というのは、脳(のう)の 血管(けっかん)の 病気(びょうき)や、交通事故(こうつう じこ)などで、脳(のう)の 中(なか)の 言語中枢(げんご ちゅうすう)に ダメージをおってしまい、それまでは 普通(ふつう)に しゃべっていたのに、突然(とつぜん) しゃべれなくなるという 障がい(しょうがい)です。高次脳機能障がい(こうじ のうきのう しょうがい)の 一種(いっしゅ)で、「聞く(きく)」 「話す(はなす)」 「読む(よむ)」 「書く(かく)」といった 大切(たいせつ)な 機能(きのう)のどれか、人(ひと)によっては、その内(うち)の 複数(ふくすう)の 機能(きのう)が 障がい(しょうがい)を うけるものです。

 

 同時(どうじ)に、言語中枢(げんご ちゅうすう)だけでなく、聴覚中枢(ちょうかく ちゅうすう)や、視覚中枢(しかく ちゅうすう)が ダメージをおったため、耳(みみ)が 聞(き)こえなくなったり、目(め)が 見(み)えなくなっている 人(ひと)も いらっしゃいます。

 

 

1) 耳(みみ)から つたわった 音(おと)を 認識(にんしき)したり、理解(りかい)したりする 脳(のう)の 部位(ぶい)

2) 目(め)から つたわった 像(ぞう)を 認識(にんしき)したり、理解(りかい)したりする 脳(のう)の 部位(ぶい)

 

 

☆   ☆

 

 わたし(三谷雅純 みたに まさずみ)と 生涯学習課(しょうがい がくしゅう か)の 平松紳一(ひらまつ しんいち)が 対応(たいおう)しました。展示(てんじ)は、平松(ひらまつ)が 説明(せつめい)しました。

 

 失語症(しつごしょう)の 皆(みな)さんには、脳梗塞(のう こうそく)や脳出血(のう しゅっけつ)を おこした方(かた)が 多(おお)いので、マヒのある方(かた)や 車いす(くるま・いす)を ご利用(ご・りよう)に なる方(かた)が 多(おお)くいらっしゃいます。

 

 人と自然の博物館(ひととしぜんのはくぶつかん)は、普通(ふつう)に 入(はい)ると、最初(さいしょ)に 長(なが)い 階段(かいだん)を おりなければ いけません。そのために、できるだけ 階段(かいだん)など 段差(だんさ)の ない出入り口(でいりぐち)から ご案内(ご・あんない)する ことにしました。

 

階段(かいだん)を下(お)りなくてもいい 出入り口(でいりぐち)は、通常(つうじょう)の 出入り口(でいりぐち)の 上(うえ)に あるのですが、少(すこ)し、見(み)にくいようです。

 

100618museum03.jpg段差(だんさ)のない 出入り口(でいりぐち)は、通常(つうじょう)の 出入り口(でいりぐち)の 一階(いっかい) 上(うえ)のあります。(撮影 三谷 さつえい みたに

 

100618museum04.jpg段差(だんさ)のない 出入り口(でいりぐち)です。

(撮影 三谷 さつえい みたに

 

 「ひとはく 恐竜(きょうりゅう) ラボ」は スロープで 上(あ)がれるのですが、下(お)りる 時(とき)には、少(すこ)し スロープが 急(きゅう)です。ガラス越(ご)しにですが、恐竜化石(きょうりゅう かせき)の クリーニング作業(さぎょう)を 見学(けんがく)できます。まず、はじめは 「ひとはく恐竜(きょうりゅう)ラボ」を 見学(けんがく)して いただきました。

 

100618museum02.jpg正面(しょうめん)から 見(み)

「ひとはく恐竜(きょうりゅう)ラボ」

(撮影 三谷 さつえい みたに

 

100618museum01.jpg「ひとはく恐竜(きょうりゅう)ラボ」には

スロープが付(つ)いています。

(撮影 三谷 さつえい みたに

 

100612_museum00.jpg外出介助(がいしゅつ かいじょ)ボランティア「かけはし」

前田 隆(まえだ たかし)さん撮影(さつえい)

 

 段差(だんさ)のない 出入り口(でいりぐち)から はいってすぐの 部屋(へや)を、とっておきました。部屋(へや)のむかいが トイレです。疲(つか)れた 方(かた)は、見学(けんがく)の 間中(あいだじゅう)、いつでも 休(やす)めるように しておきました。しかし、休(やす)まれる 方(かた) いらっしゃらないようでした。

 

☆   ☆

 

 恐竜(きょうりゅう) コーナーの 展示(てんじ)は 出入り口(でいりぐち)から 一階(いっかい) (お)りた フロアに あります。「丹波の 恐竜 化石(たんばの きょうりゅう かせき)」です。みなさん、このコーナーを 楽(たの)しまれたようです。

 

100612_museum02.jpg 100612_museum03.jpg写真(しゃしん)は いずれも

外出介助(がいしゅつ かいじょ)ボランティア「かけはし」

前田 隆(まえだ たかし)さん 撮影(さつえい)

 

残念(ざんねん)なことがふたつ ありました。それは、

 

◎ 失語症(しつごしょう)の 方(かた)の 中(なか)には、聴覚障がい(ちょうかく しょうがい)の 方(かた)が おられます。今回(こんかい)も おられました。説明(せつめい)は 音声(おんせい)だけ でしたので、聴覚障がい(ちょうかく しょうがい)のある 失語症者(しつごしょう しゃ)には、説明(せつめい)が わからなかったようです。説明用(せつめい よう)の プリントなどを 用意(ようい)してあれば よかったですね。後(あと)で 気(き)がつきました。すいませんでした。

 

◎ 今回(こんかい)は いらっしゃいませんでしたが、失語症(しつごしょう)の 方(かた)の 中(なか)には、視覚障がい(しかく しょうがい)の ある方(かた)も おられます。「丹波の 恐竜 化石(たんばの きょうりゅう かせき)」の 展示(てんじ)は、ほとんど ガラス・ケースに はいっているため、視覚障がい者(しかく しょうがい しゃ)には 「何(なに)もわからない」と いったことがあります。触(さわ)っていただけるような 展示(てんじ)であれば よかったのにと 思(おも)いました。

 

☆   ☆

 

 帰(かえ)りは、もう一度(いちど)、最初(さいしょ)の 出入口(でいりぐち)に もどって、迎(むか)えのバスや、失語症(しつごしょう)の 小規模(しょうきぼ)作業所(さぎょうしょ)「トークゆうゆう」の 介護用(かいご よう) 乗用車(じょうようしゃ)に 乗(の)られて 博物館(はくぶつかん)を 後(あと)にされました。

 

 なお、わたしも 脳梗塞(のう こうそく)の 後遺症(こういしょう)で、右半身(みぎ はんしん)に マヒが残(のこ)り、少(すこ)し 構音障がい(こうおん しょうがい)(=発声器官〔はっせい きかん〕のマヒ)が あります。行(い)きとどかぬところも あったと 思(おも)います。そんな時(とき)は、ぜひ おっしゃってください。ありがとうございました。

 

 

兵庫県立大学 自然・環境科学研究所

(ひょうごけんりつだいがく しぜん・かんきょうかがく けんきゅうじょ)

/ 兵庫県立人と自然の博物館

/ ひょうごけんりつひととしぜんの はくぶつかん)

三谷 雅純

(みたに まさずみ)

 

 

※このブログで 掲載(けいさい)している 写真(しゃしん)や 文章(ぶんしょう)を 転用(てんよう)・ 転載(てんさい)されます 場合(ばあい)は、三谷 雅純(みたに まさずみ)まで ご連絡(ご・れんらく)ください。(mitani(アット)hitohaku.jp)

 

 

 

2010.06.23

 今週月曜日(6月21日)は夏至でした。北半球では昼が最も長く、夜が最も身近い日だそうです。二十四節季の一つで、祭礼の儀式などが行われるところもあるようです。

 この日を過ぎると夏本番!とはいうものの、まだまだ梅雨の真っ最中です。そんな時期ですが、今日雨のあがった後、ひとはくのまわりを歩いていてこんな生きものを見つけましたよ。

 

ラミーカミキリ カミキリムシの仲間(フロアスタッフのブログにもありました)のようです。さて何でしょう?昆虫図鑑が手元にあればすぐに調べられるかも?! 

模様が面白い!!続いては小さいムシです。子どもの大好きなダンゴムシです。でもよく見かける灰色のものと事なり、色が薄いんです。どうしてかなぁ?色素が抜けてしまったのでしょうか?まだ成虫じゃないのでしょうか?ワラジムシかも知れませんよ

ダンゴムシ     

 そして次はかわいいかわいいカタツムリ(多分赤ちゃんだと思います)です。小指の爪より小さかったです。見落としそうですけど、ゆっくり見ていると見つけられます。

7,8mmほどのかわいいカタツムリ  雨で外出がおっくうになりがちですが、気分転換に外に出てみれば、思わぬ発見があるかもデス。もちろんひとはくは雨降りでも開いてますよ!!

 

 

 

クロホシタマムシ

2010年6月22日
深田公園でマスダクロホシタマムシを見つけました.すぐに標本にするのはもったいないので,飼育容器内にコナラの柔らかい葉を「生け花」して撮影.

6461t.jpg

昆虫共生 沢田佳久

 去る6月20日(日)第12回ボルネオジャングル体験スクールの第1回事前学習会を開催しました。今回のスクールは50名を越える方々から応募があり、選考により28名の小・中・高校生がスクール生として決定されました。他府県からの応募も増加傾向になり、今回は東京・三重・滋賀・京都・大阪からも応募がありました。

 

スクールの高橋校長 まずはスクールの高橋晃校長のあいさつから始まり、同行スタッフの紹介、スクール生の自己紹介などがありました。 

 同行する研究員など  ベテランの池田看護師  旅行社のスタッフ  全員自己紹介します 

 続いて、このボルネオジャングル体験スクールを創設された河合名誉館長の特別講演を聴きました。ジャングルの様子や動物の生態などについて興味深く聴かせていただきました。

 

熱く語られる河合名誉館長 ビデオ上映会そして前回第11回のスクールの様子をまとめたダイジェスト版の映像を見ました。珍しい昆虫などがスクリーンに映し出されると、「バイオリンムシだっ!」と、早速興奮気味な声が会場から出ていました。

 

 午後からはグループごとの作業に取りかかりました。去年は新型インフルエンザの影響で実現できなかったラハダトゥ・サイエンススクール生との交流会。マレーシアのお友達との国際交流会に向け、高校生のリーダーを中心に、各グループの指導者も加わり熱心に話し合いをして内容を決めました。

 太田研究員と話し合う1班  模造紙を広げ話し合う2班  卒業生の石田さんも加わって話し合い  さすが高校生!!リードがうまい 「もう今日からスクールは始まっています。」と結団式で宣言を受けていますから、みんな真剣です。

 どのグループも高校生が中心となって小学生や中学生を本当にうまくリードしています。年齢が近いこともあり、大人がまとめるよりもスムースに進行できています。さすが高校生ですね。中学生も小学生との橋渡しをきちんとし、小学生も思う存分発言しながらお兄さんやお姉さんのいうことをよく聞く。こうしたグループ作業も、このボルネオジャングル体験スクールの狙いの一つである「異年齢交流」の目的を実現させるプログラムの一つです。

 

 小学生も中学生も高校生も、それぞれの発達段階に応じて臨めたことを嬉しく思いました。次回第2回の学習会は、7月18日(日)に開催されます。体調管理には十分気をつけてください。

 

情報管理課:八尾 3班 

 

トライやる収集虫

2010年6月18日
先週のトライやるウィークで採集した昆虫標本を,収蔵資料データベースへ
の登録が完了しました.

虫を採集して台紙に貼りつけたり針をさしたり,データラベルを付けたり,
こうった作業は八尾さんのレポート↓にもあるとおりです.あのあと,図鑑
を見ながらわかる範囲で同定し(分からないものは「目」までなどラフな同
定),表計算ソフトに打ち込むところまではトライやる中に皆で済ませてい
ました.
で,昨日,乾燥待ちだった標本の処理をし,データベースへの一括登録を行
って作業完了となりました.

トライやるの作業として毎年,深田公園で採集しています.記録上特筆すべ
き標本や,展示に適した美麗種が採れるわけではありません.いわば初心者
のトライやらーが採る標本として,むしろ普通種を標本にして保存するとこ
ろに意義があります.標本作りも技術的に上手くはありませんし,成果品も
万全の同定がなされているわけではありません.たぶん誤同定も含まれてい
るでしょう.しかし標本は残ります.何十年か後に,今年と同じ種が,同じ
ように居るかどうか? それを検証するための証拠品として未来に贈ること
に意義があるのです.今,レッドデータの危ないランクに位置づけられてい
る種も,何十年か前には普通に居たのです.「今の普通種をちゃんと残す」
が大切です(おぉ久々に熱弁!).

toroku.jpg

今回はトライやるの成果品として185件のほかに,出勤?途中の電車で拾っ
たチビクワガタ(誰かに踏まれてたけど)というのがあり,これは「館員収
集(雑)」分の一件として単品で登録しました(物々しい登録画面↑(Java)).

昆虫共生 沢田佳久

今年は例年より10日遅く、13日に梅雨入りしましたが、今日は朝から快晴!!
ひとはくにもたくさんの団体、学校が来館されています。

昼休み、目の前の深田公園には、子どもたちの元気な歓声が響いていました。
061701

▲4階ひとはくサロンから、思わず1枚・・・

061702

▲深田公園を少し歩いてみましたが、子どもは元気ですよね(^^)

061703

▲芝生の上では別の学校がお弁当を食べていました。暑かったでしょうね(^^;博物館の1階公園口前の人影は、日陰で食べている高校生たちでした

今、ひとはくでは生物多様性大作戦を展開中です!!
スタンプカードの売れ行きも好調のようで、週末にはプレゼントを求めて
お客様が列をつくるときも・・・!?

※詳しくは・・・ http://hitohaku.jp/biodiv/biodiv_point.html

さあ、これをご覧のみなさまもひとはくにぜひお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
(生涯学習課長 平松紳一)

 前回の脱線記事で紹介したサッカーワールドカップ 開催されているのは遠く離れたアフリカ大陸の南端にある南アフリカ共和国。ヨハネスブルグは首都ではなくて、最大の都市だそうです。日本との時差は7時間ほどあります。

 ニュースで見ていると、開会式に巨大なフンコロガシが登場したとか・・・・。

  サッカーボールをフンに見立てて大人(らしき人)がフンコロガシを支えて見事に転がしています。

 ほんもののフンコロガシはというと・・・・・

 

フンコロガシ こんな感じですね。かなり似てますね(!!)

 フンコロガシとは、一体どんな昆虫なのか? サッカー観戦に疲れたら、昆虫図鑑を調べてみてはいかがでしょう?もちろん、ひとはくに調べに来ていただいてもいいです。

 

情報管理課:八尾

 

【脱線の脱線?】「◯◯ブルグ」という地名は、このヨハネスブルグ以外にもヨーロッパにも多く見られます。フライブルグとかザルツブルグとか・・・・。この「ブルグ」の意味も時間があれば調べてみてくださいね。

昆虫は好きですか?
虫をつかまえたことはありますか? それはカブトムシやクワガタ、バッタとかカマキリですか?

6月5日・6日のイベント「フロアスタッフとあそぼう!」では「昆虫標本づくり」を行いました。標本にした昆虫は・・・ラミーカミキリ!!

puru.gif

黒と緑の模様がとってもきれいでしょう? 体長10〜20mmの小さな昆虫です。
この模様・・・何かに似ていませんか?(礼服を着たガチャピン・・・パンダ。。。)

さて、標本づくりは、

pin.JPG

てのひらにのせたラミーカミキリを、ピンセットを使って足や触角の形をととのえています・・・虫ピンを刺すところはどこがいいのかな? 

mushi1.JPG  mushi2.JPG  mushi3.JPG

みんな集中しています・・・

mi_01.JPG  mi_02.JPG

採集場所、採集した日付などのラベルをつけてケースに入れて完成です!

kansei.JPG

今回は昆虫博士の沢田研究員にご指導いただきました。(ラミーカミキリのプルプル写真も沢田研究員作成です!)

sawada01.JPG

研究員による昆虫標本づくりのセミナーもございます。
詳しくはひとはく手帖をご覧ください・・・(http://hitohaku.jp/education/main.html)。


フロアスタッフ ありむら むつこ

深田公園の円形劇場で,たくさんの花を咲かせている木があります。

Tilia4.jpg  Tilia3.jpg 

 

これは「オオバボダイジュ(大葉菩提樹)」。今まさに満開で,芳しい香りが風に乗って辺りに漂っています。

オオバボダイジュはシナノキ科シナノキ属の植物。シューベルトの「菩提樹(リンデンバウム)」で歌われているのはセイヨウボダイジュで,これと近縁な植物です。一方,釈迦が入寂したという菩提樹はインドボダイジュといって,クワ科イチジク属の植物。全く別の植物です。

 

Tilia2.jpgオオバボダイジュの花はこんなかんじ。

白い部分は花びらとがく。5枚づつありますね。雌しべの柱頭にふわふわの毛が生えていてきれいです。 

写真はクリックすると大きくなるので,見てみてくださいね。

 

 

 

 

Tilia1.jpgそれから,この植物には総苞葉(そうほうよう)があります。総苞葉は黄緑色の長細い部分です。

これは,果実が実ると果実と一緒に枝から外れ,翼となって,ゆっくり回転しながら落ちていきます。

面白いですねえ。

 

(自然・環境評価研究部 布施静香)

ピクニック日和

2010年6月12日

今日は絶好のピクニック日和。

セミナー「人と自然のピクニック」を開催しました。

まずはピクニックについて少しお勉強。ピクニックって何だろう?ピクニックってどうやるんだろう?・・・・

深く考えても、楽しんでみないと分からない!すぐにでもおそとへ出かけたい気分!

でも、その前に。オリジナルのピクニックセットをつくります。うまくできたかな?

CIMG2720.JPGのサムネール画像 

 

 

 

 

 

 

 

さあ、ピクニックセットができたらおそとへ。目の前の深田公園は格好のピクニックサイトです。

CIMG2740.JPGのサムネール画像

 

 

 

 

 

 

芝生の木陰にピクニックラグを広げたら、つくったセットを広げます。

 

CIMG2730.JPGのサムネール画像 CIMG2735.JPGのサムネール画像

 

 

 

 

 

 

 

気持ちのいい空の下、ピクニックをしながら、感じられる「自然」をみんなで数えてみます。

「花」、「太陽」、「風」、「アリ」、「松ぼっくり」、「根っこ」、「人」、「ハチとり虫?」、、、

みんなでたくさん数えたら、35コのも自然に気がつきました。

ふだんはなかなか気がつかないけれど、身のまわりには実は自然がいっぱい。

自然に囲まれて、楽しいおしゃべり。

ピクニックって、人と自然との楽しくって身近なふれあいの方法なんですね。

 

CIMG2738.JPGまた、オリジナルのピクニックセットを持って、近くの公園に出かけてみてくださいね。

きっとそこにも素敵な人と自然との出会いが待っているはずです。

 

 

 

ひとはくは、そんな素敵なピクニックを応援しています!

 

自然・環境マネジメント研究部 武田

 

 

ワールドカップ 切手の話をしましたが、続きです(脱線します!!)

 上の写真は「2010FIFA WORLD CUP SOUTH AFRICA」を記念して発行された日本の切手です。こんな切手を貼った郵便物(図書関係の書籍が送られてきました)が届きました。

 ちょうど南アフリカでサッカーのワールドカップが開会しました・・・・と、サッカーの話ではなく、多様性の話です。

 

日本サッカー協会 これは?同じ郵便に貼られていた切手です。JFAのシンボルマークがデザインされていますが、よく見ると中に生き物がいます。

 黒い烏のようです。でも、もっとよく見ると足が三本あります。こんな生物は実際にいるのでしょうか?いくら多様性とはいえ・・・・。

 

 八咫烏(やたがらす)とか三足烏(さんぞくう)とか言われていますが、伝説の鳥のようです(詳しいことは各自で調べてみてくださいね)。前回のblogで紹介した鳥の切手は各国の実在の鳥でしたが、今回は空想?の生き物の話でした。

  

 身近なところにある切手だけれど、いろんな見方ができて面白いですね。そう思いませんか?

 

情報管理課:八尾 2010

トライやる 最終日

2010年6月11日

 

抜けるような青空 今日も抜けるような青空がひとはくの上に広がっています。梅雨はまだかしら?

 今日はトライやる・ウィーク最終日です。中学生たちは、一生懸命活動しています。大人と同じようにはできませんが、ひとつひとつ経験して大人になっていくんです。黙って見守ることも教育です。 

 さて、今日は・・・・ 

収蔵庫棟の環境整備 館内収蔵庫棟の環境整備をする班から紹介します。この写真の場所は、普段は一般の方は立ち入り禁止になっている収蔵庫棟です。設備の方に指導を受けながら、館内を隅々まで点検していきます。屋上の清掃を終えて館内に戻ったところでした。

 ところで、昆虫の標本を作っていた班は・・・・

息を殺して 集中!! 非常に細かな作業です。だいたいどれも10mmに満たない昆虫ばかりです。ラベルを貼り付けてピンで止めて、箱に整理していきます。この後も顕微鏡で標本を確認しながら資料として仕上げます。全部で200近い標本数です!! しかし、この3人は実に根気強く、そして器用に作業を進めていきます。私には真似できない?!

 

恐竜ラボはここです いよいよ今日は化石が出るのか?! 石割作業は今日も続きます。実は、昨日の加藤研究員から石割のコツをこっそり教えてもらいました。ひょっとしたら、今日は何か素晴らしい化石の発見があるかも知れません。

 

 それにしても地道な作業です。何百回何千回とハンマーを打ち下ろしてやっと骨片が一つ出るかどうかのような、気の遠くなるような作業です。でも実際には、この作業の積み重ねのおかげで丹波恐竜化石は世界的に有名になりました。がんばれ中学生!!世界をめざせ!!

/////////////////////////////////////////////////////////

 総括を聞きます   一人ずつ感想をいいます

 4日間長いようで、あっという間でした。
大変なことが多かったけど楽しかった。
一般の客としてではなく、職員としてひとはくに来られてよかった。
楽しくできた。
石割をしたけどなかなか化石が出なかった。
得意分野の仕事ができて嬉しかった。

 など、楽しく体験できたようです。本当にお疲れ様でした。そしてありがとう。またひとはくに遊びに来てください。中学生はいつでも無料ですから!!

    やお

 今日も朝からよい天気です。トライやる・ウィークも3日目になり、後半戦突入というところです。

 

受入を示す看板類 今日は、ますます本格的な体験をしています。研究員やスタッフが日常的にやっているのと同じようなことを体験しています!! ひとはくでないと体験できない活動ばかりです。

 

 収蔵庫ツアーの時以外は、一般の方は入れない収蔵庫棟の1階に保管してあるボーリング調査の標本資料の整理をします。地下50数メートルまで掘り抜いた標本を10cmごとにビニール袋に入れていきます。もちろんどの部分の標本なのか、マジックで袋に記入することももらしません。 

根気の必要な作業です

 

 フロアスタッフが毎日上演しているデジタル紙芝居にも挑戦しました。スタッフのオリジナル紙芝居ですが、本番前にリハーサル(小さい写真)を行いました。一般の来館者も客席にいらっしゃったので、本番はドキドキしながらも無事に15分間ナビゲートしてくれました。 

チョー緊張ですっ!!

 

 そして、深田公園で採集した昆虫の標本づくり。慣れない手つきで双眼顕微鏡を操作し、昆虫を確認しながら標本づくりをします。大きさわずか数ミリほどのほんとに小さな虫です。ピンセットで丁寧に標本に仕上げます。できあがった標本は、「2010年度トライやる・ウィーク採集昆虫標本」として、正式に収蔵品に登録されるんですよ。すごいじゃないですか!! 

ほんとに小さい昆虫たちです! この中から未来の研究者が生まれると嬉しいですね。

情報管理課:八尾

 

 

 今日も続くよ、トライやる・blogウイーク?! ひとはく2日目の活動紹介を。

 

陽射しが暑い 朝の9時過ぎから、3時前までひとはく本館入り口前の花壇に花の苗を植えました。

    この大階段の下にも花壇が   丁寧にポットから出します

 3階入り口への大階段の下の花壇にも丁寧に植えました。植え終わって水やりの途中でホースのつなぎ目が外れ、体操服が濡れるハプニングがありましたが、なんとか応急処置を施して任務完了しました。

 

化石は、出たのか?出なかったのか?

  恐竜ラボの軒先では、石割体験をします。破片が眼に飛び込まないようゴーグルをして、ハンマーで石をコツコツ割ります。石割のコツとしては、骨骨(こつこつ)割るというのがいいらしいのですが、果たしてどうだったのでしょう?

職人技のような手つきで創ります  今ポイントカードを実施していますが、その景品の一つ、タヨウ星人の缶バッチを作ります。ひたすら作ります。黙々と図柄をはさみで切り抜き、プレス機で一つ一つ完成させていきます。素敵なバッチの出来上がりです(あっ!バッチの写真を撮るのを忘れてました!!) 

情報管理課:八尾  

 

みなさんドリアンという果物を知ってますか?

ドリアンはマレー半島が原産のパンヤ科の常緑高木で、高さは25mにもなります。ドリアンの果実は、人頭大の長楕円形で、見てのとおり、とげとげの堅い”殻”で覆われています。うっかり触ると、手の皮の薄い人は手が血まみれになるかもしれません。

 

P1030199.JPGしかし、もっと印象的なことは、その匂いです。「くだものの王様」「悪魔のフルーツ」とも言われますが、さて、どんな果物でしょうか?

 

去る6月5日、「くだものの王様」は、遠くタイより空輸されひとはくに到着しました。包装を解くなり、いや包装を解く前から、なんとも言えないものすごい臭いがひとはくに充満しました。腐りかけのメロンを10倍くらい強くしたような強烈な臭いです。

来館されたお客様に、ドリアンの匂いを体験して頂こうという企画だったのですが、このままでは悪魔にひとはくが占領されてしまう!ということで、透明な密閉ケースに封じ込めて、5日、6日と2日間展示しました。

 

しかし!6日の夕方には、密閉しているにも関わらず、アノ臭いがひとはくサロンに充満してしまいました。スタッフからは「玄関入る時から匂うよ。」と建物の外まで匂いが漏れ出す始末。一方「熟れて食べごろのサインだね。」と教えてくださる熱帯に詳しい研究員の先生。見れば青々していたドリアンのとげとげが茶色く色づいていました。

ということで、6日・8日の夕方に1個ずつ、計2個のドリアンの試食をすることに...

 

館内では、これ以上臭いが充満すると、大変な騒ぎになるので館外で割ることになりました。

 

 

P1030231.JPG研究員の先生が慣れた手つきでドリアンを割ると、思いのほかフルーティーな香りがします。と思ったのは束の間すぐに強烈臭が。

 

 

DSC_1339.JPG 

スタッフが興味津津で口に運んでみると以外にも

「おいしい!」「中華っぽいシュウマイの味」「油っぽくしたメロンみたい」等など

好反応でした。

 

 

 

 

DSC_1354.JPGのサムネール画像 私も恐る恐る食べてみると、だまされた。やはり臭いものは臭い!果物がもともと苦手なので口にあいませんでした。

他のスタッフはむしゃむしゃと次々に手を伸ばしていましたよ。 恐るべし王様!

ドリアンの実はなくなってしまいましたが、トゲトゲの皮と種はまだまだ強烈なにおいがするので展示していますよ。

 

さて、そもそもなぜこんな”危険な”ドリアンがひとはくにやって来たのかというと、

はってなQ便: Q.ドリアンの実はどこがくさいの? という質問に関連する展示のためです。

答えを知りたい!ドリアンの香りを楽しみたい!と、いう方は4階サロン ミニ企画展

「はってなQ便展2010〜恐竜はほんとうにいたの?」へお越しください。

スタッフ一同お待ちしております。

http://hitohaku.jp/exhibits/temporary_old/2010/mini10.html

 フロアスタッフ せら ゆうこ

こんにちは。フロアスタッフのイベント、「ふかたん」では・・・

6/5、隊長、植物博士の黒田研究員と「初夏のみどり」を探しに行ってきました。

椿・白詰草(クローバー)・タンポポ・樫の木・チガヤ、などでいろんな葉っぱや茎で、草笛を鳴らしました。

FS20100606-1.JPG上手にピーと鳴りましたネ。

 

「ハルガヤ」の先をもむと・・・なんのにおい?

        (ヒント)隊長の黒田研究員より・・和菓子???

FS20100606-2.JPGさくらもちのにおいがして、みんなびっくり。

 

どんぐりの木。

椎の木は2年でどんぐりが出来るので、1年前出来たどんぐりの赤ちゃん!がありましたネ。樫の木は1年でどんぐりが出来ます。

蔦(つた)にはきゅうばんがあるって・・・またまたびっくり!!

FS20100606-3.JPGだから、壁にひっついているのですネ。

 

今、咲いている身近な植物で、おもしろいこと、知らないこと、いっぱい隊長の黒田研究員に教えて頂きました。

とってもいいお天気で楽しかったですネ。

FS20100606-4.JPGふかたん地図完成!

 

「ふかたん」では、毎月1回、研究員と一緒に深田公園を探検に出かけます。

次回は、7/10 大谷主任研究員と「初夏の深田公園でセミをさがしましょう!」です。

14:00 4階ひとはくサロン集合です。

皆様のご参加お待ちしています。

                     フロアスタッフ 西口浩子

消える虫

2010年6月 8日
緑色の美しいハエがいるので接写を試みる.
「とばないでね〜」と念じつつ十分に近づき
ピントも合わせてシャッターを切る.
ハエは動かず.やった!撮影成功.
…のはずが,写ってない!?
止まっている葉っぱはちゃんと写っているのにハエだけが写ってない!?
おかしいと思いながら,再度挑戦,
今度こそ成功.
…のはずがやはり写っていない.
まだ葉っぱの上にいる,この緑のハエが…

そんなのが「消える虫」です.

6114_am.gif 6118_am.gif
深田公園で太陽光撮影したアシナガキンバエの♀

このように撮影すると消える事で知られる虫がいます.アシナガキンバエやマダラアシナガバエなどアヒナガバエの仲間がそうで,消えるのはストロボを使って接写している場合に限られます.
種明かしをすると,これはストロボのプレ発光を感じて飛び立つことによって起こる現象です.本発光(撮影)時には写野から外れた場所まで離れているのです.しかも,ふたたび同じ位置に戻ってきて着地するので.撮影者にとっては「じっとしているハエが映ってない」ように思えるのです.

似た現象はセセリチョウの仲間でも起こるらしく,翅を動かしている状態で写ってしまうそうです.つまり,本発光の時点では既に翅は動きはじめているけれども,体はほとんど移動していないわけです.生き物ごとに時間の進み具合がちがうんですねぇ.

昆虫共生 沢田

 先週に引き続き、今週もひとはくではトライやる・ウィーク体験活動が行われています。第2弾では、三田市内の中学校が4校(上野台中学校・狭間中学校・けやき台中学校・藍中学校)の7名と神戸市立有馬中学校からの2名、合計9名が活動しています。

 

本館入り口業務  エントランスホールにて  フロアスタッフからの優しい指導

 このグループは今日の午後は、フロアスタッフの業務を体験します。本館3Fの入り口カウンターに座り、来館者の対応を学びます。またエントランスホールの受付では、博物館全体の様子などをクイズ形式で指導していただき、博物館に来てくださるお客さんへ説明できるよう知識を身につけます。

ていねいにスタンプを押してね

 男子生徒3人組のこのグループの所属は、地球科学研究部。ですが、今日の午後は、ひとはくのイベントで使うスタンプカード一枚一枚にスタンプを押して、地味ながらも準備をしています。石割体験はまた後日?!

   すぐ隣接する深田公園    どんな昆虫がいるかな?

 そして、最後のグループは系統分類研究部が担当します。今日は昆虫の沢田研究員とともに、午後から昆虫採集に出かけます。どんな昆虫が見つかるでしょうか? 捕まえた昆虫は、標本にする予定だとか・・・・。世紀の発見はあるのか?!

 

またトライやる情報をブログでお伝えします。情報管理課:八尾 Name  

 6月5日(土) 午後から丹波市にある柏原公民館会議室で「丹波竜第4次発掘調査報告会」が開かれました。主催者の辻 重五郎丹波市長のあいさつに始まり、伊藤 聡丹波県民局長、田口 勝彦丹波市議会議長を来賓にお迎えし、発掘に携わっていただいたボランティアの方々の顕彰式を行いました。 

  県民局長・市議会議長を来賓にお迎えしました   多くのボランティアの方々です 

 中瀬副館長から代表者へ贈呈    三枝主任研究員による講演 発掘ボランティアの参加人数は、のべ494名(登録は58名)と非常に多くの方に支えられています。この日は代表で荒木さんに感謝状を贈呈いたしました。丹波から素晴らしい化石の発見が報じられていますが、実は、ボランティアの方々の技術がかなり高く、だからこそ微細なカエルの化石だとか卵の殻が多く発見されるようになったんです。

 そして顕彰式の後には、三枝春生主任研究員による報告が行われました。

 

 また、報告会の後引き続いて会場をかえて、今回は「たんば恐竜・哺乳類化石等を活かしたまちづくり推進協議会」が主催する第1回サイエンスカフェも開催されました。

 

サイエンスカフェ  ざっくばらんに恐竜談義?! 1回目ということもあってか、開会時にはちょっと緊張がありましたが、初歩的な疑問や質問なども多く出され、終わり近くには和やかな空気に包まれていました。ジュースやお茶菓子を囲み、ふだん着の研究員との交流が深められ、より恐竜や化石に親しみをもっていただけたのではないでしょうか。

 

情報管理課:八尾 192

みなさーんお元気ですか?

 

私たちフロアスタッフは毎日元気いっぱいです (^o^)v

 

65日(土)から、博物館4階のひとはくサロンで

ミニ企画展 「はってなQ便展〜恐竜は本当にいたの?〜」 

開催しています。

 

今回の見どころは、みなさんから寄せられた質問「はてな?」に関する資料(しりょう)標本(ひょうほん)剥製(はくせい)など200点と一緒に展示しているところです。

 

              P1030019.JPG               P1030020.JPG

 

「はてな?」の中には、大人でもすぐには答えられないような難問(なんもん)珍問(ちんもん)がたくさんあります。同年代の子どもの目線から寄せられた疑問(ぎもん)と答えを知り、視野(しや)を広げるきっかけの場として、また、夏休みの自由(じゆう)研究(けんきゅう)の参考にも、ご家族(かぞく)で一緒に楽しんでくださいね!

(フロアスタッフ一同)

 

 あっという間の4日間。中学2年生のトライやる・ウィークが終わりました。

 

      

      

 「表に出なくて、地味で目立たない作業やけど、大事な仕事やということがちょっと判りました。」と感想を述べてくれた生徒もいました。大変素晴らしい学びをしてくれたと喜んでいます。「どんな職業・仕事でも同じだよ。」というコメントをしました。

 

 また指導にあたった研究員から「この仕事をするようになったきかっけ」などの話を聴く生徒もおり、ふれあいも深めていました。

 この中学2年生たちが、社会に出るまでにはまだもう少し時間があります。いろんなところでいろんな経験を積んで、人間を磨いて社会に羽ばたいて欲しいと思います。大人になった時、「ひとはくでトライやるをやった」ことが役立っていると嬉しいです。

 

 来週も、中学生がきます。よろしくお願いいたします。

 

 情報管理課:八尾

トライやる最終日

2010年6月 4日

今日は最終日。お疲れでした!!今日は1日ぶっとうしでトライやる新聞を作りました。キャッチコピーは「ひとはく新聞 トライやるの巻」。カッコいい。完成した時はうれしかったけど、後で先生に発表すると聞いた時は、「こんな新聞作らなかったらよかった!」と思いました。でも、発表してる時は結構たのしかったです。

(八景中学校 長谷川 悠太)

 

今日は、トライやるの最終日です。午前に午後発表する「トライやる新聞」を作りました。3日間の出来事を限られたスペースでまとめるのは難しかったです。午後は、予定通り新聞の発表をしました。博物館の仕事についての発表や新聞には書いていないハプニング集を発表しました。とても楽しかったので、よかったです。

(富士中学校 前中 皓揮)

活動4日目

今日は、最終日でこのトライやるの集大成として、「トライやる新聞」をまとめました。まとめてみると、いろいろ体験させてもらったなあ、と感じました。僕が担当して書いたのは、「セミナーの準備のお手伝い」でした。僕は、4日間の中でさまざまな先生と会わせてもらって感謝しています。

午後からは、午前中に作成した新聞を研究員さんたちの前で発表させてもらいました。発表はちゃんとうまくいってよい思い出になりました。研究員さんからもいろいろ感想をいただくことができました。

僕がこのトライやるウィークで、環境系作業室にお世話になり学んだことは、表に見えにくい作業でも、その一つ一つが重大だったり、大切に扱わなければならないことだったり、誰かのためになることだったりするように意味のあることだということです。「博物館の仕事以外にも社会というのは、こういうもので、その裏も見る力をつけてほしい」と研究員さんもおっしゃていました。これからは、そういったことも意識していこうと思いました。4日間お世話になりありがとうございました。

(西谷中学校 坂田 奎)

IMGP4270.JPG  IMGP4281.JPG

3人が作ったトライやる新聞はこちら→shinbun-tryyaru.pdf

ご苦労様でした。

4日間という短い期間でしたが、活動や研究員とのふれあいを通じて、各人が学ぶところがあったようで、嬉しく思います。

これからも、様々なことを見聞きする経験を積んでいってください。

また、ひとはくでお会いしましょう。

(上田萌子@自然・環境マネジメント研究部)

 トライやる・ウィークも4日目、今日で最終日となります。

 ちょっと部屋をのぞいてみました。

 

  地道な作業です   こんな仕事も博物館にはあるんですね

 タンポポ調査のアンケートの整理の手伝いをしていました。双眼顕微鏡で花粉を確認しながらの作業です。鈴木研究員の指導で作業がすすみます。

 

 あまり知られていない博物館の裏の顔を見ることができました。

 

情報管理課:八尾

 

清々しい日が続いています。皆さんいかがお過ごしですか?

世界中でも一番四季の移り変わりが美しい日本。日本でも一番爽やかなこの時期。

もしかするとこの陽気が、自然を満喫するのに世界中で一番素晴らしい状況なのかもしれません!

遠くの大自然に出かけてたっぷり自然を満喫するのももちろん素晴らしい体験ですが、

まちの中の身近な自然に触れてみるだけでも、普段とはまったく違った幸福感を味わうことができるはず。

近くの公園や広場にピクニックにでかけてみれば、五感がフルに刺激され、おいしい食事と楽しい会話がはずみます。

ぜひこの世界で一番素晴らしい時期に、身近な自然と触れにピクニックに出かけてみてください。

ひとはくでは、6月12日(土)に「人と自然のピクニック」と題したセミナーを開催いたします。

自分だけのオリジナル・ピクニックセットをつくって、深田公園へみんなでピックニックに出かけましょう!

ご参加お待ちしております。  お申し込みは こちら から

ピクニック  ピクニック2 

自然・環境マネジメント研究部 武田重昭

トライやる3日目

2010年6月 3日

午前は牛乳パックカメラを作りました。初めてなので、少し壊れました。午後は、博物館の裏の顔を見ました。立ち入り禁止エリアでは、はくせいがたくさんありました。冷凍室には、イタチのカチンコチンの遺体がありました。「落としたら割れる」と言われてぞ〜…。としました。

(八景中学校 長谷川悠太) 

今日は、午前中は牛乳パックでカメラを作って写真を撮りました。作ったカメラは写真を撮るのに時間がかかる、と言われてしばらくほったらかしにして行って取りに行くと残念ながら写真は真っ白でした。午後は、収蔵庫の見学をしました。いろんな動物があったので、面白かったです。

(富士中学校 前中 皓揮)

活動3日目

まず、最初は赤澤先生のやる手づくりカメラのセミナーのお手伝いをさせてもらいました。手作りカメラが逆さに映る仕組みがわかりました。そのついでに僕たちも上記の通りカメラを作らしてもらいました。時間をみるのが難しかったです。

午後からは、博物館の収蔵庫をいくつか見させてもらいました。生物系収蔵庫では、昆虫の標本、植物の標本、はく製などがありました。中でも僕の目を引いたのは、日本にもともと住んでいたコウノトリの最後の1匹のはくせいでした。何となく心が痛みました。でもたくましかったです。液浸収蔵庫では、魚などがたくさん置いてありました。瓶入りでも、そのままの状態みたいで生きているようでした。冷蔵室では、そのまま冷凍された動物がたくさんあり、ちょっとかわいそうな気がしました。

(西谷中学校 坂田 奎)

IMGP4257.JPG   IMGP4258.JPG   IMGP4266.JPG

 

ふつうは見られない収蔵庫の見学には、とても刺激を受けたようですね。

明日は早くも最終日です。3日間の活動成果のまとめと発表会を行います。

3人がどんな発表をしてくれるのか楽しみです。

(上田萌子@自然・環境マネジメント研究部)

 

トライやる2日目

2010年6月 2日

きょうは、午前中にセミナーの手伝いと、データ整理、虫干しもやりました。午後は、ピクニックについての講義を受けました。その後博物館の外に出て、お茶だけのピクニックをしました。虫干しとデータ整理は、1日目よりも、スムーズにできたと思います。良かったです。

(富士中学校 前中 皓揮)

今日の午前は、同じく書物整理。 でもすぐ終わったので、よかったです。 午後からは、ピクニックに行きました。かんかん照りのピクニック。お茶だけのピクニック。でも、お茶だけでも外へ出て、何かを食べることで、まわりの環境に溶け込めることがわかって、よかったです。

(八景中学校 長谷川悠太)

活動2日目

僕たちのお世話をしてくれている、上田先生の開くセミナーについて、少し教えてもらいました。マングローブ林の生態系について分りました。その後、沖縄県の西表島のマングローブをイメージした立体カードを作りました。作った後は、虫干しでした。そのついでにカビの生えた古い本のカビを取ってあげました。本たちがきれいになっていくのがとても楽しかったです。

午後からは、上記されているように人間が外に出てご飯を食べたりすると自然とすがすがしい気持ちになるから、そのような空間を作るためにはどうすればよいのかなどを研究している武田先生にピクニックについて教えてもらいました。このような研究をしている人がいるのを初めて知りました。難しそうだと思いました。

(西谷中学校 坂田 奎)

IMGP4241.JPG  IMGP4245.JPG  IMGP4249.JPG

 

少しずつ博物館の仕事に慣れてきているようです。

仕事だけでなく研究の話にも触れ、見聞を広めてもらえたら嬉しいです。

(自然・環境マネジメント研究部 上田 萌子)

 今までにひとはくを訪れたことのある中学生もいましたが、普段お客さんに見えない「裏側」の仕事を体験してくれたと思います。

 

   暑い陽射しの下で除草    こちらも草刈り

 「これも博物館の仕事なの?」って思うこともあるかも知れませんが、博物館の仕事です。想像していたことと違っていたかも知れませんが、この体験がきっと将来の役に立つと思います。

 

 明日も元気でがんばろう!!

 

情報管理課:八尾

トライやる開始!

2010年6月 1日

さあ活動だ!!!

と思ったら最初から書物整理だった。

その内容は虫干し。 書物を外の空気に触れさせて、虫をつきにくくするのですが、(なぜそうなるのかは不明)1000ページの本をぱらぱらめくって干すのはめんどくさかったです。

(八景中学校 長谷川 悠太)

活動1日目

体験させてもらうのは環境系収蔵庫でした。

最初に見せてもらった資料がとても古そうなもので、驚きました。江戸時代に外国の人がとったものだそうです。その後、上記されている「虫干し」をさせてもらいました。英語の書物ばかりで英語の勉強にもなりました。

午後からは、貯蔵されている本をパソコンに入力し、データ化する作業をさせてもらいました。重大な仕事だと思いました。

(西谷中学校 坂田 奎)

今日の活動は虫干しと資料整理でした。整理している資料が、英語ばかりだったので、見るのも嫌になりました。あと3日また長文の英語を見ることになります。明日も頑張ろうと思います。

(富士中学校 前中 皓揮)

 

IMGP4236.JPG  IMGP4231.JPG

上記の通り、本日の主な活動は、書籍の整理でした。

博物館の仕事は、想像していたより地味だったようです。目立たずとも大事な仕事があることを学んでもらいたいです。

明日の作業も地味ですが、がんばりましょう。

(上田萌子@自然・環境マネジメント研究部)

 

 今日から6月。衣替えの季節となり、いよいよこれから夏に向けてヒートアップ!!

 

今回は10名の中学生 そんなこの時期、今年もひとはくにトライやる・ウィークの活動のため近隣の中学生が来てくれました。今回は、三田市内からは三田市立長坂中学校・三田市立八景中学校・三田市立ゆりのき台中学校・三田市立富士中学校の4校。お隣の宝塚市からは宝塚市立西谷中学校、そして丹波竜化石発見の地元丹波市からは丹波市立山南中学校の、合計6校10名の中学2年生が体験します。

 早速初日の今日は、朝のミーティングで各自自己紹介をし、各研究部に分かれて体験をはじめました。

 

順番に自己紹介します 金曜日までの4日間、よろしくお願いいたします。活動の様子は、またこのblogで紹介いたします。

 

情報管理課:八尾

 

Copyright © 1995-2015, Museum of Nature and Human Activities, Hyogo, All Right Reserved.