日本でのCOP10(生物多様性条約締約国会議)の開催もあと一年あまりとなり、最近では、新聞やテレビ、雑誌など様々なメディアで生物多様性に関するトピックスが頻繁に取り上げられるようになってきましたね。
兵庫県でも今年3月の「生物多様性ひょうご戦略」を策定したことを皮切りに、県下の市町でも生物多様性戦略の策定の準備が始まり、また国際会議やNPOや NGOによるイベントの開催が予定されるなど、生物多様性に関連する活動を盛り上げようという気運が高まりつつあります。
ところで、みなさんは生物多様性と聞き、どんなイメージを思い浮かべるでしょうか?
「生き物がたくさんいること」という印象がまず頭に思い浮かぶかと思います。
それでは、例えば森の中に、実際、どれくらいの種類の生き物が、どれくらいの密度で、どんな大きさで生活しているか、ご存じでしょうか?
「????」が頭の中に浮かんだ方、
「????」の答えを知りたい方、
生物多様性の調査って何からはじめたらよいかよくわからんと感じられている方。
ひとはくで、生物多様性の調べ方を学んでみませんか?
ひとはくは、これまでの里山の生物多様性についての調査・研究、保全方法の提案の成果をもとに、市民から研究者まで様々な方に利用できる考え方や手法を取り入れた、植物に着目した里山の生物多様性に関する調査方法を提案しています。
きたる10月4日に、里山の生物多様性の調査・解析方法について講義と実習を交えて紹介いたしますので、多数の方のご参加をお待ちしております。
内容の詳細や申込方法については以下をご覧ください。
タイトル:生物多様性里山戦略推進研修−植生調査・解析方法の実習−
開催日時:平成21年10月4日(日)10:00〜17:00 (受付 9:30〜9:50)
開催場所:兵庫県立人と自然の博物館
内 容:
<講義>里山管理技術の情報交流について 10:10〜10:25
<講義>里山管理における生物多様性植生調査方法について 10:25〜11:00
<実習>里山の調査実習 11:00〜12:10
<演習>調査結果のとりまとめ、管理方針の作成 13:00〜14:20
<講義>シカの食害評価里山調査方法 14:20〜14:40
<講義>里山管理における事前調査事例の紹介 14:40〜15:00
<講義>伐採木の有効利用事例について(チッパー) 15:10〜16:50
講 師:服部 保、石田弘明、小舘誓治、橋本佳延、黒田有寿茂(人と自然の博物館)
藤木大介(森林動物研究センター )
田村和也、福井 聡(里と水辺研究所)
栃本大介(ひょうご環境創造協会)
道満俊徳(里山和楽会)
播戸忠玄(林業・木材製造業労働災害防止協会)
参 加 費:無料(ただし入館料200円をが別途必要です)
定 員:80名
締め切り:平成21年9月7日(月)から申込受付・(先着順)定員になり次第申し込みを締め切ります。
申 込 先:下記の参加申込書pdfに必要事項をご記入のうえ、阪神北県民局阪神農林振興事務所林業課にFAXまたは郵送にてお申し込みください。
阪神北県民局阪神農林振興事務所林業課
〒669-1531三田市天神1-10-14 FAX:079-562-8805
申込用紙はこちら(PDF形式 481kb) annai.pdf (自然・環境再生研究部 橋本佳延)