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2009年8月アーカイブ

河南堂珍元斎でございます。

ぎっちょん君参上!展も大詰め。ちょっと様子をば・・・とぎっちょん君着気ぐるみコーナーをとおりかかると、女の子の集団がわいわいと着ぐるみをさわっています。この着ぐるみコーナーは小学生や親子連れが多いのでめずらしい光景です。

「アリどうやって着るんですか?」「これが、頭で、これがおしり。ハチはこのパンツをはいて・・・カマキリの帽子は反対が前。」と着きせかた指導と相成りました。

みんな、それぞれのキャラクターにあった虫を選ぶことに、びっくり!カマキリ、キリギリス、ハチ、アリ、テントウムシ、トンボ。たしかに似合っています・・・全員がかわいい虫になったのでございます。

写真撮影を頼まれ、フロントスタッフの高瀬さんに手伝ってもらい、全員のカメラで撮影大会。バッタロデオにのってはいポーズ!

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聞くと、

なんと、岡山県の大学4回生とのこと。女子大生ぎっちょん君誕生!でございます。

ひとはくの感想は「チョー楽しい!」と今風のお答え・・・。「ありがとうございます!」と気をよくして、ぎっちょん君ハウスと2F企画展示室へご案内!ぎっちょん3Dコーナーでも、立体メガネをかけて、「わーすごい!」ときゃっきゃっの大盛り上がりでございます。

鳴く虫シスターズ 参上!(緊張して写真ちょっとボケました。すいません・・。)DSCF0239.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、次の日は小学生軍団登場!

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鳴く虫のえさやりに興味深々・・・・。えさやりタイムを見学!

 

 

 

 

 

 

 

 

えさを待つハヤシノウマオイ君をさわっています。IMG_9305.JPG

 

 

 

 

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めずらしいヒサゴクサキリ君もいます。

 

 

 

ひとはくは、女子大生から小学生まで、幅ひろく楽しめるアミューズメントミュージアムでございます。

ぎっちょん君参上!展も大詰め!31日には最後の講談「ノコギリ名人ぎっちょん君!」もあります。夏休み最後もぜひひとはくへ!

鳴く虫たちと待っています。

 

CIMG1471.JPGのサムネール画像

一昨日西播磨方面へ調査にでかけました。するとこんな花が歩いている道のすぐ脇に咲いていました。マヤランです。標本や培養されているものは見たことがありましたが、野外で咲いているのを見たのは初めてです。びっくりしました。(高野 温子 自然・環境評価研究部)

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  恐竜の親戚?!

 いやいや恐竜ではないんです。ひとはくの建物の中でこっそり這い回っていました。来館されたお客さんは立ち入ることができませんが、私が執務している部屋の近くの廊下の片隅に潜んでました。

 専門家でないので正確なことはわかりませんが、これは、ニホンカナヘビ(は虫類)だと思います。ヘビってついてるけど、ヘビじゃないんだね。有鱗目トカゲ亜目に属します。さらにカナヘビ科、クサカナヘビ属で、図鑑などで調べると日本固有種だそうです。

 体表面が鱗(うろこ)みたいになってる様子から有鱗目という名前になったんでしょうね。でもどうして、ヘビではないのにヘビって名前がついているのかな? ニホンカナヘビ

 身の回りにいて、よく見かける動物や植物でも、わからないことや不思議なことがあるんですね。そんな不思議や疑問を調べて自由研究にするのもいいかも知れません。

 もう2学期が始まっている学校もあると思いますが、まだ夏休みの学校もありますね。夏休みの自由研究や宿題は終わりましたか?
 ひとはくは夏休み中もずーっと開館していますから、宿題がまだの人や自由研究でわからないことなどあれば、どんどん博物館に来てください。

情報管理課:八尾 滋樹 ヘビはきらい!! トカゲもきらい!! 

2009年8月13日(木)連続セミナー「芦屋で学ぶ森・川・海の自然」第5回を行いました。今回は芦屋川で鳴く虫の観察会を行いました。担当は、7月に続き大谷研究員です。ひとはく連携グループNPO法人さんぴぃすの方ときんひばりの方々がスタッフとして参加してくださいました。

セミナーは夕方5時にはじまりました。あしや市民活動センターをお借りして、はじめに鳴く虫についての講義を受けました。今日は5種類の鳴く虫、ヒガシキリギリス、ヒロバネカンタン、カンタン、タンボコオロギ、カネタタキを覚えましょう!クイズをしながら何度も虫の声を聞き耳をならしていきます。

セミナーの様子

セミナーを終え、明るいうちに芦屋川に出ました。どんな虫がいるのか、実際につかまえてみました。

虫を鑑定   芦屋川の様子
左)捕った虫は大谷先生やきんひばりの方が鑑定。右)芦屋川は都会を流れる小さな川です。

暗くなってからは、虫の声を聞きながら川沿いにしばらく散策しました。キンヒバリの美しい声を聞くこともできました。 都会の芦屋にもたくさんの鳴く虫がいるんですね。

明るい部屋に戻り質問タイム。たくさんの質問がでました。夏休みのいい思い出になったでしょうか。

質問タイム

セミナー「芦屋でまなぶ森・川・海の自然」は、毎月1回行われます。各回ごとに事前申し込みが必要です。さまざまなテーマ、研究員で実施いたしますのでぜひご参加ください!セミナーについての詳細やお申し込みについては、こちらをご覧ください。→ http://hitohaku.jp/education/main.html

(自然・環境マネジメント研究部研究員 遠藤菜緒子)

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セミナー「芦屋でまなぶ森・川・海の自然」 今後のラインナップ

9月13日(日) 芦屋の里山 (村上氏 芦屋森の会2001)*申込締切ました
10月3日(土) 芦屋をとりまく森のキノコ (秋山研究員)
11月6日(金) モクズガニとウミボタルの観察 (三橋研究員・大脇氏 NPO法人さんぴぃす)
12月5日(土) 森の樹木と土の観察 (小舘研究員)
1月9日(土) 芦屋の街 野鳥図鑑をつくろう (遠藤研究員)
2月13日(土) 手作りカメラで自然を写そう (赤澤研究員)
3月13日(土) 湿地の水生動物(三橋研究員)

ひとはくは、8月27日号 週刊文春で「まだ間に合う子どもと学ぶ夏休み〜親子で行きたい博物館」に、全国にある博物館の中から、東京の国立科学博物館、科学技術館に次いで、堂々3位に入って紹介されました。O(≧▽≦)O ワーイ♪

本当嬉しいと思うと同時に、「そうなんですよ!」と言いたい、言わせてください。

毎日、研究員などによる、セミナーやイベントがもりだくさん。

8月29日(土)〜31日(月)はこの夏最後となるの「昆虫標本づくり実演コーナー」です。プロから標本づくりの極意を聞いてみよう〜。

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(昆虫標本づくり:沢田研究員)

フロントスタッフによる、夏休み特別イベント平日11時〜11時30分「うきうきタイム」も大好評。

何をするかは来てのお楽しみ♪

展示室ツアーやデジタル紙芝居は毎日やってますよ。

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(展示室ツアー:氷上回廊)

そして、「初夏の鳴く虫と巡回展 ぎっちょん君参上!」の展示も31日まで。

最終日には、講談師 河南堂珍元斎による「ノコギリ名人 ぎっちょん君誕生!」の講談がありますよ〜。

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(河南堂一座による講談のようす)

しかも、9月末まで「やっぱり、ひょうごキャンペーン」期間中のため観覧料を値下げしています。

キャンペーンについては、こちらから→

http://www.hyogo-tourism.jp/campaign/

 

この堂々第3位のランキングについては、ひとはく連携活動グループrunrunplazaのブログでも紹介されていますので、ぜひ見てくださ〜い☆

http://runrunplaza05.blog.so-net.ne.jp/2009-08-24?comment_fail=1#commentblock&time=1251179033

そう、ひとはくは「まだ間に合う 子どもと学ぶ夏休み〜親子で行きたい」博物館なんです。

みなさまのお越しをお待ちしております☆

                                生涯学習課 小林美樹

 夏休みももうすぐ終わるという時期,いつものようにクヌギやコナ
ラなどの樹をゴン!と蹴っても,もはやシロテンハナムグリやカナブ
ンが一斉に飛び立ったりすることもなく,カブトムシも終わっており,
クワガタが落ちればラッキーなほうです.
 代わりに小枝が数本パサバサ落ちてきてきます.小さな虫らきモノ
も数個落下して,ポツポツと音をたてて下草の中に.それが(たぶん)
ハイイロチョッキリです.

 深田公園には蹴れるようなポイントもなく,多くの場所で下草も落
葉もなかったりします.21日の夕方に「ふかたん」の下見をしていて,
コナラやクヌギの木の下に落ちている小枝をたくさん見かけました.
それぞれの小枝にはドングリがついています.ハイイロチョッキリが
ドングリに産卵し,枝ごと切り落としたものです.

2512r.jpg
2513r.jpg
 ハイイロチョッキリは灰色というよりは黄土色の虫で,大きい♀で
は9mmに達する,日本産では最大級のチョッキリです.長い口吻が特
徴です.この口吻でドングリの殻斗の縁付近の薄い部分に穿孔して産
卵します.枝の切り落としもこの口吻で行います.
 ただ,低い所で作業していないと,虫そのものを見つけるのは難し
いかもしれません(成虫の写真↓は三田市内の別の場所で撮影).

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 この時期,クヌギにはクヌギシギゾウムシもいます.ただし,スズ
メバチには気をつけましょう.

昆虫共生・沢田佳久

 前回は、スマトラ島の大きな町パダンからインドネシア中に拡がったパダン料理の由来と、ミナン・カバウの伝統社会についてお話ししました。今回は、ミナン・カバウの男たちの暮らしについてお話ししましょう。

0809_MMitani4-1.jpg                  (写真:上空から見たパダン上空のようすです。むこうに見えるのがバリサン
 
        山脈、手前はインド洋です。川が蛇行しているのがよくわかります。)

 


 ミナン・カバウは母系社会(ぼけい・しゃかい)です。母系社会というのは、財産や義務の相続(そうぞく)が、母や母の祖先から娘になされる社会のことです。そして、旅が勧められる社会でもあるのです。男たちは皆、あちこちに散っていきます。そんな人のうち、料理の好きな男たちが、自分たちの食べている料理を食堂に並べたのです。それは出身地の名前をとって「パダンの料理」と呼ばれました。これが「インドネシア料理」の代名詞となったパダン料理の由来でした。


 
 「旅が勧められる社会」というと、まず思い出すのは「イスラーム世界のラクダの旅」でしょうか? 王子さま、王女さまが「ラクダに乗って砂漠を旅する」というロマンチックな情景は、歌にも歌われています――実際にラクダに乗ってみたことのある人はわかるでしょうが、ラクダの背中は、乗ってみるとロマンチックでも何でもありません。ラクダが咬みつくことがありますし、尻は痛みます――。インド洋に面したスマトラ島は、インドネシアの中でも、特にイスラームの影響がつよく、ミナン・カバウの人びとも熱心なムスレムとして知られています。「旅が勧められる社会」というのもイスラームの影響だろうかと思ってしまいます。しかし、じっさいには、イスラームの人びとがやってくる以前からミナン・カバウの人びとが持っていた社会習慣でした。


 
ミナン・カバウの人の割合を見ると、多くのコミュニティーはリアウ州やジャンビ州、北スマトラ州という、パダンのある西スマトラ州にとなりあった場所に見られますが、それとともにインドネシアの首都である巨大都市ジャカルタや、さらには半島にある西マレーシア、人工的な都市国家シンガポールにも見られます。シンガポールには華僑やマレーシア人とともに、ジャワ人、ミナン・カバウ人、オラン・ラウト(現在のインドネシア語では「海の人」という意味です。マレー語でも同じ意味でしょうか? “海の民”とでも訳しておきます。土地に定住しない、ノマッドとしてくらす人びとのことです)など、多くの民族が住んでいます。

0809_MMITANI4-2.jpg          (写真2:ブタオザルにヤシの実の収穫をさせていた男性にであいました。
         写真は、まだ若いオスのブタオザルだと思います。男性がつなをひいてサル
         の動きをコントロールします。)



 研究のために日本に来ているリザルディさんは、若いミナン・カバウの男性です。ある時、リザルディさんに、ミナン・カバウの「旅が勧められる社会」についてうかがったことがあります。わたしは、ミナン・カバウは、華僑、つまり「中国から海外に進出した漢民族」に似ているような気がしたのです。するとリザルディさんは、

 「ミナン人――ミナン・カバウの人は、自分たちのことをミナン人と呼びます――と華僑は似たところもありますが、本質は違います。華僑は資本をつぎ込んで大きな商売をしますが、ミナン人は小さな商いです。華僑が家族で移住してくるのに対して、ミナン人は、男だけが“一旗揚げに”よそへ出ていくです。ミナン人は、いつも、もどるべき故郷は確保しています」

と教えてくれました。さらに、

 
  「ミナン人には、成功した人もいますが、事業に行き詰まって貧乏をしている人がいます。でも、ミナン人に共通することは、程度の差はありますが、町と故郷を行ったり来たりしていることです」

  ともつけ加えました。華僑は親せきや縁者をたよって家族ともども海外に出て行き、新しい土地に住み着いて、そこでコミュニティーをつくります。神戸や横浜の「中華街」は、そんな人びとによって作られたコミュニティーです。


 リザルディさんの教えてくれたことを、わたしなりに解釈すると、(現在の?、あるいは伝統的な?)ミナン・カバウの人びとは華僑のように移住するのではなく、田や畑は故郷に残したまま、規模の小さな商売(=行商?)をしにいろいろなところに出ていくのです。つまり、田や畑やアグロフォレストや家は、女性にしっかり守ってもらって、男たちは、さまざまな冒険の旅に出たということでしょう。わたしは男ですが、このような生活にはあこがれてしまいます。

 

0809_MMitani4-3.jpg

        (写真3:リザルディさんの生まれた家は、この近くだそうです。山の斜面に
         つくられた畑があります。葉が赤い木は、日本でも人気が高いクスノキ科の
  
       シナモンです。大切な換金作物です。)



 いにしえのミナン・カバウの移住者や開拓者にかかわる伝説はスマトラ島のあちこちに残っています。スマトラ島ばかりでなく、西マレ- シアは、ミナン・カバウによって15世紀から16世紀にかけて開拓された土地だそうです。

 
ミナン・カバウには、このような文化習慣があったのですが、最近はそれがくずれてきたといいます。たとえばジャカルタのミナン・カバウは、前回も紹介した加藤 剛さんの「都市と移住民:ジャカルタ在住ミナンカバウの事例」(東南アジア研究21巻、1983年)によると、「長期定着を目的とする遠距離都市への核家族ぐるみの移住が一般的となっている。ミナンカバウのいう、“中国風ムランタウ”(=華僑のような家族ぐるみの移住:三谷 注)である。大消費人口をかかえる都市の出現により、行商にしろ露天商にしろ、定着的な商いが可能になり、ひいては核家族による移住が可能となった」のだそうです。<ムランタウ>というのは地理的な移動のことを指します。もともとは「知識や富、名声を求めて村を出ること」を意味しました。現在の貨幣経済(かへい・けいざい)の影響も大きいのでしょう。


 
リザルディさんは、今はアンダラス大学の講師ですが、大学院生のころは日本に留学していました。わたしとは日本留学中に知り合いました。留学のために日本に来て、初めて帰る時には、何をみやげに持って帰るかを真剣に考えたといいます。相手の年齢や、その人が男か女かといったことをよく考えなければなりません。日本に<ムランタウ>をして「知識や富、名声」が手に入った(?)のですから、村に帰る時には山のようなおみやげが必要だったのでしょう。しかし今は、それほど真剣には考えなくなったということでした。(つづく)


   
三谷 雅純(みたに まさずみ)
   兵庫県立大学 自然・環境科学研究所/ 兵庫県立人と自然の博物館

 

※このブログで掲載されている文章・写真の無断転用・転載はご遠慮ください。

□ピクニックは社交の場

家族や仲間はもちろん、気心の知れた人ばかりでなく、ご近所さんやちょっとした顔見知りもお誘いしてピクニックに出かけるのはどうでしょう。普段は挨拶を交わすだけの間柄でも、芝生のラグの上で食べ物を挟んで向き合えば、会話も自然と弾みます。ピクニックはフラットでオープンな社交の場でもあるのです。

 

□ピクニックは人と自然とのふれあい

普段は通り過ぎるだけの芝生に腰を降ろしてみれば、日常の風景も少しだけ違って見えるかもしれません。私たちの身の回りには小さな自然がいっぱい潜んでいます。そんな身近な自然を再発見できるのもピクニックの魅力の一つかもしれません。腰を降ろした芝生、影をつくる樹木、頬をなでる風や眩しい太陽の光まで、ピクニックは豊かな自然に囲まれて生きることの喜びを実感させてくれます。

 

□ひとはくはあなたのピクニックを応援します

人と自然の博物館の周りにもピクニックに最適な場所がいっぱいです。特に目の前の深田公園は、樹林にはさまれた谷一面にみどりの絨毯が広がっており、いつでも私たちのピクニックを待っています。緩やかな傾斜の広大な芝生は、2人の親密なピクニックから1万人の壮大なピクニックまで、どんなピクニックにも対応可能。日中の炎天下はひとはくで過ごし、夕方の納涼ピクニックに繰り出すのはいかがでしょうか?

 

                          takeda2-2.JPG  

 

 

武田重昭(自然・環境マネジメント研究部)

7月28日〜8月4日で実施された第11回ボルネオジャングル体験スクール。お陰様で、ジャングルでの感動を胸に、全員無事に帰国することができました。

私にとって初のジャングルは、50mを超えるメンガリスの巨木が連なる景色から始まりました。ボルネオ島北部には、この木に精霊が住むという信仰があり、伐採が好まれなかったために、たくさん残っているのだそうです。ジャングルの中に、自然に対する人間の畏敬の念を感じました。

IMG_9658.jpgのサムネール画像(写真:メンガリス)

トレッキングでは、オラウータン、テナガザル、ミケリスなど野生では見たことのない動物たちとの遭遇の連続でした。偶然通りかかった橋の上から、全長2mにも及ぶマレーオオトカゲがゆったりと川を横断する姿を目撃した時の感動は忘れられません。エサを探しているのか、川の両岸を行き来していました。時折岩の上に顔を出して、休憩します。その瞬間をパチリ。これほど大型のものは、なかなかお目にかかれないのだそうです。

 

 

DSC06700.JPG                      (写真2:岩の上で休憩中のマレーオオトカゲ)

 

スクール生もそれぞれに、様々な生き物との出会いに感動していたようです。私は見ることができなかったのですが、ナイトドライブでマレーヒヨケザルが木の幹にひっついている姿に遭遇した班や、幸運にもゾウに会えた子もいたようです。

直径3cmもある巨大なタマヤスデはみんなの人気者。人が近づくと体をまるめるので、手に乗せたり転がしたりして遊びます。タイガーリーチと呼ばれるヒルに血を吸われて、Tシャツが血まみれになった子もいました。そんなタイガーリーチにも数日経てば慣れてきて、手に乗せてもへっちゃらに。

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                  (写真3:タマヤスデ)

 

それにしても、スクール生の目と耳の良さには感服しました。樹上のトカゲやサルを瞬時に見つけて教えてくれる姿はとても頼もしかったです。テナガザルの鳴き声を真似して、本物と掛け合いを始めるスクール生には驚かされました。現地のガイドからも、「Human Gibon!(人間テナガザルだ!)」と称されるほどでした。

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        (写真4:テナガザルを観察するスクール生)

 

自然の圧倒的なエネルギーを感じたあっという間の7日間でした。スクール生にとっても、きっと貴重な体験になったのではないでしょうか。ジャングルでの感動を胸に留め、ぜひ日本での学習に活かしてもらえたらと思います。

 

            上田 萌子(自然・環境マネジメント研究部)

みなさん〜こんにちは!!

暑い8月も、もうすぐ終わり。お元気にお過ごしですか?

まだ9月になっていないけれど、新学期が始まった学校もあるようですね。

宿題は終わりましたか〜?

えー?!まだ終わってない!!それは大変!!!でも…大丈夫ですよ〜!

博物館では、宿題のヒントになるイベントがいっぱ〜い!

 

<フロアスタッフのイベント>

 「うきうきタイム」4階ひとはくサロン

月曜日〜金曜日(8月中開催、9月からは毎週水曜日になります):11時〜11時半

何をするかは、博物館に来てのお楽しみ!

 

「フロアスタッフとあそぼう〜鳴く虫宝探しラリー〜」2階企画展示室

829日(土)30日(日):15時〜

831日まで開催している「初夏の鳴く虫と巡回展 ぎっちょん君参   上!」の展示室の中に宝が隠されているよ!探してみよう!!

 

<研究員によるオープンセミナー>

 「昆虫標本づくり実演コーナー2009」4階ひとはくサロン

   829日(土)30日(日)31日(月):13時〜15

   標本づくりの実演を見学できるよ。質問もOK

 

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けんちくかの日〜

私たちのまちが完成!〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 星座万華鏡〜

きれいな万華鏡ができるかな?〜

 

 

 

 

 

 

 

 

nakumusiomenn0825.JPGのサムネール画像

 

 

 

鳴く虫おめん〜かっこいい!!〜

 

 

 

 

 

 

 

 

9月からのフロアスタッフのイベントも盛りだくさん!

<フロアスタッフのイベント>

 「フロアスタッフとあそぼう」15時〜

  5日 (土) 6日(日)「うきうき折り紙〜コウノトリ〜」

12日(土)13日(日)「画はくの日〜コウノトリ〜」

19日(土)20日(日)「石であそぼう!」

21日(月)22日(火)23日(水)「トンボバルーンアート」

26日(土)27日(日)「鳥の巣づくり」

 

「うきうきタイム」毎週水曜日:16時〜

「ふかたん〜水辺の探検隊GO!〜」

27日(日)14時にひとはくサロンに集合しよう!

 

私たちフロアスタッフは、みなさんの『笑顔』に会いたくて、いろいろなイベントを考えています。「みんなは何が好きなのかな〜?」「丹波の恐竜や、植物のお話!昆虫もいいね。喜んでくれるかな?」とスタッフは、毎日話し合っています。

夏休みの宿題が無事に終わったら、私たちに会いに博物館に遊びにきてくださいね!

 

             笹山 由利子(フロントスタッフ)

人と自然の会、毎月恒例のドリームスタジオ、816日は里山クラブの“虫たちと遊ぶ里山の夏“。まずはやって来た子どもたちに虫かごと網を渡し、外に移動して虫とりです。

博物館の周辺は雑木林と広い芝生の公園に囲まれているものの、まわりは宅地開発が進みマンションなども建ち並んでいます。虫とりといっても何が採れるのか心配でしたが、いざ出かけてみると雑木林の朽木の中にクワガタを発見!さらに木にカブトムシが・・・!!昼間だというのに信じられないようなことが起こりました。子どもたち以上に私たちが喜んでしまいました。

 

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その他にも、池ではイトトンボやシオカラトンボ、赤トンボも多く飛んでいました。野原ではバッタ類や蝶、にぎやかなセミなどもつかまえて館内に戻り、子どもたちはそれぞれ好きな虫の観察図を描き、図鑑で名前や特徴を調べました。

 

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実はドリームスタジオ当日とは別に、もうひとつのメインイベントがありました。それはメンバーでの展示用の昆虫採集。三田奥地の樹液滴るクヌギを目指して森の中を駆け回り、大興奮の“虫と遊ぶ大人たちの夏休み”となりました。

忘れかけていた子どもの頃の驚きと感動をもう一度味わいたい方は、「人と自然の会」に参加してみませんか。

   

           (NPO法人 人と自然の会 藤原玉規)

 

この週末も様々なセミナーがあり、館内は大いに賑わいました。

22日(土)は、「実演!化石のレプリカづくり」と「親子でつくる化石のレプリカづくり」の最終日。
10時の開館と同時に列ができる盛況ぶりでした。新聞の広域版に掲載されたこともあって、大阪方面からのお客様も何組かおられて初めての”ひとはく”を楽しんで帰られました。

型どり

▲お母さんと一緒に、本物の化石から自分の手で型どりができるのがポイント!

化石のレプリカに色を塗るコーナーには、親子連れや祖父母が孫と一緒に楽しみながら・・・といった、とてもほほえましい光景が1日中続きました。
おかげさまでこの企画、博物館実習生や初任者研修の先生方のお手伝いもあって、9日間だけの開催でしたが、期間中に親子で1000人以上の人が、思い思いの化石のレプリカをつくって帰られました。ありがとうございました。

色塗り01

▲色塗りって楽しいですよね(^^)

色塗り02

▲上手く塗れたかな?

そして夜も館外でオープンセミナーやイベントがありました。

詳しくは、こちらのブログを http://hitohaku.jp/blog/2009/08/post_430/

そして今日、23日(日)は、「第11回ボルネオジャングル体験スクール」の解団式が行われ、8月4日に帰国して以来、久しぶりにスクール生と保護者、スタッフが一同にそろいました。
これから報告書作成、報告会・OBとの交流会開催に向けた準備が始まります。今日は全員が一言ずつ話をして、記録写真のスライドショーを楽しみました。

ボルネオ01

 

ボルネオ02

▲めずらしい昆虫や生き物の写真がいっぱい!写っている子どもたちの表情も生き生きとしていました。これがジャングルなんですよね(^^)

隣のセミナー室では、ひとはく連携活動グループ「るんるいんぷらざ」の主催する
「ひとはく博士と行く ハチ北高原サマースクール’09」の発表会も行われていました。
ハチ北のサムネール画像

詳しくは、こちらのブログを http://runrunplaza05.blog.so-net.ne.jp/

 

 

 

 

ほかにも、デジタル紙芝居のほかフロアスタッフのオープンセミナーや
「親子でつくろう植物標本」「針穴カメラをつくって撮影・現像まで」「実演・解説!恐竜ラボ」「恐竜化石展示解説ツアー」「昆虫標本づくり実演コーナー」といった研究員のセミナーなど、夏休みの自由研究にも活用できるセミナーが盛りだくさんでした。

植物標本 デジタル紙芝居

ところで、ひとはくは、ある週刊誌の「まだ間に合う子どもと学ぶ夏休み〜親子で行きたい博物館」に、全国にある博物館の中から、東京の国立科学博物館、科学技術館に次いで、堂々3位に入って紹介されていました。
生涯学習課長としては、とっても嬉しいですね(^^)本当に親子で学べるセミナーが盛りだくさんなんですよ!!

まだまだ間に合います!ぜひ、来週も”ひとはく”へお越しください!

さて明日、私はまたまた「やさしい化石のレプリカづくり」の出前です。今年の夏は休んでなんかいられませんね(^^;)


出前セット01  出前セット02

▲これで40人分の出前セット。アンモナイト2種類と三葉虫のレプリカづくりです。車の荷台にすっぽりと収まります。でも山道は禁物です。何せビーカーや化石といった”割れ物”が多いですから・・・

 

ひとはくは、明日24日、月曜日も開館しています。
そして、31日(月)まで休まず開館しています。
企画展「初夏の鳴く虫 ぎっちょん君、参上!」も、いよいよ31日まで!
ティラノサウルス類の歯の展示も同じく31日まで!!

ぜひ、この夏、もう一度 ”ひとはく”にお越しください。ぎっちょん君スタンプカードもありますよ(^^)

(生涯学習課長 平松紳一)
 

8月22日は、秋の夜長にはちょっと早いですが、夜のイベントが2つありました。

1つめは、大谷研究員と連携G「きんひばり」の夏の鳴く虫観察会。閉館後のオープンセミナーなので、屋外で館の壁に投影しての聞き分け講座。 IMG_9008.JPG夜のセミナーですが、大勢集まっていただきました。昔の映画会のようななつかしい雰囲気です。その後、深田公園へ・・・。IMG_9006.JPG

この日は、カンタン、ヒロバネカンタン、マツムシ、アオマツムシ、ハラオカメコオロギなどが鳴いていました。

 

 

 

 

 

 

 

かたや、謎の講談師河南堂珍元斎は、上田萌子研究員とともに、連携展示をしている有馬温泉の瑞宝園へ・・・。この夏最後の「一晩だけの有馬ひとはくセミナー」に行きました。今日の出し物は講談「ノコギリ名人 ぎっちょん君参上!」と講談を聞いての5・7・5お絵かきです。 IMG_9011.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

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今回もぎっちょん君に徳田副支配人、カマオに都志支配人。

戦いもなれたもので、えいやーとう!

今回は,兵庫文学館で復刻した明治の玩具たこたこメガネを使用し、お客さまも大喜び!ぎっちょん君たちの戦いがたくさん見えて、回すと万華鏡のようです。IMG_9042.JPG IMG_9033.JPG

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会場は2階席?からの観衆もおられ、大賑わい。

 

 

 

 

 

 

ぎっちょん君のノコギリ演奏の体験も・・。IMG_9052.JPG

IMG_9075.JPG子供たちもノコギリ音楽にチャレンジ。

5人が挑戦して、全員音がでました。

よかった・・・。

 

 

そして、最後は、短冊へのお絵かき+俳句づくりです。

おじいちゃんもおばあちゃんもみんなで俳句とお絵かきです。家族みんなのたのしい夏の思い出の記録となりました。

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作品の披露もして、特製センスのプレゼントもしました。

 

 

 

 

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最後は、都志支配人のあいさつで。

また来年、有馬瑞宝園へ、そしてひとはくへ!IMG_9072.JPG

待っております!

 

 

 

 

 

 

ひとはくの「ぎっちょん君参上!」展も瑞宝園の「世界の昆虫」展も8月31日まで続きます!

川東丈純

 

ここはどこでしょう? この部屋、どこだかわかりますか?ひとはくの中のある部屋なんです・・・・・そうです、3階にあるアースシアターです。ふだんは、フロアスタッフのおねえさんたちが、ここでデジタル紙芝居を上演されている部屋です。

 「そんなところで何をしてるのか」って?

 正解は、8月19日(水)朝から夏季教職員セミナー「私のまちの環境マップをつくろう」を実施しました。兵庫県内の小学校から高等学校の先生方17名が大変熱心に受講されました。

 細かい設定が難しい?!

 

 「独立行政法人科学技術振興機構(JST)」の支援を受けてひとはくが開発した自然環境総合学習プログラムを活用する方法を学びました。このプログラムについての詳しい使い方や、プログラムのダウンロードはひとはくのホームページにあります。

こんなタイトルページです  http://hitohaku.jp/education/envmap/envmap_index.html  

 

 身の回りにある環境について調べて、地点情報(緯度経度)、撮影した写真、その地点のさまざまな環境情報を編集することができるソフトウェアで、学校でも児童や生徒が、直接入力しながら、分布と環境情報との関連を考察することができる「お手軽GISソフト」として使っていただくことができます。

 この日のセミナーでは、講師も受講者も悪戦苦闘しながらでしたが、ホタルの分布調査についてマップを完成させることができました。このプログラムを効果的に活用するには、事前に調査項目や地図情報を設定しないといけないんですが、そこをクリアーすれば、校庭の樹木図鑑や川の水生昆虫図鑑などとして活用できます。また工夫次第で、校区の防災安全マップや学校周辺の散策ガイド、観光マップなど理科学習や環境学習以外の分野でも楽しい使い方もできる優れたプログラムです。是非一度お試しください。

 

 また、ひとはくでは環境体験学習の支援も行っています。学習の進め方や専門的な内容の問い合わせなど、お気軽にお電話ください。(生涯学習課 079-559-2002)

 

情報管理課:八尾 難しかったけど楽しい

河南堂珍元斎でございます。好評展開中の企画展「ぎっちょん君参上!」。まだまだ暑いですが、朝夕は少し秋っぽくなってまいりました。鳴く虫のほうも秋の虫が出てまいりましたので、秋バージョンに少し衣がえでございます。

まずは、企画展示室内のパソコンが変身・・・。初秋のなく虫エンマコオロギさんたちの声が聞けます。そして、長い七夕まつりだった「虫に願いを」も終了。みなさんの願いは神社に奉納しました。IMG_8996.JPG

そして、ひとはくサロンのぎっちょん君ハウスでは、秋を代表する鳴く虫カンタンさんが鳴いております。 IMG_9001.JPG

真っ暗な世界で古典芸能の能「かんたんの夢」の世界を感じてみてください。

1匹だけが鳴きつづけるので、ぜひおぼえてかえってくださいね。

 

 

サロンでは、昆虫標本づくりも見られます。 IMG_9002.JPG

8月の土日月とやってます!

 

 

 

 

 

 

 

 

鳴く虫ブラザーズも待ってます。

IMG_8995.JPGみなさんもひとはくに一足はやく秋を見つけに来てくださーい!

謎の好男子、講談師 河南堂珍元斎でございます。さて、ぎっちょん君参上!展関連イベントとして、19日に怪談セミナー「八雲とお菊虫」を開催しました。今回は、葛屁句草(かづら へくそう)さんの落語「皿屋敷」と鈴木武研究員のお菊虫セミナーの2本立て。 IMG_8858.JPGのサムネール画像

まずは、珍元斎とうりふたつの謎の落語家葛 屁句草さんの怪談落語「皿屋敷」。共演は夏休み最後の出演の河南堂売斎こと立川クンと十七斎こと岡きくチャン・・・そうです、本名きくということで、お菊役でございます。

今回の展示で紹介していますとおり、小泉八雲がエッセー「日本の庭にて」の中で、お菊虫の話を書いていて、その関連で落語でございます。八雲は姫路に伝わるお菊伝説の紹介のなかで、お菊虫のことも書いていますが、このお菊さんネタの落語にも、お菊虫が出てきます。

IMG_8865.JPGこのお話は、桂米朝さんの皿屋敷をもとにアレンジしたもので、このお菊伝説を教えてもらった姫路の若い連中が、今も出るというお菊さんの幽霊を見に車屋敷にいくというもので、お菊さんがお皿を9枚まで数えるの聞いてしまうと死んでしまうが7枚あたりでにげると助かるというアドバイスで、逃げ帰ります。でも、お菊さんが大変な美人ということで、車屋敷は見物客で大にぎわいとなり・・・・ IMG_8887.JPG

 

 

お菊さん登場・・・

おお怖わ・・・ IMG_8895.JPG

 

 

結局、お菊さんファンクラブまでできそうな騒ぎで連立連夜、うらめしやーとがんばったお菊さんですが、ついに、風邪をひいてしまい、明日休むために、2日分18枚まで数えるという「考えオチ」になっています。

 

つづいては、お菊虫のセミナー。あのお菊さんの殺された井戸に大繁殖したというお菊虫は、たしかにお菊さんのしばられた姿に似ていますが、ジャコウアゲハのさなぎで、本物のそのさなぎと幼虫を見せながらの鈴木研究員の説明です。ジャコウアゲハはウマノスズクサを食べることなどの生態についてのお話。 IMG_8909.JPG

 

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子どもたちもさなぎを触ったり、うんこのような幼虫をつついたり、興味津々でした。

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この幼虫くんたちは、八雲の庭展示ケースの中で、順調にさなぎになりつつあります。

ぜひケースを開けて、見てみてください。

さなぎもおちろんあります。

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ぎっちょん君参上!展示は8月31日まで。

最終日が、珍元斎の講談も千秋楽を迎えます。

どうぞみなさま、ぜひお越しください。

すみからすみまで、御願いたてまつりますーーーーーー。

 8月18日(火)、ひとはくでやっている夏季教職員セミナーのひとつ「地層の見方・調べ方in丹波」がありました。野外での実習だったので天候が心配でしたが、暑すぎるくらいの好天に恵まれました。

 セミナーの前半は、篠山市の旧西紀町にある「黒豆の館」に集合し、丹波帯や篠山層群の地質的特性や化石についての基礎的な講義を受けました。講師は、人と自然の博物館主任研究員の古谷裕(ふるたに ひろし)先生です。講義では、地層の並び方のきまりを教わったり、現在も海にたくさんいるプランクトンの1種である放散虫の化石について、顕微鏡写真や実物標本を見ながら基礎知識を詰め込みました。

黒豆の館で基礎的な講義 顕微鏡で微化石の観察

 

 あっという間に90分ほどの講義は終わり、いよいよバスに乗って現場の露頭へ向かいました。  まずはじめは、黒豆の館の近くの垣屋に見られる露頭の現場です。ここでは、丹波帯2型地層群が見られ、泥岩中の層状チャートや砂岩のブロックを観察しました。岩石ハンマーの使い方も教えていただきながら、岩石を砕いて化石が含まれないかルーペで観察しました。

砕いた岩石をルーペで観察します 地層をさらに詳しく観察

 

 次に訪れたのは、丹波の恐竜化石発掘現場です。今の時期は発掘が行われておらず、発掘の跡は化石を保護するためのコンクリートで覆われていますが、付近では篠山層群下部層の赤味を帯びた泥岩や砂岩、礫岩が見られます。また、篠山層群の堆積後に貫入したマグマによって作られた石英斑岩の岩脈を観察しました。

丹波市山南町化石発見現場へ 丹波竜についてレクチャー 

そして、さんなん住民センターにある「丹波竜化石工房」を見学しました。

 

さんなん住民センターへ この中は撮影禁止

昼食の後、篠山市藤岡奥で丹波帯2型地層群の中の、砂岩ブロックを含んだ泥岩を露頭で観察しました。 泥岩と砂岩を観察  あそこが泥岩で ここが砂岩で・・・・・

そこから民家の横を通り抜け、どんどん山を登ります(といっても、10分程度)。健脚の古谷先生に追いつくのがしんどかったです。

いのしい飼育小屋を越えて山の中へ  どんどん先へ進む古谷先生

 そして、この山の中の露頭では、丹波帯2型地層群藤岡コンプレックスの中の、古生代ペルム紀と中生代三畳紀の境界部分の地層を観察しました。と言葉で書けばそれだけなんですが、中生代三畳紀といえば、恐竜が活躍していたジュラ紀より古く、2億年から2億5千万年くらい前のこと。そしてその前が古生代ペルム紀(おおよそ3億年ほど前)ですから、それはもう驚きです。

古生代と中生代の境界をさまよう?  岩石を砕いて放散虫を探す はいつくばって探す   これはたくさん放散虫が入ってますねぇ!!

 (ハンマーで砕いた岩石は断面がとても鋭利ですから、ケガにはくれぐれもご注意を)

 

 最後に訪れたのは、王地山公園ささやま荘のある王地山の南東部の露頭です。ここには篠山層群上部層の凝灰岩や凝灰質砂岩が見られ、頭の上に見えている地層の底面(地層の底面が観察できるなんて!!)には、多数の生痕化石が残っていました。

こんなにはっきり地層が見えるんですね  頭上に地層の底面がっ!! 

 あっという間の1日のセミナーでしたが、私たちの身近なところに、こんな素晴らしいフィールドがあることに感激するとともに、是非多くの方々にもセミナーに参加していただいて、地層や化石に興味をもってほしいと思いました。

(情報管理課:八尾) すごいすごい

21日(木)の読売新聞朝刊、「くらし■家庭」のページにも掲載していただきました「実演!化石のレプリカづくり」と「親子でつくる化石のレプリカ」は、いよいよ明日22日(土)までです!

実習生01

▲今回、博物館実習生にも来館者対応研修として手伝っていただきました

実習生02

▲博物館実習も22日までです。みなさんお疲れ様!!

初任研01

▲また、初任者研修の先生方にも手伝っていただきました

初任研02

▲さすが先生!色塗りもセンスがありますね(^^)

 

そんな今日、私はと言うと、ひとはくではなく大阪市立芸術創造館の大演習室という、博物館とは全く異なる雰囲気の中で「チョコレートでつくる化石のレプリカ」を催してきました。

平松

▲レプリカって何かを解説。もちろん「丹波竜」の紹介も

おゆまる リエリセラス

▲カラフルな「おゆまる」で楽しみながらつくりました

子どもたち

これは関西広域機構が主催する「関西文化体験days」のなかでの催しです。参加した22名の子どもたちは、チョコレート製の化石のレプリカを手にしながら元気よく帰って行きました。明日の朝まで、ちゃんと冷蔵庫で冷やしてくださいね。

さて、企画展「初夏の鳴く虫巡回展 ぎっちょん君、参上!」も、いよいよ31日まで!

この間、ひとはくは無休。24日、31日の月曜日も開館しています。

残り少ない夏休み、ぜひ、ひとはくにお越しください!

(生涯学習課長 平松紳一)

8月10日から始まった夏季教職員セミナーも、いよいよ終盤!!
今年は新型インフルエンザの影響で、多くの学校で来週から2学期が始まります。
先生達の夏ももうすぐ終わろうとしています・・・

化石を見る

▲半田久美子研究員の「珪化木を観察しよう」

みなさん真剣に見ておられます。さて、何の木でしょうか?

石割り

▲池田忠広研究員の「恐竜とは何か?丹波の恐竜化石の発見と発掘」

ほんとうに丹波の恐竜化石発掘の石割り体験です。何が見つかるかな?

池田

▲「これ化石でしょうか?」何か見つかると池田忠広研究員に鑑定してもらって・・・

小動物の化石

▲見つかりました!!これはトカゲかなにか小動物の骨の化石です

火山

▲火山噴火!? 早々に定員いっぱいになった人気のセミナー

先山徹研究員の「チョコとココアでおいしい火山実験をしよう」

マグマ

▲地下のマグマが・・・いやいや、どうみてもケーキでしょ(^^)

最後は、ココアとケーキを堪能されていました

 

今年から始まった教員免許状更新講習も含めて6日間の夏季教職員セミナーも、いよいよ明日20日が最終日です。

2学期以降、教職員研修などで特注セミナーとして実施できるものもあります。

ぜひ、生涯学習課までお問い合わせください。

(生涯学習課長 平松紳一)

今日も暑い1日でした。
セミも朝から元気です!!

セミ

今日は和歌山県から高校生が団体で来館して特注セミナーを受講しました。
タイトルは「景色の温度を測ろう」
講師は、ひとはく特命研究員の長谷川太一先生です。

長谷川

いま、地球温暖化が問題となっています。
平均気温の急激な上昇は、二酸化炭素の増加が原因の一つと考えられていますが、気温でなはく、地表付近の表面温度はどうなっているのでしょうか?

白黒つける

▲色で温度は違います。白黒ついたかな??

さまざまな温度

▲地面でも、色の違うブロック、マンホールのふたなどいろいろ測ってみました

地面

▲やっぱり土や草の上は温度が低い?

白  青 黒

▲かなりの差が・・・車の色選びが変わるかも!?

 

ひとはくでは、来館団体向けに様々な特注セミナーをご用意しております。
くわしくは「ひとはく手帖2009」p..24からp.29、p.113、
お持ちでない方は下記のページの「ひとはく手帖2009」をご覧ください。

http://www.hitohaku.jp/education/main.html


ぜひ、ご検討ください。

(生涯学習課長 平松紳一)

このカードは、「初夏の鳴く虫と巡回展 ぎっちょん君参上!」期間中(6/6〜8/31)に配布しています。


ポイントカードは、来館した時(1日1回)やセミナーやイベントに参加するたびに、スタンプを1つ押しています。
5ポイント分や10ポイント分を集めると、スタンプの数に応じて、素敵なぎっちょん君参上!オリジナルグッズをプレゼントしています。

なんと、今日、このポイントカードがスタンプでいっぱいになった、お客様がいらっしゃいました。
スタンプカードをいっぱいにするには、24回来館するか、セミナーやイベントにたくさん参加しなければたまりません。

ぎっちょん君ポイントカードのゴール達成第1号となったのは、三田市立武庫小学校の6年生の立川渉くん。

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講談師の河南堂珍元斎からゴール達成のプレゼントが贈られました。

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「一番になれて嬉しい!」と立川くん。

実は、ファーブル大作戦!期間中(9/20〜11/30)に実施していた、ふぁーぶるポイントカードを3回もゴールしているんですが、この時にはゴール第1号になれなかったそうです。


次のゴール達成者は、誰でしょう?

ポイントカード実施期間は残すところ、あとわずか。

ひとはくへ来て、イベントに楽しく参加して、ぎっちょん君ポイントをゲット!素敵なプレゼントをもらっちゃお〜〜〜。

                                            生涯学習課 小林美樹

8月18日に夏季教職員セミナー「植物標本の作り方」、「植物を観察して描いてみよう」がありました。夏季教職員セミナーは、学校の先生方を対象にしたセミナーです。
植物の分野では午前中に「植物標本の作り方」、午後に「植物を観察して描いてみよう」の2つのセミナーをおこないました。
「植物標本の作り方」では、野外に出て、標本の材料となる植物の採集の仕方から新聞紙に挟むまでの作業と、台紙に乾燥させた植物を貼る作業、ラベルの書き方について実習しました。

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「植物を観察して描いてみよう」では、用意した植物を実際に描く作業から植物画をとおして植物に親しみ、細部を観察する実習をおこないました。

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山本伸子(自然・環境評価研究部)

さて、お盆もすぎまして、ぎっちょん君参上!展もいよいよ佳境でございます。

本日は、最近追加しました展示をば紹介します。

まずは、柳田國男とカマキリ。ぎちょん君のしんせきであるカマキリ君は民俗学者の柳田國男さんにさまざまな方言での名前を調べられました。その一部を紹介展示しています。 DSCF0233.JPG

このカマキリの方言調査をまとめた作品「蟷螂考(とうろうこう」はのちの柳田さんの学説「方言周圏論」につながるものでした。

カマキリ君はカタツムリとおなじように多様な名前をもっています。

オガメ、オガマニャトオサン、トウロウカカシカマゲッチョ。イボムシ、ハラトチジジイとかおもしろい名前がずらり・・・・ぜひご覧ください。

 

 

それから、生き虫君たちを連携G「きんひばり」からお借りして、展示中です。ニシキリギリスとヒガシキリギリスやハヤシノウマオイ、八雲の愛したクサヒバリなどがたくさん展示ケースの扉をあけるといます。時々鳴いてもくれます。

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そして、最後は3Dでございます。沢田研究員制作hoppersから5点の巨大3D鳴く虫写真をば、鳴く虫立体メガネでご覧いただく趣向です。DSCF0227.JPG

 

夏やすみもあと少し・・・夏休みの宿題の追い込みで大変でしょうが、自由研究のネタさがしやリフレッシュにぜひひとはくへ。

 

ぎっちょん君たちがみなさまをお待ち申しあげております。

                       謎の講談師 河南堂珍元斎

 

 

 

DSCF0224.JPG4Fひとはくサロンにある「ぎっちょん君ハウス」では鳴く虫の声が暗闇のなかできけます。

本日の鳴く虫くんは「ケラ」です。

昔からよく「ミミズが鳴いてる」といわれますが、あれはケラです。

土の中でなんか鳴いてるなと掘ってみたらケラは逃げ、残っていたのは同じようなところに住むミミズだったということのようです。

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DSCF0225.JPGみなさまも、ぎっちょん君ハウスの暗闇のなかで、鳴く虫の姿を想像しつつ、鳴く虫の世界を体感して、その声をおぼえて帰ってください。

 

夜の散歩の風景がかわります!

 

 

 

 

川東丈純

11日に講談+セミナー「アリとキリギリス」を開催。

河南堂珍元斎と橋本佳明研究員のコンビで、ぎっちょん君展にちなんでのイベントです。まずは、講談「ありときりぎりす」から。イソップさんがこのお話をかいた時は、なんと「アリとセミ」。でも、アルプス山脈をこえてヨーロッパ各地をお話が旅するうちにセミのいない地域で「アリとキリギリス」に・・・。

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IMG_8672.JPG  ということで、さまざまな国のバージョンで寸劇つきのこの夏のイベントでは最終出演となった河南堂四十一斎のセミ→キリギリス→フンコロガシ→キリギリスへの早変わりも見ものでありました。IMG_8692.JPG

IMG_8661.JPG IMG_8666.JPGIMG_8689.JPG 講談は6話構成で、ギリシャはセミ、イギリス版はキリギリス、フランス版はふんころがし・・・日本版はもちろんキリギリスですが、ラストはアリは「働かなあかんで」と説教してキリギリスにエサをあげたりします。結末もお国によって違うという4パターンを演じたあと、ちんげんさい版2題。十七斎はだいぶなれて大熱演。キュートなアリを演じ、ひとはく常連客の立川少年も売斎として、すっかりこ なれてアリを演じました。

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ちんげんさい版は、ありは過労死してしまうお話とキリギリスがぎっちょん武道館でライブをやり、餌をもったアリのファンが殺到し、アリもキリギリスも楽しくおかしく冬を過ごすというお話。

登場する生き物も地域 によって多様。結末も多様・・・IMG_8717.JPG

 

IMG_8725.JPG   最後に子どもさんに珍元斎が質問。「6つのお話で一番印象にのこった話は?」

「ちんげんさい版のアリとキリギリスが楽しくおかしく冬を過ごすやつ!」

はい、そうやって物語は多様になって伝わっていくのです。

つづいては、すっかり紙芝居セミナーが十八番になった橋本研究員。

アリ全員が働いているわけでない、とか、サムライアリがほかのアリを奴隷のようにあつかい働かないとか餌をおなかにためるアリもいるとか・・・のお話。

IMG_8741.JPGのサムネール画像 アリさんもいろいろ・・・多様なんですね。  IMG_8736.JPG

多様ついでに、今度の講談+セミナーは「お菊虫」。怪談、播州皿屋敷で有名なお菊虫です。

「なんで、鳴く虫展でお菊虫やねん?」というのは置いときまして、八雲つながりでの怪談セミナーは8月19日の13時からです。出演は鈴木武研究員と謎の落語家、葛平句草さんの登場でございます。十七斎も「きく」という本名で出演。暑い夏、ひとはく怪談+セミナーで涼みにきてください。待っています!

川東丈純

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

平成4年に開館した、ひとはくの建物にはたくさんのミステリーがあります。それを、特別に教えちゃうツアー「博物館みどころツアー」を実施しました。

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さぁ、ツアーの出発時間です。4階ひとはくサロンに集合してね。

博物館のミステリーを解明しましょう。

P1000629.JPGのサムネール画像のサムネール画像      P1000631.JPG

「この博物館は何かを利用して建てられました。電車の線路?橋?トンネル?

 さて何でしょう?」

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       「天井を見てください。なぜ黒く塗っているのでしょうか?

        博物館の設計者が黒色が好きだったのかな?」

P1000638.JPG      P1000642.JPG

「ここに建物の柱があるはずなのですが・・・。えっ?消えてる?!なんで?」

P1000644.JPG     P1000647.JPG

「ツキノワグマの位置が変っている?     「遺跡で発見されたクスノキ。

 なぜ?」                        さて何年前のものでしょうか?」

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このツアーに参加されてどうでしたか?横浜から親子で参加してくれたお客様に聞いてみました。

「建物の構造がよく分かった」 「知らないことが分かって楽しかった♪」 

ご参加ありがとうございました。 

 

このフロントスタッフによるツアーは明日も実施しています。

出発時間は午後3時で、4階ひとはくサロン集合です。

是非ご参加ください。ひとはく通になっちゃうかもよ。

 写真撮影にご協力してくださった皆様、ありがとうございました☆

                                         小林美樹(生涯学習課)

今日は、初夏の鳴く虫を巡回展「ぎっちょん君 参上!」の関連イベント「竹細工で鳴く虫をつくろう」が開催されました。

講師は 竹細工作家の戸田和孝さん。 

竹を使って、自分だけの「2009夏のコオロギ」を楽しくつくりました。

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「コオロギになった気分で自由に作ってみましょう〜」

           P1000619.JPG      P1000620.JPG   

             足も体も竹で作ります。

 

        P1000616.JPGのサムネール画像

「ものづくりは、次に作っても同じものは出来ないんですよ。だから楽しいですね。」

と講師の戸田さん。戸田さんの小学生時代のエピソードや大谷研究員のコオロギの生態の話を交えながら、みんなで楽しく鳴く虫をつくりました。

             P1000621.JPG    P1000623.JPG

      大分県から来てくれたご家族です        完成〜

       大分県まで持って帰ってね☆      戸田さん「このコオロギ個性的でいいですね〜」

 

ひとはくでは、このほか毎日楽しいイベントをやっています。

8月中は無休で開館しています。是非ご来館ください☆

                                  小林美樹でした(生涯学習課)

 

 相次いで荷物が届きました.一つは象鼻虫の写真集で,タイトルは
「象虫」.超絶的な技術で標本を超精密に撮影してあります.生態写
真ではなく標本です.図鑑ではなく写真集です.
 人が顕微鏡で昆虫の標本を覗くと,じっとしていられません.もっ
と拡大してみたいし,別の部分を見たいし,あっちにこっちにピント
を合わせたいからです.その要望が全部,一枚の写真に写し込まれて
います.
 著者の小檜山賢二先生は「マイクロプレゼンス」を主張している方
です.肉眼では見えないけれども厳然と存在していて,何らかの方法
で見てしまうと驚嘆すべき境地が広がっている,巨大すぎるもの,微
細すぎるもの,早すぎる事,ゆっくりすぎる事,いろんな方面があり
ます.それを開拓していこうというような姿勢だと,私は解釈してい
ます(文中に明確な定義と説明あり).
 人間にとって昆虫は微細側の辺縁に位置します.いる事はわかる,
けど,黒い点にしか見えていないのです,一般の人には.しかし虫好
きの人はこれを標本にして顕微鏡を覗きます.感動的な美しさ奇怪さ
です,で,そういう技術も発達してきているのだから,写真集にして
みんなに見てもらおうではないか!というわけです.

koh-fuji.jpg
写真集”象虫”と3Dカメラ”W1"

 ところで博物館ではこの夏休みも,小さな昆虫を標本にする実演を
行っていますが,苦労するのは,モノが小さい事です.
 以前から作業の様子を拡大表示したりと,ちょっと「マイクロプレ
ゼンス」していましたが,今年は出来上がった(比較的できばえの良
い)標本を3Dのデジタルフォトフレームでお見せしています.
 10〜20倍程度の倍率でも,なかなかの迫力です.小さなゾウムシが
カブトムシ位の大きさに,しかも一体的に見えるので,子供たちは掴
みたくなるようです.

min-818.jpg
標本の3D表示

 さて,もう一つの荷物はW1という立体写真機(3Dカメラ)です.古
くから多様な立体写真機が開発されてきましたし,撮影する方も少な
くなかったのですが,立体写真の見せ方に普遍性がなく,特殊なもの
との見方が一般的でした.
 ところが,昨今の表示装置の急速な発達で一気に一般化しそうな状
況です.この写真機自体は普通の目の幅で撮影するためのものですが,
背面のモニターに,いわば撮影の補助のために付いている液晶が,す
でに3D表示できます.これとは別に本格的に表示専用の装置(デジタ
ルフォトフレーム)が別途発売されているのですが,カメラの背面モ
ニターでさえ,フツーに,3D表示できるのです.
 3D表示できる表示装置が普及すれば,すなわちインフラが整備さ
れれば,コンテンツも3D化します.マイクロプレゼンスも3Dを前提
に展開されるようになるでしょう.

 で,実演の時に見せるために用意したホソクチゾウムシの電子顕微
鏡写真をこのカメラのモニターに表示されるよう,変換してみました.
お持ちの方は下の写真をコピーして,拡張子をjpgからmpoに書き換え
たうえで,W1のSDの写真のフォルダにコピーしてみてください.
(なお,結果および影響は保証しません.既存のファイルはバック
アップをとった上でお試しください)
apion.jpg

昆虫共生・沢田佳久



企画展「初夏の鳴く虫と巡回展『ぎっちょん君参上!』」期間中に、来館もしくはイベントやセミナーに参加して、ぎっちょんポイントカードにスタンプを押させていただきます。ポイントがたまると、謎の絵師、河南堂珍元斎の生み出したキャラクターぎっちょん君のいろいろなグッズをプレゼント中〜。

 5ポイントでぎっちょん君クリアファイルか缶バッチ、10ポイントでぎっちょん君携帯クリーナー、15ポイントでぎっちょん君フィールドノート(岩槻館長ヴァージョン)をプレゼントします。

交換期間は、平成21年8月31日(月)までで、4Fひとはくサロンカウンターで交換します。

 どんなプレゼントなの?→

 http://hitohaku.jp/blog/2009/06/post_329/

 

そして、ポイントカードがゴールしたら?

謎の絵師河南堂珍元と河南堂初宝菜が淡路で作成した焼き物の「ケラ」と河南堂珍元のサイン入り特製扇子をプレゼント!まさに世界にひとつしかない、あなただけのものに。 9P1000613.JPG

まだ、8月31日(月)まで日にちがあります。ポイントをもらえる楽しいイベントはたくさんありますよ。

今日は、河南堂一座の講談と橋本佳明主任研究員のセミナー。

              3P1000591.JPG          7P1000594.JPG 

 一座の講談とぎっちょん君セミナー。

http://hitohaku.jp/exhibits/program_exhibition/2009/pdf/gicchon_event.pdf

 

また、「実演!化石のレプリカづくり」をお盆明けの17日(月)から22日(土)まで6日連続で開催します〜。 

       5P1000609.JPG        2P1000585.JPG     

              化石のレプリカづくり                化石の色ぬり

          (博物館実習生も参加中)

 

1P1000580.JPG誰より担当者が楽しんで実施しています♪参加したみなさんが楽しいこと間違いなしっ。

「実演!化石のレプリカづくり」について詳しくはこちら→

http://hitohaku.jp/blog/2009/08/post_412/


ひとはくへ来て、イベントに楽しく参加して、ぎっちょん君ポイントをゲット!素敵なプレゼントをもらっちゃお!

                                         小林美樹(生涯学習課)

今日から始まった「実演!化石のレプリカづくり」
初日からさっそく家族連れで大いににぎわいました。
2009年度のひとはくは、「恐竜大作戦!」ということで恐竜化石の展示はもちろん、「ひとはくでは今、化石がおもしろい」を合い言葉に様々な催しを行っています。

化石のレプリカは、
(1)本物の化石の雌型をつくります。つまり型どりをします。
(2)雌型に石膏などを流し込んで、元の化石と同じ形のものをつくります。
(3)色を塗って完成です。

今日は、この(1)、(2)を実演して、(3)を体験していただきました。
さらに、10時からと14時からの2回、それぞれ親子連れ(もちろん祖父母もOKです)先着5組を対象に(1)と(2)も体験していただきました。

レプリカづくり1のサムネール画像

▲(1)まず型を取ります。もちろん本物の化石から

レプリカづくり2のサムネール画像

▲(2)石膏を混ぜるは初めて!でも、ちゃんとできましたね

色塗り1のサムネール画像 色塗り2のサムネール画像

▲(3)子どもたちの目が輝きます!!       ▲パパと一緒にがんばってます(^^)

 

色塗り4のサムネール画像

 

▲不思議な色のレプリカですね

 

色塗り3のサムネール画像▲子どもたちの想像力あふれる化石のレプリカは素敵ですね

できあがり1のサムネール画像 できあがり2のサムネール画像

▲出来上がり!!自慢のレプリカを手にとって「ハイ、ポーズ!」

このオープンセミナーは、今日からひとはくで初任者研修をしている小学校の先生方と8日から始まった博物館実習の学生達にも手伝っていただきました。
また、みなさんの様子はあらためてご紹介します。

明日11日(火)、明後日12日(水)も開催します。
そして、お盆明けの17日(月)から22日(土)まで6日連続で開催します。

ぜひ、今年の夏は、”ひとはく”に何度もお越しください。

(生涯学習課長 平松紳一)

2009年8月9日、14:00から、佐用町昆虫館(兵庫県佐用町)にて、当館と佐用町昆虫館との連携に関する協定書への、調印を行いました。

佐用町昆虫館は、37年間存続した兵庫県昆虫館の後を受けて、2009年4月に開館した、小さな館です。豊かな自然に恵まれ、館の周囲で自由に虫とりができ、館内では生きた昆虫や小動物に触れることができます。NPO法人こどもとむしの会が指定管理者となって、4月から10月の土日祝日だけ開館するというユニークな運営をしています。

詳しくは佐用町昆虫館のホームページをごらんください。

現在開催中の「初夏の鳴く虫と巡回展、ぎっちょん君参上!」では、昆虫館から「生きた化石」といわれるガロアムシの標本とパネルを出展してもらっています。
今後、当館と連携した野外体験型のセミナーなどを展開し、子どもたちの体験学習機会を増やしていきたいと考えています。

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ひとこと、ごあいさつする中瀬副館長(カウンター越しの中央)。となりは、内藤親彦昆虫館長(神戸大学名誉教授・元 人と自然の博物館協議会長・NPO法人こどもとむしの会理事長)、庵逧典章佐用町長。手前右端は、内海功一前兵庫県昆虫館長。

konchukan004.jpg
調印の後、来館者のみなさんと記念撮影。


と、ここまではよかったのですが、その日の夜、佐用町は未曾有の大雨に見舞われました。

昆虫館のある佐用町船越地区にも甚大な被害が出ており、昆虫館前の道路は崩壊し、敷地にも大量の土砂が流入するなど、当面、開館できない状態となってしまいました。

今後の再開の予定は、佐用町昆虫館のホームページで告知されますので、ご参照ください。


八木 剛(自然・環境評価研究部)

きんひばり参上!

2009年8月10日

8月9日。昨日の暑さとうってかわって、大雨でございます。おかげで?企画展「ぎっちょん君参上!」もおおにぎわい。

ひとはく連携グループのきんひばりが、展示にあわせて、たのしいイベントを開催しました。その模様をば!DSCF0203.JPGDSCF0202.JPG

鳴く虫をテーマにさまざまな「あそび!」を体験できます。

まずは、金沢に伝わる旗源平!のんびり優雅なお正月の遊びです。DSCF0194.JPG

そして、鳴く虫うちわ作り。子どもたちに大人気。

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そして 、昔遊びやマジック、絵あわせカードなど・・・楽しみながら学べるように工夫されています。 DSCF0193.JPG

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子どもも昔の子どもも、みんな楽しそうでした。この催しは、ぎっちょん君展にあわせて開催されましたが、また、機会があれば、あるかも知れません。乞うご期待!

それから、4Fのひとはくサロンで17日まで生きた鳴く虫展示も、きんひばり主催で開催中です。たまに鳴いてくれるので、「あっ、この虫が鳴いていたのか?」と納得できる展示です。きんひばりの精鋭が、大変苦労して捕獲した虫たちをどうぞご覧ください!

川東丈純

さて、河南堂珍元斎でございます。8月8日は、ハチハチということで、ひとはくでは、ハチハチでございます。ひとはくの前にございます商業施設フローラ88では、88まつりが開かれたのでございます。

DSCN7660.JPG同じ88の縁で、大谷研究員とコンビで、ハチハチセミナーにいったのでございます!が、灼熱の太陽・・・でございます。15時半、いつものように羽織と着物を着こみ・・・さっそうと舞台へ・・さて、と講談「フラハチものがたり」をはじめましたが・・・暑い・・・熱すぎる・・・ああ気が遠くなる珍元斎でありました!DSCN7661.JPG

本当は、「フラワータウンで生れたフラハチは、オスバチですが、ハタラキバチのようにはたらきたい!オスバチで、最初にもらったロイヤルゼリーのなかに、なぜかウイスキー(サントリーロイヤル)がまざっており・・・それでかわりもののオスバチになってしまい・・・仲間からは変人扱いでしたが、ある日天敵であるオオスズメバチのお鈴に巣が襲われ、フラハチは友達のカブトムシに借りたカブトとノコギリクワガタに借りたノコギリで戦い、お鈴を追い払い、人気ものになる・・・」という話でしたが、DSCN7662.JPG

3分ほアドリブのショート版に・・・あとできくと、ステージは背後に発電機、上から照明と軽く40度をこえていた・・・とのこと。大谷研究員が舞台に現れ「だいじょうぶ?」フラハチ物語はいつかリベンジと、さあさあハチ8クイズへと・・・なんとかしのいで、クイズと相成りました。

DSCN7664.JPGせっかくなので、クイズの一部をば・・・

<1>ハチ類は日本で何種?1:約50種2:約500種 3:約5000種

<2>最大のハチの大きさは?1:約4センチ2:約6センチ3:約9センチ

<3>働きバチは雄バチ?1:正しい2:間違い3:どちらも

<4>雄ばちの仕事は?1:門番2:掃除係3:交尾のみ

 さて、正解は!<1> 3:約5000種<2>1:約4センチ<3>2:間違い<4>:交尾のみ

いかがでしたか?

ミツバチは怖いですがおいしいハチミツを作ります。そんな怖いおいしいミツバチの世界に興味のある方はぜひひとはくへ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暑さに負けすにぎっちょん君はガンバリマス。

今度は明石市天文科学館に参上です。今回は、3月に実施したひとはくが天文科学館にやってくる「天文科楽セミナー」の評判がいいため?パート2でございます!今回も3回コースで、1回目が鈴木武研究員の「シダときどきネズミ」2回目が珍元斎の「ノコギリ名人 ぎっちょん君参上!」3回目が平松課長の「化石レプリカづくり」です。

で、ぎっちょん君明石に参上の模様をば。IMG_8533.JPG

県立美術館の河南堂四十一斎もひとはく県美連携で友情出演!IMG_8536.JPG

ハチリーナは十七斎。IMG_8541.JPG

カマエモン役はあの有名な正義のヒーロー〇〇〇〇ジャーブルー。IMG_8554.JPG

ヒロイン、キリコも十七斎。若いヒロインに四十一斎も大張り切り!IMG_8586.JPG

子どもたちの希望で、ぎっちょん君とカマエモンの部分の寸劇体験。

 

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戦いにも力が入ります!IMG_8605.JPG

質問に正解したり、出演すると、特製ぎっちょん扇子をプレゼント!

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着ぐるみ体験も・・・かわいいハチさんです。IMG_8592.JPG

ノコギリ演奏や講談のワークショップもしました。IMG_8607.JPG今日体験したことを短冊色紙に、俳句と絵でかいて、終了!IMG_8589.JPG

次回のぎっちょん講談は、ひとはくで8月11日(火)13時〜。橋本佳明研究員との「アリとキリギリス:です。有名なイソップ童話ですが、いろんな国に伝わり、いろんな話になっています。そのいくつかを講談で紹介します。夏も大詰め、お盆休みは家族そろってひとはくへ。

川東丈純

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ようこそのお運び、厚く御礼申し上げます。河南堂珍元斎でございます。

さて、ぎっちょん君有馬に参上!の一席でございます。IMG_8468.JPGIMG_8470.JPG

IMG_8478.JPG ここ有馬瑞宝園では、ぎっちょん君参上展のサテライト展示「世界の鳴く虫昆虫展」を開催中でございます。http://homepage3.nifty.com/zuihouen/plan/21konchu/page001.htm

そこで、8月1日の夜、大谷剛研究員と珍元斎が有馬にひと夜だけ現れる「一晩だけの有馬ひとはくセミナー」と題したセミナーを行いました。IMG_8484.JPG

IMG_8496.JPGまずは、講談「ノコギリ名人ぎっちょん君参上!」。今回は、主役のぎっちょん君都志支配人。ライバルのカマキリのカマエモンは徳田副支配人でございます。横浜から家族旅行にきていた女の子にミツバチのハチリーナをしてもらいました。

両人は、えいやーとう!と迫真の戦いでございました。IMG_8491.JPG

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 フロントの女性に、ぎっちょん君と恋に落ちるハチリーナを。ぎっちょん君の演奏に「しびれるわー、燃えるわ素敵!」といってくれました。ありがとう。IMG_8499.JPG

 なんと、この日、ひとはくにゲストできていた昆虫写真家の栗林慧さんも鑑賞。

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 大谷研究員は、有馬の鳴く虫の聞きわけ講座でございます!

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IMG_8511.JPG会場となったロビーはゆったりとした空気が流れていて、とても演りやすい空間でございました。

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   そして、いよいよ外へ鳴く虫の聞きわけへ、いざ!

ヒロバネカンタンとヤマヤブキリが鳴いてくれました。真っ暗な有馬での虫の音は優雅で、温泉にはいってのんびり虫の音を楽しむにはもってこいの場所です。ぜひみなさんも、昼はひとはく、夜は瑞宝園でゆっくりと自然と温泉を満喫しにきてください。待っております。瑞宝園の展示は8月末まで、一晩だけの有馬ひとはくセミナーは8月22日にもう一回あります。乞うご期待!

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最後は、お手伝いのメンバーと栗林さんと記念撮影!この展示やセミナーを企画したひとはくの平松生涯学習課長もプライベート家族サービスで応援参加。みんなでハイポーズ!

川東丈純

 

 

初夏の鳴く虫と巡回展「ぎっちょん君参上!」の小泉八雲と鳴く虫コーナーの展示物を追加しました。まずは、この陶器製の虫かご。小泉八雲の作品『虫の演奏家』の中にでてきますように、軽くて、持ち運びしやすい竹製の虫かごが作られるようになる前は、陶器製ごだったようです。この虫かごは、薩摩焼の白薩摩と呼ばれるもので、虫かごのほか、花器や香炉としても使われていたようです。

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白薩摩は、特に幕末のパリ博で人気を博したようで、薩摩藩が幕府を向こうにまわしての単独出品での目玉で大人気。欧米にたくさん輸出されていたようです。あの篤姫さまもこんな虫かごで虫の音をきいていたかも知れません。

DSCF0222.JPGつづいては、先日の松江の子ども塾で使った、T・ケンヂ制作の体験用虫売り屋台。担いでみて、そばでやってる講談「虫売り」の売り声「歌う虫はいかがかなー」とか「ギースどうどすー」とかをまねて、江戸時代の虫売りになってみてください。写真もとれます。 DSCF0206.JPG DSCF0218.JPG

そして、八雲が松江に住んだ家の庭にあった植物ややってきた生き物の紹介展示も制作しました。菊のはなしから姫路につたわるお菊伝説とお菊虫や八雲の好きだったカエルの話などを紹介しています。

また、 18日の13時から開催するイベント「小泉八雲とお菊虫」にあわせて、本物のお菊虫も展示ケースのなかで飼育する予定です。出演は、鈴木武研究員と謎の落語家葛屁句草(かづら へくそう)さんです。内容は、お菊虫って本当はどんな虫なのかと怪談落語「皿屋敷」です。乞うご期待!DSCF0217.JPG

それから、八雲の文章でのキリギリスやカンタン、クサヒバリなどの紹介も追加しました。ますます、充実するぎっちょん君参上展、夏休みの宿題のヒント満載です。ぜひご覧ください。待ってまーす。

DSCF0216.JPG

 川東丈純

昨日はせっかく夏空だったのに今日は雨・・・
今年の夏は、なんだか夏らしくないですね。

今日は、いつもの”今日のひとはく”は報告できません。
私は、明石市立天文科学館に行ってました。

明石天文科学館

天文科学館といえばプラネタリウム! でも、今日は夏休み特別企画「科楽(かがく)セミナー」で化石のチョコレートレプリカをつくってきました(^^)

チョコ01  チョコ02

▲自分で作った型にアルミホイルを丁寧に     ▲小さいなお子様はお母さんが手伝って・・・

チョコ03 チョコ04

▲ケーブルTVの取材もありました          ▲冷蔵庫で一晩おくと完全にできあがり!!

15組の親子、祖父母と孫、みんなで2種のアンモナイトの本物の化石から型どりをして、そこにチョコレートを流し込みました。
できあがりは明日の朝!
どんなチョコレートレプリカができているか楽しみですね。

たくさんつくって友達にもプレゼントしてください。

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さて、明日10日(月)からひとはく4階サロンにて、
「実演!化石のレプリカづくり」と「体験!色を塗って、化石のレプリカを完成させよう」というオープンセミナーを実施します。

化石かレプリカか?1 化石かレプリカか?2

▲上の2つ、本物かレプリカかわかりますか??

期間は10日(月)〜12日(水)の3日間と
17日(月)〜22日(土)の6日間、あわせて9日間です。申し込みはいりません。

それぞれ「1日10組限定!親子で体験!化石のレプリカづくり」
もあわせて開催します。こちらは当日先着順です。

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明日10日(月)からは、夏季教職員セミナーも始まります。

ひとはくは”夏本番!!”

ぜひ、この夏、”ひとはく”に何度もお越しください。

(生涯学習課長 平松紳一)

いよいよ夏本番!今日は一段と暑い1日でした。
ひとはくは暑さに負けず、館内外で様々なセミナー・イベントが繰り広げられました。

夏空

 

まずは八木研究員の団体向け特注セミナー「トンボとりペナントレース」です。

八木さん

▲まず、トンボのとり方を実演しながら説明

深田公園

▲深田公園に100人以上の親子連れが・・・暑さに負けて館内から撮影しました(^ー^;

館内では妙な物体がいくつも発生して・・・
これは山崎研究員による「多面体おもちゃ(テンセグリティ)をつくろう」です。

山崎さん

▲引っぱり力と圧しょく力のバランスで・・・

その前では沢田研究員の「昆虫標本づくり実演コーナー」に子どもがかじりつきで・・・

沢田さん

▲昆虫標本づくり実演コーナーは8月いっぱい土・日・月曜日に開催されています

さらに今年のテーマ「ひとはくでは今、化石がおもしろい」にちなんで古谷研究員の「いろいろな化石をみる」のセミナーに親子連れがたくさん参加されました。
お話を聞いてから、実際に化石をルーペで見たり、顕微鏡で見たり、楽しそうにセミナーを受けておられました。

化石を見る02 化石を見る01

そして、博物館の隣の「フローラ88」は今日が「88祭り!」
ひとはくから大谷研究員と謎の講談師河南堂珍元斎が炎天下の屋外ステージに・・・
大谷さん川東さんのサムネール画像

▲講談「フラハチ物語」やセミナー、クイズなど観客と一体になって
汗まみれで奮闘していました!(お疲れ様です)

 

さて、ひとはくは8月中は無休です。
丹波で発見された獣脚類・ティラノサウルス類の歯や
企画展「初夏の鳴く虫と巡回展 ぎっちょん君参上!」もいよいよ今月いっぱい。

明日9日(日)は、
11:00〜デジタル紙芝居「ぶくぶくあわわ」
11:30〜常設展示トーク「兵庫の自然誌 森にいきる」
11:30〜展示室ツアー「ボルネオジャングルツアー」
13:00〜「鳴く虫カードで遊ぼう」
13:30〜「実演・解説!丹波の恐竜化石」
15:00〜FSと遊ぼう「画はくの日・鳴く虫」
と1日中楽しいオープンセミナー・イベントがあります。お楽しみに!

ぜひ、この夏、”ひとはく”に何度もお越しください。

(生涯学習課長 平松紳一)
 

IMG_8450.JPGのサムネール画像 IMG_8452.JPGなんと、昆虫写真家 栗林慧さんが、ぎっちょん君参上展のイベントで、8月1日、2日と2日間も、長崎から、はるばるひとはくにやってきました。初日は、「鳴く虫撮影のおもいで」と題しての講演。

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お客さんは満杯で、2F展示室前のスペースからあふれ、廊下部分までに人だらけです。

 

 

 

 

 

大谷研究員が6年間も長崎の栗林さんのところに居候・・・いやパートナーだった縁での瞬間写真展の開催と来館と相成りました。

昆虫の映像や写真を見ながらの、いろんなエピソードがきけました。虫の目線で虫たちが食べたり戦ったりする映像は大迫力。それに、バッタが哲学者のように海を見下ろしている光景は、虫にも背景にもピントが合い、とても不思議な世界でした。

虫好きな栗林さんですが、草むらで必死に虫の瞬間をねらって待っている時に、ブーンと現れる蚊はきらいだそうです。虫の近くまでレンズを近づけて撮るので、近づきやすい虫とか虫の特徴によって撮

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り方を変えるなどの工夫も伝授してくださいました。 

そして、翌日です。 

栗林さんと写真であそぼう!です。1時間と短い時間でしたが、栗林さんと一緒に虫とりをして、虫の写真を撮ろうというぜいたくな試みです。

ひとはく連携グループのきんひばりの面々も虫捕り応援隊として参加してくれました。ありがとう! 

 なんとか晴れた深田公園で子どもたちに囲まれ、昆虫写真を撮る栗林さんは少年のようでした。

最初は、少年がコクワガタをゲット!すばらしい!木にとまらえせて、さっそく撮影です。

IMG_8521.JPG IMG_8527.JPG写真好きな大人たちには、インターホンのレンズを自作でつけるなどの工夫でおもしろい昆虫写真が撮れるとのマル秘テクニックを伝授しました。

子どもたちとは、虫捕りならぬ虫撮り大会です。大人もまざって小さなバッタやカマキリ、コクワガタなどをしゃがんで撮る光景はおもしろ美しい光景でありました。

 

 

 

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最後は、2Fのぎっちょん君参上展の自然の瞬間写真展示をご案内いただきました。大人も子供も大満足の楽しい2日間、栗林さん、ありがとうございました!ぎっちょん君参上展の栗林さんの自然の瞬間展示は8月31日までです。

お見逃しなく! 

  P1010136.JPGのサムネール画像

 

  

 

                                         

川東丈純  

      

しばらくぶりです。謎の講談師河南堂珍元再でございます。

再び、ぎっちょん君松江紀行の続編なので、珍元斎改め珍元再・・・。

ということで、子ども塾スーパーヘルン先生講座のつづきでございます。

7月30日、講座も2日目でございます。

朝は当然のことながら IMG_8246.JPG、ラジオ体操でスタート!

 

天気もなんとか晴れ・・・宍道湖では特産のしじみ漁がおこなわれておりました。

こどもたちは、5時半におきて、ミヤマクワガタやカブトムシをつかまえて大はしゃぎ・・・まずは、昨日の復習。鳴く虫のききわけ。IMG_8250.JPG

みんな、ずいぶん耳のチューニングがあって、ほぼ満点状態で、 大谷研究員もb凡塾長もご満悦でございます。2種を混ぜたクイズもきき分けられて、いざ、外へ。IMG_8260.JPG

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 この朝、ようやく、ぎっちょん君ことキリギリスが鳴いてくれました。マダラスズやシバスズも・・・。子どもたちは、もうしっかり自然のなかでもきき分けられます。大谷研究員も絶賛です。

IMG_8272.JPG IMG_8274.JPG素晴らしい!

いっそう五感が磨かれました。

 

 

 

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 そして、再びお話の世界へ。

最後の講座は、お絵かき講談「ぎっちょん君松江に参上!」です。

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 出演者には、珍元斎手書きの特製ぎっちょん扇子をプレゼント!

 

子どもたちもハチやカマキリ、ぎっちょん君役で出演!講談や寸劇を見たり出演したりした後、この2日間の「鳴く虫ワールド」で感じたことを俳句と絵で表現しました。

IMG_8292.JPG                     IMG_8295.JPG 

 

 

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それぞれの思いを短冊に描きました。 最後は講談体験も大人気。そして、連携Gきんひばりからエンマコロオギの赤ちゃんのプレゼントもあり、子どもたちも大喜び!最後に凡塾長から「また松江にきてください」との言葉もいただき、珍元斎もネットミュージアム兵庫文学館担当のころから世話になりっぱなしの友人小泉凡さんとヘルン(小泉八雲)さんに、ちょっぴり恩返しができたかなあ・・・の盛りだくさんのぎっちょん君松江珍道中でございました!  

IMG_8308.JPG                      

 

 

 

 

なお、小泉凡さんに協力してもらって、珍元斎が担当しています「小泉八雲と鳴く虫」展示コーナーは、8月9日に展示更新予定で、8月末まで展示しています。みなさまも、ぜひ、小泉八雲の感じた鳴く虫の世界を感じに、ぜひ、ひとはくへ!ヘルンさんが待っています。                                 川東丈純       

今日は高校生や教職員、一般向けの特注セミナーがたくさんありました。その中から「化石」に関する3つを紹介します。

教職員の研修会として行われた池田研究員指導の「丹波の恐竜化石・石割り体験」では、たくさんの化石が見つかりました。

丹波市で発掘中の恐竜化石、その発掘期間中に出た「化石を含むかもしれない岩石」をハンマーで割ってみる体験です。

 

石割り

▲ハンマーでたたいて石を割ります。慣れないとなかなか見分けられません。

池田

▲あやしいものが見つかると、すぐに池田研究員に確認!

「うーん、石ですね」と言われるとガックリ・・・「これ化石ですよ」と言われると喜んで名前を書き入れて標本袋に保管します。

 

また、高校生向けには古谷研究員による「放散虫化石を実体顕微鏡で見る」セミナーが行われました。

古谷

▲熱心に実体顕微鏡をのぞいて放散虫化石をさがしていました。

 

そして私も一般団体向けに「かんたん化石のレプリカづくり」をしました。

今日の団体は、親子や祖父母とお孫さんの組み合わせがほとんど。結構楽しそうに、かつ真剣に取り組んでおられました。本物の化石から自分で型どりして作ったレプリカです。ぜひ家に帰って、色を塗って本物そっくりのレプリカを完成させてください(^^)

平松

▲いいですねえ。がんばるお母さん!二人の小さな子どもに教えながら奮闘されました。

 

小さな子どもたちから大人まで楽しめる”ひとはく”です。団体でのご来館時には、特注セミナーをご検討ください。

ぜひ、この夏は”ひとはく”に何度もお越しください!!

(生涯学習課長 平松紳一)

今日から博物館実習が始まりました。今年はなんと17名。

初日はオリエンテーションとして1日、ひとはくについて館員、研究員の講義を受けたり、館内・収蔵庫を研究員の説明を聞きながら見学したりしました。

博物館実習01

 

博物館実習02これから10日間の博物館実習です。研究員の指導だけでなく、館内で来館者対応の実習もあります。

10日(月)〜12日(水)の3日間

17日(月)〜22日(土)の6日間

には、「実演!化石のレプリカづくり」もあります。詳しくは、またのブログでご案内します。

実習生のお兄さん、お姉さんのオープンセミナーも楽しみにしてください(^^)

 

さて、今日は高校生や教職員、一般団体向けの特注セミナーや一般団体向けの特注デジタル紙芝居など、館内は1日に賑やかでした。

明日もセミナーやお隣りの商業施設フローラ88の「88まつり」に15:30から、ひとはくも出演します。88なのでハチにちなんだものです。誰が登場するのかお楽しみに!!フラワータウン駅前広場です。ぜひ、のぞいてみてください。

(生涯学習課長 平松紳一)

728日に日本を発ち、78日間ボルネオでジャングル体験をし、84()にはたくさんの保護者の方や博物館の職員に出迎えていただき、無事に全員帰国しました。まずは全員無事に帰国できたことを喜びたいものです。集合時刻に遅れてジャングルに置き去りなんてことはなかったです。

 今回のblogでは、昆虫や動植物の写真は次の機会に掲載することとし、全員で撮影した集合写真を主に掲載します。「ダナム・ヴァレーのフィールドセンターでの集合写真」、「レインフォレストロッジ中庭での集合写真」、「サバ大学での修了式後の集合写真」、「コタキナバルのモスクでの集合写真」です。中には体調が悪くて写っていない子どももいますが、ほぼ全員集合写真ということでご勘弁ください。子どもたちには後日配布しますが、取り急ぎblogでご紹介いたします。

 

ダナムヴァレーフィールドセンター前集合写真

レインフォレストロッジ中庭での集合写真

サバ大学での修了式

モスクの礼拝堂の中での集合写真

引率する大人以外に、ほとんどの子どもたちもデジタルカメラを持ってきていましたが、途中でバッテリーが消耗し慌ててその辺のコンセントを探して充電したり、友達に撮してもらったりと、なかなか大変でした。前回の記事でも紹介しましたが、昆虫や動植物の写真は、子どもの方が上手に撮ってました(お恥ずかしい・・・・・\(^^:;)...マアマア)。将来は動物写真家や昆虫写真家になれるんじゃないか?と思えるくらい素晴らしい写真を残していましたし、何よりジャングルの中では、各グループのガイドよりも先に動物や昆虫を見つける子もいたりと、将来が楽しみです。上の写真をよく見ると、ジャングルの中の方が、子どもの顔がいきいきとしているんですよ。そんな気がしませんか?

 

情報管理課:八尾

 

みなさん、夏は昆虫の季節ですよ。ひとはくの「ぎっちょん君」には、もう会いましたか?


さて、2009813日(木)〜25日(火)、神戸元町に、期間限定の「昆虫館」が出現します!!


ひとはくからは、おなじみ、下に入って遊べる巨大キベリハムシ模型、世界でいちばん美しいチョウといわれるモルフォチョウの標本300点ほかが、出張します。生きた昆虫にさわったり、自由にお絵描きするコーナーもありますよ。会期中には「クイズ大会」や「相談室」も。


会場の「アートホール神戸」は、JR・阪神「元町」駅のすぐです。この機会をお見逃しなく。

なんとなんと、入場無料。


くわしくは、神戸元町・夏の昆虫館 スペシャルサイトをごらんください。


神戸元町・夏の昆虫館〜この虫知っとお。小さな生きものたち〜

主催:(財)兵庫県学校厚生会・(財)日本教育公務員考弘済会兵庫支部

共催:兵庫県立人と自然の博物館

協力:赤松の郷昆虫文化館、伊丹市昆虫館、佐用町昆虫館、神戸大学農学部昆虫科学研究室、(株)エイコー科学

企画運営:NPO法人こどもとむしの会


(八木 剛@自然・環境評価研究部)

たった今(20:10)、クアラルンプール空港の西岡指導主事から電話がありました。

ボルネオジャングル体験スクールの第11期生は無事にジャングルでの全日程を終え、

コタキナバル空港から経由地のクアラルンプール空港に移動し、

マレーシア航空MH52便で一路、関西国際空港に向かうとのことです。

全員元気だとのこと(^^)よかったです。

ご協力いただきました皆様、および関係の皆様、誠にありがとうございました。

予定通りなら明朝7時15分に到着します。

お迎えの保護者の皆様、よろしくお願いいたします。

(生涯学習課長 平松紳一)

ボルネオ現地リポート 第3回

 8月2日の夜を迎えました。29日にジャングルに入ってから5日間。コタキナバルに戻ってきました。
フィールドセンター研究用ロッジとレインフォレストロッジの2ヶ所の体験をしてきました。
 前回のリポートでは通信環境が悪く、文字だけでしたので、今回少し写真を多くアップしておきます。(順番は多少前後している場合もあります。)
とはいうものの、手元にデータ化できていない写真もあるので、限られますが・・・・また別の機会にご紹介いたします。

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20090729002.JPG 20090729003.JPG 20090730001.JPG 20090730002.JPG 20090731001.JPG 20090731002.JPG 20090731003.JPG 20090731004.JPG 20090801001.JPG DSC00101.JPG DSC00062.JPG DSC00115.JPG DSC00135.JPG 20090802.JPG ジャングル最後の体験の目玉は、キャノピーウォーク。数十メートルあるジャングルの木と木の間をつ
り橋でつなぎ、樹冠からジャングルを観察できるようになっているとれっきんぐのトレイルコースです。
遠くまで見渡せる気持ちのよい場所ですが、真下を覗き込むと・・・・・足がすくみそうになります。
 そして、ジャングル体験の最終は、一人一人このスクールで感動したこと、印象に残っていることなど
を画用紙にまとめ、発表しました。
 昆虫に感動した子、動物に感動した子、植物に感動した子・・・・・ほんとうに一人一人違うものに違う感
動の仕方がありました。今回の体験や感動を是非これからの人生(決して大げさな表現ではないです)に
生かしてほしいと思うし、生かしてくれると思います。

 明日は、本当にこのスクール最終のプログラム、サバ大学での修了式などが待っています。今夜はもう
子どもたちは寝ているのでしょうか?これから確認に参ります。(ボルネオは日本時間より1時間遅れて
います)

 8月4日の朝には、たくましくなり、一回り大きくなった姿で関空に戻ってくる予定です。
 あふれるほどのお土産話をどうぞご期待ください。


                                          西岡:八尾

ボルネオ現地リポート 第2回

 第1回のリポートをblogにアップしてからというもの、やはりジャングルの中は携帯電話はもちろん
通じないし、インターネットの環境も整っておらず苦労しましたが、なんとか2回目のアップを試みて
います。しかも通信速度が遅いので、文字情報だけに・・・・残念ですがお許しください。


 29日に、コタキナバルからラハダトゥへ国内線で移動しました。新幹線の1車両分ほどの席の小型
のプロペラ機でキナバル山を眼下に見下ろしながら、およそ1時間で到着。
 4駆の自動車と中型のバスと、ワゴン車など数台に分乗してダナムヴァレーの研究用ロッジへ3時間ほどすごい道を走りました。研究用ロッジでは、ジャングルの研究者が滞在するための質素な宿舎で2泊しました。シャワーは水だけ、電気も夜の12時には遮断される、まさに研究用の施設でした。
 着いた日の夜はライトトラップの1回目を観察しました。

 30日。起床は6時の予定でしたが、5時過ぎには起きて、宿舎の周辺を自主的に観察して回る子も多くいました。
 6時30分から全員で早朝トレッキング。8時に食堂で食事の後9時30分から午前の自然観察トレ
ッキングに。午後にはセンターの前を流れる川で、水生生物の観察とその観察記録の発表会をしました。
夜もフィールドセンター周辺を観察。この日のライトとラップには、バイオリンムシが来ていました。
とにかく歩いて観察します。そして何か動物や昆虫、植物があると、子どもたちは手に手にデジカメを
持って、一斉に撮影会のようになります。

 31日。朝の6時30分から早朝のバードウォッチングにでかけました。8時から朝食を食べ、9時
すぎから午前の自然観察トレッキング。
 そして、昼食後また4駆に分乗してレインフォレストロッジへ向かいました。この日は途中で森林を
伐採して運ぶトレーラに10台ぐらいすれ違いました。そして、レインフォレストロッジに到着後すぐ
にトレッキング。夕食後は、ナイトドライブのグループとナイトウォークのグループに分かれ、夜のジ
ャングルを観察しました。トレッキングに出かける時はだいたい4つのグループが別々のコースを進み
ます。ですから、出会える動物も昆虫も必ずしも全員が同じものを見ることができるということではあ
りません。オランウータンが餌を食べているところに遭遇できるグループもあれば、ヒヨケザルが飛ぶ
瞬間を目撃できるグループもあります。
 宿舎に帰ってから、お互いに撮影してきた動植物の写真の見せ合いをしたり、食事の時に情報交換をしたりと、大人顔負けの写真家や動物・昆虫発見者がたくさんいました。

 8月1日。6時30分から朝の自然観察。レッドリーフモンキーの朝食にも出くわしました。タマヤ
スデを手のひらに乗せて、コロコロもてあそぶ子もいました。朝食の後午前のトレッキング。ロッジの
川をはさんだ反対側の展望台まで自然観察しながら歩きます。日本では見たこともないような大きな葉っぱでうちわのかわりにしながら歩きました。途中、昔の埋葬場の後を見て展望台へ。
 熱帯のジャングルはとにかく暑い。汗がいくらでも出てきます。その分出かける時には常にペットボ
トルの水を携えていきます。これがまた荷物になって重く、肩紐が肩に食い込んでつらかったです。
 展望台からの帰り道の途中,お待ちかねのジャグジープールにいきました。そこは小さな滝つぼで
すぐさま子どもたちは着替えて水に飛び込みます。これがかなりの人気で、事前に水着を着込んででかけた子もあり、ひとしきり遊び、汗を流しました。
 午後は、高橋校長先生のお話を聞き、今回のジャングル体験で一番印象に残っているものをそれぞれ大きな画用紙1枚に一人ずつ絵を描いてまとめました。夕方から1時間のトレッキングをし、食後には昨日のグループと入れ替わってドライブとウォークをしました。タランチュラがいたり、巨大なナナフシがいたり、子どもたちは撮影に大忙しでした。中には、バッテリーが途中でなくなり残念がる子や
フィルムが残り少なくなったりと、ハプニングはあったものの、いろんな種類の動植物を観察すること
ができました。

 明日はいよいよキャノピーウォークに出かけます。
 残り少なくなったジャングル体験。残された体験も有意義に過ごしてほしいと思います。


 (今回のレポートでは写真をお送りすることができず大変残念ですが、子どもたちはすばらしい写真
をたくさん写していますので、帰国後のお土産話をどうぞお楽しみにお待ちください。)

                                        西岡:八尾

今日は朝からあいにくの雷雨。o()o

 

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でも、館内は元気いっぱいですよ。さて、今日のひとはくをクルッと回ってみましょう〜。

 

セミナーをやっていますね。

「ひとはく博士と行く ハチ北高原サマースクール」事後学習です。

?何やら八木研究員が話をしていますね。

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昆虫標本の作り方の説明です。10年前の八木研究員が写っていました。

みんな、ハチ北高原で採って来た昆虫を標本にしていきます。

うまく出来るかな?

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八木研究員のセミナー卒業生のお兄さんたちが優しく指導しています。

 

 

 

そして今日は、申込不要のオープンセミナーがたくさんありました。

 

4階のひとはくサロンでは、毎年好評の「昆虫標本づくり実演コーナー」。

今日は初日で、8月中の毎土・日・月13:00〜15:00実施します。

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「昔に比べて昆虫は減ったの?」「なぜ触覚は必要なの?」

なんて質問が飛んでいました。

昆虫標本づくりを近くで見て、プロがたじろぐぐらいにどんどん質問してみよう〜。

 

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そして、昆虫写真家 栗林慧さんの鳴く虫撮影時のとっておきのお話「鳴く虫撮影の思い出」が2階でありました。

栗林さんは、今日のために長崎県からお越しくださいました。

立ち見のお客様がでるほど盛況で、大人も子どもも栗林さんの話に熱心に聞き入ってました。 

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「鳴く虫を見つけるだけで大変なのに、さらにそれを撮影をするのはもっと大変」と栗林さん。

「カンタンは名前は簡単だけど、写真を撮るのは難しい。」なるほど〜。

講演終了後、栗林さんのサインを求めて長蛇の列ができました。

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栗林さんが、サインをした後にお一人お一人に「お元気で!」と声をかけておられたのが印象的でした。

 

毎週土日祝に実施しているフロアスタッフとあそぼう、今日のテーマは「けんちくかの日〜自分の家をつくろう〜」でした。

 

スペシャル講師、山崎研究員の説明です。

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自分の家を作った後に、街をつくります。「チョコレートの家を作りたい〜」なんて声も聞こえてきました。 

保護者の方も熱心に自分の家を作っています。

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あんな家 こんな家が出来上がりました。

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そして、みんなの街が完成!

FS kannsei.JPGのサムネール画像    FS kannsei2.JPG      

あなたは、どんなマイホームを作りたいですか?

このイベントは明日もやります〜。

 

ひとはくでは、このようにいろいろな申し込み不要のオープンセミナーがあります。是非、参加してみてくださいね。

 

ひとはくの楽しい一日でした☆

小林美樹(生涯学習課)

 

 

 

 

本日(8月1日)から、始まった「まちまるごとミュージアム」のオープニングセレモニーに参加してきました。


今日は、加東市マスコットキャラクターの「加東 伝の助」くんも参加しています。

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◆加東 伝の助くん(←手の位置に注目してください!)

 

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◆テープカットのようす(伝の助くんがハサミを持っています)

 

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katoshi-opening (3).jpgのサムネール画像◆山本 加東市長 と

 森 ひとはく次長のあいさつ

(伝の助くんの手の位置は・・・)

 

 

 

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◆加東市のお友だちを代表して、高尾くんからのメッセージ(伝の助くんの手の位置は・・・)

 

伝の助くんの手の位置は、ずーと同じです。疲れないのかな〜(まるで、顔を おさえているようです!!)。

 

オープニング セレモニーが終了し、みなさん、ギャラリー(展示室)へ。

 

どんなものが展示されているのか、主な展示物をご紹介します。

 

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◆魚竜化石のレプリカ

 

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◆トリケラトプスの前で、ハイポーズ!

 

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◆モルフォチョウの展示

 

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◆世界の甲虫類の展示

 

 

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◆キベリハムシの拡大模型(台の中を通って、お腹側がのぞけるよ!)

 

 

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◆7月29日に行われた「子ども大昆虫調査隊」のみんなが描いた昆虫の絵

 

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◆「市民コーナー」では、標本をみながら、お絵かきができます。

 

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◆加東市在住の徳平くんと高尾くんの「加東市の昆虫」標本の展示

 

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◆おおきなアンモナイトの化石(これは、さわっても、いいですよ!)

 

  

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◆ギャラリーの入口(滝野図書館2階)

 

「まちまるごとミュージアム」は、加東市滝野図書館2階ギャラリーで
8月1日(土)〜8月9日(日)の間、開催しています(ただし、3日は休館日です)。


みなさんで、見にきてくださいね。

 

なお問い合わせは、加東市教育委員会(電話0795-48-3073)へ

 

(自然・環境再生研究部 小舘 誓治) 

さて、お話はつづきます。大谷研究員が合流し、いよいよヘルンさんの愛した鳴く虫のききわけ!でございます。  

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ひとはく連携Gのきんひばりの精鋭8名も馳せ参じ、珍元斎、写楽斎(きんひばりにも属している)も応援しての、鳴く虫講座のはじまり、はじまり・・・ 

 

 

この虫の声がこれ・・・と実際の虫も見なIMG_8232.JPGがら学びます。

                                               

 

 

 

 

昼間のときとはうって変わって、すっかり女の子たちの虫を見る目もおだやかになりました。ちょっと愛情が芽生え始めて参りました。

IMG_8237.JPGちなみに左の女の子は、昼間キリギリスから逃げ回っていたのに、のぞきこんでいます。

 

 

 

  いよいよ虫の声をききに、いざ、外へ! 

さすが、凡さんに五感を鍛えられている子どもたちは耳がとてもよく、すぐに虫の声に耳のチューニングが合いました。

すごい!パチパチパチ・・・・

きんひばりもインストラクターとして、子どもたちをサポート。IMG_8238.JPGIMG_8239.JPGのサムネール画像

 

マダラスズ、コガタコオロギ、ヤブキリ、ケラの声を聞くことができ、大満足でございます。大谷研究員によりますと、温度が低いため6月に鳴く虫が鳴いているとのこと。

 

しかし、強い雨が降り始め、退散と相成りました。聞くところによると、松江市の担当の福間さんも凡さんも雨男とのこと、ここは、晴れ男の大谷研究員の踏ん張りどころでございます。

                        つづく・・・・

 

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