皆さんご存じでしたか?兵庫県立人と自然の博物館には100万点以上の収蔵資料があることを!
ちょっとびっくりしませんか。
その中には、非常に貴重な資料で、日常的に展示することができない資料もあります。また、化石や魚類や昆虫類、植物など、展示できるように整理されていない資料もたくさんあって、全部を展示することはできません。
じゃぁ、展示されていない資料はどこに眠っているかって?
その謎を探るために、博物館の”蔵”をのぞいてきました。
この大きな扉の奥は・・・・
広い収蔵庫棟の部屋の中は、ロッカーで埋め尽くされています。ロッカーの上には未整理の資料などが段ボール箱やコンテナボックスに入れて並べてあります。
動物の骨格の標本やハチの巨大な模型などもあります。
また収蔵庫の一角に厳重に管理された金庫があります。この中には金塊が・・・・!
実は「タイプ標本」といって、世界中で基準になる標本が管理されています。基本的に世界に一つしかない基準の標本ですから、大変重要な標本です。
動物や植物などの生き物だけではなく、古い地図なんかも収蔵されています。研究員は本(古地図)を傷めないように、ちゃんと手袋をして取り扱います。
恐竜の化石もおいてありますが、恐竜以外にも、貝殻の化石だとか木の葉の化石だとか、たくさんたくさんあります。
化石だけではなくて、岩石の標本などもたくさん収蔵されています。
魚などは、ホルマリンやエタノールにつけ込んで標本になります。研究員が自分で採集してくるものもあり、いつ・どこで・何をなどをマジックで書いて、整理を待っている資料もたくさんあります。
今回探検した収蔵庫は、「生物系収蔵庫」、「環境系収蔵庫」、「液浸収蔵庫」、「地学系収蔵庫」でした。博物館の一番大事なところを探検させていただきました。
今回の探検で、博物館は標本を展示して来館者に観てもらうだけではなく、研究の最前線として学術標本(タイプ標本など)を保管・提供・研究するための研究施設でもあることがよーくわかりました。
情報管理課:八尾