ひとはくファーブル大作戦は11月30日に閉幕いたしました.会期中は,多くの方々に来場いただき,ほんとうにありがとうございました(来場者数は,まだ集計中ですが,3万7千人近い来場者がありました).はじめて,ひとはくに来館された方が多く,本イベントは当館を知っていただける良い機会となりました.
思えば,昨年度7月に北海道大学博物館から始まった「ファーブル展」も,ひとはくでグランドフィナーレ.国内の5つの博物館を巡回し,ファーブルが昆虫記を通して日本人に伝えてくれた「自然を観察するおもしろさ」や「生涯を通じて学びつづけることのすばらしさ」を,多くの人々があらためて学ぶことができたのではないでしょうか.また,子供たちにも昆虫の不思議を通じて,「生命や自然の尊さ」を体感してもらえたのではないかと思います.
今日,会場の撤収作業もほぼ終わり,博物館内も通常の風景に戻りました.担当者としては,展示につかった標本類など,細々とした展示物の整理・保管・返還作業はまだ残っていますが,ようやく閉幕したなと実感しております.
(フランス国立自然史博物館からファーブルの標本類の撤収に来館されました)
(標本類は特別なケースに保管して,今日,関空に送りだしました)
計画・準備期間もいれれば,足掛け4年以上をかけた一大イベントでした.本事業に専心された国内の5つの博物館とフランス国立自然史博物館のスタッフの皆様,お疲れさまでした.そして,会期中.色々とご尽力いただいた当館のスタッフの皆様,ご苦労さまでした.
ひとはくは,これからも様々な事業を展開してまいります.ファーブル展にご来場いただきました皆様に再度御礼申し上げるとともに,ぜひ,また来館いただけるとうれしく思います.
(橋本佳明:ファーブルタスクフォース・自然環境評価研究部)