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2008年9月アーカイブ

今日は,学校の遠足や大阪シニア大学の皆様に来館いただき,大盛況になりま
した.ありがとうございました.
 さて,今回は本館4階のひとはくサロンにある休憩コーナーに設置したモニ
ターで上映中の「日本のファーブルたち」の紹介です.このビデオはファーブ
ル展のために特別に制作したひとはくオリジナルの作品です.内容は,日本の
ファーブルと称される3人の偉大なハチ研究者 岩田久二雄,常木勝次,坂上
昭一の業績を紹介するものです.まなぶ展でも,3人の偉業を展示しています
が,カリバチの生態映像や現役のハチ研究者が語るエピソードを交えて,より
立体的に紹介しているので,ぜひ,ご覧ください.

(写真:岩田久二雄,常木勝次,坂上昭一の3人の日本のファーブルたち)

 この3人の博士は,皆,少年時代にファーブル昆虫記に出会い,その影響を
受けて,カリバチやハナバチの研究者になりました.その研究業績は3人とも
世界のトップレベルで,世界的に最も著名な日本の昆虫学者であるだけでなく,
多くの後進を育て,一般向けの著書を多数残しています.この私も,子どもの
頃に常木先生の著書を読んで昆虫に興味をもち,岩田先生が教授を勤めた大学
で博士号をとりました.ファーブルがいなければ,日本のファーブルもあらわ
れず,私も昆虫学者にはなっていなかったかもしれませんね.



(写真:休憩室で上映している「日本のファーブルたち」鑑賞中です)

(橋本佳明 ファーブルタスクフォース・自然環境評価研究部)

ファーブル展がはじまり,この会期中だけ開催するスペシャルなセミナーやイベント
もいよいよはじまりました.
このときしか,参加できないものが多いので.ぜひ来館ください.
 
今日は,21日に開催された「ちんげんさいのファーブル講談」のようすや,そのほ
かのスペシャルなイベント企画を紹介します.

(写真:なぞの講談「志」ちんげんさい熱演中)

このファーブル講談は,ファーブルをテーマにお話だけでなく,お客さんの飛び入り
の寸劇あり,紙芝居あり,お絵描きありの,なにか飛び出すかわからない,3次元講
談です.
会期中だけ開催する超スペシャル・イベントなので,お見逃し無く.
次回は,11月16日と24日に開催します.


(写真:フロアスタッフのファーブル紙芝居もありますよ)


ファーブル展会期中は,フロアスタッフによるデジタル紙芝居もスペシャルになり
ます.ファーブル昆虫記で有名なフンコロガシの物語やジャングルにくらす軍隊アリ
の物語など,わくわくどきどきのスペクタルなお話を楽しんでください.
紙芝居は,毎日午前11時からと,午後2時30分に開催します.


(写真:ファーブル大作戦のマスコット,ファーブル君のパペットも登場)

9月27日(土)には,アースシアターで15:00から,オカリナとチェロ,ユーフォニ
ウムの演奏で「虫の音楽祭」を開催します.
申し込み不要で,参加できますので,ファーブル展とともに,虫をテーマとしたコン
サートを,ぜひ,お楽しみください.

    (橋本佳明 ファーブルタスクフォース 自然環境評価研究部)

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9月のはじめに、一般の方からこんな「いきもの」が持ち込まれました。
山のなかのため池でコイを飼育していたところ、ある日池を訪れると、コイが死んでいて、その体の表面には、うじゃうじゃと付着していたそうです。まるで昔のインベーダー・ゲームのエイリアンのような虫が、魚にたかっているので、飼い主の方は大変驚かれて、博物館ゆきとなったそうです。

kyuuban.JPG この生物は、もちろん「虫」ではなくて、
 節足動物門 顎脚綱 鰓尾亜目 チョウ目 チョウ科の仲間です。
種名については、詳しい図鑑がないので、良く分かりませんでしたが、おそらくは、「Argulus japonicus」 という種類のようです。このチョウという種は、魚類や両生類の外部寄生者であり、ウオジラミの名前ででも知られており、コイなどの養魚場で水産被害を引き起こします。写真をごらんください。このように鋭い吸盤で魚の表面にぴったりと密着して体液を吸います。なかなか図鑑にも紹介されることが少ない種類ですし、「さあ採集に行こう!」と言ってすぐさま採れるものでもないので、貴重な標本として博物館に収蔵いたしました。「寄生獣展」みたいなものをやるときには、ぜひ登板していただきたいところです。たくさんあるので、何かで展示したいという方は、標本をおわけいたします。問い合わせは三橋まで(hiromune(at)hitohaku.jp (at)を@に変換してください)。
(写真をクリックすると大きくなります!)

(みつはし ひろむね)

9月20日(土)から「ひとはくファーブル大作戦!」が開催されていますが、エントランス内のミュージアムショップではオリジナルグッズで「ひとはくファーブル大作戦!」を盛り上げてくれています。

本格的なひとはくオリジナルグッズがつくられるのは初めてのことです。
ぜひミュージアムショップをのぞいてみてください。
ひとはくオリジナルグッズはここでしか手に入りません!


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オリジナルグッズ専用のブースもできました

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しぶい!ふんころがし手ぬぐい(1枚 1180円)

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さくさくおいしい「ひとはくせんべい」の登場!(7枚入り 300円)

巡回展「ファーブルに学ぶ」のガイドブック(1冊 1200円)
子供向けガイドブック(1冊 200円)もミュージアムショップでご購入いただけます。

企画調整室 遠藤菜緒子

ファーブル展が開幕しました.
開幕した土曜日と次の日曜日で,1500人を超える来館者がありました.たくさん
の方々に来館いただき,本当にありがとうございます.このファーブル展は,ひ
とはくが初めて開催する特別展です.博物館には特別展示室がないので,館全部
を使って本展を開催しています.そのため,会期中は入館料そのものが特別料金
になりました.それで,本館2階の企画展示室に,新しい展示コーナー「昆虫不
思議ラボ」を作ったりして,いつもとちがう博物館にしています.

 今日は,不思議ラボ以外の,いつもとちがう「ひとはく」の展示コーナーを紹
介します.

兵庫のナチュラリストたちのコーナー
常設展示室の3階と2階で展示しています.
小さなコーナーですが,水木しげるが少年時代に描いた昆虫絵巻や小泉八雲が愛
用した虫籠など,兵庫ゆかりのナチュラリストたちの貴重な資料がそのエピソー
ドとともに展示されています.ファーブル展開催中だけの特別な展示コーナーで
す.


(写真:昆虫絵巻には不思議な世界が広がっています)


ファーブルも見たことのない珍虫・奇虫のコーナー
常設展示室3Fの入り口ちかくにあるスポット展示コーナーです.2002年に発見さ
れた,どの昆虫のグループにも属さない虫「カカトアルキ」や17年周期で大発
生する「17年ゼミ」の標本を展示しています.カカトアルキがこれまで日本で
展示されたのは千葉中央博だけですから,関西で初めての展示になります.カカ
トアルキの名前の由来になった踵を上げて歩く様子を映した生態映像も合わせて
展示しています.
これもファーブル展開催中だけの特別展示なので,お見逃し無く.


(写真:珍虫中の珍虫,カカトアルキの関西初公開です)

この他にも,本館4階ひとはくサロンにある「虫ぐるみ体験コーナー」やホロン
ピアホール3階ホワイエにある「ファーブルさんと記念写真」コーナーも,人気
スポットになっています.


(写真:自由に虫ぐるみを着て,虫さんになった気分を味わえます)



(写真:ファーブルさんと並んで記念撮影コーナーです.
一緒に写真をとっているのはファーブルさんのそっくりさん?
会場のどこかで出会えるかも)


(写真:吉本教育長あいさつ)


(写真:岩槻館長 謝辞)


(写真:テープカットの様子)


 本日、多数のご来賓にご臨席いただき、「ひとはくファーブル大作戦!」の開催記念式典を行いました。

  「ひとはくファーブル大作戦!」は、「ファーブル昆虫記」最終巻刊行100周年を記念し,国立フランス自然史博物館と国内の5つの自然史博物館が共同で開催する「日仏共同企画『ファーブルにまなぶ』巡回展」(国内での最終開催館)に加え、一般の方から公募した観察、発見の写真作品などを展示した「ひょうごのファーブル・未来のファーブル」など、数々の展示コーナーで構成する、「ひとはく」最初の特別展です。

 9月20日(土)から11月30日(日)の大作戦の開催期間中は、「ひとはく」が得意としているセミナーなど少し専門的な催し物に加え、「ファーブル」にちなんだ紙芝居やお絵かきなども用意し、幅広い方々に楽しんで頂けるイベントを集中して実施します。

 例年にくらべ暑かった夏の太陽の恵みを受け、近隣の有馬冨士公園や隣接する深田公園では、これから年間を通して最も過ごしやすく、魅力あふれる季節を迎えます。

 「ひとはくファーブル大作戦!」の開催期間中は、豊かな自然に囲まれた「ひとはく」にお越しいただき、さわやかな秋の一日をお過ごしください。


(写真:虫放天の様子)


(写真:糞玉ころがしが入り口に入る様子)


(文責 情報管理課)

ひとはくと県立美術館の初の連携事業「ひとはくファーブル大作戦!in県立美術館」
のメインイベント「1日だけのひとはく美術館」を15日に開催しました。
美術館はシャガール展の真っ最中で、大勢の方々に「ひとはく美術館」を楽しんでいただけました。

その模様を紹介します。


ひとはくや美術館のスタッフ等で構成する一座「河南堂珍元斎とぶんがく茶釜」による
「寸劇講談 ファーブルふん虫記」の模様です。
 昨年まで美術館が運営するネットミュージアム兵庫文学館の企画展のオープニングイベントとしてやっていたメンバーが主体で1年半ぶりの里帰り公演となりました。
 11月24日のイベント「ちんげんさいのファーブル講談」で今度はひとはくに出現します。


 この巨大なふん玉やふん虫たちは美術館のミュージアムティーチャー藤原義勝さんに
制作していただきました。
 おもしろリアルなふん虫たちは9月20日の「ひとはくファーブル大作戦!」
オープニング記念式典にも登場します
。乞うご期待。


「むし虫大行進」と題して大谷剛研究員が展示中の栗林慧さんの写真についての解説を交えながら
虫たちの生態の話をしました。


「植物いろ色」と題して私も出演しました。
シャガールの絵によくでてくる花束の植物の話とかシャガールとファーブルの活動場所は近く、シャガールもフンコロガシを見ていたのかも....とかの話をしました。

(生涯学習推進室 鈴木 武)

博物館の玄関,エントランスホールで,今,1000枚のチョウ
のぬり絵を天井に取り付ける作業がはじまりました.

 ファーブル展の会期中,エントランスホールでは,「地球は虫
の惑星」と題して,チョウのぬり絵を展示するコーナーを設けま
す.
現在,昆虫の種類数は名前のわかっているものだけで100万種
になります.この数は地球上の知られている全生物種の半分以上
を占め,昆虫は地球でもっとも繁栄している生き物と言えます.
ここでは,チョウのぬり絵一枚を昆虫1000種と見立てて,千枚の
ぬり絵で昆虫100万種をあらわしてみました.

 チョウのぬり絵は兵庫県下の小学生1000人が,一枚一枚て
いねいに描いてくれたものです.子どもたちが自由に色をつけた
多様なぬり絵から,地球上にくらす100万種の虫たちの多様性
に思いを馳せていただき,ファーブル展をより楽しんでいただけ
れば幸いです.みなさまのご来場をお待ちしております.


兵庫県下の小学生1000人の個性あふれるチョウのぬり絵です




高所リストをつかって,エントランスホールの天井リム部分に取
り付けていきます.



なんとか,180枚のぬり絵を設置できました.あと,何枚?



(橋本佳明 ファーブルタスクフォース・自然環境評価研究部)

9月20日から、いよいよ「ひとはくファーブル大作戦!」が始まります。
日本で行われる最終巡回展ということもあり、ひとはくでは通常とはひと味違
ったイベントを「毎日」行う予定です。
フロアスタッフとあそぼうでは、ファーブルにちなんだ昆虫達を題材に、バル
ーンアートや万華鏡、リサイクル工作やクイリング、切り紙などさまざまなイ
ベントを行います。


(写真:万華鏡イベントの様子)

また、ファーブルに関する「クイズ大会」もありますよ。ファーブルの展示を
じっくり見て頂くと、全問正解間違いナシです!!

紙芝居では通常デジタル紙芝居に加え、新作の2点を披露いたします。
その中でも「ファーブルふん虫記」はデジタル紙芝居だけでなく、昔懐かしい
レトロスタイルでの紙芝居もご覧いただけます。

この秋、スタッフと一緒に不思議な昆虫の世界を体験してみませんか?
スタッフ一同、みなさんのご来館を心よりお待ちしております。

(フロントスタッフ 笹山由利子)

ホロンピアホールでの「ファーブルにまなぶ展」の
設営に引き続いて,本館の兵庫地域展や全館飾り付
けの設営作業も追い込みに入りました.
今日は,そのようすをご紹介します,


高所リフトでエントランスホールの飾りつけ作業中


完成! 大きなチョウのシルエットが青空に浮かび
上がりました.


2F 企画展示室の「昆虫不思議ラボ」展示品の搬入
作業中


ラボの入り口の飾りつけも完成


広い館内で迷わないようにサインボードの設置も進
行中.
皆様の来館お待ちしています.


橋本佳明(自然・環境評価研究部)

9月20日(土)からの、ひとはくファーブル大作戦!で、みなさんからの発見、観察を展示するコーナー「ひょうごのファーブル、未来のファーブル」の準備が進行中です。

この企画は、昆虫や自然をじっくり観察したファーブルにならい、みなさんの発見や観察、それに、みなさんそのものをご紹介するというものです。

現在までで、応募は107件です。毎日増え続けています。
9月20日(土)の開幕以後も、受け付けますので、展示をご覧になって、これならボクも、ワタシも、という方は、ぜひご出展ください。スペースを空けてお待ちしています。

募集要項と応募用紙はこちらにあります。
http://hitohaku.jp/daisakusen/mirai_no_fabre/bosyu.html

募集要項の説明がわかりにくい、と悪評ですので、サンプルをご覧にいれます。

展示は、標本などの実物資料と、写真や絵画(いわゆるポスター展示)の二つのパターンがあります。


こちらは、実物資料の展示例です。

15cm角のアクリルケースに収納して展示します。
格調高いケースです。どんな標本もすばらしく見えます。いわゆる「フレーム効果」というやつです。本番では、テーブルクロスをかけますので、さらに格調高くなります。
この中に何点か入れてもらってもいいですが、1点で十分です。


こちらは、ポスター展示の例です。
黒いボードを背景に、30cm×30cmのパネルで展示します。

photo_sample.jpg

(注:これはパソコン上で作成したもので、パネルを撮影したものではありません)

デジタルデータは、なるべく大きな画素数のものをご用意ください。こちらでプリントします。絵画やイラストは、現物をそのままパネルに貼るか、こちらでスキャンしてプリントするか、ご相談です。

どちらにも、出展者自身の写真の入った説明パネルをつけます。
観察するのも、発見するのも、人です。みなさんのご協力により、いきいきとした展示になりそうです。

たくさんのファーブルたちがせいぞろい、ですね。


みなさま、ぜひご覧になり、また、ご出展ください。


八木 剛(自然・環境評価研究部)

「ひとはくファーブル大作戦!」は、9月20日(土)から、いよいよ開幕です。

9月20日(土)朝10時から10時30分の「オープニング記念式典」では、楽しいイベントをご用意しています。みなさま、ぜひぜひお越し下さい。はばタンも来ますよ。

楽しいイベントのひとつは、虫放天(むしほうてん)。
ときどき、慶事にちなんで、鳩(ハト)をいっせいに飛ばしますね。これは「鳩放天」というそうです。ファーブルだから、それを「虫」でやってみようということで、名づけて「虫放天」。本邦初、史上初かも。

こんな小箱を50個用意しちゃいました。

中からどんな虫が飛び出すか、まさに、ふたを開けてみないとわかりません。
ちゃんと虫が飛ぶかどうかも、ふたを開けてみないとわかりません! なんてったって、はじめてだもん。

「オープニング記念式典」にご来場のみなさんの中から、ご希望の方を、「虫放天」にご招待します。小さなお子さまを優先しますので、ご了承ください。

なお、虫は、ひとはくの研究員が、前日または当日の朝に、博物館のまわりの深田公園でつかまえたものだけを用います。じょうぶで、しかも、よく飛びそうな種類を集めるつもりです。

虫好きのみなさんなら、何を飛ばしてみたいですか?

ダンゴムシってか?
そら飛べへんがな!
ポトッと落ちて縁起悪いがな!

スズメバチって?
刺したらどないしまんねんな!
保険入ってまへんで!

ギンヤンマ?
そんな簡単にとれまっかいな!
それでのうても準備で忙しいんやで!

さて、みなさん、考えてみましょう。

が、問題はお天気です。今週は台風が来るみたいですね。
お天気が悪いと、百戦錬磨の研究員でも、なかなか虫は採れません。努力はしますが、虫が集まらなければ、多くの人にご参加いただけないかもしれませんので、こればっかりは、おゆるしくださいネ。

そうだ。それなら飛ばしたい虫を持ってくるのもアリにしよう! 「参画と協働」だぜ!
飛ばしたい虫を持って来た人は、受付に申し出てください。

みんな、待ってるよー!

※ うまくいかなかったら、11月3日(祝)のひとはくフェスティバルで、リベンジします。
※ 注意事項を忘れておりました。昆虫は一般に、飛翔を妨げられると、高いところへ、明るいところへと向かう性質が強いです。その性質を利用して「放天」を行おうとするものです。しかし、実際にどの方向へ飛ぶのかは、ふたを開けてみないとわかりません。偶然にも顔面直撃、という事態もありえますので、ご来賓の方々も含め、虫嫌いの方は、どうぞご注意くださいませ。(人体に害を及ぼす虫は用いませんのでご安心ください)


八木 剛(自然・環境評価研究部)

夏休みが終わると小中学生の自由研究があちこちで展示されています。
ひとはくでも、9/13(土)-9/18(木;最終日は15:30まで)の間に
4Fひとはくサロンで、三田市立中学校の理科自由研究作品展をしています。

全部で33点。いろいろな素材にさまざまな視点から観察・実験しており、
ハッ!と驚く内容もあります(下はその一部)


わずかな期間ですが、ぜひともみてあげてください。

(生涯学習推進室 鈴木武)

「ひとはくファーブル大作戦!」開始まであと8日。
着々と準備が進んでいます。

昆虫担当のY氏が楽しそうに古文書?を見ていました。
よく見ると、トンボがたくさん....

播磨の偉大な博物学者、篠首村(現在のたつの市新宮町)出身の大上宇市(おおうえ・ういち、1865〜1941)が手書きで整理したノートです。昆虫のみならず、植物、陸貝など多くの分野で業績を残しています。ファーブルの時代、日本にも立派な博物学者がいたのです。

この貴重な資料はたつの市教育委員会が保管しています。今回お借りすることができました。

実際のトンボと並べると、シンプルながら特徴をよくとらえていることがわかります。

ホタルの絵もすばらしいですね。

特に魅力的なトンボの頁は9/20からの「ひとはくファーブル大作戦!」で公開します。
ぜひともひとはくにおいで下さい。

鈴木武(生涯学習推進室)

「ファーブルにまなぶ」展完成しました。


(写真:「ファーブルにまなぶ」展の展示会場であるホロンピアホール)

ホロンピアホールが大展示室に変身。3階の踊り場から鳥瞰するとこんな感じです。
ちょっとレトロチックで100年前にタイムスリップしたような感じです。
公開は「ひとはくファーブル大作戦!」が始まる9月20日からです。

お楽しみに!

          ファーブルタスクフォース

ひとはくファーブル大作戦 のイベントのひとつとして、
HAT神戸にある県立美術館で「ひとはくファーブル大作戦 in 県立美術館」を行っています。

「自然をきりとる」と題して、著名な写真家 栗林慧氏の撮影による昆虫、植物、動物、魚などの瞬間写真を展示します。9/2に写真パネルをもっていきました。初めての展示を行う場所でしたが、美術館の方々に協力でなんとかなりました。

美術館の壁とマッチしてなかなか壮観です。

写真は10年以上前のものですが、その変わることのない魅力を一度眺めてみて下さい。

鈴木武(生涯学習推進室)

ファーブルにまなぶ展の設営作業はほぼ終了しました.
今,兵庫の地域展の準備も着々と進んでいます.その一つ,昆虫不思議ラボ
(企画展示室)の展示もいよいよ完成間近です.さわったり,動かしたり,
嗅いだりと五感をつかって,昆虫の不思議発見に挑戦できる仕掛け満載の展
示で,ひとはくオリジナルのものばかりです.

その一部を紹介しましょう.


「さわってしらべる虫の体」:虫の体のなかに手をつっこんで,虫の体のしく
み調べに挑戦です.虫の気管(呼吸器官)や神経をつかむと,虫が動きを見せ
ます.どんな仕掛けがあるかはお楽しみ.反対側は透明になっていて,虫の体
内をさわっているようすがのぞけます.


「トンボの眼カメラ」:虫の眼は小さな眼(個眼)がたくさん集まってできた
複眼になっています.いったい,虫はどんなふうに世界を見ているのでしょう
か.
このカメラに頭をいれてみると,虫の視界の不思議を発見することができます.
虫を捕まえようと,ゆっくりと動いて近づいても,虫に気づかれてしまう理由
がわかるはずです.




「ころころ!たまご虫」:虫のたまご(ボール)をセットして,虫を大人(成虫)
になるまで育てていくゲームです.
いったい,どんな展示に仕上がるのか,楽しみしていてください.

(ファーブルタスクフォース 橋本佳明 自然環境評価研究部)

9月4日,琵琶湖博からひとはくに「ファーブルにまなぶ」展の展示物が搬入
されてきました.
博物館のホロンピアホールでは,今,設置作業の真っ最中です.そのようすを,
すこし紹介しましょう.


(写真:まなぶ展の展示什器です.空いたところに標本箱が入ります.)

   

(写真2:展示什器はエコを考えて,強化ダンボールで制作しました.)

  

(写真3:フランスからファーブルゆかりの展示品を運んできたケースです.
オーケストラが楽器を運ぶときに使うような,特別なケースで大事に運搬してい
ます.)

   

(写真4:日本のファーブルたちのコーナーもできあがってきました.
ここは,私が展示制作を担当したところです.)


来館お待ちしています.
      (ファーブルタスクフォース 橋本佳明 自然環境評価研究部)

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