2008年9月20日〜11月30日、ひとはくで日仏共同企画『ファーブルにまなぶ』展を開催します。
今年は、ファーブルが「昆虫記」最終巻(第10巻)を刊行してから100周年にあたります。
これを記念して、国立フランス自然史博物館と国内の5つの博物館(北海道大学博物館、国立科学博物館、北九州市立いのちのたびの博物館、滋賀県立琵琶湖博物館、兵庫県立人と自然の博物館)が資料、資金や知恵を持ちより『ファーブルにまなぶ』展を共同で巡回開催することになりました。
ファーブルが採集した昆虫や植物標本をはじめ、観察装置、手書き原稿、ダーウィンと交わした書簡など日本初公開の展示物を見ることができます。
また、昆虫記に影響を受けた日本の昆虫研究100年の成果を展示で紹介するなど、盛りだくさんな内容になっています。たぶん、これほどまでに大掛かりな「ファーブル」展は、もう日本で開催できないかもしれません。2007年夏に北大から始まった本展の全国巡回も、2008年秋のひとはくで最終開催となります。
ひとはくがファーブルに出会える最後のチャンスです。
この秋、ファーブルをお見逃しなく!
「ファーブルにまなぶ展公式ポスター」
さらに、ひとはくでは、『ファーブルにまなぶ』展にあわせて、兵庫地域展「兵庫のナチュラリストたちと昆虫不思議ラボ」を同時開催します。
「観たり、聞いたり、嗅いだり、動かしたり」して、昆虫の不思議や自然観察の楽しさを体感できる、展示やワークショップ、虫や自然を愛した兵庫ゆかりのナチュラリストたちの紹介、ファーブル講談、紙芝居、お絵かき、など親子で楽しめるイベント満載で、みなさんをファーブルの世界へいざないます。
乞うご期待!
「昆虫不思議ラボで発見?」
「ファーブル講談も聞ける!」
こちらのひとはくニュースでは、これから『ファーブルにまなぶ』展のみどころや、ファーブル先生の波瀾万丈な人生の紹介、兵庫地域展の制作裏話などを連載していきます。
ブログ連載の方もご期待ください。
橋本佳明 (ファーブルタスクフォース・自然環境評価研究部)
—日仏共同企画『ファーブルにまなぶ』展・兵庫地域展「兵庫のナチュラリストたちと昆虫不思議ラボ」
開催まで、あと138日—
ひとはくファーブル展ホームページ: http://hitohaku.jp/tokubetuten/fatop.html
(巡回展「ファーブルにまなぶ」は4/20-8/30まで 琵琶湖博で開催中)