デパートの植え込みの中にスキミアが入っていました(中央の赤いつぼみの植物)。
スキミアは、最近お花屋さんでよくみかけます。
これは、もともと、日本のミヤマシキミ(変種にミヤマシキミ・ツルシキミなどがあります)という植物です。
野生のミヤマシキミ(京都・音羽山)
雌花と雄花
江戸時代の終わりにヨーロッパに持って行かれて、園芸界で大人気になりました。
ヨーロッパで描かれた絵("Revue Horticole" p. 311, 1874年)
イギリスなどでは、生け垣に使うそうです。
日本での観賞の仕方とはずいぶん違っていて驚きます。
野生のミヤマシキミの花は、4月頃、六甲山や篠山で見られます(秋の赤い実もきれいです)。
(自然・環境評価研究部 福田知子)