深田公園の秋

2007年9月22日

9月20日、NPO法人シニア自然大学の方が60人ほど、団体で来館されました。「特注セミナー」として、私が「ビオトープ」についての話と実習をしました。

「ビオトープって、生き物のすむ空間だって。トンボ池つくることがビオトープやないですよ。ではみなさん、深田公園でビオトープを発見しましょう」なーんて言いながら、観察をしてもらいました。

今年は季節が半月くらいずれてる感じでこの日も暑かったですが、さすがにチッチゼミがよく鳴いてたりして、秋を感じました。
ふと見ると、水辺の足元にはかわいい草が。。。私なんか、ぜんぜん気づきませんでしたが、シニア自然大学の方が発見されました。


女性の方「この植物は何ですか?」

私「何でしょうかねー・・・かわいいですね。」

女性の方(こりゃダメだという感じで)「そうねえ。虫じゃないものねー」

私「動くもんにしか興味なくて、すいませんね。訊いときますわ」


<お昼休み、研究室で>

(私のとなりの席のふせっち(布施静香研究員)が部屋に戻ってきました)

私(上の写真を見せて)「これ何?」

ふせっち「イボクサ」

・・・秒殺だ!! 3秒かかってない。


ふせっち(図鑑をぺらっと見て)「外国の人ですね。あっ、史前帰化だって」

(意味:外来種ですね。でも、文書記録がある時代以前に持ち込まれた古い帰化植物のようです)

八木「ふーん、そうなんや。サンキュー」

博物館をいちばんよく利用しているのは研究員だなあ、とつくづく思いました。

県民のみなさんも、ぜひ活用してくださいね。
秒殺ですよー 秒殺!


ところで、この日の深田公園には、小学生たちの姿もあって、にぎやかでした。近所の武庫小学校の6年生と1年生のみなさんが、アミとカゴを持って、虫とりを楽しんでいました。

シニアのみなさんもこの風景にはいたく喜ばれていました。6年生と1年生という組み合わせもすてきでした。
こういう経験って、きっと子どもたちの心に残るでしょうね。私も幼稚園の頃の遠足の虫とりが楽しかったことを、いまだに覚えています。


博物館と深田公園、ぜひぜひセットでご利用くださいまし。
大人の方の観察にも、子どもたちの体験にも、もっていこいです。

八木 剛@自然環境評価研究部でした

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