当館では、日本のチョウについて、以下のとおり『ミニ企画展』と『オープンセミナー』を開催します。関心のある方のご観覧とご参加をお待ちしております。
■ ミニ企画展
日本には約240種のチョウ類が生息していますが、約25%にあたる63種が環境省のレッドデータブックに載っています。その多くは、草原や湿原などに生息するチョウ類で、最近まであまり注目されることがなかった里山的な環境が主な生息地となっていたため、近年、著しく衰亡しています。このミニ企画展では、このようなチョウ類の衰亡の状況について多くの方々に知っていただき、衰亡しているチョウ類だけでなく、チョウ類も生息できる環境を保全することによって、生物多様性や多様な自然環境の保全を行うための活動が始まっていることを紹介します。
主催:特定非営利活動法人 日本チョウ類保全協会
共催:兵庫県立 人と自然の博物館
会場:兵庫県立 人と自然の博物館 4階 ひとはくサロン
会期:2007年4月10日(火)〜5月27日(日)
※ 月曜日は休館日。ただし、4月30日(月)は開館。
展示物の概要:
絶滅の恐れのあるチョウ類の生態写真、保全活動の解説パネル・・・B1サイズ17点
兵庫県での保護活動紹介パネル・・・四切り写真8点と解説パネル
■ オープンセミナー
日時:2007年4月22日(日)13:00〜15:00(12:30開場)
会場:兵庫県立 人と自然の博物館 4階 実習室
定員:60名(先着)
申込:当日参加のみとなります。事前申込はできません
受講料:無料。ただし、博物館の観覧料が必要です。
□ 内容 □
「チョウはどんな生き物か」 ・・・藤井 恒
「日本のチョウが減っている」 ・・・中村康弘
「鉢高原のウスイロヒョウモンモドキと加古川のギフチョウの保護活動」・・・近藤伸一
(写真は、展示を製作された日本チョウ類保全協会の皆様です)