八木@ひとはくです
みなさんこんにちわ
今年は、小学校低学年のみなさんが楽しみながら学習できるセミナーとして「チョウの幼虫を飼ってみよう」を企画しました。
モンシロチョウやアゲハチョウの幼虫は教科書にも出てきますが、身近なところに、もっといろんなチョウがいますよ。みんなの知らないちょうちょを飼って、お友だちに自慢しちゃおう。というものです。
今日は、その準備のお話です。
生きもの相手のセミナーはたいへんですよ。
セミナー当日にちゃんと見られるように、あらかじめ調べておかないといけません。しっかり調べたつもりでも、暖冬で季節の進行が早まって、予定通りに見られないこともあります。昆虫の場合は、雨が降ったら隠れてしまったり、前日までいたのに当日になるといなくなってたりすることも無きにしもあらず。。。
もちろん、こういう不測の事態がおこってもちゃんと観察できるよう周到に計画するのが、私たちプロの仕事です。
というとカッコいいですが、かくいう私は、飼育が苦手でして、「チョウの幼虫を飼ってみた」ことはありますが、成功した経験はほとんどありません(> <)。
企画したのはいいけれど、そもそも、幼虫が見つかるのかなあ?
主担当の中西先生やテネラルのAくんにお願いすれば安心ですが、何も知らないとはずかしいので、私もネタさがしをすることにしました。
今日の深田公園は、お天気がよくて、ちょうちょがたくさん飛んでいました。
ちょうちょが飛んでいるのをよく見ていると、「いかにも卵を産みそうな飛び方」というのがわかります。今日は、2回も、卵を産んでいるところを見つけました! 私の実力(運?)もなかなかのものです。
これは(↓)、ベニシジミの卵です。右が、卵を産んだお母さん。地表に近いスイバの葉の根元(葉柄というのかな?)です。こんなところに産むんですね。みなさんも探してみてください。
こちらは(↓)、キチョウの卵です。ハギのなかまの若葉です。
卵はおもしろい形をしていますね。ベニシジミは、サッカーボールみたいです。キチョウの卵はモンシロチョウに似てるけれど、白くてツンツンしてますね。
卵のある場所がわかれば、しばらく後にそこに行けば幼虫に会えるでしょう。
5月12日(土)のセミナー当日が楽しみです。
卵を産んでた場所を忘れないかって? だいじょうぶです。ちゃんと印をつけてありますから。あとは、幼虫が逃げたり、食べられていなくならないことを祈るばかりです。
セミナー「チョウの幼虫を飼ってみよう!」(C05:中西明徳・八木 剛)は、明日、4月22日(日)が申込〆切です。が、まだ少し余裕がありますので、お申し込みOKですよ。対象は小学校低学年とそのご家族です。
第1回 5月12日(土)/第2回 6月9日(土)/第3回 7月14日(土) いずれも午後、博物館