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2007年4月アーカイブ

4月28−29日ハチ北高原で、受講者24名の参加により植物リサーチクラブの野外観察会をおこないました。


大沼周辺の森の木々は芽吹いたばかりで、陽のさすの明るい林床にはニリンソウ、ミヤマカタバミ、ヤマエンゴサクなどの緑のじゅうたんが広がっていました。
森の中でさわやかな風に吹かれていると、セミナー中であることを忘れてしまいます。

ニリンソウ 研究員の解説

サンカヨウ
 サンカヨウの可愛らしい花も咲き始めていました。
 お弁当もいっそうおいしく、みんなで春を満喫したのでした。


 そして次の日

ハシリドコロ
 谷筋でちょっと珍しいハシリドコロを観察しました。


畑の方へ移動し、オカオグルマの咲き乱れる畦にタチツボスミレやツボスミレ、ミミナグサ、サギゴケ、カキドオシ、トキワイカリソウなどを見ながら歩きました。田園風景のもっとも美しい時期ではないでしょうか。
オカオグルマを撮る 美しい田園風景

(高橋 晃)

ひとはくミニキャラバン隊は本日4月28日から30日の3日間、
兵庫県立有馬富士公園にお出かけ中です。

この3日間は、ありまふじ公園の中でひとはくの研究員が博物館
では普段展示していない昆虫標本や巨大模型をみせながらお話し
したり、公園内を歩き回って昆虫や植物についての楽しいお話を
します。

今回のテーマは、ずばり「ハチ」です。

ハチ博士の大谷主任研究員をはじめとするひとはくのスタッフが
展示の前でいろいろなハチについてわかりやすく解説します。

本日28日は、たくさんのこどもたちが様々なハチの標本やオオ
スズメバチの巨大模型におどろき、熱心に大谷主任研究員に質問
を投げかけていました。(その様子は文末の写真を!)

明日、明後日も引き続き展示をします。ぜひお越しください!

■展示日時:4月29日、30日 10時から16時まで
■観察会:
  4月29日 「春の花をながめてみよう!」
   11時から12時(受付は10時30分から)
     ひとはくの橋本佳延研究員が公園内の植物の
     おもしろい形をお教えします!
  4月30日 「春の虫をさがしに行こう!」
   11時から12時(受付は10時30分から)
     ひとはくの大谷剛主任研究員と公園内にいる
     昆虫たちをさがしに行きます!
  いずれも定員20名。家族で参加できます!


オオスズメバチの模型の下にもぐるとおなかが見られるよ!


ハチについてどんなおもしろい話が聞けるかな?

有馬富士公園の交通情報はこちら!↓
http://www.hyogo-park.or.jp/arimafuji/
有馬富士公園では4月28日から30日、5月3日から5日まで
お祭りをしています!くわしくはこちら↓
ありまふじウィーク'07

<橋本佳延 研究員>

人工衛星の画像ときいて,何を思い浮かべますか.天気予報などで雲の様子が映し出されたものをみることがありますが,これがもっともなじみ深いものかもしれません.天気予報などで写される画像をよくみると,通常の写真では写らないような細かな雲の様子がとらえられていることがわかります.
 人工衛星のデータは,実は都市の研究にも役に立っています.
人工衛星のセンサーは大きく光学系のセンサーとレーダー系のセンサーにわけることができます.光学系のセンサーは基本的に対象が反射している(放っている)光を捉えるものです.一方,レーダーは衛星から信号を送信し,それが反射される状況を受信するものです.
 光学系のセンサーを使うことにより,いわゆる衛星写真のようなデータを得たり,植物のある領域を抽出したり,地表面の温度を捉えたりすることができます.一方,レーダー系のセンサーを用いることにより地表面の凹凸や標高,その変化などを捉えることができます.この技術は測量や地震などによる地面の高さの変化を捉えることにも用いられたりします.
 ここでは一例として,光学系のセンサーによる画像から地上の植物の量を計算したものをお見せします.明るい色の部分が植物が多いところです.たとえば研究ではこのデータから都市の広域的な緑地の分布をみたり,ヒートアイランドの分布を予測したりすることができるのです.
(客野@自然・環境マネジメント研究部)

ndvi.jpg
人工衛星からとらえた緑地の分布図

八木@ひとはく自然環境評価研です。

ひとはくの近くにいる青い鳥の写真が撮れたのでアップしました。
イソヒヨドリのオスの成鳥です。(↓)

 ずいぶん以前から、ひとはくのまわりで年中見られます。愛称をつけたくなりますね!
 ごきげんなときは、フラワータウン駅ビルのてっぺんでさえずっていることもあります。わりと人懐っこく、エントランスホールのまわりの金網や木に止まっている姿をよく目にします。ときどき地味な色をしたメスが近くにいることもありますが、仲がいいのか悪いのかよくわかりません。
 写真を撮れるほどにはなかなか近づいてくれませんが、今日は、運良くカメラを持っているときに近くに止まってくれました。収蔵庫棟の横の木でした。

 イソヒヨドリは、その名のとおり海岸の岩場によくいる鳥です(ね?江崎先生)。私はかつてバードウォッチャーのまねをしていたことがあり、淀川の河口でよく見たものです。コンクリートの建物は、岩場のようなものなんでしょうね。

今日はゆうに1000人を超えるお客さんが来館されました!
館内はもちろん、大にぎわい。館外の深田公園も大にぎわいでした!
これから暖かくなるので、博物館前の深田公園でおいしいお弁当を広げて食べるのも、なかなかイイですよ♪

今日は10団体のお越しいただきましたが、中でも神戸朝鮮初中級学校のみなさん。顕微鏡を使った実習や葉脈標本作成に熱心に取り組んでいただきました。その上、片づけまでしてくれました!来年も来てね〜

実体顕微鏡で観察  葉脈標本づくり

集合写真です
(写真は神戸朝鮮初中級学校のみなさんです)

【必見】岩槻館長がテレビ生出演します!

番組名:ガラスの地球を救えスペシャル
     「とどけ 生きものたちの声」

日時:2007年4月30日(月・祝) 午後2:00〜5:54

チャンネル:ABC (6ch →関西方面のみ)

生物多様性の危機と問題について解説されます。
見逃すと損するよ〜リアルタイムで見てね。録画もOK!

小雨のなか、4月22日にひとはくセミナー「水生昆虫を観察しよう〜猪名川編〜」を行いました。

場所は、猪名川上流の木津地区にある「町立ふるさと館」の横です。
ここは、川へのアクセスが良いことに加え、駐車場、トイレ、資料館、自販機もあり、ファミリー向けの観察会に向いています。もちろん、生物相も豊かで、上流〜中流域に生息する典型的な水生昆虫が棲んでいます(慣れた方は、やや上流の栃原地区がオススメ)。

さて、当日の天気は、小雨で良いコンディションではありませんでしたが、約20名の方に参加いただきました。
最初は、雨で濡れるから採集は手短に、と説明したのですが・・・。採集がはじまったとたんに、雨ではなくて、川の水で濡れる人、「長ぐつが水そう〜」とはしゃぐ子どもたち、そして黙々と採集する参加者の皆さんの無言のプレッシャーによって、約1時間ほど採集することになりました。おかげで、たくさんの生物が採れました。以下にリストを掲載しておきます。

ヘビトンボの尾肢カギヅメ採集した標本を屋根のあるところに移し、泳ぎ方、体の形などをじっくり観察して、生息場所の違いと種類との関係について解説しました。
今回は、大物のヘビトンボが採れたこともあり、速い流れでも岩にくっつくための工夫として、お尻についている鍵爪について説明。こどもたちの手に直接ヘビトンボを押し付けて、鍵爪の威力を体感して頂きました(右写真はヘビトンボ、ナガレトビケラやシマトビケラでも同様に)。想像以上に鍵爪による引っ掛かりは強かったようで、流水に生きる生物の暮らし方に納得して頂けたようでした。また、特に珍しい生物は発見されませんでしたが、上流から中流に生息する代表的な水生昆虫を観察する事ができました。水生昆虫の観察には、早春が一番です。深く学習したい方は、ぜひ春のうちにお出かけしてみてください。

●採集・観察した生物●:56種類(うち魚は5種類)
<カゲロウ目>オオフタオカゲロウ/アカマダラカゲロウ/オオマダラカゲロウ/シロハラコカゲロウ/コカゲロウ属の1種/フタオコカゲロウ/エルモンヒラタカゲロウ/シロタニガワカゲロウ/フタスジモンカゲロウ/モンカゲロウ/エラブタマダラカゲロウ/トビイロカゲロウ属の一種/キイロカワカゲロウ/チラカゲロウ
<カワゲラ目>オナシカワゲラ属の1種/フタツメカワゲラ属の一種/オオヤマカワゲラ
<トビケラ目>ヒゲナガカワトビケラ/チャバネヒゲナガカワトビケラ/ウルマーシマトビケラ/オオシマトビケラ/オオヤマシマトビケラ/コガタシタマトビケラ属の一種/ヒロアタマナガレトビケラ/ムナグロナガレトビケラ/ナガレトビケラ属の1種(?)/ニンギョウトビケラ/アオヒゲナガトビケラ/コエグリトビケラ属の一種/ヒゲナガトビケラ科(Ceraclea sp.)/コカクツツトビケラ
<トンボ目>ダヒドサナエ/ホンサナエ/ニシカワトンボ/ハグロトンボ/コヤマトンボ/コオニヤンマ/
<その他昆虫>ヘビトンボ/ウスバガガンボ/ヒラタドロムシ/シマアメンボ
<魚・甲殻類など>カワムツ/スジシマドジョウ/オイカワ/アカザ/カマツカ/スジエビ/カワニナ/アメリカザリガニ/サワガニ/サカマキガイ/シマイシビル/プラナリアの仲間
<その他>オオサンショウウオ?(子ども達による目撃談)

最後に、今回採集した水生昆虫の写真を掲載しておきます。
チラカゲロウヒロアタマナガレトビケラフタツメカワゲラ属の1種オオマダラカゲロウウルマーシマトビケラウスバガガンボ

⇒写真は左から、チラカゲロウ、ヒロアタマナガレトビケラ、フタツメカワゲラ、オオマダラカゲロウ、ウルマーシマトビケラ、ウスバガガンボ、画像をクリックすると大きな写真が表示されます
                                               (三橋弘宗)

布施@ひとはくです

 八木研究員が昆虫のセミナー準備ついて紹介されたので,植物のセミナー準備について紹介したいと思います.

 1週間後の4月28日−29日に鉢北高原でセミナーを行います(植物リサーチクラブ�@ハチ北高原の早春植物).このセミナーではできるだけ多くの花を観察してもらいたいと思っています.私は以前ハチ北高原で同様のセミナーをしたことがあるのですが,雪解け時期などによって年ごとに咲く時期が異なるため,下見を省略することはできません.当日ちゃんと観察できるようにするためには「今年用」のルートを組み立てなければならないのです.

 そこで,高橋研究員・高野研究員らとともに,昨日,鉢北高原へ行ってきました.

 これは(↓),ミヤマカタバミです.少し曇っていたので花びらが開ききっていませんが,林床に咲き乱れていてとてもきれいでした.写真に写っているぎざぎざのある葉はニリンソウです.実はこの場所はニリンソウの群生地でもあります.ニリンソウはまだ咲いていませんでしたが,1週間後には咲き始めているだろうと思います.

ミヤマカタバミ花ミヤマカタバミ群落

ヤマエンゴサク
 これは(←)ヤマエンゴサクです.何とも言えない可憐な青紫の花を咲かせます.山際の畑の縁などにも群生していて,何度見てもその美しさには感動させられます.
 ヤマエンゴサクはいわゆる「春植物」です.「春植物」とは単に春に咲く植物,という意味ではなく,春だけしか地上に姿を見せない植物を言います.だから,夏に同じ場所へ行っても,葉っぱひとつ見つけることができないでしょう.

 他にもたくさんの春を彩る植物を確認することができ,無事,観察ルートも決定することができました.
 当日,良いお天気になれば良いなあと思っています.

八木@ひとはくです

 みなさんこんにちわ

 今年は、小学校低学年のみなさんが楽しみながら学習できるセミナーとして「チョウの幼虫を飼ってみよう」を企画しました。
 モンシロチョウやアゲハチョウの幼虫は教科書にも出てきますが、身近なところに、もっといろんなチョウがいますよ。みんなの知らないちょうちょを飼って、お友だちに自慢しちゃおう。というものです。

 今日は、その準備のお話です。

 生きもの相手のセミナーはたいへんですよ。
 セミナー当日にちゃんと見られるように、あらかじめ調べておかないといけません。しっかり調べたつもりでも、暖冬で季節の進行が早まって、予定通りに見られないこともあります。昆虫の場合は、雨が降ったら隠れてしまったり、前日までいたのに当日になるといなくなってたりすることも無きにしもあらず。。。
 もちろん、こういう不測の事態がおこってもちゃんと観察できるよう周到に計画するのが、私たちプロの仕事です。

 というとカッコいいですが、かくいう私は、飼育が苦手でして、「チョウの幼虫を飼ってみた」ことはありますが、成功した経験はほとんどありません(> <)。
 企画したのはいいけれど、そもそも、幼虫が見つかるのかなあ?
 主担当の中西先生やテネラルのAくんにお願いすれば安心ですが、何も知らないとはずかしいので、私もネタさがしをすることにしました。

 今日の深田公園は、お天気がよくて、ちょうちょがたくさん飛んでいました。
 ちょうちょが飛んでいるのをよく見ていると、「いかにも卵を産みそうな飛び方」というのがわかります。今日は、2回も、卵を産んでいるところを見つけました! 私の実力(運?)もなかなかのものです。

これは(↓)、ベニシジミの卵です。右が、卵を産んだお母さん。地表に近いスイバの葉の根元(葉柄というのかな?)です。こんなところに産むんですね。みなさんも探してみてください。

こちらは(↓)、キチョウの卵です。ハギのなかまの若葉です。

卵はおもしろい形をしていますね。ベニシジミは、サッカーボールみたいです。キチョウの卵はモンシロチョウに似てるけれど、白くてツンツンしてますね。

卵のある場所がわかれば、しばらく後にそこに行けば幼虫に会えるでしょう。
5月12日(土)のセミナー当日が楽しみです。

卵を産んでた場所を忘れないかって? だいじょうぶです。ちゃんと印をつけてありますから。あとは、幼虫が逃げたり、食べられていなくならないことを祈るばかりです。

セミナー「チョウの幼虫を飼ってみよう!」(C05:中西明徳・八木 剛)は、明日、4月22日(日)が申込〆切です。が、まだ少し余裕がありますので、お申し込みOKですよ。対象は小学校低学年とそのご家族です。
 第1回 5月12日(土)/第2回 6月9日(土)/第3回 7月14日(土) いずれも午後、博物館

深田公園
 4月15日(日)、オープンセミナー「かわいい春をみつけよう」のレポートです。
深田公園(ひとはくのまわりの公園)は、お昼寝をしたくなるような、とーってもよいお天気でした。
43名の参加者(幼児、低学年とその家族)といっしょにかわいい花や虫をさがしました。

ミツボシツチカメムシ
 テントウムシやチョウなど、子どもたちには動くものが人気ですね。
これは、ミツボシツチカメムシ。ヒメオドリコソウの花の上をちょこちょこと歩き回っていました。

ヤブキリ
 こちらは、ヤブキリ(キリギリスのなかま)のあかちゃん。体長5mmくらい。生まれてすぐです。
小さいころは花や葉っぱを食べていてかわいいのですが、大きくなるとだんだん凶暴になってきて、ついには肉食になってほかの虫を襲います。6月には成虫になります。

 虫だけではなく、たくさんの、いろんな色の花が咲いていましたよ。

タネツケバナアリアケスミレ

 まずは、白色の花。たくさん咲いていたのは、タネツケバナ(写真左)とアリアケスミレ(写真右)でした。
アリアケスミレは、白い花びらに紫色の線が目立ちます。シロツメクサの花も少し咲いていました。

カンサイタンポポ
 黄色の花でたくさん咲いていたのは、セイヨウタンポポ。
しかし、写真は、少し小ぶりの(かわいい)カンサイタンポポでーす。
他には、コメツブツメクサの花もみられました。

イロハモミジ
 赤色・ピンク色の花は、イロハモミジ(写真)、ヒメオドリコソウの花がみられました。
どちらの花も小さくてかーわいい!!

ムラサキサギゴケスミレ

 紫色の花は、ムラサキサギゴケの花(写真左)。褐色の点々の模様が入っています。もう一つは、スミレの花(写真右)です。アリアケスミレが咲いている近くでたくさん咲いていました。カラスノエンドウの花もみられました。

オオイヌノフグリ
 青色の花は、オオイヌノフグリ(写真)、キュウリグサの花がみられました。

 来月は5月20日(日)です。お楽しみに。申込不要。当日10:30から深田公園(ひとはく1階出口前)で受付。1家族300円(保険代等)。よごれてもいい服装で来てね。

 くわしくはこちら:主催者:ひとはく連携活動グループrun♪ run♪ plazaのブログ)


(小舘誓治・八木 剛)

  

丹波市山南町の篠山川河床で発見された恐竜化石に関する展示を、発掘現場近くの「山南住民センター」にて、開催いたします。2007年1月から3月にかけての本格発掘では、さまざまな発見がありました。これらの成果と産出標本および篠山層群の岩石や恐竜以外の様々な化石を展示いたします。ぜひ、ご来場ください。お見逃しなく!

 期間:2007年4月14日〜30日まで
 場所:丹波市山南町谷川 山南住民センター
 主催:兵庫県立人と自然の博物館・丹波市
 共催:丹波県民局

展示内容の詳細は、こちらのPDFファイル(250kb)をご覧下さい

今年度最初の野外セミナー「日本一の里山,北摂地域の早春の里山を観察しよう」が4月7日(土)に川西市黒川周辺(最寄り駅 能勢電鉄妙見口)にて無事開催されました.
セミナーの途中から小雨が降り続くあいにくの天気となりましたが,20名の方がお越しください賑やかな会となりました.
田んぼの畦の草花や,里山の木々の花が咲き始め,春は駆け足で訪れていることを実感.
ハイライトは,エドヒガンが咲き誇るクヌギ林.不思議なことにこのときだけは小雨もやみ,参加者のみなさまは写真撮影や咲き誇るエドヒガンの花をじっくり眺めるなど思い思いの時間を過ごしました.

えどひがん

4月21日(土)は場所を六甲山に移し,春の植物を観察します.コースは健脚者向きで少し疲れるコースですが,六甲山の主要な植生と春の花々に出会えます.是非,ふるってご参加ください.
なお,締め切りは過ぎてはいますが,若干席に余裕がございますのでお電話にてお問い合わせください.

詳しい内容はこちら↓
http://www.hitohaku.jp/education/07syousai/B04.html

オオシモフリスズメは日本最大のスズメガで、はねをひろげると15cmくらいになります。
 成虫の蛾は、年に1回、サクラの咲く頃だけに現れます。幼虫はサクラの仲間の葉を食べるので各地にいてもいいのですが、市街地にはいません。また、分 布は西日本に限定され、東京にはいません。関西人の自慢の虫の一つです。夜行性で灯火に飛来しますが、これは、昼間にサクラの幹で交尾していたそうです。私の人生では、いまだかつてこんな幸運に恵まれたことはありません。
オオシモフリスズメ

2007年4月5日、県立一庫公園(川西市)にて。
上(大きい方)がメス。写真:阿部紀子さん(兵庫県公園・園芸協会)
(八木 剛)

6月10日まで開催している企画展「共生の風景〜古写真にみる暮らしと自然」では,毎月の「博物館の日」(第3日曜日)にギャラリートークを開催しています。展示を作った研究員がお話しをして,参加者には江戸時代のポップアップ「立版古(たてばんこ)」を配布しています。上の写真が実物です。大人が作っても4時間はかかる本格的なもの。子ども向けの簡単バージョンの配布しますので,この機会に是非ギャラリートークに参加してみてください。

当館では、日本のチョウについて、以下のとおり『ミニ企画展』と『オープンセミナー』を開催します。関心のある方のご観覧とご参加をお待ちしております。

■ ミニ企画展
日本には約240種のチョウ類が生息していますが、約25%にあたる63種が環境省のレッドデータブックに載っています。その多くは、草原や湿原などに生息するチョウ類で、最近まであまり注目されることがなかった里山的な環境が主な生息地となっていたため、近年、著しく衰亡しています。このミニ企画展では、このようなチョウ類の衰亡の状況について多くの方々に知っていただき、衰亡しているチョウ類だけでなく、チョウ類も生息できる環境を保全することによって、生物多様性や多様な自然環境の保全を行うための活動が始まっていることを紹介します。

 主催:特定非営利活動法人 日本チョウ類保全協会
 共催:兵庫県立 人と自然の博物館
 会場:兵庫県立 人と自然の博物館 4階 ひとはくサロン
 会期:2007年4月10日(火)〜5月27日(日)
    ※ 月曜日は休館日。ただし、4月30日(月)は開館。
 展示物の概要:
  絶滅の恐れのあるチョウ類の生態写真、保全活動の解説パネル・・・B1サイズ17点
  兵庫県での保護活動紹介パネル・・・四切り写真8点と解説パネル

■ オープンセミナー
 日時:2007年4月22日(日)13:00〜15:00(12:30開場)
 会場:兵庫県立 人と自然の博物館 4階 実習室
 定員:60名(先着)
 申込:当日参加のみとなります。事前申込はできません
 受講料:無料。ただし、博物館の観覧料が必要です。
            
 □ 内容 □
 「チョウはどんな生き物か」    ・・・藤井 恒
 「日本のチョウが減っている」   ・・・中村康弘
 「鉢高原のウスイロヒョウモンモドキと加古川のギフチョウの保護活動」・・・近藤伸一
日本チョウ類保全協会の皆様
(写真は、展示を製作された日本チョウ類保全協会の皆様です)

みなさん、新学期はいかがですか!? 春になるとうきうきしますね。
博物館のまわりの深田公園にも、かわいい花がいっぱいあって、ダンゴムシやテントウムシも元気に歩いてますよー
春になるとさなぎから出てくるモンシロチョウや、チョウのまま冬眠してて暖かくなると動き出すキチョウなど、春の虫もいろいろです。

4月15日(日)には、深田公園でオープンセミナー「かわいい春をみつけよう」がありますよ。園児のみなさん、大歓迎。11:00から12:00、深田 公園(博物館1階出口前)。よごれてもいい服装で来てね。参加費1家族300円です。

写真は昨年のようすです。
  
(八木 剛・小舘誓治)

poster.jpg

 春 の 虫 こ ぶ
博物館の前にある深田公園で、植物の葉っぱにできた虫こぶを観察します。
参加は無料ですので、こぞってご参加ください。

 隊長: 沢田研究員
 日時: 4月22日(日) 14時〜15時
 定員: 30名(先着・無料です)
 集合場所: 館内4Fひとはくサロン

新人の写真です
  4月から,2名の研究員が加わりました.
  どうぞよろしくお願いします!

  (左)田口研究員:担当は両生類と爬虫類
  (右)遠藤研究員:担当は鳥類と哺乳類

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