さてさて、またもや 謎の講談師河南堂珍元斎でございます。

 

 さあ、今度は「ゾウの絵地方巡業りポート豊岡編」の一席でございます。
 ひとはくから旅だったゾウさんたちの絵のその後のリポートで、今治タオル美術館の10点の残り33点は横浜ズーラシアの増井園長のもうひとつの勤務地だった豊岡市のコウノトリ文化館にて現在展示中でございます。
 豊岡市ではちょうどコウノトリ国際会議を開催しておりまして、その関連展示として「ゾウのエココロ展〜増井さんが愛した生きものたち〜」と題してゾウの絵を展示していただいております。
   http://www3.city.toyooka.lg.jp/kounotori/index.htm

 

 10月30日、コウノトリ国際会議にあわせて、豊岡へゾウさんたちの絵に会いにいってきました。  ゾウさんの絵のメイン展示はコウノトリ文化館ですが、サテライトで豊岡市総合体育館の豊岡市美術展でもやっています。同じ星に住む生き物、ヒトの絵との共演です。  

 さて、コウノトリとの共演はコウノトリ文化館です。郷公園のオープンケージには、ちょうど餌やりの時間でたくさんのコウノトリが郷公園に飛んできていました。

     それに国際会議にあわせコウノトリが飛んでいった倉敷市や西予市のコウノトリの応援団の方々も飛んで?こられていました。

 文化館でのゾウの絵展示はちょっと和風の空間にあり、とてもあたたかい展示になっていました。コウノトリとゾウの絵。どちらも増井さんが手がけたモノ同志がゆかりの地豊岡に集まりました。廊下の角からひょっこり「あっ、来たの!」と笑顔で増井さんが現れそうな感じで、やっぱり増井さんに見てほしかったなあ…

   

 

 増井さんの業績紹介パネルにあった「願うこと、願い続けること、投げ出さないこと」という増井さんのメッセージが印象に残りました。 
 また、コウノトリの郷公園開園時からお付き合いいただき、珍元斎のグッズづくりの良きライバルだった研究部長池田啓さんにもお別れをしてきた、ちょっとさびしい旅でありました。

 
 ゾウのエココロ展は11月7日まで。但馬の方々、ぜひ見てくださーい!

 


ひとはく地域研究員 川東丈純
追伸 増井さんの思いとともにゾウの絵の旅はまだまだ続きます。新年は奈良県橿原へ!

 

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